あのむらにはへんなうまがいるよ
アーティ | : | どんなの? パダのところと変わらない? |
GM | : | ああ、ここは人間の部族。ケンタウロスの部族ってのは珍しいんだ。パダのところだけかもしれない。まぁでも雰囲気はあまり変わらない。 |
サンドロ | : | ではさっさといくぞ。 「こちらにシューンというドワーフはいらっしゃいますか?」 |
クロウ | : | え? もう着いたの(笑)。 |
GM | : | 着いたらしい(笑)。 |
族長 | : | 「シューンさんですが。確かに彼は我が部族に一時的に身を寄せていました。」 |
サンドロ | : | 「ということは、今はいないと?」 |
族長 | : | 「そうですな。まぁ、行き先は聞いておりますが。」 |
サンドロ | : | 「どちらの方に?」 |
族長 | : | 「でしたら、ひとつ頼まれてくれませんかな? 皆さんにお願いしたいことが。」 |
アーティ | : | 交換条件ってやつか。 |
サンドロ | : | 「内容にもよりましょう。」 |
クロウ | : | 「何でしょうか?」 |
族長 | : | 「実は我ら、隣の “デンバ族” という部族と抗争しておりましてな。明日、戦争をするのですが、我々は戦力で劣っておりまして。」 |
アーティ | : | 「傭兵になれと?」 |
族長 | : | 「助太刀をしていただきたい。」 |
ボーデル | : | 「質問があるのじゃが。外部の者の力を借りるのは許されることなのかな?」 |
族長 | : | 「なにせ、前例がないですからな。禁止はされておりません。衣装を貸すから我が部族の者として出て欲しいのです。」 |
サンドロ | : | 「・・・・・・貴方は騎士に対して『傭兵になれ』というのか?」 |
族長 | : | 「『キシ』とは何ですかな?」 |
サンドロ | : | 知らないのか。・・・・・・・・・・・・蛮族だな(一同爆笑)。 |
ボーデル | : | おいおい、己の理解できん者はなんでも蛮族と言って斬り捨てるのは良くないぞ(笑)。 |
クロウ | : | そうだよ。ここにも文化はあるんだぞ。 |
GM | : | お前、これまでも傭兵まがいのことをしてきたじゃないか(笑)。 |
サンドロ | : | うん。いろんなことをしてきたね。 |
アーティ | : | 今更だろ? そうだ・・・そんな紋章外しちまえよ・・・・・・。 |
ボーデル | : | 悪の囁きが聞こえた(一同笑う)。 |
GM | : | 湿地帯に埋めちまえ(一同爆笑)。 |
ボーデル | : | もう一生出てこない(笑)。 |
サンドロ | : | この紋章は外せないな(笑)。 |
ボーデル | : | ちなみに具体的なルールは? |
GM | : | では、“ミラルゴ” の部族間の戦争について説明しよう。 |
クロウ | : | お願いします。 |
GM | : | えー、“ミラルゴ” には多数の独立した部族がいるため、それぞれの部族間では当然争そいごとも起こり、時には戦争になります。ただ、同じ国の仲間意識も多少あるようで、随分とお気楽な戦争をやるようですね。 |
クロウ | : | どんな? |
GM | : | 部族同士で争いが起こった時、それぞれの部族から何人までと決められた騎馬戦士が選ばれて── |
サンドロ | : | (遮って)ジャンケンか! |
GM | : | 違うからね(一同笑う)。 |
アーティ | : | いやいやいや、エアガンにペイント弾を込めてサバゲー(笑)。 |
GM | : | ちょっと近い。 |
アーティ | : | えぇッ?(一同笑う)。 |
GM | : | 何人かの戦士が騎馬戦を行うんだ。ルールがあって、まずは『飛び道具禁止』、記述されていないけど多分『魔法禁止』。互いの騎馬戦士同士で戦って、勝った方の言い分が立つ。 この時、落馬した戦士は死人扱いとなり、再騎乗することも禁止なら、落馬した人を攻撃するのも禁止なんだと。一度落馬したら「死ーんだー。」って転がってるらしい(一同笑う)。 |
クロウ | : | 後は、踏まれないように避けると(笑)。 |
GM | : | そんな呑気なルールがある。だから死人が出ること自体も珍しいらしい。 |
アーティ | : | 死人の練習はしっかりと(笑)。 |
サンドロ | : | ・・・・・・なんと生ぬるい。それでは戦争の意味が無いではないか! |
GM | : | だから、正式には戦争じゃないんだよ(笑)。 |
サンドロ | : | 私は戦争が好きだ!(一同爆笑)。 |
ボーデル | : | そんな危険な事を大っぴらに言うなよ(笑)。 |
GM | : | それアレだろ、『HELLSING』の大佐だろ(笑)。 |
サンドロ | : | その通りだ(笑)。 |
アーティ | : | あ~あのデブか(笑)。 |
ボーデル | : | ワシらも出ていいのか? |
GM | : | そうだね、とりあえず “デンデ族” としては金属鎧を着る習慣がないので皮鎧限定なのと、人間の部族だからドワーフとかが出るのはおかしいだろうね。 |
ボーデル | : | まぁ、そりゃそうじゃろうな。 |
アーティ | : | じゃあサンドロだけか。 |
GM | : | 女性が出るのは問題ないよ。それに、どうしても出たいならラヴェルナが <ポリモルフ> かけてくれる(笑)。 |
アーティ | : | 俺は耳を隠せばいい(笑)。 |
サンドロ | : | ちなみに何人出れるんだ? |
GM | : | 最大10人まで出していい。ただ、相手の部族は10人出てくるが、“デンデ族” は戦士が5人しかいない。 |
サンドロ | : | では。「わかった。ミラルゴの戦士の実力も知りたい。我々が手助けしてやろう。」 |
GM | : | ・・・・・・最初から協力的になって欲しいな(一同笑う)。 |
サンドロ | : | よし、久しぶりにランスを構えよう。そしてメガンティアに騎乗する。 |
GM | : | ちなみに、出場するのは誰だ? |
サンドロ | : | 私以外には馬がいない。貸してもらえるのか? |
GM | : | 貸せはしないが、例えば <ポリモルフ> で馬に変えるとか・・・カッツェを(一同爆笑)。 |
アーティ | : | カッツェなのか!(笑)。でも俺、ファイター1LVだぞ(笑)。 |
サンドロ | : | だったらお前が馬になってクロウを乗せればいい。 |
アーティ | : | お、俺がかぁ!(笑)。 |
ボーデル | : | 面白いな。だったらワシが馬になってやろうか(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | そうしよう! |
クロウ | : | え~・・・。 |
GM | : | 皆出たいんなら、クリストフとバラックスを馬にするが。 |
ボーデル | : | いや、どうせならワシは 「しゃべる馬のボーデル」 になりたいな。 |
GM | : | 「わたしは しゃべるうまのエド」(一同爆笑)。 |
ボーデル | : | そう(笑)。 |
クロウ | : | じゃあ、あたしが乗る(笑)。 |
アーティ | : | 俺はカツエさんに乗る(笑)。 |
サンドロ | : | ではそれで行こう。 |
GM | : | では “デンデ族” と “デンバ族” の抗争は明日です。 |
族長 | : | 「それでは客人の方々はゆっくりと休んでくだされ。」 |
GM | : | と、ご馳走を振舞っていただけます。 |
クロウ | : | ほら、草をお食べよボーデル(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | おいクロウ! ボーデルに草なんて食べさせるとは何事だ! こいつは骨の方が好みなんだぞ!(一同笑う)。 |
ボーデル | : | ワシャあ犬じゃない(笑)。 |
GM | : | では翌日。約束の時間となりました。 |
クロウ | : | (角笛を吹く)ブォ~、ブォォ~(笑)。 |
GM | : | 本当にそんな感じだね。 |
ラヴェルナ | : | 「では頑張るのですよボーデル。」(コロコロ)<ポリモルフ> 成功。 |
ボーデル | : | 「ヒッヒーンじゃ!」(笑)。 |
ラヴェルナ | : | 「おっとおかしい、足が短い。」(一同大爆笑)。 |
ボーデル | : | うほーう! ドワーフだからってそりゃあんまりじゃ(笑)。 |
サンドロ | : | 「やたらと胴が長いぞ!」(笑)。 |
GM | : | ラヴェルナがちょちょいとやるとニョキッと伸びます(笑)。 |
クロウ | : | 「さぁボーデル、馬具をつけてやるぞ!」(笑)。 |
ボーデル | : | 「痛いのぉ。」 |
アーティ | : | 普通に喋ってるよ(笑)。 |
ボーデル | : | ワシとすれ違った相手は<フォース>で落馬させてやるわい(一同笑う)。 |
GM | : | では、続いてカッツェが立派な馬に(コロコロ)なりました。 |
クロウ | : | こっちは何色? |
GM | : | 白猫だから白馬でいいだろうね。猫目の白馬に(一同笑う)。 |
サンドロ | : | ・・・・・・キモいぞ(一同笑う)。 |
ボーデル | : | アーティ、お前いつからこんなキモい使い魔を持つようになったのだ。 |
アーティ | : | ええっ!? しかし俺は馬と完璧な意思疎通をして見せよう(笑)。 |
GM | : | そうだね。『+2』のボーナスがあってもいいくらいだ。 |
アーティ | : | くれ(笑)。 |
ボーデル | : | 人馬一体か。 |