厳しい修行を乗り越えて
GM | : | ではボーデル。 |
ボーデル | : | うお~、うお~。 |
GM | : | 君はトルスタック流の高品質な武器を作る際の手解きを受けて、製鉄の修行を行います。達成値出して。 |
ボーデル | : | ほぉぉぉ!(コロコロ)普通だな。7で『16』。 |
アーティ | : | お、結構いい。 |
GM | : | では、君が打ち上げた剣を見るなり、トルスタックは |
トルスタック | : | 「駄目じゃー!!」 |
GM | : | と叫び、ハンマーを打ち下ろすと剣は簡単に折れてしまいます。 |
ボーデル | : | ガーン! |
トルスタック | : | 「この程度で折れるようでは駄目じゃ! 貴様! ワシの話をちゃんと聞いていたのか!!」 |
ボーデル | : | ぐっ、言い返せない。 |
トルスタック | : | 「貴様、手を見せてみろ!」 |
ボーデル | : | ゴツゴツした手を見せるぞ(一同爆笑)。 |
トルスタック | : | 「貴様ドワーフの癖になんて軟弱な指をしておる! この指輪でも付けてやがれ!」 |
GM | : | と、自分がはめていた指輪を君の顔面に叩きつけます。 |
ボーデル | : | 多分、器用度の上がる指輪か何かか。 |
GM | : | はい。【シャープネス・リング】 です。器用度ボーナス『+1』。 |
トルスタック | : | 「貴様のようなヘボはこれを付けてやりやがれ!」 |
ボーデル | : | ぐはっ。ちょっとショックを受けつつ、この気遣いに有難みを感じる(一同笑う)。 |
トルスタック | : | 「修行は続くぞ。明日こそ習得するがいい。」 |
ボーデル | : | 「イエッサー!!」 |
トルスタック | : | 「分かっているな? こんなもの、ある程度見込みのある奴なら年月さえかければ身につけられるんじゃ。問題は、いかに短い期間で習得できるかにかかっておる。」 |
ボーデル | : | 確かに。 |
トルスタック | : | 「仲間と合流したいのであれば、さっさとマスターすることじゃ。 やる気さえあれば、数日でもマスターできる!!」 |
サンドロ | : | 熱いな(笑)。 |
ボーデル | : | ではそれに感銘を受ける。 |
アーティ | : | 涙を流す(笑)。 |
ボーデル | : | 涙は流さない(笑)。 |
GM | : | では君は今晩も遅くまで鉄を打ち続ける。 |
ボーデル | : | カーン、カーン、カーン。 |
サンドロ | : | 「ラヴェルナ様、山賊の話もありますので、申し訳ありませんがクロウの馬に乗っていただけますか。」 |
ラヴェルナ | : | 「大丈夫です。すでにアーティの馬に乗っています。」(一同笑う)。 |
アーティ | : | えっ!?(笑)。 |
サンドロ | : | アーティの馬にはクリントンが乗るのかと思っていたが(笑)。 |
GM | : | ボーデルの馬に乗れば良いだろ。 では、歩いてる方々は『レンジャーLV+知力B』で。 |
サンドロ | : | しゃあっ! レンジャーは上げたばかりだぜ。とうっ(コロコロ)6ゾロで『18』。 |
クロウ | : | (コロコロ)『16』。 |
GM | : | 『18』か。それは分かるな。サンドロは街道沿いの森の中から複数の視線を感じる。見られている気がするね。ただ、襲い掛かってくるような気配は無い。 |
サンドロ | : | なるほど。じゃあ皆にその話をしておこう。 「森の中に複数の人間が隠れているぞ。」 と。ん? クロウは気づいたのか? |
GM | : | 気づいてないよ。 |
アーティ | : | 結構高いんだな。 |
GM | : | 特に何もしないで歩き続けるなら、しばらくすると視線の嫌な気配は無くなる。 |
サンドロ | : | さっきの視線は何だったのだ? |
GM | : | 人の視線だね。複数。 |
サンドロ | : | 「ラヴェルナ様、先ほど、複数の視線に探られていたようなのですが。」 |
ラヴェルナ | : | 「ふむ。クロウ、貴方はそのような視線を感じましたか?」 |
クロウ | : | 「いえ、特には感じませんでしたが。」 |
ラヴェルナ | : | 「サンドロ、疲れているんですよ。」(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | え、ええー!?(爆笑)。 |
ボーデル | : | まあ確かにな(笑)。 |
サンドロ | : | 「いや、本当ですって! 見られてたんです! マジっすよ!」(一同笑う)。 |
ラヴェルナ | : | 「サンドロ。胸に手を当てて、よく考えてみてください。」 |
サンドロ | : | 「はい。」 |
ラヴェルナ | : | 「貴方、そういう視線を感じる心当たりは?」 |
アーティ | : | 今度は何やったんだよ(笑)。 |
サンドロ | : | ・・・・・・どっちで答える? あると言えばあるんだが、ここで肯定したら変なことになるし、無いと言っても怒られそうだ(一同笑う)。 |
アーティ | : | 汗かいてないかい?(笑)。 |
サンドロ | : | 「いえ、ないです。」 |
ラヴェルナ | : | 「そうですか。貴方が感じたというのでしたら、警戒するに越したことはありませんね。気をつけて進みましょう。」 |
サンドロ | : | 「はい。」(冷や汗) |
クロウ | : | 視線を感じたのはどのくらいの地点? |
GM | : | 例の1日地点だね。 |
ボーデル | : | 様子を見て襲ってくるのか? わからん。とりあえず夜は確り見張りを立てよう。 |
ラヴェルナ | : | 「そのようにしましょう。」 |
そしてPC達はサンドロ・クリントンJr.組とアーティ・クロウ組に分かれて野営に入った。 | ||
サンドロ | : | では野営をしながら、感じた違和感について考えよう。 「クロウですら感知できなかった。私もおそらく偶然感知できただけだろう。 あの視線は一体・・・・・・並みの山賊如きではない。一体この陰謀の裏には何が隠されているのか・・・・・・」 |
クロウ | : | 陰謀なのか(笑)。 |
サンドロ | : | 「考えろ! 考えるんだ! 今までの情報がパズルの様に組み上がっていく!」(一同笑う)。 |
アーティ | : | ねぇよ!(笑)。 |
GM | : | いや、それさ、オチが付くんなら良いんだよ。 時々「何も思いつかなかった」とかで投げるの止めてくれよ(一同笑う)。 |
アーティ | : | で、今回は?(笑)。 |
サンドロ | : | 「・・・・・・警戒しよう。」(一同爆笑)。 |
GM | : | テープ起こしの時にスゲェ大変なんだけど(一同笑う)。 |
しかし、何事もなく夜は明けるのだった。 | ||
アーティ | : | では精神力を回復するよ。 |
ボーデル | : | カーン! カーン! カーン!(笑)。 |
トルスタック | : | 「分かったか! コレでコレでアアヤってコウだぞ! やってみろ!」 |
サンドロ | : | 大地を感じろ! |
ボーデル | : | ウオオオオ!(笑)。(コロコロ)ガーン! |
クロウ | : | 1ゾロった(笑)。 |
ボーデル | : | ごみが出来た!(爆笑)。やばい、どういうことだ(笑)。 |
トルスタック | : | ドスドスドスドスドスドス バッ! 「この刀を打ったのは誰だあっ!!」(一同爆笑)。 |
クロウ | : | 1人しかいないよ(笑)。 |
サンドロ | : | まったく、ボーデルは人の話を聞かないな。師匠もこれだけ言っているだろう。 もっと大地(ガイア)の声を感じるのだと!(一同笑う)。 |
ボーデル | : | 悪い(笑)。まあ、あいつらが帰ってくるまであと3日以上はあるだろうから、それまでに何とか頑張るよ。 |
GM | : | というわけで、残念ながらボーデルの2日目は・・・・・・ |
サンドロ | : | 酷い結果に終わった(笑)。 |
ボーデル | : | 焦って初心を忘れてしまったようだ(笑)。 |
GM | : | ちょっとだけ肩を落としている師匠の背中が・・・・・・。 |
アーティ | : | 寂しい(笑)。 |
クロウ | : | 次は6ゾロ出しなよ。 |
ボーデル | : | 6ゾロ出たらビックリだよ。 |
GM | : | もはや気配は感じない。 |
クロウ | : | 何だったんだ? |
GM | : | では、“ルオニル” 方面からやってくるキャラバンとすれ違いながら進んでいくよ。 |
サンドロ | : | すれ違った? その度に声をかけていこう。 「気をつけてください。」 |
商人 | : | 「わかりました。」 |
サンドロ | : | あと、皮革加工ギルドの運搬中のを発見したら、そのまま護衛に付くつもりだが。 |
GM | : | それも見かけないね。 |
クロウ | : | だいぶ遅れているね。 |
GM | : | 情報があってもいいか。 |
商人 | : | 「なんだか、羊の間で流行り病が発生しているらしい。それ以上のことは良く分からんね。」 |
ボーデル | : | 口○疫か。 |
サンドロ | : | 何て時事ネタを(笑)。 |
GM | : | 違う! シナリオ作ったのは3月! 流行る前だったのよ! まったく関係なし! |
サンドロ | : | じゃあそういう事にしておこう(笑)。 |
GM | : | 流石に災害を用いるのは不謹慎だからな。本当にタイミングが悪かった。それだけ。 |
ボーデル | : | 今度こそ! 今度こそ! 朝早くから打つぞ! |
アーティ | : | 迷惑だな(笑)。 |
GM | : | 君が朝一から打つというのなら、1日2回判定させてやらんでもない。 |
ボーデル | : | それはやるだろう。前日の失敗があるからな(笑)。 |
GM | : | しかし、それこそ血の滲む様な荒行をしないと、1日2回の判定には届かないが。 |
ボーデル | : | 生命力が多少減って、鼻血ブー助になるくらいなら問題ない。 |
アーティ | : | どうせ回復するだろ(笑)。 |
GM | : | いや、そもそも精神的に限界まで鉄を打つから、精神力なんて残ってないよ。 |
サンドロ | : | なんて事だ。ボーデルの鼻から、目から、耳から血が噴出している! |
GM | : | そうなると完全にギリョウさんじゃないか(一同笑う)。 |
ボーデル | : | とりあえず他にする事もなし。それくらい気合入れてやらせてもらおう。 |
アーティ | : | 気合入れて振れ(笑)。 |
ボーデル | : | (相当リキんで)くうううう~! はああああ~(コロコロ)6。『16』。 |
GM | : | あまり満足のいかない作品が出来た。 |
ボーデル | : | あっさり炉にくべて溶かそう(一同爆笑)。 |
GM | : | こうしてボーデルは鍛錬を続ける・・・! |
GM | : | サンドロたちは昼前くらいに “ルオニル” の街に到着しました。 |
サンドロ | : | では早いところ石工ギルドに行ってしまおう。 |
アーティ | : | 石工じゃねえよ(笑)。 |
クロウ | : | 皮革加工じゃない? |
GM | : | ではクリントンJr.が案内します。 |
クリントンJr. | : | 「こちらです。どうぞ。」 |
GM | : | 皮革加工ギルドの仕事は、なめし革の製作です。家畜の皮を入手して、なめして、他製品用の素材にします。ここからどのように加工するかによって、様々な製品に変わっていく。 |
サンドロ | : | バッグになったり、レザーアーマーになったり。 |
GM | : | ブーツになったり、パンツになったりするのだ(笑)。 |
サンドロ | : | なるほど。革のぉ!?(一同笑う)。 |
GM | : | というわけで、到着です。 |
皮革加工ギルド員 | : | 「実は、羊の全身に鳥肌が立つ──」 羊なのに鳥肌か(一同爆笑)。 「という病気が蔓延していまして。」 |
ボーデル | : | 大変だね。毛があると鳥肌が立っているかなんて分からんよ。 |
GM | : | だから刈ってみないと分からない。大丈夫、刈った毛は問題なく羊毛として使える。 |
ボーデル | : | ますます鳥肌が強調(笑)。 |
GM | : | この状態の皮で加工すると表面がボコボコになってしまい、製品として役に立たなくなる。 |
ボーデル | : | 病気か。これはワシがいないとまずかったか? |
GM | : | <キュアー・ディジーズ> をかければ確かに治る。ただ、大量に要るからボーデル1人の精神力じゃ全く足りない。 |
アーティ | : | 原因とかあるのかい? |
GM | : | いや、これは流行り病だね。数年に一回とか流行る。 |
アーティ | : | 治療法は? |
GM | : | 放置していてもいずれ自然治癒して後遺症もないから、流行ったら落ち着くまで待つしかないね。 |
アーティ | : | で、現状は? |
GM | : | そうだね、ピークは越した感じ。少なくともこのギルドが契約している農場の羊は駄目だけど、探せば無事な羊もいるかもしれない。 |
クロウ | : | じゃあ野生の羊を捕まえるしかないね(一同笑う)。 |
GM | : | いやいや、流行り病だから、野生なら無事って訳じゃないから。 |
サンドロ | : | これは仕方ない。本来の目的どおり、調査を進めよう。 |
GM | : | いや、待ってくれ。ここでクリントンJr.がしゃしゃりでてくる。 |
クリントンJr. | : | 「実は私、知り合いに牧場の経営者がおりまして。」 |
サンドロ | : | こいつ何か売り込みを始めているぞ。さすがマーチャントLV6! |
クリントンJr. | : | 「いやいやいや。ここは本来、他の場所に出荷している牧場なので。一時的な措置です。」 |
GM | : | 名前はドナドナ牧場です。 |
アーティ | : | ドナドナ牧場(笑)。 |
ボーデル | : | 愛情たっぷり込めて羊を送り出すんでしょ(笑)。 |
サンドロ | : | おお、かの有名なドナ牧か(一同笑う)。 |
クリントンJr. | : | 「他の牧場からも少し離れていますし、ここなら無事かもしれませんね。緊急事態ですし、こちらから仕入れてみては?」 |
サンドロ | : | 「なるほど。いかがでしょう?」 |
皮革加工ギルド員 | : | 「それが可能でしたら、是非お願いします。」 |
サンドロ | : | ちなみに、なめして出荷できる状態になるまでどのくらいかかる? |
GM | : | それは結構かかるけど、皮さえ入ってくれば作業に入れるからそこまで面倒見る必要はないよ。今は入荷の目処が立っていない状態だから問題なの。 |
ボーデル | : | ワシらは紹介だけすれば良いわけじゃな。 |
サンドロ | : | いや我々が出る幕ではないだろう。 「では我々は目的どおり調査を進めて行きましょう。」 |
クリントンJr. | : | 「いえ、ドナドナ牧場に話を付けに行かないといけませんし。お付き合い願いたい。」 |
サンドロ | : | ふむ、我々も監査が一緒に来てくれない事にはな。 |
ボーデル | : | ワシらだけじゃただの冒険者だ。 |
サンドロ | : | ただの工場見学になっちまうな。 絞りたての牛乳とバター飴渡されて終わりになっちまう(一同笑う)。 |
アーティ | : | じゃあ、先に牧場行っちゃう? |
ボーデル | : | 話をつけるなら早い方が良いじゃろう。 |
サンドロ | : | 「護衛も兼ねて私たちも伺いましょう。」 |
皮革加工ギルド員 | : | 「よろしくお願いいたします。」 |
GM | : | ドナ牧までは片道1日。街道から北に外れて奥行った所にある。 |
サンドロ | : | 傭兵くらいは雇っているんだろう。 |
アーティ | : | どうなんだろう? |
GM | : | いないんじゃない? |
サンドロ | : | えっ? いないの? 怖くない? |
アーティ | : | ゴブリン位なら、ちょっと高くて丈夫な柵を立てれば大丈夫じゃない? |
サンドロ | : | 柵ぐらい壊せないか? |
GM | : | 『ソードワールドSFC2』 で羊を救出するイベントのとき、何の対策もなく襲われていたぞ。 |
アーティ | : | それはゲームだからはしょってたんじゃない?(笑)。 |
GM | : | でもさ、そんな事でいちいち傭兵を雇ってても。何も起こらないかもしれないのに何ヶ月単位でボケーっとしていることになるんだろ? |
ボーデル | : | 何か事が起きてから雇うんじゃないか? |
アーティ | : | 対処療法か。 |
GM | : | もしくは、牧場主になる以上はファイター5レベル以上が必須(一同爆笑)。 |
ボーデル | : | 随分ハードルの高い職業だったんだな(笑)。 |
アーティ | : | どっちかと言ったらレンジャーじゃないか(笑)。 |
GM | : | ハンターの射撃武器と同じで、ポール・ウェポンとダガーのみ、ファーマー技能で使用できるとか(笑)。 |
牧場主 | : | 「ん~? お前、なに俺の羊に手を出してるんじゃ?」(笑)。 |
牧場主 | : | 「お前の皮を剥いでやろうか?」 |
侵入者 | : | 「た、助けてくださーいッッッ!!!」(一同笑う)。 |
サンドロ | : | 恐ろしい話になってしまった(笑)。 |
GM | : | ではボーデルの修行。 |
ボーデル | : | うおおおお(コロコロ)7。『17』じゃな。 |
アーティ | : | 期待値しか出ないな(笑)。 |
ボーデル | : | でも『17』なら『高品質2』の物ができたね。 |
アーティ | : | あ、そうなの? |
ボーデル | : | そう。 『15+』で高品質ができるから。『20』なら『高品質5』ができる。 |
サンドロ | : | お前詳しいな(笑)。初めて知った事がたくさん出てきたぞ(笑)。 |
GM | : | ではそれをチェックして。 |
トルスタック | : | 「まあまあマシな物が出来るようにはなってきたようじゃな。この調子で鍛錬を積めば良い製品が作れるようになるじゃろう。もう少し修行していくがいい。」 |
ボーデル | : | それには礼の言葉を述べて深々と頭を下げよう。 「むう、匠の道は厳しいのう!」 |
トルクタック | : | 「明日も修行じゃ。」 |
ボーデル | : | そういえば、生命力と精神力は『1』くらいにしておけばよいの? |
GM | : | いやいやいいよ(笑)。 |