ドワーフの人身(?)御供
クロウ | : | やってきました “トルガ村”。 |
コウテイ | : | 「悪いが、私は “トルガ村” までしか来た事がないのでな。鉱山までは歩くぞ。」 |
サンドロ | : | そうなのか。“トルガ村” の中にあるのかと思っていたぞ。 |
アーティ | : | 遠い? |
GM | : | いや、実ははっきり書かれてないから良くわからんのだが(『死せる神の島』を開いて) |
アーティ | : | は? そんな話、あったっけ? |
GM | : | (『死せる神の島』から引用) 『「これは素晴らしい」リザンが感嘆の声を上げてバートは息を呑んだ』 |
アーティ | : | じゃあ俺が言うぞ。 「これは素晴らしい。」(一同爆笑)。 |
GM | : | お前、リザンのポジションなのか(笑)。 |
アーティ | : | ソーサラー繋がりで(笑)。 |
サンドロ | : | じゃあ息を呑もうか(笑)。 |
GM | : | (『死せる神の島』から引用) 『谷は思いがけない美しさに満ちていた。象牙色から赤茶色の色合いに染まった小さな谷は、一つの彫刻のようだ。』 |
ボーデル | : | 完全に読んでる(笑)。 |
アーティ | : | さぁ、誰の台詞だ(笑)。 |
GM | : | 『「まぁ、魚が泳いでる!」』ってプラムの台詞(一同爆笑)。 |
ボーデル | : | プラム(女グラスランナーの盗賊)はクロウだな(笑)。 |
クロウ | : | なんでよ! |
アーティ | : | 盗賊繋がりだから(笑)。 |
GM | : | ちなみに、ガラードってドワーフもいるけど(一同爆笑)。 |
アーティ | : | 待て! そのパーティをロールプレイしてどうする!(一同笑う)。 |
ボーデル | : | 絶版の本を宣伝してどうする。 |
GM | : | では話を進めましょう。 鉱山 “バルウィル” ってのはそう離れていないので、これから向かいます。 |
アーティ | : | トルガ駅前、徒歩1分。 |
GM | : | 当然、ドワーフの集落なので周りはドワーフばかりですね。 |
サンドロ | : | チッ。 |
クロウ | : | 落ち着け、サンドロ! |
ボーデル | : | 不穏な行動は慎んでくれ。 |
GM | : | では、“バルウィル” にあるブラキ神殿に到着しました。 入り口を固める、ドワーフの屈強なブラキ神官達が出迎えてくれます。 |
ボーデル | : | はぁ~、聖地じゃ。 |
ブラキドワーフ | : | 「ブラキ神殿にようこそ。ご参拝ですかな?」 |
サンドロ | : | 「いえ、調査に参りました。」 |
ブラキドワーフ | : | (焦)「ちょ、ちょうさとなっ!?」 |
アーティ | : | 「こちらで大事な物が盗まれたそうで(笑)。」 |
サンドロ | : | 「盗まれた【炎の心臓】の調査にございます。」 |
GM | : | そうすると、ドワーフ達の目が泳ぎまくるね。 |
ブラキドワーフ | : | 「な、何のことですかな!? 我々は何も知りませんな!」 |
サンドロ | : | 「“オラン” の存亡に関わる自体なのだ。」 |
アーティ | : | よし、ボーデルの印籠を見せろ。 |
ボーデル | : | 印籠? この認印か?(前回手に入れた、“アノス” に神殿を建てる許可証) |
アーティ | : | グレートアックスの方だ(笑)。 |
ブラキドワーフ | : | 「我々は何も存じてはおらん! 中に入って高司祭のダツ様にお話くだされ。」 |
サンドロ | : | 「分かりました。では案内してください。」 |
ブラキドワーフ | : | 「は、はは~。」 |
GM | : | では中に通されました。 奥に謁見の間があり、高司祭のダツと、ガチガチに金属鎧を着込んだ神官戦士のガントが迎えてくれます。 |
ガント | : | 「ん? 参拝客の方々ですかな?」 |
ダツ | : | 「ブラキ神殿にようこそおいで下された。私はここの高司祭を務めるダツと申します。」 |
ボーデル | : | 「これは高司祭様。我々がここに来たのは、一つお伺いを立てたいことがあったからですじゃ。」 |
ダツ | : | 「おお。何なりとどうぞ。ブラキの信徒よ。」 |
ボーデル | : | 「二ヶ月ほど前に暗黒司祭の一団が現れて、色々な宝物が奪われたとの話を聞いたのですが。」 |
GM | : | すると、こちらの顔色が変わるね。挙動も乱れる。 |
ガント | : | 「な、何のことですかな?」 |
ボーデル | : | 「いやいやいや。話は聞いておりますぞ。とにかくこれを拝見くだされ。」 と、例のグレートアックスをボンと出す。 |
ガント | : | (ボ、ボン!? 突きつけたって事?)「それは!? おい、それを何処で手に入れた!?」 |
ボーデル | : | 「むぅ。これこれこういう経緯で、ダークプリーストが持っておりました。」 |
サンドロ | : | 「そう、ダーク・プリーストにダーク・エルフ、妖魔の一団が現れて、我々はそれを切り捨て切り捨て、こいつを奪い返したのですよ。」 |
ダツ | : | 「そ、それはこの神殿の祭器なのじゃ。返していただけんか!?」 |
ボーデル | : | 「勿論、お返ししますよ。」 |
サンドロ | : | 「いや。」(奪い取る仕草)パシッ(一同爆笑)。 |
ボーデル | : | お、お前・・・・・・(笑)。 |
クロウ | : | 非道いぞサンドロ(笑)。 |
アーティ | : | いや多分、これは俺も止めてると思う(笑)。 |
ボーデル | : | 「とりあえず話を聞かせていただきたい。なぜそれほどまでにひた隠しにされるのですかな?」 |
ダツ | : | 「ガント。この方々はすでに事情を存じているようだ。この際、話してみようじゃないか。」 |
GM | : | そう言われたガントは、ガックリと肩を落としてその場に膝を着きますね。 |
ダツ | : | 「どこから話してよいか。二ヶ月ほど前でしょうか。神殿に賊が侵入し、、【炎の心臓】と祭器の一部が盗まれました。 そんな困っていた矢先、目深にフードを被ったローブの女性が現れまして、代わりにこれを使うように言って真っ赤な宝珠を差し出してきたのです。 その女性は、その宝珠には【炎の心臓】とよく似た魔力があるため、これを使えば “神の火床” を制御できるでしょうと勧めてくれたので、我々はそれを受け取りました。」 |
サンドロ | : | ふむ。 |
ガント | : | 「我々も独自に【炎の心臓】を探している。見つかり次第、【炎の心臓】を元に戻すつもりだ。」 |
ダツ | : | 「それまでの間、ローブの女性から受け取った宝珠をお借りし、“神の火床” を制御しているのです。」 |
ボーデル | : | 「果たして制御できてますかな?」 |
GM | : | 傍目にはね。 |
アーティ | : | 内部でどうなっているかは分からない。 |
サンドロ | : | なるほど。つまるところ、このまま設置しておくと何かヤバイことになるのは確かなんだよ。 |
クロウ | : | 実際に見てみますか? |
アーティ | : | 本当に【灼熱の宝珠】かどうか調べてみる必要はありそうだ。 |
クロウ | : | ただ、熱そうだね。 |
GM | : | “神の火床” はちゃんと参拝用に見学スペースがあります。宝珠を設置している台座もあるので、外から確認することは可能。 |
サンドロ | : | よし。「では案内してもらおう。」 |
GM | : | では台座の前まで案内されます。 “神の火床” は、底が見えないくらい深い地底の奥深くから、炎が轟々と噴出しているものだ。で、その周辺は危なくないように柵に覆われている。 その奥に台座が設置されているのだが、そこに君達が <イリュージョン> で見たのと同じ宝珠が浮遊している。 |
アーティ | : | 浮いてるの? |
GM | : | 魔法的な力でね。 |
ボーデル | : | ここでこれを持ち帰る事は可能だが、そういう訳にも行くまい。 |
サンドロ | : | ふむ。 |
ダツ | : | 「【炎の心臓】が失われた時、“神の火床” は徐々に炎の勢いを弱め、危うく古くから伝わる炎が途絶えるところだった。 そこに現れた例の女性から受け取った宝珠を、最後の望みとして設置してみたところ、このように勢いを落ち着かせることに成功したのですよ。」 |
クロウ | : | ということは、これ取っちゃうと危ないって事だね。 |
サンドロ | : | 質問があるのだが。 これをこのままここに置いておくと、怒ったエルダードラゴンがこれを取り返しに来て炎のブレスでドッカーン、連鎖で活火山が大爆発! なんてことにはならんか? |
コウテイ | : | 「その可能性は十分にあるな。」 |
GM | : | と、コウテイさんも認めるよ。さて、アーティも『ソーサラー+知力』で振ってみて。 |
アーティ | : | ええ~? (コロコロ)『13』って言ってる。 |
ボーデル | : | それほど悪くはあるまい。 |
GM | : | 難易度は『5』ってところで(コロコロ)『14』(笑)。 |
ボーデル | : | うははははっ(笑)。 |
サンドロ | : | 足りない(笑)。 |
アーティ | : | マスター、出目がよくない?(笑)。 |
GM | : | ちょっとごめんなさい(笑)。 |
サンドロ | : | ではコウテイに聞いてみよう。 |
コウテイ | : | 「うむ、場の魔力が少し歪んでいるな。」 |
サンドロ | : | 歪むって言うと? |
コウテイ | : | 「無理が生じている。」 |
アーティ | : | キャパシティオーバーですな。 |
サンドロ | : | 奴らの目的は【炎の心臓】の代わりに【灼熱の宝珠】を置いて、何らかの不利益を起こそうとしているのは確かなんだ。 予想としては、これを引き金とした活火山の爆発。 |
アーティ | : | 噴火だよ。 |
GM | : | ちなみに公式の情報が無いのであれだが、この辺には現在活動中の火山は無い。しかし、これが引き金になることは十分ありえるとコウテイも認めるよ。 |
サンドロ | : | そうか。これによって人為的に災害を起こすと。 |
GM | : | 何体ものイフリートが狂喜乱舞するね。 |
サンドロ | : | そのためにわざわざ盗んできた物を売っ払ったと。・・・・・・なんで売ったんだ? |
アーティ | : | 俺もそれが分からんのよ(笑)。売る必要あったのか? |
サンドロ | : | 買い取った、なら分かるんだが。 |
ボーデル | : | 大体、誰が買ったのか分からん。 |
サンドロ | : | そうなんだ。売った奴と買った奴、それぞれが何を考えているのか。 |
ボーデル | : | <トランスファー> して、一度 “オラン” に戻り、【炎の心臓】の足取りを追わねばならんな。 |
サンドロ | : | ああ。とにかく【炎の心臓】が戻らないと、【灼熱の宝珠】を戻すことはできないと。 |
アーティ | : | でも、街がいくつも焼き尽くされるのに比べたら、 ここ一箇所で済む方が(笑)。 |
サンドロ | : | そうだ!(一同爆笑)。 さすが、しかも死ぬのは大半がドワーフだけときた(一同爆笑)。 |
ボーデル | : | 非道い(笑)。 |
サンドロ | : | 世の中の浄化にも繋がる。完璧だ(笑)。 |
GM | : | 冒険者達のロマン、“レックス” が火山灰に埋もれてしまうかもしれないぞ。 |
サンドロ | : | しかしこれで目的が決まった。この際、ダーク・エルフが生きていようが死んでいようが、殺そうが殺すまいが関係ない。【炎の心臓】の行方を調べて取り戻せばいいのだ。 |
ボーデル | : | ここの話を聞いた限りでは、ダーク・エルフがあまり関係なくなってきてしまったな。 |
サンドロ | : | いや、いい。大目的はあくまで【灼熱の宝珠】の奪還だ。ダーク・エルフの駆逐は過程に過ぎない。 |
アーティ | : | できれば見つけたいけどね。 |
サンドロ | : | ああ。 見つけ出してこの恨みを晴らしてやらないとな。 |
GM | : | 恨みはらさでおくべきか(笑)。 |
サンドロ | : | SATSUGAIせよ! SATSUGAIせよ! |
アーティ | : | この村さ、人口はどのくらい? |
GM | : | なにそれ、被害を検討するつもり?(一同笑う)。 |
アーティ | : | いや、聞き込みしてみたくて(笑)。ダーク・エルフの目撃がないか。 |
サンドロ | : | しかしフードを被っていたと言っていたからな。 |
GM | : | ちなみに、ローブの女性の目撃証言はこの神殿内でしかないね。 |
サンドロ | : | つまり、こっそり入ってきて、またこっそり出て行ったと。<インビジビリティ>? |
アーティ | : | しかし、ドワーフには [ ドワーフ・アイ(暗視) ] がある。 |
GM | : | それじゃ見えん(一同爆笑)。ドワーフの負け。 |
ボーデル | : | ガーン(笑)。 |
GM | : | あっさり背後に回られて、首をナイフで掻っ切られる。あ、皮膚に刃が通らない?(一同笑う)。 |
サンドロ | : | ボーデルの視界をサーモグラフィ・モードにすれば見えるかもしれん。 |
アーティ | : | サーモグラフィは <センス・オーラ> だよ(笑)。 |
ボーデル | : | 「むむ、あそこが暖かい。」(一同笑う)。 |
サンドロ | : | さて、こっちで何かがあった場合のため、コウテイには残っておいて貰いたいな。 |
アーティ | : | それ、死亡フラグだな(笑)。 |
GM | : | ドーン!! “エストン山脈” 大噴火! 導師一人殉死(一同大爆笑)。 |
サンドロ | : | 完璧だ(爆笑)。 |
GM | : | ええと、今後の話しをするなら、帰る前に斧を返して欲しいと言ってくるけど。 |
ボーデル | : | 「おお、それは喜んでお返ししますよ。」 |
サンドロ | : | ああ、斧がぁ! |
アーティ | : | タダで返すのか? 「何か替わりの物をください。」とか(笑)。 |
ダツ | : | 「ありがとうございます。ではお礼を差し上げましょう。」 |
一同 | : | おお! |
GM | : | モール、マトック、メイス、アックス、フレイルでよければ、銀製で高品質の物が一通り揃っている(一同笑う)。 |
サンドロ | : | したらモールしかないだろう(一同爆笑)。 |
ボーデル | : | <ファイア・ウェポン> がかからなくなるのはちょっと寂しいがな。 |
サンドロ | : | 鎧は?(一同笑う)。 |
GM | : | 鎧ならあちらで販売してますよ(一同笑う)。 |
サンドロ | : | 販売か(笑)。 |
ボーデル | : | ではワシの武器が高品質5のシルバー・モールに変わった。必要筋力『20』、打撃力『35』(笑)。 |
アーティ | : | シルバーモール(笑)。 |
GM | : | シルバーモールってなんだかお年寄りに優しいショッピングモールって感じだね(一同大爆笑)。 |
ボーデル | : | 言えてる(笑)。 |
アーティ | : | バリアフリー完備なんだよ(笑)。 |
サンドロ | : | バリアフリー付きのモールか。どんなモールだ(笑)。 |
アーティ | : | 取っ手が持ちやすい(笑)。 |
GM | : | 値段調べたら思いのほか安かったから、もう1つくらいいいよ。 |
サンドロ | : | 銀のランスが欲しい・・・! |
GM | : | それは希望の在庫があるか判定だな。ちと難しいよ。 |
アーティ | : | 通常使う武器の方が良いと思うぞ。滅多に使わないんだし。 |
サンドロ | : | うるせぇ! 騎士はランスに拘らなくちゃいけないんだよ・・・! |
GM | : | 銀のランスは格好良いぞ。 |
サンドロ | : | どうせだったら銀のギャロットでも。 |
アーティ | : | どういうことだよ(一同爆笑)。 |
ボーデル | : | そこまでいくと、銀製品であることの意味がわからない。 |
GM | : | ワイトが絞め殺せるんだよ(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | すげぇぞ(笑)。超高度な技術じゃないか(笑)。 |
アーティ | : | ワイヤーの間に銀のカッターが仕込まれてんの(笑)。 |
サンドロ | : | 試しにランスで振ってみて良いか?(コロコロ) |
GM | : | 必要筋力『14』のランスが見つかった。 |
サンドロ | : | 正直微妙(一同笑う)。いらないな(苦笑)。 |
クロウ | : | フレイル貰えば? |
サンドロ | : | そうだった!(サンドロは “ミラルゴ” で自分のフレイルを手放した) シルバー・ヘビーフレイルが欲しいな。 |
GM | : | それなら無条件で手に入る。 |
サンドロ | : | これでパーティの、というかボーデルの火力がアップしたぞ。 |
GM | : | 見た目の装飾も華やかと見て良いから。 |
ボーデル | : | むむ、この見事な輝き、まさしく逸品よ! |
ダツ | : | 「【炎の心臓】もよろしくお願い致します。」 |
サンドロ | : | 「お任せあれ。」 |
そして後半部分でわかること。
それはまだ・・・・・・混沌の中。
それが・・・・・・見聞録!
(ドロヘドロネタなんて、一体何割の人が分かるんだ・・・・・・)