手加減ってか半殺しです

ROUND - I
サンドロ：よーし絶対逃がさないぞ。情報を搾り出すのだ。
ボーデル：ワシは少し遅れるのう。
サンドロ：まぁ仕方ないだろう。ではまず殴らせてもらうぜ。
ＧＭ：あ、こっちはこのラウンド ≪防御専念≫ してるから──。
サンドロ：（言っている途中に振ってしまう）たあっ（コロコロ）うむ6ゾロだ。
ＧＭ：ろ、6ゾロだとぉ！？（笑）。
サンドロ：どうやら今日は6ゾロと1ゾロに縁があるようだ（笑）。流石にかわせないだろう。
トールゼン：（コロコロ）駄目だ。
サンドロ：（コロコロ）あっとちょっと腐った。ダメージ『11』点だ。
ボーデル：トールゼンは多分ワー・ベアのレベル＋1ぐらいだと思うぞ。『1』点ぐらいは通ったじゃろう。
ＧＭ：うん。通ってはいるよ。着ている鎧もハード・レザーだしね。
サンドロ：よし。･･････ん？　まだ変身していないのか？
ＧＭ：まだ人間の姿だよ。
サンドロ：今のうちにぶん殴っちまえ！（一同笑う）。
クロウ：おうっ！（笑）。【アサッシンズ・ブルー】を構えて行きまーす！　『16』。
トールゼン：（コロコロ）避けた。
クロウ：うわっ。
サンドロ：≪防御専念≫ だからしょうがない。
アーティ：俺は･･････追いついただけかな。
ＧＭ：じゃあ、そういうことで。アーティは接敵と･･････。
アーティ：おいっ！　そこまで前まで来てないよ！（一同笑う）。
クロウ：アーティを殺したいの？（笑）。
ボーデル：ワシは移動攻撃で（コロコロ）『15』じゃ。
トールゼン：（コロコロ）≪防御専念≫ のおかげでそれもかわした。
ROUND - II
ＧＭ：では第二ラウンドの開始時。ちょっとしたイベントが起こります。
アーティ：熊が現れるか？（笑）。
ＧＭ：トールゼンの背後の茂みがガサガサっと音を立てる。
アーティ：当たりッぽーい（笑）。
ＧＭ：では（コロコロ）あ、ベアが三匹出てきました。
サンドロ：三匹！
ＧＭ：おう！

　レーティング『0』匹呼ばれることにしたのだが、思いの他この辺にベアがいたようである（笑）。

アーティ：[ 怪物判定 ] してもいいかい？
ボーデル：熊を知らないって寒すぎるな（笑）。
ＧＭ：ちなみに、熊は熊でもツキノワグマぐらいの大きさがある。
アーティ：うわーそれ強そう。
ＧＭ：そして白毛のいたるところに黒ぶちがある。
クロウ：どんな感じ？
ＧＭ：えっと、腕とか足とか、目の周りとか黒い。
クロウ：それってパンダじゃん（一同爆笑）。
サンドロ：（コロコロ）こんな時に良い目が。『15』。
アーティ：『12』。
ＧＭ：知っているよ。で、それらが前にずずずいっと出てくる。
アーティ：逃げる気だな。

　GMの計画通り逃げおおせようとするトールゼンだが、PC達（主にサンドロ）は逃がすまいと色々対策を立て始める。
　だが、GMの陰謀とも言うべき設定により、あらゆる手段が潰されていく。
　結局、『殴るのや射撃は無理だが、視線はOK』と言うことで、アーティの ＜パラライズ＞ にかける事になった。

サンドロ：仕方ねぇ、熊に八つ当たりだ。
クロウ：八つ当たりなんだ（笑）。
ボーデル：熊はね、延髄斬りで倒さなくちゃいけないって決まりがあるんだ。
アーティ：何の話だ。
ＧＭ：あはははははっ！　それって稲中卓球部だろ（爆笑）。
サンドロ：た、田辺ミッチェル五郎！（爆笑）。
ボーデル：『ぽふっ』ってな（笑）。
サンドロ：さて攻撃だ（コロコロ）低い『12』。
ベアA：（コロコロ）お？　避けてしまった。
サンドロ：な、なに？　熊相手に･･･････。
クロウ：どんまい。ベアBに行くよ。（コロコロ）『13』。
ベアB：『11』。当たり。
クロウ：『11』点。でもダガー一本で熊に戦いを挑むって凄い話だよね（笑）。
ボーデル：それが冒険者LV4の実力なのだ。
アーティ：じゃあ、駄目もとで行きますか。
ボーデル：大丈夫じゃアーティ。お前はここぞという時に6ゾロが出る。
アーティ：いや、そんなの無理だよ･･････。
ほれっ（コロコロ）ほら、達成値『10』。
サンドロ：駄目だ、こいつの才能は補助魔法でしか発揮できないんだ（一同笑う）。
ボーデル：相手が1ゾロ出す可能性もある。
ＧＭ：（コロコロ）出目7。抵抗。じゃあ･･････
トールゼン：「じゃな！」
ＧＭ：と言って、走り去っていくよ。
クロウ：いつか捕まえちゃる。
アーティ：待て～ルパ～ン～！（笑）。
サンドロ：次に遭ったら八つ裂きにしてやる･･････。
ＧＭ：ちなみに、去り際に熊語で「ガウガウッ！」って何か言い残してった。それを聞いたベア達は憤り始める。
クロウ：熊語で何か言いやがった！（笑）。
サンドロ：で、ベアの攻撃か。
ＧＭ：うん･･････ん？
アーティ：どうしたマスター？
ＧＭ：ベアの敏捷度【14】？
トールゼンより早いじゃないか（一同爆笑）。
アーティ：きっと命令待ちしていたんだ（笑）。
クロウ：命令できるの？
ＧＭ：ライカンスロープはね、自分の同族を眷属のように使えるのだ。
サンドロ：チッ、ソードワールドで神獣の民みたいな真似しやがって（一同笑う）。
ＧＭ：じゃあ、三対三のタイマンでいいよね。
ボーデル：ワシ、ベアハッグされそうで嫌じゃがな（苦笑）。
ベアA：サンドロに爪／爪／牙で攻撃。
サンドロ：（コロコロコロ）全部かわした。
ベアB：クロウに同じく三回攻撃。
クロウ：（コロコロコロ）避けました。
アーティ：流石に振るのが面倒くさそうだな（笑）。
ＧＭ：三回もあるとね。最後にボーデル。
ボーデル：うほー（笑）。
ベアC：右腕～。左腕～。
ボーデル：（コロコロコロ）コンッ！　カンッ！（一同笑う）。
サンドロ：痛そうだな（笑）。
ベアC：最後に噛み付き。
ボーデル：熊の噛み付きって、すっげぇ痛そうだなぁ（笑）。
ベアC：（コロコロ）『8』。
サンドロ：『8』？（笑）。5以上で回避だ。
ボーデル：（コロコロ）おおっと出たぞ。
（両手を揃えて突き飛ばしながら）「あごはイヤッ！！」（一同大爆笑）。
ＧＭ：なーんでそんな乙女チックなんですかー？（笑）。
ボーデル：ベアハッグはされたくないので普通に殴る。銀のヘビーメイスのままで、そーれ（コロコロ）これは当たっただろ、『17』。
ベアC：（コロコロ）それは避けられません。
ボーデル：（コロコロ）あれ、目が腐った『9』点。
ＧＭ：通ってはいる。
ROUND - III
サンドロ：いくぜ。スラッシュスラッシュ（コロコロ）『15』だ。
ベアA：『7』で当たりだ（笑）。
サンドロ：まっわっれっ！
クロウ：まっわっれっ！
サンドロ：パッジェッロッ！　パッジェッロッ！（一同笑う）。
ＧＭ：何で東京フレンドパーク？（笑）。
サンドロ：（コロコロ）回った（一同笑う）。
（コロコロ）また回ったぞ、パジェロ『23』点。
ＧＭ：いや、まだ倒れないが･･････『15』点通った。もう逃げ出したい（笑）。
サンドロ：よおっし！
クロウ：いくよ（コロコロ）『14』。
ベアB：当たり。
クロウ：『10』点です。
アーティ：マスター、＜エネルギー・ボルト＞ OK？
ＧＭ：ベアは背が高いからOK。
サンドロ：私の前の奴を沈めてしまってくれ。
アーティ：ではベアAに（コロコロ）『13』。
ベアA：ダイスだけで10振らないと（コロコロ）『11』だ。
アーティ：（コロコロ）あれ？　『10』点。
ＧＭ：もう瀕死だ。ボロボロだね。
サンドロ：もう一押しだな。
ＧＭ：ではこっちのベア達が。
ベアA：右腕～。
サンドロ：（コロコロ）6ゾロだ。
ベアA：またか。では左腕～。
サンドロ：（コロコロ）おおうっ！　また6ゾロ！
ＧＭ：マジか！？　サンドロの台、今日は設定甘いぞ！（一同笑う）。
サンドロ：今日は設定6の放出台だ！（笑）。そろそろ「ユアー・ショッッック！」が流れてくるぜ！（笑）。
アーティ：俺にもビッグ・ボーナスが来て欲しい（笑）。
ベアA：最後、噛み付き（コロコロ）『11』。
サンドロ：余裕で回避。
ベアB：クロウに右腕で攻撃。
クロウ：（コロコロ）あ、当たっちゃった。ダメージ『3』点。
ボーデル：盗賊のくせに、熊に殴られてたったの3点ダメージってのも頑強だよな。
クロウ：お黙り。
サンドロ：盗賊だから、うまく急所を逸らしたんだろう。
ボーデル：なるほど。
ベアB：残り、左腕、牙。
クロウ：（コロコロコロ）避けました。
ベアC：ではボーデル。お望みのベアハッグ（≪締め付け≫）だ。
ボーデル：来るべきものが来たか（一同笑う）。
ＧＭ：どうせだから特殊能力を活用しなくちゃね。まずは命中判定。当たったら≪締め付け≫ 状態になるぞ。
ボーデル：オッケイじゃ。
ベアC：いくぜ、ベア・ハ～ッグ！（コロコロ）11振った。『16』だ。
クロウ：6ゾロだけじゃん（笑）。
ボーデル：（コロコロ）駄目じゃ。
ベアC：ガシッ 「わたし、あなたを逃がさない。」（一同笑う）。
クロウ：どうなるの？
ＧＭ：≪締め付け≫ が成功したから、ボーデルを締め上げている状態だ。ラウンドの最後にダメージが来るから、ボーデルは脱出する必要がある。
ボーデル：さっさと振りほどいてやるわい。
ベアC：その前にこっちの牙で攻撃だ。
「ボデパンマン、君の顔を食べるよ。」（一同爆笑）。
（コロコロ）『12』。回避に『－4』のペナルティね。
クロウ：ま、目はあるよ。
ボーデル：無いよ（一同笑う）。（コロコロ）くらったよ。
ベアC：じゃあガブリと『12』点。
ボーデル：カチン。
ベアC：歯が痛いんだけど（一同爆笑）。
アーティ：ここ、別に放っておいても大丈夫だよね（笑）。
ＧＭ：外見にはジャレているだけだ（笑）。
アーティ：「おーよしよしよし。」　って（笑）。
サンドロ：よしボーデル、まずは振りほどけ。
ボーデル：うむ。さて判定じゃが。
ＧＭ：攻撃の達成値が目標値だから、『冒険者＋筋力』で『16』だ。
ボーデル：むぅ。ほうりゃあ！
（コロコロ）11だから『19』じゃあ！（一同爆笑）。
ＧＭ：ベアC、吹き飛ばされました！（一同爆笑）。
サンドロ：いやいや、こうだよ。
ベアが噛み付いてくるだろ、その頭を平然と押さえて「分かった、分かった。」ってなだめてるんだよ（一同笑う）。
アーティ：ム、ム○○○○さん！（笑）。
ＧＭ：流石ボーデル、役者が違うぜ（笑）。
ROUND - IV
ＧＭ：ラウンドの開始時、ベア達はふと我に返ります。
サンドロ：逃走し始める？
ＧＭ：ん～、サンドロの前のは逃げ出すだろうなぁ。
サンドロ：もうほとんどミンチのはずだ（笑）。
ＧＭ：残りの二匹は腹具合を決めよう。1Dして奇数なら減っているということで。
ベアB（コロコロ）減ってる、ベアC（コロコロ）減ってる（一同笑う）。
ボーデル：ワシなんて、食いつかれたもん！（一同爆笑）。
ＧＭ：サンドロの前の奴だけは生存本能から逃げようとするよ。まぁ、攻撃するならこいつは回避に『－4』のペナルティだ。
クロウ：逃がしてあげよう？
サンドロ：アーティ、倒したければ倒してよいぞ。
アーティ：やめとく。
ボーデル：やったら、アーティの“邪悪さ”が『1』上がる。
アーティ：（棒読みで）そんな非道いコト、するわけナイじゃないですカ（一同笑う）。
サンドロ：では、クロウの前の奴を片付けよう。『14』。
ベアB：（コロコロ）当たった。
サンドロ：惜しい、『15』点。
ベアB：生命力が半分切った。意思判定しよう。精神力ボーナスが3だから、目標値『10』として（コロコロ）『13』。戦闘続行します。
アーティ：それだけ腹が減ってるんだよ（笑）。
クロウ：やる気なら（コロコロ）『16』。
ベアB：当たりだよ。
クロウ：『9』点。
ベアB：（コロコロ）まだまだやる気です（一同笑う）。
クロウ：よっぽど減ってるんだね！（笑）。
ベアB：こっちの反撃が（コロコロ）サンドロ。お前さっきから1ゾロづいてるから気をつけろよ。
サンドロ：分かってる（笑）。（コロコロコロ）全部かわした。
ベアC：こっちはまたボーデルに。牙だけ当たって『12』点。
ボーデル：（コロコロ）『1』点だけくらったな。
アーティ：ボデパンマン、ついに食べられちゃった（笑）。
サンドロ：反撃だ。沈めてしまえ。
ボーデル：あちょお！（コロコロ）『13』。
ベアC：当たった。
ボーデル：ダメージ『11』点じゃ。
ROUND - V
サンドロ：ふむ、反撃の来る確率が2分の一か。
アーティ：≪強打≫ するつもりですな（笑）。
サンドロ：大丈夫だろう。やぁっちまえ（コロコロ）やべぇ低い『11』。
アーティ：馬鹿だ、馬鹿がいる（笑）。
ベアB：でも当たったよ（笑）。
サンドロ：『ダメージ＋2』で（コロコロ）『15』点。
ベアB：まだ生きてるぞ。
サンドロ：やばい、クロウ倒してくれ（焦）。
クロウ：そんなこと言われたって知らないよ（笑）。
ベアB：（コロコロ）おっと戦意喪失。
サンドロ：おお！　やった。
ボーデル：逃がしてやろう。
ベアB：「くぅ～ん、くぅ～ん。」（一同笑う）。
アーティ：今更そんな態度取ったって（笑）。
クロウ：じゃあベアCに行くよ（コロコロ）1ゾロ（笑）。
ベアC：じゃあベアCだが、（コロコロ）最悪だ、よりにもよってクロウに攻撃。爪／爪／牙。
クロウ：全部避けました。
ＧＭ：だろうねぇ（笑）。
ボーデル：うっはっは、くらえい（コロコロ）『11』。
ベアC：避けた。
ROUND - VI
サンドロ：そーれ ≪強打≫ 『ダメージ＋2』だ。
ＧＭ：動物愛護協会に訴えてやる。
サンドロ：（コロコロ）当たって、ダメージ『12』点。
ＧＭ：まだ全然元気だ。
クロウ：殺しちゃうのは可哀相だから ≪手加減≫ で攻撃するね（コロコロ）『16』。
サンドロ：うむ、水を差すようで悪いが、刃物で ≪手加減≫ は出来ないのだ。
クロウ：あ、そうだった！（汗）。
ベアC：当たったよ。
クロウ：ごめん（コロコロ、出目は10！）。
アーティ：ほーら回した（笑）。
サンドロ：素晴らしい ≪手加減≫ だ（一同爆笑）。
アーティ：これは ≪手加減≫ じゃなくて ≪慈悲≫ だよ（笑）。
サンドロ：慈悲？（笑）。
アーティ：せめて苦しまずにって（一同爆笑）。
クロウ：ダメージ『15』点！（笑）。
ＧＭ：大丈夫、生きてる生きてる（笑）。
クロウ：あーよかった！
ＧＭ：もうこれはいいや。戦意喪失して逃げ去るよ。ほとんどほうほうの体だけど（笑）。
サンドロ：それにしても･･････ ≪手加減≫ を宣言しておきながら普通にクリティカルで回すとはな（笑）。
アーティ：殺る気満々（笑）。
クロウ：うるっさい！（笑）。
ＧＭ：結果、[ 生死判定 ] 手前で止まっているんだから、一応手加減には違いないんじゃない？（笑）。
サンドロ：なるほど、殺す一歩手前で止めたって訳か（笑）。
ボーデル：恐ろしい（笑）。