オフ慣れしてない人達

ＧＭ：（若干緊張して）では･･････実に2年ぶりのＳＷセッションを始めます。
ボーデル：もう何回目かも忘れちまった（笑）。
サンドロ：18回目だ。この間チェックした。
ボーデル：思えば遠いところまで来たものだ。
クロウ：本当だな。
サンドロ：大陸の反対側まで来てるからな。
アーティ：終わるのはあと10年後（笑）。
ＧＭ：（No.17セッションがまだリプレイ化されていないので）覚えてる人もいないかもしれませんが、君たちは前回セッションで “オラン” の若干の危機を救いました。
ボーデル：若干じゃないよ（笑）。
ＧＭ：で、ようやく無事に国王のカイアルタードVII世と謁見することが叶いました。
で、過去のセッションではこの謁見シーンも適当にやってたけど、ぶっちゃけこのセッションでは重要な意味もないので、今後は『謁見した』という事実だけで内容は省いていきます。
ボーデル：以下略！
ＧＭ：かいつまむと、カイアルタードからお礼をされて、調査の許可を頂いて、“レックス” の調査の際には “見つける者たち”(ファウンダーズ) という著名な冒険者に道案内をさせると約束してくれます。
サンドロ：全滅した奴らか？
ボーデル：そうだよ。
ＧＭ：そう言っちゃうと印象が良くないけどもぉ（一同笑う）。
アーティ：全滅だっけ？
ＧＭ：実際にはバレンだけ帰還した。アトン復活の原因となったかもしれない連中だ。
で、“レックス” に一番精通しているのが “見つける者たち” なのですが、彼らはそれぞれがすでに結構な役職についていまして、全員の都合がつくのが2週間後になります。よって、君たちは結構な長さの自由時間ができました。
ボーデル：ほう。
ＧＭ：で、君たちはまず、前回の冒険の報酬である高品質な鎧の為の採寸を行うことになりました。鎧が出来上がるには一ヶ月ぐらいかかるので、“パダ” に行って帰って来る頃には出来ているであろうと。
アーティ：一人一個？
ＧＭ：はい。一人一個です。金属鎧限定。
アーティ：い、いらねぇ（一同笑う）。
ボーデル：では早速行こうではないか。
ヤスガルン山脈 ： トルガ村
ＧＭ：というわけで、君たちはあっさりと ＜ルーラ＞ で “トルガ村” に到着しました。
クロウ：＜ルーラ＞！？
ＧＭ：ボーデルが ＜トランスファー＞ してラヴェルナが ＜テレポート＞ 。
ボーデル：ふふふ（笑）。
サンドロ：では早速ドワーフの村でバッと脱ぐぞ。
「お、お願いします！　と、友達が勝手に応募しちゃったみたいで！」（一同爆笑）。
アーティ：それ何のオーディションよ（笑）。
サンドロ：「私、そんなに自信がないんですけど、頑張ります！」
ＧＭ：（突っ伏している）
クロウ：大丈夫かＧＭ（笑）。
ＧＭ：というわけで、君たちは好きなように注文して良いです。
アーティ：俺は必要ないなぁ。
クロウ：あたしも。ソフトレザーで十分。
サンドロ：必要なのはこの鉄の塊軍団だ。
ボーデル：そうだね。歩く度にうるせぇ連中だ（笑）。
サンドロ：タダだし、プレートメイルにしてもらおう。
クロウ：＋1 のスモールシールドください。
ＧＭ：ないよ（笑）。
ボーデル：それは自分で買え（笑）。
　サンドロとボーデルは楽しそうに買い物中。
ＧＭ：では二人は寸法を測ります。ボーデルは多分、型があると思うけど。
ボーデル：型があるのか（一同笑う）。
ドワーフ職人：「このサイズは三丁目のドワーフと同じだな。」
ボーデル：うほー、ドワーフだから（笑）。だったらさっさと作ってくれ。
ドワーフ職人：「胸囲180センチ、股下20センチ。」（一同爆笑）。
サンドロ：横の方が長い（笑）。
アーティ：足がチョコチョコしてるよ（笑）。
サンドロ：車みてぇなスタイルしてるな（笑）。
ボーデル：では必要筋力20の高品質5、防御点30の鎧を作って貰った。
サンドロ：私は必要筋力17で防御点27だ。よし、余ったスプリント・アーマーはアーティにやろう（一同笑う）。
アーティ：いらねぇよ！（一同笑う）。
ＧＭ：普通に着れない（笑）。
サンドロ：いいや着れるよ。動き辛いだけだ。
ＧＭ：－2のペナルティ食らった挙句に、魔法も使用不可（笑）。
アーティ：意味ねぇ（笑）。
ボーデル：それで思う存分グレートソードを振り回すがよい。
アーティ：いらないからね！
ＧＭ：では、君たちは寸法を図り終えると、“オラン” へと帰還した。
オラン ： 街中
ＧＭ：ラヴェルナは約束の日まで、魔術師ギルドで勉学に励むそうです。
ボーデル：世界一の頭脳が集まる場所だからな。
ＧＭ：その間、君たちは自由にしてもよいと、休暇をもらえる。
ボーデル：そうか。では、この村（トルガ）でしばし鉱石の収集でも励むとするか。
ＧＭ：いやスマン、もう “オラン” の街だ。
サンドロ：いいよ、こいつ置いていこうぜ（一同笑う）。
ボーデル：ひーどーいー。
サンドロ：私は質のよいロングボウを購入しよう。
ＧＭ：ＯＫ。
サンドロ：クロウはギャロットを買え。たったの5ガメルだ。
クロウ：い、いらない。
サンドロ：また潜入があった時に使うんだ。首を括れッ！！（一同笑う）。
クロウ：怖いんだけど（笑）。【アサッシンズ・ブルー】があれば良いよ。
ボーデル：ＧＭ、スモールシールド＋１は売っているか？
ＧＭ：ない。
ボーデル：どうやら品切れのようだ。
クロウ：マジで！？　困った（笑）。
アーティ：“オラン” なら大抵の物はあるんじゃないか？
ＧＭ：魔法のスモールシールドは人気商品なんだよ（笑）。
サンドロ：安くてパフォーマンスが良いからな。冷静に考えれば常に品薄だろう。
アーティ：わりと誰でも欲しいアイテムだからね。
ＧＭ：この時代はまだ “奇跡の店” もないからね。
サンドロ：（頷く）確かにおかしくはない。
ＧＭ：じゃ、そういうことで（一同笑う）。
クロウ：えっ？
ＧＭ：嘘だよ、判定していいよ（笑）。じゃあ在庫があるかどうか『冒険者LV＋知力B』で、さっきのとおり難易度は高めで目標値『18』。
クロウ：（コロコロ）あ、3。出なかった。
ＧＭ：では、何件か探したが、お前の探した店には置いてなかった。
クロウ：まぁいいや。じゃあ盗賊ギルドで目的地の情報でも漁ってくる。
アーティ：俺は魔術師ギルドだな。一応。
ＧＭ：では進めます。街を歩いている人。
サンドロ
ボーデル
：はい。
ＧＭ：二人だけで一緒に動いてるなんて珍しいな（笑）。
サンドロ：一緒じゃないよ。別々行動に決まっているじゃないか。
おい連れと思われたらどうするんだテメェこら。
ＧＭ：必ず５ｍ離れて歩くんだ（笑）。
ボーデル：街中ですれ違っても知らない人の振り。
ＧＭ：では、君たちは「皆さん、お久しぶりです！」と声をかけられる。
サンドロ：振り向くと、誰だ？
アーティ：これがガラーナだったらどうする（笑）。
クロウ：懐かしいね。
ＧＭ：では、 “ロドーリル” で助けたエルフの女性が。
アーティ：ああ、･･････リーズン？
ＧＭ：はい、経験点10点！（一同笑う）。
アーティ：イエスッ！（笑）。
サンドロ：あれか、兄貴が蜘蛛に喰われた奴か。
ＧＭ：やっぱりそんな覚え方ですか（笑）。
ボーデル：ワシも喰われたぞ。
ＧＭ：ではPCも覚えていたということで。
リーズン：「“ロドーリル” では大変お世話になりました。その後、ラヴェルナ様のご容態はいかがですか？」
サンドロ：「ええ、おかげさまで ＜ギアス＞ も無事に解除できて、今は大変元気です。」
リーズン：「それはよかった。ボーデルさんもお元気そうで何よりです。」
ボーデル：おお、結局この場にいる事になってしまった（笑）。
「お久しぶりじゃ。」
リーズン：「皆さん、こちらにはどのようなご用で？」
サンドロ：「観光できました。」
ボーデル：旅の途中だろうが！
サンドロ：そんなに誰にも公言してよいものか分からんだろうが。
リーズン：「いつぞやの御礼もしたいところですが、今は時間がありませんので、またの機会とさせてください。
　今、ダーク・エルフを追っていまして。」
ボーデル：ん？　またダーク・エルフか？
リーズン：「最近、ようやく尻尾を掴みかけてきたところなんです。先ほど、“パダ” で情報提供者が現れたと聞きましたので、これからすぐに “パダ” に発つのです。」
ＧＭ：見ると、彼女は完全に旅支度をしてますね。
リーズン：「こんなに急ぎでなければ、この時期なら “カゾフ” で大きなお祭りがありますからそちらにお誘いするところですが、残念です。 」
ボーデル：「奇遇じゃが、ワシらも後々 “パダ” ヘ行く用事があるんじゃ。」
リーズン：「そうですか？　もし “パダ” に来られるようでしたら、『遺跡の番人』亭という冒険者の店に是非お越しください。」
ボーデル：「あい分かった。」
ＧＭ：では、彼女はバタバタと走っていきました。
アーティ：俺はここにいないんだが、リーズンは一人なの？
ＧＭ：話を聞いていた感じだと、今は一人だけど別で仲間がいそうだね。
サンドロ：そうか。一人ならどうするかと思ったが。
ＧＭ：エルフとダーク・エルフだと完全に負けるからね。
サンドロ：（アーティを見ながら）エルフは圧倒的に劣等種族だからな。
アーティ：どういう意味だ（笑）。
ボーデル：行ってしまった。では記憶に留めておくかのう。
サンドロ：よし、保存しよう。（ボーデルにキーボードを繋ぐしぐさ）カチャッ。カタカタカタカタ。
ボーデル：ピピピピピッ！　ビー！　ビー！
アーティ：口から紙を出すな（笑）。
ボーデル：まぁ、ワシらは護衛という任務がある以上、ここを離れるわけにはいかんからなぁ。
ＧＭ：（休暇だと言ったんだが･･････）
サンドロ：お前一人だったら好きなところに行っちゃっていいよ（笑）。
ボーデル：ええー（笑）。
アーティ：薬箱を手放すな（笑）。
サンドロ：そうだった、こいつは優秀な薬箱だった。
オラン ： 魔術師ギルドの一角
サンドロ：しっかしする事がないな。後３週間も何をすればいいか。ひーまーだー。
アーティ：俺は魔術師ギルドに通う。
ＧＭ：では、暇そうにしているサンドロを見かねて、ラヴェルナが声をかけてくる。
ラヴェルナ：「この時期、“カゾフ” という街で “仮面祭” という大きなお祭りが開催されているとの事です。
　“カゾフ” までは片道八日とのことですし、往復期間を考えても、何日か遊んでくることができるでしょう。暇なら羽目を外してきたらいかがでしょうか。」
サンドロ：「わかりました。ではそちらに行ってきて、レポートにまとめてまいりましょう。」
ラヴェルナ：「楽しんでくるのですよ。」
ＧＭ：と、ラヴェルナは退場します。
サンドロ：では皆の部屋に行くぞ。
さぁみんな起きろ起きろ！　早く早くハリーハリーハリハリー！
ボーデル：なんじゃよ。
サンドロ：よーしみんな、行くぞー！
アーティ：お、おー！（笑）。
クロウ：どこにだよ（笑）。
ボーデル：“カゾフ” について、知名度チェックでもした方が良いかな？
ＧＭ：“カゾフ” は “アノス” から来る際に通ってるはずだ。
ボーデル：そうか。
ＧＭ：･･････だが、お前らはドラゴンの背に乗ってスルーして来ちゃったんだな。
アーティ：『３マス進む』に乗ったんだ（笑）。
ボーデル：そんな感じだな。
ＧＭ：一応振ってもらおうかな。『セージ』か『バード』で。
ボーデル：何もなし。（コロコロ）『10』でた。
アーティ：（コロコロ）『10』（笑）。
ボーデル：お主、技能あってワシと一緒かい！（笑）。
サンドロ：（コロコロ）『16』だ。
ＧＭ：（地図を指差して）この海岸線沿いにある ”オラン” の都市だ。海の近くだけあって海産物がお盛んなのですが、カゾフ沖の海の底には古代王国の遺跡が沈んでいるとあって、ちょっとしたお祭り騒ぎにはなっています。
クロウ：へー、そうなんだ。
ＧＭ：ただ、“レックス” に比べれば規模は小さいだろうね。
クロウ：そういえば、仮面祭ってどんなお祭りなの？
ＧＭ：う～む、これはなぁ。まぁ、達成値『16』ならいいか。
サンドロ：仮面祭という位だから、仮面が必要なのかな。これで間に合わせようか･･････。
（と言って、ボーデルの顔にナイフを入れる仕草）キコキコキコ。
アーティ：おおい（笑）。
ＧＭ：仮面祭は年に一度催されるお祭りで、街の要所に炊かれた篝火の周りを、獣の面をつけた男女が夜通し踊り狂うらしい。
あ、狂うとは書いてねぇ（一同笑う）。
クロウ：踊るんだ（笑）。
ＧＭ：毎年、多くの観光客を呼び込むらしい。
サンドロ：獣の仮面か。やはりこれ（ボーデルの顔面）が丁度よさそうだ。
ボーデル：やめてくれ（笑）。
クロウ：デスマスクじゃん。
アーティ：何か内側がべちゃっとしてそうだ（笑）。
サンドロ：いや、これはアーティが付けるんだ。
アーティ：いらんよ（笑）。ラヴェルナは？
ＧＭ：ラヴェルナはここで時間の許す限り勉強と討論だ。そうだな、お面を一つお土産に頼もうか。
サンドロ：では食料を買い込もう。ビーフジャーキー、チーズ、ピーナッツ･･････
アーティ：ワインとエールは俺が用意しよう。
ボーデル：それも保存食かもしれんが、ちょっと違うぞ（笑）。
サンドロ：では、久しぶりに自分でメガンティアに乗って移動しよう。
　ＰＣ達は片道の食料（21食分）を買い込み、“オラン” を発った。