血には血の等価交換
クロウ | : | このふんじばった奴らはどうする? |
衛兵 | : | 「できれば関わりたくないな。」 |
アーティ | : | とりあえず尋問する? |
サンドロ | : | しかし、猿轡を外した瞬間に舌噛みそうだよな。 |
ボーデル | : | 首振りだけで答えてもらおう。 |
警戒するのは分かるが、<センス・ライ> かけておいてその尋問は、無駄にもほどがあるのでは。 | ||
GM | : | ならノーリアクションだね。 |
サンドロ | : | そうか。ボーデル圧し掛かってやれ!(笑)。 |
アーティ | : | ボディプレース(笑)。 |
ボーデル | : | (飛び乗る)はぁっ! |
イニム | : | 「きゅう!」(一同笑う)。 |
ボーデル | : | 可愛い奴だな(笑)。 |
アーティ | : | おッさんだけどな(笑)。 |
サンドロ | : | 衛兵はどうして欲しいんだ? |
ボーデル | : | 関わりたくないから、お持ち帰りして欲しいんじゃないか? とはいえ、ウチら顔を見られてるから生かしておくのも面倒くさいよね。 |
衛兵 | : | 「事情を聞いた限りでは、カロさえいなければもうここには来ないだろう。ここで殺すと後々面倒だし。」 |
アーティ | : | その分、俺らが狙われるけどな。 |
サンドロ | : | それにもう我々は1人殺してしまったんだよな。 |
衛兵 | : | 「つまり、身柄については君たちに預けたい。そうでなければ、3日後くらいに釈放する。」 |
サンドロ | : | そうか。では砂漠の民に質問だ。 「返事したくなければ無視していい。今後、我々を襲いますか?」 |
GM | : | 首を縦に振るね。 |
サンドロ | : | そうか。「我々がカロと別れたら、我々を狙いますか?」 |
GM | : | んー、難しい顔をして、それ以上はノーリアクション。 |
ボーデル | : | 決められないのだろうか。 |
アーティ | : | たぶん、重点的に狙われるのはカロの方でしょ。 |
サンドロ | : | 「君たちは3人組だったと思うけど、3人目はこの近くにいますか? |
GM | : | ノーリアクション。 |
ボーデル | : | そういやこいつら、暗黒魔法を使ってきたよな。 |
クロウ | : | 死んだほうがだね。 |
ボーデル | : | どちらにせよ、あまり信用できないな。 |
アーティ | : | 「では、貴方は暗黒神を信仰していますか?」 |
GM | : | 首を横に振る。 |
アーティ | : | 「では、連れの女性が暗黒神の信者だと知っていた?」 |
GM | : | それも横に振る。 |
アーティ | : | 知らなかったのか。 |
ボーデル | : | たまたま旅先で任務が一緒になっただけなんじゃない? |
GM | : | ちなみに誤解してるとアレだから言うけど、暗黒神ってファラリスのことだからね。暗黒魔法って邪神を信仰していれば誰でも使えるよ。 |
サンドロ | : | 「連れが暗黒神官だと知っていたのか?」 |
GM | : | それはねぇ・・・・・・横に振る。 |
サンドロ | : | 「この近くにお仲間は何人くらいいる?」 |
GM | : | では凄い勢いでヘッドバンギングを(一同笑う)。 |
アーティ | : | たくさんいるんだ(笑)。 |
GM | : | 何十回も振って息切れしてる。 |
ボーデル | : | 参ったな。下手に生かしたせいで、カロから聞き出した情報も聞かれてるし。 |
GM | : | 君たちが交渉の余地ありそうなので、砂漠の民は暴れるのを止めて大人しくしてるよ。 |
ボーデル | : | うーむ。だったら猿轡を外してもいいんじゃない? 死んじゃったら死んじゃった時だよ。 |
サンドロ | : | では、<フォース> を食らわないように壁に押し付けて。 |
GM | : | いつもの体勢だね(一同笑う)。 |
サンドロ | : | そうだ(笑)。 |
GM | : | では、猿轡を外すなら、開口一番 |
イニム | : | 「我々の問題には関わらないで頂きたいな。そいつに肩入れしたところで、お前達には百害あって一利ないぞ。」 |
サンドロ | : | 私もそう思っているんだよ。 |
イニム | : | 「今なら、私が口をつぐめば良いこと。見逃してやるからこの場を去るのだ。」 |
サンドロ | : | できるならそうしたいんだよ。なんでこんな事に関わってんだよ。 |
ボーデル | : | 俺も半分思ってる。こいつの持ち物にウチらがこれ以上関与するべきなのか。 |
サンドロ | : | 「我々が関わるのはあと3日だ。この肉団子のせいでそういう流れになっちゃったのだよ。 お前にこの苦しみと悲しみがわかるか!」(一同爆笑)。 |
イニム | : | 「その苦しみから解き放つ方法を知っているぞ。手を引け。」(一同笑う)。 |
サンドロ | : | 「引けないから困ってるんだろ! 子供じゃないんだぞ! お前は馬鹿か!」(一同笑う)。 |
イニム | : | 「いいじゃないか、そんなプライド捨ててしまえ。」 |
アーティ | : | 相手は大組織だからなぁ。 |
イニム | : | 「お前が今、どれほど大きな事に首を突っ込んでいるか分かっているのか?」 |
ボーデル | : | さっぱり分からんがな。 |
サンドロ | : | 「そんなもの分かるわけ無いだろうが! こっちは直感と本能だけで生きているんだぞ!」(一同笑う)。 |
ボーデル | : | ・・・・・・まぁ、半分そんな部分もあるな(笑)。 |
クロウ | : | あるね(笑)。 |
イニム | : | 「何なら俺を釈放しろとは言わない。だが、お前たちは手を引くべきだ。」 |
GM | : | と、再三警告してくる。 |
サンドロ | : | なるほどねぇ。 「ちなみに、この事件に関わっている人数ってたくさんいるの?」 |
GM | : | では、ニヤッと笑って。 |
イニム | : | 「ああ。何十人も関わっている。」 アーティは分かるが、これは嘘です。 |
サンドロ | : | だろうねぇ(笑)。 |
アーティ | : | では、(噴出すのを堪える仕草で)顔で合図する(一同笑う)。 |
イニム | : | 「我々は2~3人ずつ、何グループにも分かれて、この街に潜入している。」 |
GM | : | これには、部分的に嘘を感じたね。 |
サンドロ | : | つまり、1~2グループ程度なのだろう。 |
アーティ | : | じゃああと5人くらいかな。 |
サンドロ | : | 「1つ聞かせろ。お前が追っているのは、こいつ(カロ)が盗んだ物なのか?」 |
イニム | : | 「盗んだ・・・・・・そうだ!」 嘘はついていない |
アーティ | : | ではカロに聞こう。 「盗んだ物なのか?」 |
カロ | : | 「正確には盗んだのは俺じゃないけど。そういう解釈もあるだろう。」 嘘なし。 |
アーティ | : | 盗品を手に入れたとか、そういうこと? |
ボーデル | : | まぁそうだろうな。流れ流れてカロの手に渡ったとか。 |
サンドロ | : | ・・・・・・あまり関わりたくないんだよな。 |
ボーデル | : | どうせならブツを砂漠の民にぶん投げて「ハイ終わり」としたい。 |
アーティ | : | しかしそのブツがどんな物か分からんからなぁ。 |
GM | : | では君たちがマゴマゴしていると、砂漠の民が |
イニム | : | 「待て待て! その男も砂漠の民だぞ!」 |
ボーデル | : | えっ!? |
アーティ | : | ちなみにそれは? |
GM | : | 嘘は感じない。 |
アーティ | : | おお~。 |
ボーデル | : | 「カロ君。君は重大なことを隠していたな。」 |
カロ | : | 「え? ボクがそんなワケないジャないカ。」 と、見え透いた嘘をつく(一同笑う)。 |
サンドロ | : | ボーデル、とりあえずふんじばって横に並べろ(笑)。 |
ボーデル | : | アイアイサー!! |
GM | : | 横に? したら、砂漠の民はもう噛み付く勢いで |
イニム | : | 「テメェ! この! 返せ! 返せ! “ホープ” の遺跡の何処だ!?」 とまくし立てる。 |
サンドロ | : | さてどうするか。 |
ボーデル | : | もう少し事情を聞かないと判断しずらい。 「カロ君、君は砂漠の民だというが、どういうことだね? 君たちは仲間割れをした結果、事件を起こしているのかね!?」 |
サンドロ | : | 「ある程度、正直に話してくれ。そうしないと、協力できるものもできない。」 |
GM | : | では、カロは観念して話し始めます。 |
カロ | : | 「・・・・・・確かに、俺は砂漠の民だよ。」 |
サンドロ | : | (迫力ある低い声で) 「・・・・・・嘘をついたな!!」(一同爆笑)。 |
カロ | : | 「は、話が違う!!」(一同笑う)。 |
ボーデル | : | まぁ嘘はついてないけどね(笑)。そもそも何も言っていない。 |
GM | : | ここで砂漠の民についてですが、ひとえに砂漠の民といってもいくつかの部族に別れており、“カーン砂漠” でもある程度のテリトリーをもって住み分けしています。 |
サンドロ | : | ふむ。 |
カロ | : | 「そこの男は、最近俺たちの縄張りに流れてきた “異業の民” と呼ばれる部族だ。こいつらは好戦的で、比較的温和なウチの部族を襲撃してきたんだ。 それからずっと小競り合いが続いていたんだが、そいつらの部族の大事な物を奪うことに成功したので、“エレミア” の都市と交渉を行っていた俺が引き受けて、砂漠の外に持ち出したんだ。」 |
サンドロ | : | 窓口役だったわけか。 |
カロ | : | 「ああ。で、“エレミア” の商人のツテを辿って “オラン” まで来たんだ。 こう言ってはなんだが、君たちにしてみれば関わらない方が良いのは確かにそうかも知れないが、これが奴らの部族に戻ったとしたら、もっと大変なことになるぞ。」 |
アーティ | : | 「どの規模で大変なことになる?」 |
カロ | : | 「それは奴らの野心がどれだけかにもよるが、砂漠内で収まる話ではないだろう。」 |
サンドロ | : | 「よしわかった。だが、もしそれが本当に大変な物で、君に渡しておくのも危ないと感じたなら、悪いが “オラン” の魔術師ギルドに運ぶぞ。」 |
カロ | : | 「・・・・・・それはそれで、構わないかな。こいつらに奪い返されるよりかは。 ただ、事情については説明しないこと。あと、保管先を知っているこいつ(イニム)は始末してもらう。」 |
サンドロ | : | 始めっからそのつもりだ(一同笑う)。 |
カロ | : | 「俺が持ち歩くより安全かもしれん。」 |
サンドロ | : | 魔術師ギルドなら安全だと思うぞ(笑)。安全性だけ見れば、“オラン” の魔術師ギルドは世界トップレベルだよ。 |
GM | : | いや、こいつとしては、別の部族とはいえ同じ砂漠の民の重要な品を、解析できるような施設に持ち込みたくは無いんだ。 先のことを考えると、魔術師なんかに預けると、外からの介入に繋がる可能性がある。 |
サンドロ | : | そうか、それは楽しそうだ。砂漠の民、壊滅。ははは(笑)。 |
カロ | : | 「だからできれば自分で管理したいのだが、君たちがそれを良しとしないのであれば、それは致し方ない。」 |
アーティ | : | カロの手元にあっても、あっさり奪われそうだからな。 |
GM | : | いや、そうしたらまた東に移動して、湿原にでも埋めるよ(笑)。 |
サンドロ | : | だったら “ドゥーデント” にでも行って巨人どもと暮らせよ(一同笑う)。 |
アーティ | : | 何でだよ(笑)。 |
サンドロ | : | よっぽど安全だよ(笑)。 |
GM | : | “ドゥーデント” に行こうと思ったら “エレミア” を通らないといけないじゃないか(笑)。 |
サンドロ | : | そうだった。 |
アーティ | : | “呪われた島” に渡るとか(笑)。途中で船が沈んだとしてもそれはそれでアリじゃない(笑)。 |
サンドロ | : | そのまま “クリスタニア” にでも行っちまえよ。はははワロス。 |
アーティ | : | ワロスじゃねぇ(笑)。 |
カロ | : | 「だから、こいつらの手に戻すわけには行かない。手を貸してくれ!」 |
イニム | : | 「バカタレ! そんなことはない! 確かにそれは我らの部族にとって大切なものだが、そんな大した物じゃないよ!」 嘘です。 |
サンドロ | : | しかしこいつ、他所の街で大暴れした奴だからな。詰め所も襲撃したし。 |
アーティ | : | そういや、詰め所の被害はどれくらいなんだ? |
GM | : | 君らのおかげで、死者は入り口の1人だけで済んだ。毒とか受けてるけど治してもらったし。 |
ボーデル | : | きゃー、精神力が大変なことに(笑)。 |
サンドロ | : | 滅菌消毒やったか。 |
アーティ | : | そういや、毒も使ってるんだよな。 |
サンドロ | : | 「わかった。大体の事情は飲み込めた。我々としてもいつまでも関わりたくはない。とっとと回収して手放してもらおう。」 |
カロ | : | 「では・・・・・・協力して、くれるかな!?」 |
クロウ | : | いいともー(笑)。 |
GM | : | では、襲撃してきた砂漠の民が |
イニム | : | 「いいのか!? お前たちに安息の日は訪れなくなるぞ! 本当にそれで良いのか!?」 |
GM | : | と聞いてくる。若干の焦りを感じるね。でも嘘は感じない。 |
アーティ | : | ここは敢えて「嘘付いてる」と言っておいた方がいいのかなぁ(笑)。 |
サンドロ | : | 「君は1人の商人を殺して、衛兵も1人殺した。」 |
アーティ | : | そうだ、普通に殺人犯だものな。 |
サンドロ | : | 「まぁしかし、私も君の仲間を1人殺している。だからこちらがあともう1人、 君を殺してチャラとしようじゃないか。」(一同爆笑)。 |
クロウ | : | なんじゃそりゃ!(爆笑)。 |
サンドロ | : | 「いわゆる等価交換というやつだ。」 |
アーティ | : | 相手が2人殺したからこっちも2人? 怖い奴だな(笑)。 |
GM | : | 発想がマフィアだな(笑)。 |
サンドロ | : | 「あ、衛兵さん。こいつらが襲撃してきたから迎え撃ったということで。」 間違ってはないよな(笑)。 |
衛兵 | : | 「あ、ああ。」 |
GM | : | では焦った砂漠の民が |
イニム | : | 「いいのか!? このままで終わると──」 |
サンドロ | : | (遮って)「はい、喋るな!」 サクッ(一同爆笑)。 |
イニム | : | 「ギャー!!」 |
アーティ | : | 喋らせてやれよ(笑)。 |
サンドロ | : | 駄目だ。迂闊に喋られて手が出せなくなっても困る。 |
アーティ | : | 事後処理は衛兵に頼もうか。 |
衛兵 | : | 「嫌です!」(一同笑う)。 |
アーティ | : | えー(笑)。 |
衛兵 | : | 「砂漠の民になんて関わりたくない。この死体はそっちで始末してくれないか?」 |
サンドロ | : | 「嫌です!」(一同笑う)。 何で私が死体を担いで歩かなきゃならん(笑)。 |
衛兵 | : | 「殺したのは貴方じゃないか!」 |
サンドロ | : | 「襲撃されていたのを助けてやったのは誰だと思ってるんだ!」(笑)。 |
アーティ | : | 「あのままだったら皆殺しだっただろうが!」(笑)。 |
衛兵 | : | 「それを言われると~。」 |
感謝の気持ちに欠けた衛兵への脅しに近い押し問答の後、死体の処理は衛兵に任された。 | ||
アーティ | : | それはそれとして、助けた報酬ですが(笑)。 |
サンドロ | : | 報酬はカロからふんだくるからいい。 |
カロ | : | 「俺だってもう碌な物が残ってないぞ。」(一同苦笑)。 |
アーティ | : | 【スケープ・ドール】 をあんな風に使わなければ・・・この馬鹿が!(一同笑う)。 |
クロウ | : | じゃあ向かう? |
アーティ | : | その前に、カロを [ 変装 ] させねぇ? シーフ技能でできたよな? |
サンドロ | : | このまま連れ歩くのは危険だな。やれ。 |
クロウ | : | あたしかぁ(コロコロ)7だから『15』。 |
アーティ | : | まぁ・・・・・・ |
ボーデル | : | 普通だな。 |
GM | : | 君らの目には別人に見える。 |
ボーデル | : | 『15』ったらそれなりの達成値か。 |
戦闘時に出す達成値『20』に慣れてしまい、もはや『15』では満足できないPL達。 | ||
サンドロ | : | ではこれからは裏声で喋ってくれ。 |
カロ | : | (裏声)「ワカリマシタ。」(一同笑う)。 |
ボーデル | : | ロボットになっている(笑)。では宿を引き払って出発するか。 |
GM | : | カロはまず、自宅に寄りたいと言っている。 |
アーティ | : | 付いて行った方がいいんじゃない? |
ボーデル | : | 付いて行った方がいいねぇ。まだ最低1人はいるから。 |
サンドロ | : | では私の荷物は誰かが回収してきてくれ。 |
アーティ | : | 全員で行けばいいじゃん。 |
サンドロ | : | できるだけ早く行動したんだ。 |
ボーデル | : | ではワシらが取ってこよう。 |
GM | : | ちなみにまだカロの家は『KeepOut』状態だ。 |
サンドロ | : | では衛兵さん1人来てくれ。怖いけど1人来て。 |
アーティ | : | 死ぬかもしれないけど1人来て(一同爆笑)。 |
GM | : | 死ぬかもしれないけど、ってやだな(笑)。 |
サンドロ | : | 任務任務。大丈夫、きっとファリスの下に行けるよハハハハ(笑)。 |
衛兵 | : | 「では、これでさっきの借りはチャラということで。」 |
ボーデル | : | うむ。 |
サンドロ | : | さっさと行こう。 |
ボーデル | : | 「オヤジ! ちとスマンのう! 予定より早く出ることになった!」 |
フェルゼン | : | 「そうか、寂しくなるな。まぁ早く出てくれる分には悪い気はしないが。」(一同笑う)。 |
アーティ | : | そういや、宿代全部相手の負担だったな(笑)。 |
GM | : | では君たちは宿を引き払った。 |
ボーデル | : | このままカロの家で合流しよう。 |
GM | : | ではカロの自宅です。残っていた衛兵は説得してもらったので、今は自由に出入りすることができます。かなり荒らされているね。 |
アーティ | : | 砂漠の民に? |
カロ | : | 「荒らされたな。」 |
サンドロ | : | そんな事いいから、さっさと荷物。早く早く。ハーリー、ハーリー。 |
GM | : | ではカロは何かを探し始めます。 |
カロ | : | 「あっと、これがあった。」 |
GM | : | と、【疾風の蹄鉄】 というマジックアイテムを差し出します。 |
カロ | : | 「これ、売れ残りだからあげる。」 |
クロウ | : | なにそれ? |
ボーデル | : | 馬に付けると、移動力が『10』上がる。 |
アーティ | : | あー、何かそんなのあったかも。 |
GM | : | 続いて、【天馬の翼(ウィング・オブ・ペガサス)】 というアイテム。 |
アーティ | : | マジックアイテムでなく? |
GM | : | 馬の鞍に取り付けることによって、ペガサスのように見えるというアイテムです。 |
サンドロ | : | よし、それメガンティアにくっつけてみていい?(一同笑う)。 |
GM | : | ペガサスのように見えるよ(笑)。 |
サンドロ | : | カッケェ~(笑)。 |
クロウ | : | そうか? 足遅くなりそうだよ。 |
サンドロ | : | ──そうかただの装飾品か!(一同爆笑)。 馬鹿か外すぞ、みみっちいわ!(笑)。 |
アーティ | : | じゃあ、そこら辺から角っぽいのを持ってくる(笑)。 |
GM | : | 待てアーティ、それもある(一同笑う)。 【一角獣の角(ホーン・オブ・ユニコーン)】だ。これを付けると── |
ボーデル | : | ユニコーンみたいに見える(一同笑う)。 |
サンドロ | : | お前、どれだけ馬好きなんだよ(笑)。 |
GM | : | 何でかと言ったら、こいつの今の商売が馬関係だからだ。 |
サンドロ | : | でも馬持ってるの私だけだからどうしようもないぞ(笑)。 いっその事、皆で馬を買わないか?(笑)。 |
ボーデル | : | 考えてもいいかな。 |
クロウ | : | 特にボーデルは考えたら? |
ボーデル | : | ワシだけロバとか?(一同笑う)。 |
アーティ | : | 馬、高いだろ。 |
サンドロ | : | 私が金を貸してやる。全員で乗用馬を一頭ずつ揃えよう。金を集めれば 15,000 くらい集まるだろう。 |
GM | : | 【天馬の翼】 なら、50ガメルで売れるぞ(一同笑う)。 |
ボーデル | : | 【疾風の蹄鉄】 を売れば 25,000ガメルになるだろう。 |
サンドロ | : | いや、私も出すからこれは取っておこう。何となく残しておきたいんだよ(一同笑う)。 |
ボーデル | : | 1人で特攻する?(笑)。 |
GM | : | あ、ちなみに、【疾風の蹄鉄】 は取り外し可能だから。 |
アーティ | : | 角も付けようぜ(笑)。 |
サンドロ | : | 私の馬には付けないぞ(笑)。 |
アーティ | : | いや、勝手に付ける(笑)。 |
GM | : | 大丈夫だ、ちゃんと全員分ある(一同笑う)。 |
クロウ | : | いらないよ(笑)。 |
アーティ | : | えー。全員で揃えようぜ(笑)。 全員で羽つけて、角付きが隊長機(笑)。それで何か名前付けよう(笑)。 |
クロウ | : | 嫌だよ(笑)。 |
GM | : | チーム3倍(笑)。 |
サンドロ | : | 角だからか(笑)。 |
GM | : | ちなみに角ならカッツェに付けることも可能だぞ(笑)。 |
アーティ | : | これでカッツェが3倍に!(笑)。 |
GM | : | 一角ウサギみたいになっちまうな(一同笑う)。 |
アーティ | : | 今回、一角ウサギがやたらと絡んでくるな(笑)。 |
サンドロ | : | というわけで、このまま馬屋に行って全員分の馬を買おう。でないと時間がギリギリだ。 |
カロ | : | 「俺はコイツがあるから大丈夫だぜ。」 |
GM | : | と、馬用のサイドカーを(一同笑う)。 |
アーティ | : | それ! 俺もそれがいい!(笑)。 |
サンドロ | : | いいからカロは私の後ろに乗ってろ(笑)。 |
GM | : | では、少々時間がかかったものの、馬は揃えられた。 |
サンドロ | : | うむ。これで全員の馬が揃った。行軍速度が一気に上がった。 |
アーティ | : | 馬車はないんだよな? |
GM | : | ないね。 |
アーティ | : | ラヴェルナは? |
サンドロ | : | ラヴェルナ様はこれまでどおりメガンティアに乗っていただく。 |
GM | : | もしくはアーティが <シェイプチェンジ> で馬になれば。 |
アーティ | : | おいおいおい、バテるっての(笑)。 |
サンドロ | : | ボーデルにサイドカーに乗ってもらってもいい(笑)。 |
GM | : | ボーデルには牽引用のロープもあるよ(一同笑う)。 |
ボーデル | : | ぐあああああ! 引き摺り回しの刑~(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | では行くぞ。カロの準備はいいのか? |
GM | : | ではカロは青ざめて |
カロ | : | 「マズい・・・・・・しまった・・・・・・」 |
ボーデル | : | 何があった。 |
カロ | : | 「俺の身に何かあった時のことを考えて、友人宛てにしたためていた手紙があったんだが・・・・・・それが見当たらねぇ。」 |
サンドロ | : | 盗まれた・・・・・・ということは友人もターゲット(笑)。 他人の不幸で飯が美味いよ(笑)。 |
カロ | : | 「巻き込んで良いものか悩んでいて出しそびれていたのだが・・・・・・こんなことならさっさと出していれば。」 |
サンドロ | : | 分かった分かった。その友人の名前だけ教えろ。会ったら教えてやるから。“エレミア” にでも住んでるんだろ。 |
GM | : | いや、“ホープ” だ。 |
アーティ | : | これから行く場所じゃないか(笑)。 |
ボーデル | : | 余計なことがまた一個増えた。 |
クロウ | : | 何か、最後の1人、もう “ホープ” に行ってない? |
GM | : | 友人の名前はトレートです。 |
サンドロ | : | よし、すぐに出発しよう。急ぐぞ。 |
ボーデル | : | ダッタカダッタカ。 |
サンドロ | : | カッポカッポ、カッポカッポ(笑)。 |
GM | : | それじゃあ、丸3日かかるな(笑)。 |
サンドロ | : | 飛ばすぞ(笑)。 |