報酬は野菜細断機
GM | : | では魔術師ギルドに戻りました。相変わらず、慌しくバタバタしてます。 |
魔術師1 | : | 「コーラスアスの新たな動きが確認されたぞ!」 |
魔術師2 | : | 「落ち着け、旋回しただけだ!」 |
クロウ | : | おつかれさまです(笑)。 |
ボーデル | : | では事情を説明しよう。 |
GM | : | では、マナ・ライやラヴェルナの集まる会議室に召集された。 |
ボーデル | : | 「先ほど渡したのは偽物です。本物はこれです。」 |
アーティ | : | 直ちに処分を(笑)。 |
マナ・ライ | : | 「どういうことだ?」 |
サンドロ | : | 「犯人はこいつです。」 ばさっ。 |
GM | : | それ、ボロボロのマクガルドか(笑)。 |
バレン | : | 「マ、マクガルド導師!?」(一同笑う)。 |
アーティ | : | 手加減しておいたぞ(笑)。 |
サンドロ | : | 「一からお話しましょう。」 |
ボーデル | : | 「カクカクシカジカ、」(一同笑う)。 |
GM | : | 別にそれは構わないよ(笑)。 |
サンドロ | : | 怪しい奴と手を組んで、ローランスの事をはめようとしていた事、あとはラーダ神官ではなく、名もなき狂気の神に冒されていた事、ラーダ神官を含む数人を殺害し魔獣を召喚していた事、あとはスラムの住居の場所など報告しよう。 |
マナ・ライ | : | 「そのラーダ神官とは、行方不明になっているコザレックとかいう神官かもしれないな。」 |
アーティ | : | 知らんな(笑)。 |
マナ・ライ | : | 「あい分かった。サンドロ殿、ご苦労であった。【炎の心臓】はすぐに返却し、【灼熱の宝珠】を受け取り、コーラスアスに返還しようではないか。」 |
サンドロ | : | 「はい。」 |
マナ・ライ | : | 「サンドロ殿、お疲れのところ悪いが、頼まれてはくれまいか?」 |
サンドロ | : | 「それは元々我々の任務であります。」 |
クロウ | : | <テレポート> は? |
GM | : | それは当然、送ってくれる。 |
ボーデル | : | では “トルガ村” へ【炎の心臓】を返しに行こう。 |
GM | : | 今度はラヴェルナも同行します。 |
ボーデル | : | そういえば、さっきのソフトレザーはなんだったの? |
GM | : | ただの+2のソフトレザー。 |
サンドロ | : | +2!? |
アーティ | : | ただのって、強いよ(笑)。 |
GM | : | でもこれはラーダ神殿から支給されている奴だから、後で返却する必要あるよ。 |
アーティ | : | それは残念。 |
GM | : | では全員到着しました。 |
コウテイ | : | 「おお! サンドロ君!」 と先ほどの高弟が(一同笑う)。 |
サンドロ | : | ああ、高い弟子のコウテイさんだ(笑)。 |
コウテイ | : | 「事件の行方はどうかね?」 |
サンドロ | : | 「これがこちらから盗み出された【炎の心臓】であります。」 |
コウテイ | : | 「素晴らしい! では私はもう帰っていいんだね!?」 |
アーティ | : | 待ってくれ! 俺らを送り届けてからにしてくれ(笑)。 |
サンドロ | : | ではこれを戻そう。 |
GM | : | それは司祭のダツがやるよ。 |
ダツ | : | 「おお! サンドロさんそれです! まさしく【炎の心臓】です! あとは私にお任せください。」 |
アーティ | : | 偽物も並べて選ばせよう(笑)。 |
ダツ | : | 「大いなるブラキよ! 我に力を!」 |
GM | : | と叫ぶと、彼は入れ物に手を突っ込んで 【炎の心臓】を掴み出すよ。 ジューーーーー! |
ダツ | : | 「ギャー! アチアチー!!」(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | そんな原始的な方法なのかよ(一同爆笑)。 なんか天から光が差してきて、浮かび上がって納まるとかじゃないのか(笑)。 |
アーティ | : | (PLが)腹減ってるから笑うと痛い(笑)。 |
サンドロ | : | アチアチアチって(笑)。 |
GM | : | 別にこれ、ブラキの炎ってわけじゃないんだよ。大地からすんごい炎が吹き上がっているから、「これはブラキの象徴に違いない」とか勝手に言ってるだけなんだから(笑)。 |
サンドロ | : | そりゃ分かるが、あんまりにも(笑)。 |
アーティ | : | きっとさっきの祈りは <ヒート・プロテクティブサークル> の詠唱だったんだよ(一同笑う)。 |
GM | : | その後、ダツがブラキに祈りを捧げると、炎の勢いは穏やかな安定したものになりますね。 |
ダツ | : | 「これで “神の火床” はもう大丈夫でしょう。ありがとうサンドロさん。」 |
サンドロ | : | 「いいえ。礼には及びません。」 |
ダツ | : | 「そしてボーデルさん。」 |
ボーデル | : | 「うむ。ブラキ信者として当然の事をしたまでじゃよ。」 |
ダツ | : | 「貴方にブラキの加護を。あのお守りも役に立った事でしょう。」 |
ボーデル | : | 使ってねぇ(一同爆笑)。 |
クロウ | : | 忘れてたー(笑)。 |
ボーデル | : | 結局のところ、使いどころがなかった(笑)。 |
ダツ | : | 「では、こちらはお返しいたします。」 |
GM | : | と、【灼熱の宝珠】を差し出しますね。 |
アーティ | : | また熱いのを我慢して(笑)。 |
クロウ | : | 【耐炎の指輪】して受け取ろう。 |
サンドロ | : | 大事な物だ、私が管理をしよう。 「ではラヴェルナ様、参りましょう。」 |
GM | : | その前にラヴェルナから提案だ。 |
ラヴェルナ | : | 「皆さん、ここ “トルガ村” ではとても品質の良い武具が作られるそうです。我々の装備も長旅で随分痛んでいる事ですし、こちらで新調してはいかがでしょう。」 |
サンドロ | : | ほぉ! |
ボーデル | : | 確かにそうじゃな。 |
ラヴェルナ | : | 「よろしければ、皆さんの鎧を私の方で新調させていただきますよ。」 |
アーティ | : | センスはラヴェルナ任せか(笑)。 |
GM | : | そんな事ないよ(笑)。金属鎧なら何でも可。 それを聞いたダツも、 |
ダツ | : | 「そういう事でしたら喜んで。申し訳ないことに我々には費用負担はできませんが、最優先で取り掛かるよう口を利いておきましょう。」 |
GM | : | 普通に注文したら予約待ちで数ヶ月はかかると思ってくれ。 |
サンドロ | : | それは十分だ。 |
ラヴェルナ | : | 「まずはこの件を無事に終えてから、採寸しに再度ここに来ましょう。」 |
アーティ | : | 鎧って、作るのにすんごい時間かかるんじゃないの。 |
GM | : | それも品質が良い分だけ手がかかってるからね。でも一ヶ月で仕上げてくれます。 |
ボーデル | : | ふふん。ドワーフには腕の良い職人がいっぱいいるからな! |
サンドロ | : | “オラン” の調査を終えるのにも、それ位の時間はかかりそうだからな。 |
アーティ | : | “レックス” があるからね。 |
GM | : | では、君達はその確約を取り付け、コーラスアスとの約束の場へと向かいます。 |
クロウ | : | はい。 |
GM | : | ではラヴェルナは杖をかかえると、 |
ラヴェルナ | : | 「<テレポート>!」 |
GM | : | と、君たちは見覚えのあるバス停に立っている(一同笑う)。 |
クロウ | : | あるんだ!(笑)。 |
アーティ | : | 待て! <テレポート> 使えるの?(笑)。 |
ラヴェルナ | : | 「この間に勉強に励み、7LV になりました!」(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | 勉強(笑)。我らが命がけで一生懸命戦っていたのに(笑)。 |
アーティ | : | ああああ~、まぁたレベル差が開いちゃった。 |
GM | : | 大丈夫、戦闘には極力参加しないから(笑)。 |
アーティ | : | いや、出ろよ(一同笑う)。 |
ボーデル | : | よし、合図をあげるんだ。 |
クロウ | : | 魔法? |
ラヴェルナ | : | 「アーティ。私はもう疲れ果てました。」(一同笑う)。 |
ボーデル | : | 何人も <テレポート> で飛ばしたからな(笑)。 |
クロウ | : | お疲れ様です(笑)。 |
アーティ | : | よし、合図は <ライトニング> だ(笑)。 |
クロウ | : | やってくれ~。 |
アーティ | : | カッツェの精神点で使おう(笑)。では空に向かって。 |
ボーデル | : | ガンダム・ラストショット(笑)。 |
アーティ | : | (コロコロ)ギリギリ成功。気合が入ってない(笑)。 |
GM | : | では、遠く “グロサルム山脈” 方面からワームが飛んできます。 |
アーティ | : | ワームかよ(笑)。 |
GM | : | ワームが君たちの姿を確認すると、遠くから『キーン!』と亜音速で風を切り裂く凄い音とともにコーラスアスが飛来してくる(一同笑う)。 |
クロウ | : | なんだ(笑)。 |
アーティ | : | 飛ばされそうだ(笑)。衝撃に対して身を伏せよう(笑)。 |
GM | : | カッツェがー(一同爆笑)。 |
クロウ | : | 飛んでっちゃった(笑)。 |
GM | : | コーラスアスは君達のは姿を確認し、旋回して着地します。 |
サンドロ | : | 「こちらの品で間違いないでしょうか。」 |
コーラスアス | : | 「よくやった。褒めてつかわす。」 |
ボーデル | : | はは~。 |
サンドロ | : | 「では、お納めください。」 |
コーラスアス | : | 「では、お前たちに枷せた “制約” は解除しよう。」 |
GM | : | と、<ギアス> を解いてくれました。 |
クロウ | : | よかった。 |
コーラスアス | : | 「小さき種族にも中々できる連中がおるようだな。 では、お互いの為にも、二度とこのような事が起こらぬ事を祈ろう。」 |
GM | : | と、コーラスアスは住処へ向かい飛び去っていきます。 |
ボーデル | : | 良かった良かった。平和に終わった。 |
GM | : | では無事に “オラン” の街に戻りました。帰還した君達はまたしても魔術師ギルドに招聘されます。 ギルドでは、マナ・ライよりお褒めの言葉と労いの言葉がかけられます。 |
サンドロ | : | 弔いの言葉じゃなくてよかった(一同笑う)。 |
マナ・ライ | : | 「“オーファン” から来て頂いた貴方がたに我が国の危機を救っていただき、大変感謝している。しかも恥ずかしい事に原因は我がギルドに所属する魔術師でもあるとのことだ。 そこで、お詫びの意味で、一つ受け取っていただきたい物がある。」 |
GM | : | と、一振りのバスタード・ソードを差し出します。 |
サンドロ | : | おおっ!! |
クロウ | : | 良かったね。 |
マナ・ライ | : | 「ラヴェルナ殿に聞いた話では、随分と魔剣にご執心との事だったからな。」(一同爆笑)。 |
ボーデル | : | 物欲しそうな顔でもしていたのか(笑)。 |
サンドロ | : | 「渇望しておりました。」(一同笑う)。 |
マナ・ライ | : | 「貴殿にはこのくらいが丁度良いだろう。」 |
GM | : | と、必要筋力『17』のバスタード・ソードです。 |
サンドロ | : | おお。 |
アーティ | : | ピッタシだ。これで俺の <エンチャント・ウェポン> は不要になったな。 |
サンドロ | : | では、こう恭しく受け取ろう。 |
マナ・ライ | : | 「これは魔剣 【スライサー】という。」 |
ボーデル | : | 野菜がよく切れそうだな。 |
GM | : | 野菜だけじゃないよ。+1の魔力があるので、攻撃力と追加ダメージに『+1』の修正がある。クリティカル値は基本が『10』です。 また、特別な魔力があり、精神点を消費してクリティカル値を下げることができます。 |
サンドロ | : | ほぉ! |
GM | : | 基本消費精神力『20』として換算し、使用者の戦闘技能(実質、ファイター技能のみ)を魔法と同じように見立てて、消費精神力を割り出します。 |
アーティ | : | ファイター5だったら(20÷5で)『4』点? |
GM | : | そうなります。その精神点を消費すると、一度だけクリティカル値を『-1』することが可能です。 これは [ 狙撃 ] とは違い、一回の攻撃の間ならクリティカル値は下がったままです。 |
サンドロ | : | 発動してそのまま殴れるの? |
GM | : | はい。一回攻撃すると、たとえ空振りしても効果は無くなります。が、発動してそのまま待機し、3ラウンド後に攻撃とかは可能です。でも、発動状態のキープには多少の集中が必要なので、常に発動状態にしておくことはできません。 また、発動すると相手の魔力を断ち切る力が発生します。具体的には、相手のダメージ軽減魔法、武具の魔力を無視できます。 |
一同 | : | おお~。 |
ボーデル | : | それは凄い。 |
GM | : | さらに。消費精神力を2乗で支払うことで、クリティカル値を『-2』『-3』と下げていくことが可能。 |
サンドロ | : | 2乗(笑)。 |
GM | : | つまり、サンドロはファイター6LVだから、基本は『4』点。ということは『4×4=16』点消費すればクリティカル値『8』で攻撃できる。 |
アーティ | : | 『16』点もある? |
サンドロ | : | ねぇよ(一同笑う)。 |
アーティ | : | ボーデルが使ったら怖ぇえ(笑)。 |
GM | : | という効果の魔剣です。気に食わなかったら他のでも良いけど? |
サンドロ | : | いや、これでいい。 |
GM | : | では、【耐炎の指輪】なのですが、これは炎の研究の第一人者であるマクガルドに対して魔術師ギルドから贈られた品物です。 しかしマクガルドが不祥事を起こしたので、回収して見込みのある人材、つまりローランスに贈られることになりました。 代わりに、君たちには【常温の指輪】がプレゼントされます。 |
アーティ | : | とりあえずクロウが持っとれ。 |
クロウ | : | いただいておきまーす。 |
GM | : | ラーダ神殿からも感謝状が贈られます。 |
アーティ | : | 鎧の取立ては来ないの? |
GM | : | 当然、鎧は回収します。 |
アーティ | : | では返そうかね。 |
GM | : | 先ほど言っていた、コザレックというラーダ神官が行方不明になっていた件ですが、マクガルドの部屋で見つかった死体がコザレックであることが確認されました。 彼はラーダ神殿でマクガルドの下で炎の精霊力について研究していたのですが、彼の部屋から見つかった日記を調べたところ、失踪する前日から内容がおかしくなっていました。 |
アーティ | : | 追い詰められた感じ? |
コザレック | : | 『マクガルド様が仰るには、私はラーダ様に選ばれし存在であり、その身を求められているのだそうだ。こんなに光栄な事は無いではないかフハハイヒヒエオアハヒャッハァ!』 |
アーティ | : | そいつも相当やばいな(笑)。 |
ボーデル | : | <ルナティック・シード> 撃ち込まれたんじゃないかな。 |
アーティ | : | あーそーか。 |
GM | : | 彼もそれっきり姿を消していました。 |
サンドロ | : | なるほどね。 |
GM | : | で、感謝状には、コザレックの無念を晴らした事と不祥事神官であるマクガルドの捕縛についての礼が記されている。 |
ボーデル | : | 「うむうむ、ラーダ神殿に恩を売っておいて損は無いからのぉ!」 とほくそ笑む。 |
アーティ | : | まだ暫く “オラン” に滞在しそうだしね。他の神殿にも有効かも。 ああそうだ、クロウさ、俺が買ってやるから <カンタマ> のコモンルーン持たない? |
GM | : | 君、<エンチャント・ウェポン> も不要になったのに、更に仕事減らすのかい(笑)。 |
アーティ | : | いや、<カンタマ> はかかるのが早い方がよいじゃない。 |
クロウ | : | じゃあ、使っても良いけど。 |
アーティ | : | じゃあ買った。3000減らす。 |
GM | : | (それはアーティが個人で買うべき物なのかなぁ)というわけで、今回のセッションはこれで終了です。お疲れ様でした。 |
一同 | : | お疲れ様です。 |