某映画のノリで宝物ゲット!
GM | : | では全員が合流しました。そこでロマットが。 |
ロマット | : | 「・・・・・・ちょっと俺、ずっと考えてたんだけど。」 |
GM | : | と、話し始める。 |
ボーデル | : | なんじゃ? |
ロマット | : | 「おいドリーツェ。お前さ、一度話してたよな。古代王国の遺跡に時折見かける、台座に置かれた宝物を取ると発動する罠って奴。」 |
サンドロ | : | なるほど。 |
ロマット | : | 「台座は宝物の重みを感知して罠を発動するので、同じ重さの品物と一瞬で置き換えることができれば、罠は発動しない。」 |
アーティ | : | やはり鉄の金庫か。 |
GM | : | それを聞いたドリーツェはきょとんとしてる。 |
ドリーツェ | : | 「・・・・・・そんなこと言ったっけ?」 |
アーティ | : | ロマットが聞いて、ドリーツェが思い出せない? |
ロマット | : | 「おいおいドリーツェ。冗談はよしてくれよ。」 |
GM | : | とか言ってるんだけど。 |
ドリーツェ | : | 「んー? そんな話も聞いたことあるかもしれないんだけど。」 |
ロマット | : | 「待て待て、俺はお前から聞いたんだぞ。」 |
サンドロ | : | ロマットが遺跡マニアの方だよな。 |
アーティ | : | でもこいつ、知力『11』だろ。 |
サンドロ | : | お前、馬鹿にすんじゃねぇぞ(笑)。 |
クロウ | : | 警戒し始める。 |
サンドロ | : | こいつもしかして、我々がミルリーフの秘宝をゲットした後で持ち逃げするつもりじゃないだろうな。 |
アーティ | : | 怪しくなってきたな。 |
サンドロ | : | では私とボーデルで腕を掴んで(笑)。 |
ボーデル | : | ワシはやらないよ。 |
GM | : | ちなみに『冒険者LV+知力B』で振ってみてくれ。 |
クロウ | : | (コロコロ)『16』。 |
GM | : | なら、クロウは以前、似たような話を聞いたことがある。 |
クロウ | : | あたしも聞いたことがあるよ。 |
ボーデル | : | そもそも、同じ重さの物なんて用意できるものか? |
サンドロ | : | まずはボーデルにセンサーで測ってもらおう(笑)。 |
アーティ | : | ピーッ、ピーッって(笑)。 |
GM | : | ちなみに、今の地面は土なので、掘ればいくらでも手に入る。 |
クロウ | : | 袋に詰めて、ってことか。 |
ボーデル | : | ストーン・サーバントに取ってきて貰うっていう選択肢はあるな。 問題は、迷宮全体が崩れた場合はどうにもならないが(笑)。 |
サンドロ | : | そうなったらもう誰も掘り出せない。 |
リーズン | : | 「でも、そもそも箱の重さが分からないじゃない。」 |
ボーデル | : | 重さ量るような魔法ある? |
アーティ | : | ねぇよ(笑)。 |
サンドロ | : | <センス・ウェイト>(一同笑う)。 |
GM | : | そういう便利系の魔法はブラキにお願いしろ(笑)。 |
ボーデル | : | とりあえず、交換する努力はしなければ。 |
サンドロ | : | 最悪、ストサバに持ってこさせる。これは最終手段としよう。 |
GM | : | そうだね、一瞬だけ持ち上げるのであれば、もしかしたら上手く行くかもしれない。ぶっちゃけ判定に成功すれば、ともいう。 |
ボーデル | : | なにで判定するんだ。シーフっぽいな(笑)。 |
クロウ | : | うー。 |
サンドロ | : | まず、床が何なのか調べないか。ストサバ作って・・・・・・ |
アーティ | : | バグベアードの死体があるから、これ投げてみれば? |
サンドロ | : | おお、そうだな。 (凄く簡単に)じゃあぽーいっ(一同笑う)。 |
GM | : | (頭を抱える) |
クロウ | : | なんで? どうしたの?(笑)。 |
GM | : | バグベアードの死体は、なんか、キュルキュルッて小っちゃくなって虚空に消えた(一同爆笑)。 |
ボーデル | : | どういうことだよ(笑)。 |
GM | : | まぁそれは冗談だが。でも重いからな? 本当にどうするの? この死後2日経過した塊。凄い臭いよ?(笑)。 |
アーティ | : | 臭いするのか? |
サンドロ | : | 魔獣だぞ、そもそも腐るのか? |
GM | : | 死ぬぐらいなんだから、腐るだろ(一同笑う)。 じゃあやっぱり消えちゃったほうが良い? |
クロウ | : | 臭い的に(笑)。 |
GM | : | じゃあ時空の狭間に吸い込まれたってことで。 |
サンドロ | : | ではボーデルの壊れた矢を放り込もう。それっ。 |
GM | : | コーン、コンコン。転がった。 |
アーティ | : | 何も無いな。 |
ボーデル | : | 無生物だと反応しないってのはお約束だし、わからんな。 |
アーティ | : | サンドロ特攻? |
クロウ | : | あたしが行こうか? |
サンドロ | : | 「ロマット、ちょっと行ってきて。」(一同爆笑)。 |
ロマット | : | 「やです!」 |
サンドロ | : | 「ちょっと忘れ物しちゃって。」 |
ロマット | : | 「さっきの矢か? 自分で行け!」 |
サンドロ | : | だ、だめか(笑)。 |
ボーデル | : | 当たり前だ(笑)。 |
アーティ | : | じゃあ <オーク> 発動(コロコロ)成功。 |
GM | : | ではオークが出現しました。 |
オーク | : | 「何でしょうかご主人様。」 |
アーティ | : | 「とりあえず、台座の前まで歩いてみて。」 |
オーク | : | (台座の方を確認して)「・・・・・・嫌です。」(一同爆笑)。 |
アーティ | : | だったら担ぎ上げて投げる!(笑)。 |
GM | : | ではオークが床エリアに一歩目を踏み入れたところ・・・(コロコロ) |
クロウ | : | えっ? |
GM | : | 壁から何かが飛び出してきて、オークの頭を直撃します(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | マジで(笑)。 |
ボーデル | : | ヤバイなこれは(笑)。何が飛んできたんだ? |
GM | : | では、左右の壁から何かが飛び出してきて、オークは粉々に砕かれました。 |
ボーデル | : | 床に何か変化はある? |
GM | : | では『冒険者LV+知力B』で。 |
サンドロ | : | 『16』。 |
クロウ | : | 『16』。 |
ボーデル | : | 『16』。 |
GM | : | 3人は気づいた。床の模様の一部を踏むと壁から石つぶてが発射されるみたいだね。 こっちが振ってたのは、オークが運良く模様を避けて通れるかというのを『7以上』かどうかで判定してた。 |
アーティ | : | 普通に連続で踏んだんだ(笑)。 |
ボーデル | : | 知力無いからな(笑)。 |
GM | : | では気づいたのが3人もいるから分かるが、≪待機移動≫(3m移動)なら判定なしに踏まずに移動できる。 ≪通常移動≫ の場合は判定が必要。ただ、そんなに難しくなさそう。 ≪全力移動≫ の場合は達成値『-4』のペナルティがあるからまず無理かな。 |
アーティ | : | 壁にスリットとかある? |
GM | : | デザインで誤魔化されているね。分からない。 |
アーティ | : | これ、歩伏前進したらどうなるんだろう? 当たらなかったりしない?(笑)。 |
ボーデル | : | 壁全面に穴があるかもだから、たぶん命中する角度の穴から飛んでくるんだろう。 |
サンドロ | : | ちょっとしたホーミング弾が飛んでくるんだろう。 |
アーティ | : | そりゃ無理だ(笑)。 |
ボーデル | : | 踏むとだから、浮ければいいんだが。 |
アーティ | : | 俺1人なら <フライト> で行けるんだけど。 |
ボーデル | : | 君1人行かせるのはちょっと不安が残る。 |
サンドロ | : | 行ける行ける大丈夫(笑)。 |
アーティ | : | な、なにが?(笑)。 |
サンドロ | : | 取って戻ってこい(笑)。 |
クロウ | : | ≪待機移動≫ なら判定ないんじゃ? |
ボーデル | : | でも、もし天井が崩れた場合、急いで引き返す必要が発生するでしょ。その時に困るわけだよ。 |
アーティ | : | でも台座も光ったんでしょ? |
ボーデル | : | 天井も気になるしなぁ。 |
サンドロ | : | ・・・・・・<ミサイル・プロテクション> で何とかなりそうだな。 |
GM | : | 打撃力『30』までね。そこはそちらで判断してくれ。 |
ボーデル | : | 【<アナライズ・エンチャントメント> のカード】を使うか? |
GM | : | この状況なら、『床』『壁』『天井』『台座』『箱』で対象が分かれる。 |
サンドロ | : | 私なら『台座』だな。 |
アーティ | : | いや、箱から何が出てくるか分からない。 |
サンドロ | : | だから、【カード】は2つある。 |
アーティ | : | そうか、そうだった。 『等しき代償』は重さの事だよね? |
サンドロ | : | だな。やはりここは『インディー・ジョーンズ』的なラストになるのか。 |
今後の方針について議論したPL達は、とりあえずクロウに台座周辺を調べてもらい、その結果から考えるという結論に至った。 | ||
ボーデル | : | では慎重に歩いて行ってきてくれるか。 |
クロウ | : | 了解。 |
ボーデル | : | オークの貴重な犠牲によって得られた情報だからな(一同笑う)。 |
サンドロ | : | ハラハラ。サンドロは緊張が限界に達すると奇声を上げてしまうんだ。 「はあ・・・はあ・・・うわああああああ!!」(一同笑う)。 |
クロウ | : | 黙って見ててよ(笑)。 |
GM | : | 慎重に進むのであれば、判定の必要なく台座まで行き着きます。 |
サンドロ | : | ロープを括りつけて、ボーデルが握ってるから。 |
クロウ | : | じゃあ [ 罠感知 ] で(コロコロ)台座に『18』。 |
GM | : | 罠は無いようだ。 |
クロウ | : | 次に、箱(コロコロ)『16』。 |
GM | : | 無いと思いました。 |
ボーデル | : | しかしまだ魔法的な罠の可能性がある。 |
アーティ | : | やっぱり、持ち上げたりすると発動かな? |
クロウ | : | 開くかな? |
GM | : | 開けるの? |
クロウ | : | 開けられる? |
アーティ | : | 開けたら発動するんじゃないの?(笑)。 |
ボーデル | : | 土袋作戦の為に、重さを調べてみれるか? |
クロウ | : | じゃあ、一瞬持ち上げて重さを計りたい。 |
GM | : | 一瞬だけ持ち上げて、そのまま降ろすと? じゃあ持ち上げるために、『冒険者LV+筋力B』で判定してください。 |
クロウ | : | (コロコロ)8だから『13』 |
GM | : | では持ち上がった。重さを量るなら『冒険者LV+知力B』で、一瞬なので『-4』のペナルティ。 |
クロウ | : | (コロコロ)『12』・・・だから『8』か(苦笑)。 |
GM | : | ズシッと重かった。10キロ以上はあると思った。 |
ボーデル | : | 何か、様子に変化は無いかな? |
GM | : | ああ、戻すんだよね。だったら『冒険者LV+器用度B』で。 |
サンドロ | : | ここで失敗したら(笑)。 |
クロウ | : | (コロコロ)9だから『15』! |
GM | : | うん、問題なく戻せました。 |
クロウ | : | (息を吐く)はー! |
しかし、これでは正確な重さが分からないため、どうにも決定打にならず。 もう一度挑戦してみるが、『だいたい10Kg位』だと思うに留まった。 | ||
ボーデル | : | あまり自信が無い意見に命かけるのはどうかなと思うが(笑)。 |
サンドロ | : | ・・・・・・もうストーン・サーバントに回収してきて貰うしかないんじゃないか(笑)。 |
ボーデル | : | もう、開けてみないか? |
クロウ | : | 箱自体には罠は無かったんだよね? |
GM | : | 機械的な罠はね。 |
ボーデル | : | 魔法的な罠はあるかも。 |
サンドロ | : | なあ、【<アンライズ・エンチャントメント> のカード】で台座を感知してみようぜ。それが一番早いと思うんだ。 |
ボーデル | : | やってみる価値はある。現在、手詰まりだからな。 |
サンドロ | : | では台座に使った! アーティが(笑)。 |
アーティ | : | 俺? まぁいいけど。『接触』だよ? |
サンドロ | : | がーんばってー(笑)。 |
アーティ | : | よし、じゃあ行ってくる。いい? じゃあ使った。 |
GM | : | この台座は『重量感知』の台座です。上に乗っている重量が指定された重量と異なると、罠のスイッチを起爆させます。こいつはただのスイッチなので何が起こるかはわからない。 で、肝心の指定重量ですが、『10Kg』です。 その他、入れ替え作業の達成値なども正確に分かりました。 |
サンドロ | : | ジャストか。 |
ボーデル | : | じゃあ袋に土を詰めて『10Kg』を用意しよう。 |
アーティ | : | 甲子園の土を持ち帰るように(笑)。 |
サンドロ | : | ガメルで『10Kg』の重さを作って、同じ重さになるまで比べればいいだろ。 |
GM | : | では、クロウが『冒険者LV+知力B』で得られる達成値は『20』なので、何度も調整を続ければいずれ完璧な重さに仕上げられます。 |
サンドロ | : | OK。 |
クロウ | : | あたしが置きに行くけど、今ある箱を誰が持ち上げてくれる? |
アーティ | : | 筋力の高い奴だ。 |
サンドロ | : | NPCはどうだ? ろくに役に立っていないわけだし。 |
GM | : | でもNPCが判定して失敗って、スッキリしなくない? |
サンドロ | : | いや、私はドリーツェが失敗するなら文句は言わない。 「よくやったよ、おじさん。」 |
ドリーツェ | : | 「やりませんよ。」(一同笑う)。 |
サンドロ | : | 仕方ない、行くか。 |
ボーデル | : | ではワシがサンドロのロープを持つか。 |
クロウ | : | あたしのは? ロマットに持ってもらおう。 |
サンドロ | : | アーティはドリーツェを見張っておいて。さっき不穏な感じがしたから。 |
アーティ | : | え? ロマットの方が怪しくない? |
サンドロ | : | じゃあ2人とも見張っとけ。 |
ボーデル | : | とりあえず、渡さなければいいだけの話だ。 |
GM | : | いや、渡してもらおうよ? |
ボーデル | : | いや、最終的にはリーズンに渡すよ。 |
GM | : | だから、ドリーツェはその為に来てるんだけど。 |
ボーデル | : | ・・・・・・まぁいい。今はこの硬直した状況を打破することが先決だ。 |
サンドロ | : | では慎重に行こう。軽く発狂するほどドキドキしながら進もう。(緊張高まり中) |
GM | : | では台座まで着いた。 |
ボーデル | : | 総員、配備良し。 |
クロウ | : | じゃあ頑張って持ち上げてくれ。 |
サンドロ | : | 行くぜ・・・・・・。ここで失敗するのがサンドロだ(一同笑う)。 |
アーティ | : | 堂々とするな(笑)。 |
サンドロ | : | (深呼吸)はぁー。はぁー。行くぞ(コロコロ)『15』! |
ボーデル | : | これなら成功のはず。 |
クロウ | : | じゃあ行くよ。(コロコロ)『16』! |
GM | : | 成功だね。(取る)スポッ(罠発動)グラッ(袋置く)ピタッ。 |
クロウ | : | よしっ! |
ボーデル | : | じゃあ、そのまま箱を持って帰ってきてくれ。 |
GM | : | しかしサンドロ、箱を抱えたままでは、足元が見えない! |
ボーデル | : | あっ、まさか、この箱に暗闇の魔法がかかっていたか! |
サンドロ | : | そういや箱自体の魔法の罠の可能性を考えてねぇ(笑)。 |
GM | : | ・・・・・・いやいや。箱が大きくて。 |
アーティ | : | ああ、そういうことね(笑)。 |
GM | : | しかも、半分冗談だ(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | えええええ!? き、貴様ぁ! 普通に納得したじゃないか!(笑)。 |
アーティ | : | じゃあ肩に乗せて運んで来い(笑)。 |
GM | : | それなら問題ない(笑)。 |
サンドロ | : | じゃあ、ゆっくりゆっくり、摺り足で。 |
GM | : | ではサンドロは生還。トラップを抜けて戻ってきた。 |
クロウ | : | おつかれー。 |
その一発目には耐えたオークでしたが、命令続行で踏み出した二歩目でも罠が発動。その結果──。