強大な敵に挑む者? その名はエイハ○

サンドロ一応海だし、メガンティアに括り付けていた皮装備も船に積んでおくか。
アーティそういえば、宿はどうなっているの?
GM国から用意してもらっているよ。正式な客人扱いです。
サンドロああ、なるほどね。
アーティGM、【ショートソードの発動体】を部屋においていくよ? 帰り道が分からなくなったら<ロケーション>する。
GMお、それは上手い。
アーティだって案内がガラーナだもん(一同笑う)。
サンドロふむ、いいんじゃないか。そのショートソード、持ち歩く必要ないしな。
GM『ヘンゼルとグレーテル作戦』と命名しよう。帰り道が分かる様にパン屑を置いていってね。
アーティそれって食われちゃうんでしょ(笑)。盗まれちゃって「ここはどこー?」(一同笑う)。
クロウ食料も買わないと。
サンドロそれはボーデルに任せよう。日持ちのする物を買い込んでくれ。
ボーデルえーと、え-と、えーと、えーーーと・・・・・・ソーセージ(一同笑う)。
サンドロピーナッツ(笑)。
GM肉も買ったぞ。ビーフジャーキー(笑)。
アーティワインもだ(笑)。
サンドロ結局、酒のつまみばっかりかい(笑)。
クロウ意味あるか分からないけど、盗賊ギルドに行ってくるね。あと、ロープを20m買っておく。
GMどこでも売ってるんでどうぞ。前回行っているので盗賊ギルドの場所はオッケイ。
クロウじゃあ行ってきます。
ムディールの街 : 盗賊ギルド
GMでは前回同様、“エルフ耳の”アージェスが座っている。
アージェス「ん、また来たね。悪い事して無いだろうね。」
クロウ「してないですよ。」
アージェス「ん、今日は何の用だい?」
クロウ「えっと~・・・・・・」 なんだったっけな~・・・・・・・。
アーティもしや、聞くことを忘れた?(笑)。
クロウ「捕まったガラーナさんってのは情報来てますよね?」
アージェス「ん? ガラーナさんってのはどちらのガラーナさん?」
クロウ「あっ、海軍に捕まった海賊です。その人達の持っていた祭器についてちょっと聞きたいんですけど、それを探している人っていますか?」
ボーデルつっても、今日起こった出来事じゃからな。
アージェス「ん~、聞かないねぇ。」
クロウ「じゃあ、船の残骸が集まっている場所って、この近くにありますか?」
アージェス「なんだいそれ? 島の事でいいなら、一つ信憑性の低い噂があるけど。50でいいよ。」
クロウじゃあ、50払います。
アージェス「ここから3日ばかり──といっても、これも曖昧なんだけど──離れた場所に、“船の墓場”なんて呼ばれている場所があるらしいね。随分と入り組んだ場所にあるらしくて正確な位置が分かってないから、本当に3日かかるかは分からないんだけど。」
クロウ「ふ~ん。」
アージェス「なんでも、その島には海の邪神が眠っていて、通りかかる船を沈めてしまうんだとか。まぁ、座礁した船が多いからなんだろうけど、その辺りは暗礁地帯らしいから当然だよね。」
クロウ「ありがとうございました。」 ということは、素人だけだと沈んじゃうって事か。
GMまともな船は素人だけじゃ動かせんよ。
クロウあ、そうか(笑)。「簡単な航路をメモってもらえますか?」
アージェス「具体的な位置ははっきりしていないんだ。」
GMあとこれは伝承の類なのでこいつは話さないけど、船乗りたちはその辺りのことを『ミルリーフの魔力によって、船の方向を狂わされてしまうんだ』と噂している。
サンドロ<メイズ・ウッズ>みたいな感じか?
GMいや、そんな事実は確認されて無いんだが、言い伝えとして広まっているんだ。
ボーデル迷信みたいなものか。
アーティいや、磁場だな(笑)。
ボーデルそういえばワシら、祭器を確認しておらんがいいんじゃろうが。
アーティ一応見に行ってみようか。
クロウ個人的な興味で聞くんだけど、ガラーナってどういった経緯で捕まったの?
アージェス「いや、それは聞いてないよ。」
サンドロそりゃ、彷徨っていてたまたま鉢合わせたんだろう。
クロウ・・・・・・ふぅん。
ボーデル多少腑に落ちないのは分かるよ。奴も7LVのセイラーだし、この辺りが危険なのは分かっていたはずだからな。それなのに捕まったわけだからな
サンドロそれは連中が間抜けだからだろう。
GM言わしてもらえば、彼らは身体にフィットしたミルリーフTシャツでイッパイイッパイだったからな(一同笑う)。
クロウああ、そっちか(笑)。
アーティなんちゅう呪いだ(笑)。
ボーデルで、いつの間にかバリスタがブッスリ(笑)。
クロウで、捕まった挙句にミルリーフ神像が見つかったと。アホか(笑)。
アージェス「んー、あんた、ミルリーフ信者について調べているのかい。」
クロウ「そうですが、何かありますか?」
アージェス「そうだねぇ、この近海でミルリーフの幽霊船を見たっていう目撃情報は結構あるんだ。それで海軍が何度か討伐に出たりしているんだが、海軍の連中は殆ど出遭う事が無いみたい。数少ない目撃証言だと、幽霊船がその場からふっと消えてしまったらしい。」
クロウ「消えた?」
アージェス「怖いよねぇ・・・幽霊だからねぇ・・・・・・」
サンドロ<クリエイト・イメージ>みたいな感じか。そういえばブアウ・ゾンビがいたんだ、魔術師がいてもおかしくない。
アージェス「あと、ミルリーフの調査をするんだったら、マゼランって伯爵に頼まれている調査もやってくれない?」
クロウ「マゼラン伯爵ですか?」
アージェス「中々由緒正しい貴族で、いくつかの商売人と取引していて、武装商船も何隻か持っているんだ。伯爵の一人息子が騎士になったんだけど、たまたま着任した船ごと行方不明になったんだ。」
クロウ「え? 行方不明?」
アージェス「船の名前は“ラピッド・ストリーム”号。」(一同爆笑)。
クロウ早そうだね(笑)。
ボーデル・・・・・・そうか、武装商船団か。懐かしいな(笑)。
サンドロあとは<クイックタイム>があれば無敵だ(一同笑う)。

 ゲーム『ロマンシングサガ 2』の無敵コンボ。
 それぞれ『絶対に先制攻撃を行える陣形』と『敵のターンをすっ飛ばす魔法』。

アージェス「その伯爵が息子の行方を捜しているんで、もし消息や、確認が取れたらウチらに教えてくれよ。そうしたら礼金を出すよ。」
ボーデル容貌やらを一通り聞くんじゃ。
GM当然、それらは教えてもらえます。
クロウじゃあそれを記憶した。
サンドロよし、じゃあお前はそこに行ってきな(一同笑う)。
クロウそういうと思ったよ(笑)。「色々と情報ありがとうございました。」
アージェス「ん、まったね~。」
クロウ“ラピッドストリーム”号か。じゃあマゼラン伯爵の所に行こう。
アーティボーデルは神殿に行くんだろう? 俺も行くよ。
ボーデルうむ、そうしよう。
GMでは、とりあえずシーンは神殿に。
ムディールの街 : ファリス神殿
ボーデルでは神殿に行って経緯を話そう。
GMでは、また都合よくアヴィリアと逢うよ。
アヴィリア「おや? ここで何をされているんですか?」
ボーデル「んむ。回収した祭器とやらを確認してみたいんじゃが。」
アヴィリア「え~、それは難しいですね。邪神の祭器となれば重要押収品保管庫行きですから。神殿内でも一部の権限ある人しか・・・・・・」
ボーデル「例えば、ペロマ司祭とかかな?」
アヴィリア「そうですね。これもペロマ執行司祭様の管轄になると思います。」
ボーデル・・・・・・まぁあまり怪しい行動を取ると邪教徒呼ばわりされかねん。ここはおとなしく引っ込んでおこうかの。
アーティ<センス・マジック>かけたかったがな。
アヴィリア「わたしはこれから船の手配をしに行くのですが、良かったらあなた方も来られますか? あとついでにこの人の呪いを解かなければなりません。」
アーティ呪いって 『 I ML 』?(一同笑う)。
GMで、奥から手を縛られ、長さ30センチぐらいの鎖のついた足枷をつけられたガラーナが現れます(一同笑う)。
サンドロ歩けるのか?(笑)。
GM歩くことはできるが、≪全力移動≫は封じられた(一同笑う)。
ボーデルやれやれ、憐れじゃな。まぁ今回お付き合いするNPCと親交を深めるのも悪くあるまい。ついていくぞ。
GMでは、マーファ神殿に移ります。
ムディールの街 : マーファ神殿
クロウ何でマーファ神殿なの?
GM呪いを解きに。
アーティファリス神殿で解除したんじゃないのか?
GM解除には失敗したんだ。
アーティそうなのか。聞いていなかったな。
GM聞かれても答えんよ(一同笑う)。
クロウそれほど高度な呪いだったのか。
アーティだって 『 I ML 』 だぜ(一同爆笑)。
クロウそうだね、そうだったね!(笑)。
ボーデルそういえば、こいつは祭器について知っているんじゃろう?
「どんなのがあったんじゃ?」
ガラーナ「色々あったよ。ミルリーフの姿を体現したらしい像とか。
ボタンを押すと『ミルリーフ万歳! ミルリーフ万歳!』と喋り続ける。」(一同笑う)。
ボーデル音声再生システム搭載(笑)。
ガラーナ「あと、付けると水中呼吸が可能になったりして凄いんだけど、頭の中に『ミルリーフ万歳! ミルリーフ万歳!』って声が鳴り続けるバンダナとか。」
クロウいらぁぁなぁぁぁ!(笑)。
アーティ魔法が使えなくなるーぅ!(笑)。
GM確かに、集中できなくなるかも(笑)。
ではマーファ神殿。奥から一人の女性がやってきます。マーファ神官のフィレンです。
クロウフィレンさんね。
GMえっとこれはワールドガイドにも掲載されている人物です。“夢の紡ぎ手”と呼ばれ、“ムディール一の歌い手”として、また不世出の舞い手としてアレクラスト全土に知られています。
ボーデルすげぇ~。
サンドロああ、そいつ知っているぞ。『ソードワールドmobile』にも出てくる。
GMマジで? どんなキャラだった?
サンドロいや、特にセリフはなかった(一同爆笑)。
ボーデルい、痛いよ(笑)。
GMまぁ固定イメージが無い方がやり易いが(笑)。
クロウよかったね(笑)。
GMというわけで皆さん [ 知名度判定 ] 。目標値は『7』。
アーティ(コロコロ)大丈夫、知っていた。
ボーデルワシもじゃ。
GMフィレンさんはとりあえず 『 I ML 』 Tシャツに驚きの色を隠せません。
フィレン「な、なんですかこれは!?」(一同爆笑)。
クロウそれはそうだよね(笑)。
アーティ斬新なデザインだよ(笑)。
GMアヴィリアが事情を説明し、<リムーブ・カース>の儀式が開始されます。
ボーデルなら、ワシも参加しておこうかのう。
アーティそうだボーデル、このシャツを 『 I BK 』(BK=ブラキ)に打ち直してしまえばいいんだ!(笑)。
ボーデルむむっ? カーンッ! カーンッ!(一同笑う)。
GM頭の中に響く声が『カーン! カーン! カーン!』って鉄を打つ音に変わる(一同爆笑)。
クロウそれの方がよっぽどきついじゃない(笑)。
ボーデル馬鹿なこと言っていないで、儀式に協力するぞ。
GMまぁ、儀式自体はそれほど大掛かりでもなく、10分程度で済ませてしまいます。
クロウ早っ!
GM本来なら、儀式に参加するには必要知識の熟知とかが必要なんだが今回はいいや。では<リムーブ・カース>の儀式は滞りなく進行し、
フィレン「悪霊退散!」
GMというわけで呪いが解けました(一同爆笑)。
クロウええっ!? 日本式!?(笑)。
GMシャツも脱げました。
アーティついでに精神力も回復してしまっていい?
GMまぁ、普通はこの短時間じゃ回復しないけどな。
クロウ傷も治っていていいですか?
GM生命点ダメージは絶対安静にしていないと治らないから却下。
サンドロうえっへっへっへ~!(一同爆笑)。
クロウこいつムカツクー!!(笑)。
ボーデル一日の終わりにワシが回復してやろう。
GMアヴィリアが状況を説明すると、フィレンは嬉しそうに手を差し出すよ。
フィレン「ああ、あなた方が。デオドル司祭の報告は伺っております。魔女殿の御一行とお逢い出来て光栄です。」
ボーデル「いえこちらこそ、高名な神官殿にお逢いできて光栄の至り。」 などと訳の分からん挨拶をする(一同笑う)。
GMでは、アヴィリアはフィレンに、船を調達する際の口添えをお願いし、フィレンは快くそれを受けます。ということで、一行はマゼラン伯爵の屋敷へと移動します。
クロウあ、あたしもそこに行ってます。
ムディールの街 : マゼラン伯爵の屋敷
GMでは、玄関でばったり会ってくれ。
クロウあら。「そちらの方は?」 とフィレンさんを見て言う。
ボーデルこれこれ、とりあえず [ 知名度判定 ] するんじゃ。
クロウはーい。(コロコロ)成功。
フィレン「フィレンと申しま~す。」
GMで、かくかくしかじかと事情を話し、屋敷の中へと招かれます。
クロウは~い。
GMマゼラン伯爵が迎えてくれます。茶色の髪をバックに流した、ちょっと渋いナイスミドルです。で、彼の子飼いの武装商船を借りる話をつけます。
アヴィリア「・・・・・・と、いうわけで。武装商船をお借りしたいのですが。」
マゼラン「ちょうど今、商船が一隻戻ってきておりますよ。まぁ船長はこれからオフなんだが、そこはあなた方で話を付けてくれ。」
アヴィリア「分かりました。」
アーティどのくらいの船?
GM“シルバーニードル”号とまではいきませんが、中々立派な武装商船の“モビーディック”号です。
ボーデル男らしい名前だな。
GMうん、船長はエイハム船長(一同爆笑)。
サンドロエイハムなんだ(笑)。またはエイハプとかね(笑)。
ボーデルエイハプ!(爆笑)。怖いよー、どっかの鯨と戦わなくちゃ(笑)。
GM何でもいいよ。じゃあエイハプにしよう(一同笑う)。
アーティ船の装備としては不満な点はないのだな?
GMないね。
アーティなら、いい。
クロウ「ちょっと聞きたいことがあるのですが。」
マゼラン「なにかな?」
クロウ「こんな質問をして申し訳ないのですが、あなたの一人息子の騎士についてお聞きしたいのですが。」
GMすると、マゼラン伯爵は沈痛な面持ちになる。
マゼラン「・・・・・・・・はぁー・・・・・・・(深い溜息)」
サンドロ『そんなこと聞くかよこいつ』 って感じか(笑)。
クロウご、ごめんなさいー!(一同笑う)。
ボーデル実は、さっきのブアウ・ゾンビがそうだった(笑)。
クロウ嫌だよ! そんなオチやめておくれよ!
GM・・・・・・・・・・・・名前を考えていなかった(一同大爆笑)。
クロウ本当にーッ!?(笑)。
GM本当だよ(笑)。
ボーデルこれこれ、そういう時は適当にでっち上げてくれ(笑)。
マゼラン「・・・・・・スターバックのことですかな。」
クロウ「はい! そうです!」(笑)。
ボーデルキャラの名前が凄くなってしまった(笑)。
マゼラン「スターバックのことで、なにか分かった事があるのでしょうか・・・・・・?」
クロウ「いえ、そういう事ではないのですが・・・・・・息子さんの乗ってらした船がどの辺りで沈んだのかお聞きしたいと思いまして。」
マゼラン「それが、分からんのです。」
クロウ「え? 分からないのですか?」
マゼラン「“イースト・エンド”との貿易で、そちらへ向かっていたのですが・・・・・・それきり消息不明に。それを探していただきたく、お願いしているのです。」
クロウ「はぁ、そうでしたか。」
マゼラン「・・・・・・お願いだ! スターバックを! どうかスターバックを・・・・・・! 船はもういい。“ラピッド・ストリーム”号はもう諦めた!」
クロウマゼラン伯爵の船だったんだ(笑)。「分かりました。情報が手に入り次第、お伝えいたします。」
マゼラン「宜しくお願い致します。」
ボーデル「関係ないんじゃが、ペロマ司祭ってのはどんな人物なのかの?」
マゼラン「いえ、私は特に存じませんが。」
GMそういう人がいるって事は知っているけど、詳しくは知らない感じだね。
サンドロ『ああ、そんな人いるね。』って感じかな。
GMマゼラン伯爵に聞いても、その程度の情報のみ。
ボーデル・・・・・・今のGMの、ちょっとひっかかるな。他にも聞いてみるか。
クロウ誰に聞くの? フィレンさん?
GM神殿違いだし、大して変わらないよ(笑)。
フィレン「そうですね、人格者だとお聞きしておりますが。」
ボーデルでは、そこの天然ボケに聞いてみるか。
アヴィリア「ペロマ執行司祭様は正義を体現なさっている方です! まさにファリス! 私たちはファリスの正義の光でこの世界を救うため、日々頑張っているのです! ファリス万歳!
GMと、一人で盛り上がってしまう。
クロウとりあえず、合わせておこう。
ボーデルクロウ、もう一度ギルドに行ってこい。
クロウう・・・・・・分かった、行ってくるよ。
アヴィリア「どこに行くんですか? 今から集合場所に行って出発しますけど。」
クロウ「あ~、船着場で合流でいいですか?」
GMでは、目的のドックを教えてくれる。
アヴィリア「ここ、ここ、ここの、23番ドックです。」
ボーデル「すまんのぅ。」 といって送り出そう。
クロウ「では、そちらに直接向かいますので、皆に宜しくお願いします、ボーデルさん。」 といってギルドに行きます。
アヴィリア「あまり遅れないようにしてくださいね~。」
GMと、釘を刺されます。
クロウあ、はい、気をつけます。
ボーデルではサンドロを迎えに行くかの。
GMそうですね。存在を忘れていたが、その時にラヴェルナとフィレンが挨拶をしたりするね。
ムディールの街 : 盗賊ギルド
クロウでは、全速力でギルドに向かいます。ああ、恥ずかしい。
アージェス「ん? どうしたの、忘れ物?」
クロウ「忘れ物に近いです。」
アージェス「ん、な~に~?」
クロウ「好奇心で聞くんですが、ペロマ執行司祭ってどのような人なのですか?」
アージェス「ん~んっ、100。」
クロウえーそれ、さっきより高いよ!(笑)。でも払います。
アージェス「そうだね~、ファリスなんて言っても、どこもいい加減でろくでもないところばっかりだよね。」
クロウ「え? それはどういう意味ですか?」
アージェス「ここのファリスの連中も、口では『盗賊ギルドは邪悪だ』なんて公言してはいるけど、裏ではしっかりウチらと取引があったりする。建前上は『必要悪』だとかなんとか。あくどいのはお前らだってーのッ!」
GMと、彼女は憤りを露にする。
クロウ女性だったのか。男性だと思っていた。
アーティ女性だろ(笑)。
GM前回ちゃんと言ったぞ。
クロウごめんなさい(笑)。
アーティ前回ってやったのいつだよ?
GMごめんなさい(一同笑う)。
アージェス「ペロマ執行司祭なんて言ったら、その中でも筆頭も筆頭だよ。こっちに言わせりゃファリス司祭なんてとんでもないような奴だけど、まぁ中にはそういうファリスも必要なのかな。」
クロウ裏で色々やっているわけですね。「どんなことをやっているの?」
アージェス「ん、やっていること自体はひどく真っ当だよ。悪人退治や邪教徒討伐とか。でもやり口がファリスじゃない。
クロウ「??? どういうこと?」
アージェス「ウチらを顎で使うわ、約束は破るわ、裏切るわ。」
クロウガラーナ危険かもしれないね(笑)。
アージェス甘い言葉で口を割らせて、いざ喋ったら用済みでバッサリなんて噂もちらほら。」
アーティサンドロみたいな奴か?(一同爆笑)。
サンドロ前回の私のプレイをみるようだ(笑)。
アーティ紋章を外したサンドロか。やっかいだな(笑)。
GM紋章を外したところに、ファリスの聖印を足したような感じだね。
アーティ厄介だな~(一同笑う)。
クロウさっきのも口約束だしね。弱みでも握っておく必要がありそうね。
アージェス「あんた達が騒ぐのは勝手だけど、証拠は絶対に出ないから何の得にもならないと思うよ。けど、騒ぎが起これば多少はファリス神殿の評判も落ちると思うし、こっちとしては願ったり叶ったりだよ(笑)。」
クロウう~ん、一応心に留めておこう。「ありがとうございました。」
ボーデル今後の展開で上手く立ち回らないと厳しいかも知れんな。
アーティそうだな。
ムディールの街 : 船着場
GMでは武装商船団の船着場に到着します。迎えるのは船長のエイハプです。
彼は精一杯威厳をこめた視線で君たちを見回すと、開口一番
エイハプ「幽霊船なんて俺には眼中にねぇ。本来なら、今すぐにでも“北海”へ行ってだぁ、“深海の主”を仕留めに行くところなんだが。」
サンドロハッハッハ!(大爆笑)。
ボーデルん? 深海?
アーティなんだっけそれ?
GM超どデカイシー・ウォームだよ。
アーティああ、いたねぇ。
エイハプ「奴との決着はまだついてねぇ。いつか必ず仕留めてやる。」(一同笑う)。
クロウ止めておいた方がいいと思うんだけど。
サンドロエイハプ船長はアレだろ、眼帯なんだろ?(笑)。
ボーデルもちろん足は義足じゃな(笑)。
GM当然。家族全員亡くなっている。
エイハプ「ど~~~してもと頼まれたから、貴様らに付き合ってやる。せいぜいありがたく思いやがれ。」
ボーデルで、パイプを吹かすと。フハハハハッ!(爆笑)。
アーティ今回、むかつくNPCが多いな。
ボーデル海の男なんて皆こんなもんだ。
クロウそうだよ。ぶっきらぼうなのさ。
GMでは、ここまでついて来たフィレンさんが、
フィレン「どうも、申し訳ございません・・・・・・」
GMといって深々と頭を下げると、
エイハプ「いやいやいやいや! フィレンさんが頭を下げることは無いよぉ!」
クロウなんだよそれぇ!!
サンドロニヤニヤしてるんだな。あれ? フィレンって一緒に行くのか?
GMいや、来ないよ。アヴィリアが連れてきたのは、つまりそういうことだ。
クロウあーはい、そー・・・・・・。
ボーデルこやつ、中々ワルよのぅ。
クロウ天然でも、その辺は頭が回るのか。
エイハプ「お前らは甲板磨きでもしろ! 雑用はいくらでもあるんだ!」
GMと言い残し、彼は船に戻っていきます。というわけで出港準備が整った。
アーティNPC多いな。結局誰がいるんだ?
GMじゃあ簡単にまとめておくか。

ガラーナ
“バイカル”のバカ海賊。邪教徒容疑にてPC達に同行。
アヴィリア
ファリスを信仰する騎士。ガラーナの監視役としてPC達に同行。
ペロマ
ファリス執行司祭。2週間以内に戻らないとガラーナ海賊団は処刑。
フィレン
マーファの神官。エイハプを説得した後は見送り。
マゼラン
貴族。武装商船の持ち主。
スターバック
マゼランの一人息子。行方不明。
エイハプ
“モビーディック”号の船長。PC達の航海の手助け。