それはまるでモズの早贄

ＧＭ：では戦闘ルールの説明です。ラウンドの開始時に “デンデ族” よりも “デンバ族” の人数が多い場合、多い分だけの攻撃が君達にランダムに割り振られます。
そして “デンデ族” と “デンバ族” の騎馬は、毎ラウンドの終了時に1騎ずつ減っていきます。これはNPC同士のぶつかり合いでやられたのだと思ってください。
ボーデル：うむ。
ＧＭ：というわけで放っておくと5ラウンド目で “デンデ族” は壊滅するんですが、一応君ら全員が落ちるまでは負けではないです。
君達の攻撃で “デンバ族” の騎馬が落馬した場合、当然 “デンバ族” の最大数が減り、君等に来る攻撃回数も減るわけです。つまり、“デンデ族” の人数が “デンバ族” の人数を上回れば、君らは攻撃を食らわなくて済むと。
サンドロ：オーケイ分かった。
ＧＭ：ちなみに落馬のルールだが、『食らったダメージ＋7』を目標値に『冒険者LV＋生命力B』で判定して、失敗したら落馬します。ダメージ0でも判定で、この場合は1ゾロのみ。
サンドロ：アーティ、お前は防御に専念するといい。
アーティ：ああ。≪防御専念≫ だ。
ＧＭ：ちなみに “デンバ族” の敏捷度は【12】。
サンドロ：よーし、私は常に ≪ランス・チャージ≫ だ。
ROUND - I
サンドロ：では私だ。≪ランス・チャージ≫ だ。
ＧＭ：相手がA・B・C・D・E・F・G・H・I・Jといるが、どれにする？（一同笑う）。
サンドロ：とりあえずAだ（笑）。
ＧＭ：≪ランス・チャージ≫ の処理はラウンドの終わりになるから。
サンドロ：分かっている。
ＧＭ：では、Aはサンドロを迎え撃とう。と言ってもこちらも槍で ≪チャージ≫ だから、サンドロの攻撃の後で攻撃を処理する。サンドロの攻撃で沈めてしまえばAの反撃はなくなるから。
サンドロ：分かった。
クロウ：あたしはどうしようかな。
ＧＭ：ちなみに “デンバ族” の攻撃は全員 ≪チャージ≫ だから。
サンドロ：待ち構えて返り討ちにしてやれ。
クロウ：そうします。
ＧＭ：ちなみにそれなりにダメージを与えてあげないと、落馬させることもできずにただただ刻んでいく事になるから（一同笑う）。
クロウ：が、頑張るよ（笑）。
ボーデル：いや、クロウ、このラウンドはライトフレイルに持ち替えて攻撃だ。
クロウ：なんで？
ボーデル：このままだとすれ違う度に相手の首が一個ずつ飛んでいく気がする（一同爆笑）。
サンドロ：「うぉぉぉぉぉ！」　スポーン（笑）。
ＧＭ：魔王の申し子、覚醒（笑）。
サンドロ：相手、首を落とされたまま『タカラッ、タカラッ』って走り去っていくんだ（一同爆笑）。
ＧＭ：格好いい。まるで悪魔だ（笑）。
クロウ：やめてよ！（笑）。
ボーデル：だからライトフレイルで ≪手加減≫ しろ。
アーティ：俺は ≪防御専念≫ で様子見。
サンドロ：ではボーデルは「ヒヒーン、ヒヒーン」言いながら ＜フォース＞ を連発してやれ（一同笑う）。
ボーデル：いや、やらんよ（笑）。ワシは見てるよ。
ＧＭ：ではこちらだ。Aがサンドロを攻撃します。
騎馬Ａ：「うぉりゃあ～！」
サンドロ：では、そいつに向かって ≪ランス・チャージ≫ だ！
ＧＭ：互いのランスと槍が交錯！　共に回避力に『－4』ペナルティだ。
サンドロ：「アチャアッ！」（コロコロ）『15』。
騎馬Ａ：（コロコロ）出目は良かったが、駄目だ。
サンドロ：相手も回避が下がっているからな。では食らえ（コロコロ）『18』点。
騎馬Ａ：こっちの防御力は『レーティング：12』だ。（コロコロ）う、これは『6』点止めて丁度生命力『0』だ。
アーティ：おっと、一撃。
ボーデル：気絶しちゃった（笑）。
騎馬Ａ：[ 生死判定 ] は（コロコロ）危ない、でも成功。
しかし落馬して更に3点の落下ダメージ（一同爆笑）。
サンドロ：もう一度判定するのか？（笑）。
ＧＭ：（冒険者レベルで軽減したので）実はダメージなし（笑）。
サンドロ：そのまま駆け抜けるぞ。Ｕターンして次のターンは再度 ≪ランス・チャージ≫ だ。
ＧＭ：では、サンドロは交錯した瞬間に相手を見事打ち落とした。では続いてＢが突っ込んできます。
騎馬Ｂ：「そいやぁ～！」
クロウ：じゃあ、あたしがＢを迎え撃ちます。あ、≪手加減≫ で（笑）。（コロコロ）『10』。
サンドロ：これはマズイな･･････。
騎馬Ｂ：（コロコロ）お、『11』。避けた。では反撃が（コロコロ）『12』。
クロウ：（コロコロ）『14』。ひょいっ。
ＧＭ：では次、Cの攻撃が（コロコロ）アーティ。
アーティ：い、いきなり俺ぇ！？
騎馬Ｃ：実は狙ったからね。（コロコロ）『11』。
アーティ：11か。（コロコロ）出た、『15』だ。
騎馬Ｄ：続いてDが（コロコロ）サンドロに『14』。
サンドロ：高いじゃないか。（コロコロ）食らった。
ボーデル：これで落馬したら笑えるな。
騎馬Ｄ：（コロコロ）出目が5。えっと、『8』点（笑）。
サンドロ：（コロコロ）『11』点カキン。さてダメージ0だが一応判定か（コロコロ）大丈夫だ。
騎馬Ｅ：（コロコロ）クロウに『10』。
クロウ：あたしか（コロコロ）避けました。
ＧＭ：ではラウンド終了時。“デンデ族” の騎馬Eと “デンバ族” の騎馬Jが落ちました。
クロウ：今は何人？
ＧＭ：サンドロが落としたから7対8。
ROUND - II
サンドロ：では次のラウンドは空いてる奴･･･Cでいいや。Cに ≪ランス・チャージ≫。
ＧＭ：一応乱戦だけど範囲が広いから、誰と接敵してるとか考えずに攻撃していいからね。
アーティ：俺は ≪防御専念≫。
クロウ：あたしは迎え撃つ。
騎馬Ｂ：ではBが続けてクロウに。
クロウ：叩くぜ。（コロコロ）『17』。ダメージ『10』点。
騎馬Ｂ：『4』点食らった。目標値『11』で [ 落馬判定 ] （コロコロ）成功。
「ぬぉぉぉっ！？」 っと焦りながらもバランスを取ることに成功。
クロウ：チッ。
騎馬Ｂ：では ≪チャージ≫ で『14』。
クロウ：（コロコロ）『18』と言って回避。
騎馬Ｃ：では続いてCがサンドロと交錯するぞ。
サンドロ：「来やがれ！」（コロコロ）『17』と言って攻撃！
騎馬Ｃ：（コロコロ）それは避けられない。
サンドロ：ダメージ、「うぉぉぉ！」（コロコロ）『17』点。
ＧＭ：うわ、やっぱり ≪ランス・チャージ≫ は強いな。
ボーデル：サンドロが輝いておる。
騎馬Ｃ：『6』点止めて『11』点食らった。生きてはいるが [ 落馬判定 ] の目標値が『18』か（一同笑う）。
（コロコロ）当然落ちました。
サンドロ：よし、2体目。
騎馬Ｃ：落馬の衝撃で気絶しました（一同爆笑）。[ 生死判定 ] は成功。
アーティ：俺が踏んづけてしまいそうだ（笑）。
騎馬Ｄ：ではこちらの攻撃が（コロコロ）アーティ。
アーティ：また俺か。
騎馬Ｄ：ダイスがそう言っている。（コロコロ）『11』。
アーティ：（コロコロ）うお、『11』で同点回避だな。
騎馬Ｅ：最後の一体が（コロコロ）サンドロに。
サンドロ：よし、来い。
騎馬Ｅ：お前は今、当たりやすいぞ（コロコロ）『11』。
サンドロ：む、食らった。
騎馬Ｅ：（コロコロ）これはダメージが減った。『7』点。
サンドロ：ここで1ゾロ素通しとかやったら笑えるな（コロコロ）カッキン。落馬もしない。
ボーデル：そしてまた一体減る。6対6だな。
アーティ：俺らを抜けば3対6か。
ROUND - III
ＧＭ：では3ラウンド目。
サンドロ：ではDを狙うぞ。おっとその前にお前らか。
アーティ：俺は ≪防御専念≫ だ。
クロウ：Bに行くよ？　普通に（コロコロ）『10』。
騎馬Ｂ：しかし ≪チャージ≫ 中だから（コロコロ）『8』だ。
クロウ：ダメージが（コロコロ）『11』点。
騎馬Ｂ：（コロコロ）軽減して『3』点食らった。 [ 落馬判定 ] 目標値が『10』だ（コロコロ）成功。
サンドロ：頑張るなこいつ（笑）。
ボーデル：自力で落馬できないってのも可哀想だな。
アーティ：降りればいいだけだろ。
ボーデル：チキンのレッテルを貼られたくはあるまい。
ＧＭ：自分から落ちたりしたら恥だからね。
アーティ：クロウ、いい加減落としてやれよ（笑）。
クロウ：落とせないんだよ！（一同笑う）。
サンドロ：いいじゃないか。こう、ライトフレイルで相手を殴打しながら。
「まだ落ちないのかいぃ？」　「落ちたら恥かくよぉ。お仕置きが嫌なら頑張るんだねぇペチペチ！」（一同大爆笑）。
ＧＭ：いやぁ、苛められてるなぁ（笑）。
アーティ：「もう落としてくれぇ！」って（笑）。
サンドロ：だから ≪手加減≫ しているのか（一同爆笑）。
クロウ：あはははは！（←壊れたように爆笑）。
サンドロ：では私だ。Dに狙いをつけて ≪ランス・チャージ≫ だ（コロコロ）『17』（一同歓声）。
クロウ：どうしたんだサンドロ、輝いてる。
サンドロ：ランスが凄くいい！！（一同爆笑）。
ＧＭ：流石、騎士の特権アイテムだな（笑）。
サンドロ：ダメージ（コロコロ）回っちゃった！（一同爆笑）。
ボーデル：キラ～、キラ～♪（笑）。
サンドロ：18の･･･『33』点（一同爆笑）。
ボーデル：本日の最大ダメージ決定じゃな。
騎馬Ｄ：こっちも防御ダイスの出目が良かったが･･･『25』点貫通。生命力『－13』。
クロウ：死んだんじゃない？
騎馬Ｄ：まだまだ。 [ 生死判定 ] があるじゃないか。目標値たったの『20』だ。6ゾロを出せばいいだけさ。
アーティ：『たった』って言わねぇよ（笑）。
騎馬Ｄ：（コロコロ）死んだ。これはランスが胴体を貫通したな。
モズの早贄状態（一同苦笑）。
サンドロ：ドガッとそのままくっついてきたのか。ではＵターンの際に振り落とそう。
ＧＭ：ゴロゴロゴロッと、Dの身体は慣性で転がっていきます。
アーティ：非道いなぁ。
サンドロ：きっと乱戦で戦争状態になっているからね。戦争は大好きなんだよ。
ＧＭ：まだ言うか（笑）。
騎馬Ｅ：何とかサンドロを攻撃できないものだろうか。「うわぁぁ～Dのカタキィ～！」（一同笑う）。
（コロコロ）しかし出目はクロウだ。
騎馬Ｅ：（サンドロ）「お、女を狙えー！！」（一同爆笑）。
ボーデル：なんちゅう卑怯な連中じゃあ！（爆笑）。
騎馬Ｅ：「あいつが一番安全そうだ！」（コロコロ）『13』。
サンドロ：あ、あそこが？　さっきから随分サディズムを発揮してるんだけど（一同笑う）。
アーティ：安全なのはむしろ俺じゃねぇ？（笑）。
騎馬Ｅ：では、「大丈夫かＢ！」　と言って助け舟に。
クロウ：（コロコロ）『17』で回避。Bの反撃はいいの？
ＧＭ：･･････あ、Ｂまだ生きてたか（一同爆笑）。
サンドロ：お前が酷いぞ！（笑）。
アーティ：忘れんな（笑）。
騎馬Ｂ：Bはガチンコでクロウに反撃。（コロコロ）『14』。
クロウ：（コロコロ）『17』。
ボーデル：これで5対4じゃ。
ROUND - 1V
ＧＭ：“デンデ族” の生き残りが2体だから、このラウンドも2回攻撃が来るね。
アーティ：動くのは次のラウンドからだな（笑）。
サンドロ：よしクロウ、お前はBに止めを刺せ。私はEを狙う。
クロウ：じゃあＢに行くよ～（コロコロ）『16』。あ、≪手加減≫で！（一同笑う）。
ＧＭ：今の遅いよね（笑）。別にいいんだけど（笑）。
騎馬Ｂ：（コロコロ）はい、当たり～。
クロウ：あ、また『11』点（笑）。
騎馬Ｂ：（コロコロ）防御ダイスがいい。『3』点食らってまだ立っている（一同爆笑）。
ボーデル：こいつ頑張るねぇ！　さっきからずっと立ってるぞ（笑）。
クロウ：もう落馬してくれぇ！
騎馬Ｂ：（コロコロ）まだ乗ってる（一同爆笑）。
サンドロ：ボロボロになってまだ立ってる。可哀想になってきたよ（一同爆笑）。
クロウ：なんでそんなに頑張るんだよ！（笑）。
騎馬Ｂ：「僕は･･････僕は･･･負ける訳にはいかないんだ･･･！」（笑）。
ボーデル：こいつがMVPだよ（一同爆笑）。
アーティ：ボーデル、＜キュアー・ウーンズ＞ してやれよ（笑）。
騎馬Ｂ：さてさて、Bの反撃だ。
アーティ：もう逃げろよ（苦笑）。
サンドロ：逃げるわけにはいかないんだ。
ボーデル：名誉の為に。
騎馬Ｂ：それ（コロコロ）『12』で反撃だ。
クロウ：（コロコロ）6ゾロッ！
ボーデル：平目で回避か。
アーティ：･･････残酷だなぁ（笑）。
サンドロ：ではEを狙っていくよ。（コロコロ）下がった。『12』。
騎馬Ｅ：（コロコロ）こっちも低い。『5』だ。
ボーデル：また殺っちまうのか。
クロウ：もう殺すなよ～。
サンドロ：（コロコロ）回らん。『17』点。
騎馬Ｅ：そのくらいなら（コロコロ）『12』点食らって丁度『0』だ。
サンドロ：それで落馬して [ 生死判定 ] か。
騎馬Ｅ：大丈夫だ、生きている。
ＧＭ：ではラウンドの最後にお互いに一体ずつ落ちて、そっちは残り1体、こっちは残り2体。
ROUND - V
アーティ：よぉ～し、そろそろ行くかな（笑）。
クロウ：じゃあBを迎え撃つよ（一同爆笑）。
サンドロ：頑張るB（笑）。ラウンドの最初っから攻撃を食らいまくってる（笑）。
ＧＭ：迎え撃つんでしょ？　だったら通常攻撃のアーティの方が早い。
アーティ：よし、じゃあグレソで。
ボーデル：≪手加減≫ しない気だこいつ（笑）。
アーティ：ああそうだ。じゃあ【名も無き杖】に持ち替えて ≪手加減≫ 攻撃かな。
ＧＭ：いいよ。
アーティ：よーし、オラッ（コロコロ）『17』。
騎馬Ｂ：（コロコロ）食らった。
アーティ：ダメージが ＜フル・ポテンシャル＞ で増えてて･･･『10』点。
騎馬Ｂ：（コロコロ）う゛！　『4』点通って丁度『0』だ。
ボーデル：おお、ようやく気絶か（笑）。
クロウ：よかった～（笑）。
騎馬Ｂ：（コロコロ） [ 生死判定 ] も成功。無事落馬。
アーティ：いやね、これ以上やったら誰かが殺しちゃうかと思ったからさ！（笑）。
クロウ：悪かったね！（笑）。
サンドロ：最後の一匹か。私が ≪ランス・チャージ≫ で沈めてやる。
ボーデル：おお、最後の一騎打ちが始まろうとしている。
騎馬Ｆ：では、こちらもそこの･･･傍で見ていても強い奴に一矢報いようかな（一同笑う）。
サンドロ：「お前で終わりだァー！」（コロコロ）『15』。
騎馬Ｆ：無理だー。
サンドロ：ダンッメェージッ！（コロコロ）回らん『18』！
騎馬Ｆ：（コロコロ）ぐはッ！　生命点『－2』！（コロコロ）[ 生死判定 ] 成功で落馬しました。
サンドロ：よしっ。
ＧＭ：ではその瞬間、ドラが鳴らされるね。
デ族長：「試合、終～了～！！」
アーティ：試合だったのか（笑）。
デ族長：「この勝負、4対0で “デンデ族” の勝利と～する～！！」