ゴブリンズの打率 0割1分6厘

ROUND - I
サンドロ：ジョドーがいる手前、こちらから攻撃するわけにもいかないから、最初は盾だけ持って≪防御専念≫していよう。
ボーデル：それはワシも賛成じゃな。【モール】を抱えて≪パリィ≫じゃ！（笑）。
サンドロ：いや、前に出るのは私とクロウだけにしておこう。二人で壁になる。
ボーデル：そうじゃの。クロウ、おぬしも【ライトフレイル】を用意しておけ。
クロウ：はーい。じゃあ前に出て≪防御専念≫します。
ＧＭ：では案の定、ゴブリンたちは駆け出して君たちとの距離を一気に詰めると、そのまま襲い掛かってきます。
ゴブリン：「ケヒャア！」
ＧＭ：では、こっちの三体が攻撃するよ。
サンドロ：来い！
ＧＭ：（コロコロ）サンドロに一匹、クロウに二匹行った。
クロウ：えー？
ボーデル：余程凄いゴブリンでもない限り当たらんよ。
サンドロ：いや、何か強そうで嫌だな。
ゴブリンＡ：「グハアー！」 右手で殴りかかってきた。（コロコロ）『11』。
サンドロ：回避力が『10』あるからまず当たらないな。
（コロコロ）うむ、『21』だ（一同爆笑）。
ボーデル：サンドロが凄い避け方した（笑）。
アーティ：無駄な動きが多すぎる（笑）。
クロウ：次はあたしか。
ＧＭ：いや、避けたと思って油断したところに左腕が。
アーティ：二回攻撃ぃ？
ゴブリンＡ：（コロコロ）『14』。
サンドロ：む、（コロコロ）『20』。
ＧＭ：更に噛み付いてくる！
アーティ：三回攻撃ィッ！？
ゴブリンＡ：（コロコロ）『11』。
サンドロ：（コロコロ）えーと、『21』（一同笑う）。
ＧＭ：≪防御専念≫ なんてされたらどうにもなんねぇよ！（笑）。
サンドロ：いや、回避のダイス目が『10』と『11』ばかりだった（笑）。
ゴブリンＢ：ではクロウに『11』。
クロウ：『11』？（コロコロ）≪防御専念≫ で『16』。
ゴブリンＢ：次が『12』。
クロウ：（コロコロ）あれ？　『15』。
ゴブリンＢ：最後に噛み付き（コロコロ）『14』。
クロウ：（コロコロ）8、『18』。
ＧＭ：駄目だな、これは（苦笑）。

　ゴブリンCの攻撃もかすりともせず･･････。

ジョドー：「な、なんじゃ！　どうしたんじゃこいつら！」
アーティ：このゴブリン達は『共通語』を喋れるの？
ＧＭ：木っ端のゴブリンは喋れない。
サンドロ：なら、ラヴェルナ様にお願いしよう。
ROUND - II
ＧＭ：では、ラウンドの最初にラヴェルナが説得を試みます。
ラヴェルナ：「我々には争うつもりはありません！　やめてください！」
ＧＭ：しかし、意に介した様子がないというか反応がありません。
ボーデル：＜サニティ＞ を掛けてみようかの？
アーティ：それって『距離：接触』じゃないか？
ボーデル：（即答で）やめよう（笑）。とりあえず気絶してもらうかのう。
サンドロ：しかたない、このラウンドはライトメイスを構えよう。
クロウ：あたしもライトフレイルを構える。
アーティ：やる事がないな。とりあえず ＜センス・オーラ＞ でもしてみるか（コロコロ）クリティカル！（爆笑）。
サンドロ：また、達成値の必要無い魔法でそんな目を（笑）。
ＧＭ：特に怪しい精霊力は働いていないよ。植物の精霊力が強くて目が痛いかもね。
アーティ：（お約束）「目がー！　目がぁー！」（一同笑う）。
サンドロ：よーし、そっちの攻撃だ。カモンカモン。

　たとえ ≪防御専念≫ していなくとも、ゴブリン三体による計9回攻撃はかすりともしないのであった･･････。

ＧＭ：（ボソッと）こりゃ、もっと強くしても良かったかな･･････。
クロウ：やめてください！　ホントにギリギリなんです！（笑）。
ボーデル：それじゃあ、前に出て一人受け持つかのう。もともと回避修正が負けているから ≪強打≫ じゃな（一同笑う）。
アーティ：待て待て、最初は ≪手加減≫ とか言ってなかったか（笑）。
サンドロ：どうせ一撃じゃ死なん。やっちまえ！
クロウ：肉微塵になっても知らないぞ（笑）。
ボーデル：基本的に相手を生かして帰す気はなし（笑）。
「ほ～おうりゃ～！」（コロコロ）『16』。
ゴブリンＣ：当たったよ。
ボーデル：当たったならダメージじゃが、低いな『16』点。
クロウ：十分高いよ（笑）。
ゴブリンＣ：ふふん、まだまだ全然元気だよ。
ボーデル：むおっ？
サンドロ：まだまだピンピンしているのか？
ＧＭ：いや、実は下半身にかなりキている（一同笑う）。
サンドロ：ボーデル、次からは ≪手加減≫ だ（笑）。
ROUND - III
サンドロ：バッソにしておけば良かったと後悔しつつ攻撃。『18』。
ゴブリンＡ：当然当たった。
サンドロ：あっと、出目が腐った。『8』点。
ゴブリンＡ：『8』点じゃあ皮膚を通らなかった。
ボーデル：うおお、なんつー硬さじゃあ。
サンドロ：いやいや違う『8』点じゃないぞ、何を言っているんだ。
『7』点だ（一同大爆笑）。
アーティ：下がってる下がってる！（爆笑）。
クロウ：攻撃しまーす（コロコロ）『15』。
ゴブリンＢ：当たりだよ。
クロウ：（コロコロ）あ･･････攻撃どうぞ！（一同笑う）。
ＧＭ：じゃあゴブリンCがボーデルに。ここは期待できるな（笑）。
ボーデル：当たるよ。絶対に。
ゴブリンＣ：絶対って事は無いだろ。右爪が（コロコロ）8で『13』。
ボーデル：『4』（一同爆笑）。
サンドロ：ひ、一人だけ世界が違う（笑）。
ゴブリンＣ：ダメージは『12』点だ。
ボーデル：（コロコロ）『4』点来た。毒はある？
ゴブリンＣ：無いよ。次に左爪。（コロコロ）10だから『15』。
ボーデル：（コロコロ）7だから『6』（一同笑う）。
ゴブリンＣ：また『12』点。
ボーデル：（コロコロ）なんじゃ、防御ダイスが酷いぞ。
ゴブリンＣ：牙が『15』。ここでダイス目が爆発するのは勿体無いのに（笑）。
ボーデル：当然食らった。ダメージは『13』？　なら『1』点。
アーティ：随分ボコボコにされたな（笑）。
サンドロ：ボーデルは防御レーティングの出目にかなり左右されるからな。
アーティ：やる事が無いな。
サンドロ：＜エンチャント・ウェポン＞ よろしく。打撃力が低すぎるんだ。
クロウ：あたしもお願いします。
アーティ：はいよ。二人に ＜エンチャント＞（コロコロ）10だ。
サンドロ：流石、補助魔法の達成値は高い（笑）。
アーティ：どーだっ！（笑）。
ボーデル：よーし反撃じゃ、「ウポポポポポッ！」 ≪手加減≫ パーンチ！（コロコロ）『13』。
ゴブリンＣ：『9』で当たり。
ボーデル：ダメージが『12』点。
ＧＭ：バッコーン。でもまだ立っている。
ROUND - IV
サンドロ：「アーッハハハハハッ！」（コロコロ）1ゾロだ（一同笑う）。
アーティ：10て～ん（笑）。
サンドロ：来た来た（笑）。
クロウ：ゴブリンBに『14』。ダメージが『8』点。･･･あれ？
ゴブリンＢ：もふっ。
アーティ：俺の援護はいったい（笑）。
クロウ：ごめんなさい（笑）。
アーティ：俺はどうしようかな。
ボーデル：ワシに ＜プロテクション＞ とか ＜プロテクション＞ とか。
アーティ：いや、それ無駄だからいいや（笑）。
ボーデル：ええっ！？　無駄じゃないよ！（笑）。
サンドロ：どうせ消費1点の ＜キュアー・ウーンズ＞ で全快するだろ（笑）。
ボーデル：自分で解決せよというのか。･･･か、神よ！（笑）。
ＧＭ：じゃあ、こっちの攻撃行くよ。

　ここでサンドロが1ゾロを出し、牙に噛み付かれて『2』点ダメージ。
　更にクロウまで1ゾロを出して攻撃を食らってしまう。

ＧＭ：さてボーデル、お楽しみの時間だよ。
ボーデル：ほっほぅ。
クロウ：ここは楽しみだよね（笑）。
ゴブリンＣ：おっと、右爪の達成値が『8』だ。
サンドロ：これならかわせるぞボーデル！
ボーデル：「うーりゃああっ！」（コロコロ）『10』！
サンドロ：ボーデルがかわした！（一同爆笑）。
ゴブリンＣ：小癪な、次が（コロコロ）また『8』だ！（笑）。
サンドロ：次は5以上だボーデル！
ボーデル：「あーたたたたぁッ！」（コロコロ）『9』！（一同爆笑）。
アーティ：またかわしたぞ！（笑）。
ゴブリンＣ：最後に噛み付きが『14』。
サンドロ：6ゾロのみだが出る時は出る。
ボーデル：流石に無理じゃな。『7』。
ゴブリンＣ：がぶっと『13』点。
ボーデル：『2』点通ったな。
ＧＭ：＜プロテクション＞ 掛けた方が良いと思うけどね。
サンドロ：いいや、ゴブリン相手に ＜プロテクション＞ までかけるなどプライドが許さん。
ＧＭ：困ってるのはお前じゃない、ボーデルだぞ（一同笑う）。
ボーデル：うひょお～、酷い話じゃあ～（コロコロ）『13』。
ゴブリンＣ：（コロコロ）む、『15』で避けた。
アーティ：結構回避力あるんだな。
ＧＭ：いや、出目が10だっただけだよ（笑）。
ROUND - V
サンドロ：攻撃『15』。当たったならダメージ『12』点。
ゴブリンＡ：通ってるよ。痛い痛い。
サンドロ：防御点は『8』点ぐらいかな。
クロウ：いっきます（コロコロ）『10』（笑）。
ゴブリンＢ：回避『15』。

　ゴブリンズの攻撃、サンドロにもクロウにもまるでかすりもせず。
　唯一、硬いはずのボーデルはダイスが振るわず、ダメージを累積させていきます（といっても、『27』ある生命力はまだまだ人並みに残っていますが）。

ボーデル：反撃じゃ。（コロコロ）低いな、『12』。
ゴブリンＣ：出目が良いや。『15』で回避した。
ROUND - VI
サンドロ：決着がつかないからラヴェルナ様に ＜ファイア・ウェポン＞ を掛けてもらいたい。
ＧＭ：いいよ。
サンドロ：あっと、ボーデルが相手を倒すようならこのままでいいや。このラウンドは行動順を落とす。倒せないようならバッソに持ち替えるから、魔法掛けるのも待ってくれ。
クロウ：じゃあ攻撃しまーす（コロコロ）『12』。
ゴブリンＢ：（コロコロ）また出目が10だ。『15』で回避。

　もういい加減ゴブリンズの攻撃が辛くなってきました。
　ボーデルの防御ダイスの調子も良く、『全部当たって跳ね返す』スタイルでダメージを防ぎます。

ボーデル：それではいくぞい（コロコロ）『14』。
ゴブリンＣ：それは当たった。
ボーデル：「ほぉあちゃああー！」 　おっとこれは凄いぞ『16』点。
ＧＭ：宣言がなかったけど、≪手加減≫していたってことにしておくよ。
ボーデル：うおーっと、忘れておったわい（一同笑う）。
クロウ：ありがとうマスター。
ＧＭ：ならゴブリンCは吹き飛んだ。（コロコロ）生きてる。
アーティ：≪手加減≫ したようにはとても見えない（笑）。
クロウ：おつかれー。
ゴブリンＣ：（痙攣している）びくびくびくびく。
クロウ：うわっ、気持ち悪っ！
ボーデル：ふー、いい仕事したわい。
サンドロ：では ＜ファイア・ウェポン＞ はキャンセルでいいや。ライトメイスで普通に殴る（コロコロ）『14』。
ゴブリンＡ：当たり。
サンドロ：ダメージ『11』点。
ROUND - VII
サンドロ：ボーデル、次からは私の前のゴブリンを殴ってくれ。結構ダメージを与えているはずだから。
ボーデル：了解した。
サンドロ：ではさっさと倒してしまおう。

　しかし、この後の二人の攻撃は空振り。
　ゴブリンズの攻撃目標はサンドロとクロウ。当然、当たるわけは無い。

ボーデル：それでは移動攻撃じゃー。≪手加減≫ パンチで「アチョオー！」『16』。
ゴブリンＡ：それは無理。『14』で当たり。
ボーデル：ダメージが低い、『10』点。
ROUND - VIII
サンドロ：頼む、当たってくれー！（コロコロ）『15』。
ゴブリンＡ：当たったよ（笑）。
サンドロ：頼む、通ってくれー！（コロコロ）駄目だ、腐っている（一同笑う）。
アーティ：必死だな（笑）。
サンドロ：『8』点じゃ･･････。
ゴブリンＡ：防御点で止まったね（笑）。
クロウ：（コロコロ）『13』。
ゴブリンＢ：当たったよ。
クロウ：回れっ（コロコロ）9だけどクリティカル？
サンドロ：フレイルはクリティカル値『10』だから回った。
クロウ：そ、そう。ダメージ『17』点。
ＧＭ：おっとー？　ゴブリンBの現在生命力がゴブリンAと並びました（一同爆笑）。
サンドロ：一撃で持っていったか（笑）。
ボーデル：流石はシーフ、これが醍醐味じゃ。

　ゴブリンズ、全打席空振り。

アーティ：ゴブリンが哀れだ（笑）。
ＧＭ：アーティ、暇ならそっちを殴ろうか？
アーティ：俺はもうラヴェルナとお茶をしている（笑）。
ボーデル：「そーりゃあー！」『16』。ダメージが『10』。
ＧＭ：また少しだけ通った。
ROUND - IX
アーティ：ダレるなぁ。
ＧＭ：流石に長いね。けどまぁそろそろ終わるだろうよ。
サンドロ：「食らえ！」（コロコロ）『17』だ。
ゴブリンＡ：あっと1ゾロで『7』。
サンドロ：ダメージが（コロコロ）ようやく期待値『12』点。終わったんじゃないか？
ＧＭ：残念、首の皮一枚（笑）。
サンドロ：うーわ、めんどくせぇぇぇぇ！ （一同笑う）。
クロウ：攻撃するよ、『11』。
ゴブリンＢ：あ、低い。当たってしまった。
クロウ：ダメージが『11』点。
ＧＭ：これはゴブリンBもフラフラしてきたよ。

　ゴブリンズ、このラウンドも全打席空振り。もうこの試合──じゃなかった、戦闘は辛すぎる･･････。

ボーデル：攻撃が『14』じゃ。ダメージが「アチョーオ！」（コロコロ）3！？　だめじゃあ～『8』点。
ゴブリンＡ：防御点で止まった（笑）。
ボーデル：うひょーお！
ROUND - X
サンドロ：止め刺しちまうよ（コロコロ）『18』！　ダメージ『11』点！
ＧＭ：≪手加減≫ なんだよね？
サンドロ：悪いっ、宣言し忘れた！（一同笑う）。
ゴブリンＡ：いいよ ≪手加減≫ で。[ 生死判定 ] に突入して（コロコロ）生きてる。
サンドロ：その目なら ≪手加減≫ の必要は無かったな。
クロウ：あたし。≪手加減≫ して（コロコロ）10だから『17』。
ゴブリンＢ：（コロコロ）『9』だよ。
クロウ：もう一回10出て（コロコロ）出た！（一同歓声）。（コロコロ）二回りして『18』点。
ゴブリンＢ：（コロコロ）手加減してくれたなら生きてる。

　というわけで、ラヴェルナ監督率いる “西部・オーファンデストロイヤーズ” 対 “マスラウム・ゴブリンズ” の対戦はデストロイヤーズの完勝で幕を閉じたのだった。