ファリス×サンドロ=死あるのみ
GM | : | では、アーティの死体は <プリザーベイション> で無事に確保した。だが、日数が経つと <リザレクション> の目標値が上がる事に変わりはない。 |
サンドロ | : | その通りだ。だから我々は馬車をとにかくかっ飛ばす! |
GM | : | 現在位置は “ルオニル” から馬で6日。どちらかというと “ザイン” の方が近い位置ではある。けどそっちだと── |
サンドロ | : | ツテが無いな。 |
ボーデル | : | とりあえずお前さんがアーティの死体を持って急いで戻るんじゃ。 |
GM | : | クリントンJr.も一緒に行くよ。 |
サンドロ | : | ではクリントンJr.と共に、奴らの元気な馬で運ぼう。それで出来るだけ急ぐ。 |
GM | : | 3頭で併走して走ればいいだろう。では、1.5倍行軍で4日かかるね。 |
クロウ | : | じゃああたし達はゆっくり帰ろう。 |
ボーデル | : | いやいや、ゆっくりはしてられん。馬を潰さない程度に少し急ごう。 |
サンドロ | : | 街に着いたらクリントンJr.に紹介状を書いてもらおう。 |
GM | : | いや、クリントンJr.にそこまでの権限は無いだろう。“エレミア” まで戻れば、君たちは国王級の権限を持つサンバストとコネがあるから、彼なら <リザレクション> の紹介が可能だろう。だとすると追加で2日だ。 |
サンドロ | : | よし。では “ルオニル” でメガンティアを回収してかっ飛ばす。 |
GM | : | しかし3人は乗れないから日数は変わらない。“エレミア” 到着は6日後だ。 |
ボーデル | : | 金額はいくらになる? |
GM | : | 基本は8,100ガメルだけど、達成値拡大すると跳ね上がるんじゃない? |
サンドロ | : | なるべく私が負担しよう。 |
GM | : | では、内臓で(一同笑う)。 |
サンドロ | : | な、内臓・・・(笑)。 |
GM | : | こちらにも責任があるので、クリントンJr.と品質向上委員会の方で半額を負担しよう。 |
ボーデル | : | ある程度はウチらで何とかしないと駄目でしょ。 |
GM | : | じゃあとりあえず、アーティの馬を売って(一同笑う)。 |
アーティ | : | 俺のユニサスがー!(笑)。 |
ボーデル | : | とりあえずラヴェルナ銀行から前借しておいて、後で考えよう。 |
GM | : | この先で君たちがお金を稼いで返して行くってのでいいんじゃないかな。 |
サンドロ | : | うむ、そうさせていただこう。 |
GM | : | では話をまとめます。 まず君たちは4日かけて “ルオニル” まで戻ってきました。しかし、“ルオニル” にはそもそも高レベルの司祭がいないので、ここで馬を乗り換えて “エレミア” まで戻ります。 “エレミア” でラヴェルナと “手で考える” サンバストと合流、彼らのツテにて、こちらのチャ・ザ神殿にて9レベル司祭にお願いし、<リザレクション> をかけて貰いました。 この時の目標値が、死後6日経っているので『26』。ただし、死体があるので達成値に『+6』。司祭のレベルが9レベル、知力ボーナスが3として基準が『18』。出目で8以上が必要となる。 |
サンドロ | : | 厳しいな。 |
GM | : | 一発勝負をするのと、複数回判定するのと達成値を上げて確実に成功するのは? |
ボーデル | : | 上げた方が良かろう。 |
GM | : | だとすると、ダイス目を『3』と想定して、必要な達成値上昇は「+5」。 すると価格は48,600ガメル。 |
クロウ | : | 高っか! |
GM | : | この内の半額、24,300ガメルは、監査委員会と品質向上委員会、鍛冶ギルド、クリントンJr.のちょっとした出資で出ました。 |
サンドロ | : | ありがたい。 |
GM | : | 残りの金はラヴェルナ銀行から出ます。が、予定外の出費なのでラヴェルナの金策も苦しくなります。これはペナルティで、今後のセッションに影響があると思いねぇ。 |
ボーデル | : | うむ。 |
サンドロ | : | 把握した。 |
GM | : | では、チャ・ザ神殿のザッチャさんが。 |
ザッチャ | : | 「いくザッチャ!」(一同笑う)。 |
アーティ | : | 駄目だこの人、1ゾロ出しそうだ(笑)。 |
GM | : | じゃあ、どうぞ! |
アーティ | : | (コロコロ)片方1出てる(笑)・・・・・・5! |
GM | : | ではアーティは無事に甦った! |
クロウ | : | おめでとうございまーす。 |
アーティ | : | もうこれ、特徴に「死亡暦あり」って書くべきかな(笑)。 |
GM | : | いやそれ全員だから。むしろお前はこれまで唯一死んでなかったのに、特徴が無くなった。 |
アーティ | : | あれー? 特徴の無い奴になってしまった(笑)。 |
ボーデル | : | いやー、全員一度あの世を見てきたグループになってしまった(笑)。 |
アーティ | : | 全員死んだねぇ(笑)。 |
GM | : | 今回の件に関して、ラヴェルナがクリントンJr.らに謝罪をするのですが、それよりもクリントンJr.の方が。 |
クリントンJr. | : | 「こちらこそ、巻き込んで申し訳ありませんでした!」 |
GM | : | と平謝り(一同笑う)。 |
ボーデル | : | 「だいぶ納品は遅れたが、頼みます。」 と伝えておこう。 |
GM | : | これでアーティが復活したという情報は、サンドロだけが把握。 |
サンドロ | : | オーケー。 |
GM | : | ではボーデルたち。馬のレンタル代金が片道で6日。帰りは馬車付きなので遅くなって8日かかる。合計で14日だね。1頭につき1日80ガメルで2頭だから、1日160ガメル。 ということは2,240ガメル。 |
ボーデル | : | とりあえず出しておこう。 |
クロウ | : | すみません。 |
GM | : | こいつはもう、ラヴェルナ銀行からは出ない。 |
クロウ | : | じゃあ荷物を渡して終わりかな? |
GM | : | 君たちの帰路は、捕虜9人に対して見張り2人って、何か暴動が起きそうな感じもするな。 |
ボーデル | : | そうだね。よっぽど凄い縛り方でもしておかないと。 |
GM | : | そういや、死体も積んでんだよな。 |
サンドロ | : | 私が殺した1人か(笑)。 |
ボーデル | : | そんな中にいたら、皆気が狂っちゃうんじゃないか?(笑)。 |
クロウ | : | じゃあ “ルオニル” で突き出そうか? |
サンドロ | : | <テレポート> で合流できないか? |
GM | : | ではラヴェルナが <テレポート> して “ルオニル” に移動しよう。 クリントンJr.、サンドロ、アーティ、ラヴェルナ。まぁ行ける(コロコロ)成功。 |
アーティ | : | でも1週間は絶対安静だろ? |
GM | : | 自力で動けないだけで、<テレポート> で飛ばされることは可能だ。 |
アーティ | : | あ、そうか。 |
サンドロ | : | とりあえず、アーティはおんぶしていよう。 |
アーティ | : | ぷらーん(笑)。 |
GM | : | では、全員合流した。ようやく状況が落ち着いたので、ラヴェルナがホッと一息つきます。 |
ラヴェルナ | : | 「アーティ。良くぞ戻ってきましたね。ボーデルにちゃんとお礼を言っておくのですよ。」 |
サンドロ | : | そうだ、コイツのおかげだ。 |
ボーデル | : | ではアーティを見て手を合わせよう。「なんまんだぶなんまんだぶ。」 |
アーティ | : | ピクッ! って動く(笑)。 |
サンドロ | : | ではまぶたの上に黒目を書いておいてやろう。 |
アーティ | : | 断固拒否する(笑)。 |
サンドロ | : | まぁいい。まずはふんじばられてる連中に向き直ろう。 |
盗賊達 | : | 「うー! うー! うー!!」 |
サンドロ | : | 「こっちを向け!」 ドンッ!(蹴り飛ばす) |
盗賊リーダー | : | 「う゛ー!!」 |
ボーデル | : | でもこいつら、この4日間で拷問並みに衰弱しちゃってるよ。 |
GM | : | 蝿がたかって蛆が沸いてる腐った死体が目の前に転がされてたからね。 |
ボーデル | : | それもあるし、トイレの面倒見るつもり無いから大変な事に(笑)。 |
サンドロ | : | 垂れ流しか(笑)。 |
ボーデル | : | 臭いが酷いなあ(笑)。 |
GM | : | それは “アイリーン・ルー” 号が大変なことに(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | 無事に戻ったと思った馬車が、何でこんな事に(笑)。 |
アーティ | : | この馬車、もう曰く付きだよね(笑)。 |
クロウ | : | ていうか、食料・・・。 |
GM | : | (下の世話を含めた)その辺は、すれ違うキャラバンとかと何とかやり取りしたって事でいいや。 |
クロウ | : | そうしてください。 |
ボーデル | : | ではこいつら全員、地獄を見せてやる! |
サンドロ | : | その前に聞いておきたい。 「お前たちは何の為にこんな事をしたんだ?」 |
ボーデル | : | あと、トムさんの荷物の行方について。 |
盗賊 | : | 「我々は亡命を希望する!」 |
ボーデル | : | そういう国の出身か。 |
盗賊リーダー | : | 「やめろ貴様ら! 祖国を売る気か!!」 |
サンドロ | : | そいつがリーダー? よし、黙っていて貰おう。キュッと。 |
盗賊リーダー | : | 「ぐえっ!!」 |
盗賊 | : | 「この状態で戻ったら間違いなく処刑される。東方の国へ亡命させてくれ!」 |
サンドロ | : | なるほど。まず一発、そいつの腹を蹴っ飛ばす。 |
盗賊 | : | 「ぅゲフゥッ!!」 |
サンドロ | : | 「私の質問に答えろ。」 |
盗賊 | : | 「こ、答える前に確約をいただきたい!」 |
サンドロ | : | 「質問の答えになってないぞ。」 オラッ! |
盗賊 | : | 「だからそれ、答えちゃったら後戻りできないから、その前に確約を・・・ぐへッ!」 |
クロウ | : | その辺の判断はクリントンJr.さんに任せよう。 |
ボーデル | : | といっても、クリントンJr.はすぐに処刑ってなりそうだがな。 |
アーティ | : | ファリスだからな。 |
サンドロ | : | 「分かった。では質問を変えよう。お前たちが襲った商人、トム・マッコイの荷物はどうした?」 |
GM | : | 商業証は馬車の中にあった。 |
サンドロ | : | マッコイ、哀れ!(一同笑う)。 |
アーティ | : | しかしトム、結構運が良いよな。 |
ボーデル | : | そうでないと1人旅なんてできないぜ。 |
サンドロ | : | 「なるほど。それで、注文だけしておいて、金を払わずに踏み倒そうとしたと。」 |
盗賊 | : | (意味深に)「・・・・・・そうなんです。」 |
サンドロ | : | 「まぁ、今はどの国から派遣されて来たかは聞かないとして。」 |
盗賊 | : | (意味深に)「・・・・・・ありがとうございます。」 |
ボーデル | : | 東方に亡命したいということは、西方の国なんだよな? |
サンドロ | : | 危険なのは、“ファンドリア”、“ドレックノール” とか、その辺りか。 |
ボーデル | : | 戦争なら “ロマール” とか。 |
サンドロ | : | ではこいつらはどうするか。 |
ボーデル | : | アーティがいれば <センス・ライ> がかけられたんだが。 |
GM | : | ラヴェルナがいるよ。 |
ボーデル | : | そうか。さっきの話、調子を合わせてるだけの様な気がしないでもなかったから、真の目的を聞き出したらどうだ。 面倒くさければクリントンJr.に任せればいい。 |
GM | : | クリントンJr.に任せた場合、裏の事情は何も聞かず、ただの山賊として処罰するね。変に裏の事情を知って、手を出せなくなっても困るからね。悪党には死を! |
ボーデル | : | ファリスだからな。 |
サンドロ | : | 我々が事情を知ったところで、別に何も関係ないよな。 |
GM | : | それは君たち次第。これから向かう西方の国々は、いずれ君たちも通るという事だけお忘れなく。 |
アーティ | : | でも、隠されると知りたくなるよね(笑)。 |
サンドロ | : | うむ。個人的には知りたいが。ただ、コイツとの約束を守れる自信が無いしな。 考えろ考えろ、考えろサンドロ・オーエンバッツ。こいつらから情報を得た上で、後腐れなく殺る方法──。 |
ボーデル | : | 随分、都合の良いことを言っているな。 |
アーティ | : | どうしても後腐れは残るでしょ。 |
クリントンJr. | : | 「後腐れなんて残りませんよ。ファリスの名の下に、神の国に送ってやりますよ。」 |
アーティ | : | いや待て、そういうことじゃなくて(笑)。 |
クリントンJr. | : | 「用が済んだようでしたら、すぐにでも処刑させて頂きたいのですが。」 |
サンドロ | : | 「もう少し待ってください。」 |
クリントンJr. | : | 「フン! フン!」 と鼻息が荒いね。こいつも結構やられたから(一同笑う)。 |
サンドロ | : | 結構ボコボコにされたからな。エリートの坊ちゃんが現実を見た(笑)。 |
ボーデル | : | 良い場面、ひとっつも無かったからな。 |
<センス・ライ> を用いての尋問に切り替えた一同。 まずはどこの国から来たのかを特定しようとするが、それらしい国を並べても正解が判別できず。 | ||
サンドロ | : | “ファンドリア” でも “ロマール” でも “ドレックノール” でもない? どこだ? 下手すりゃ “ザイン” とか。 |
盗賊達 | : | 「ひいいいい~!!」 |
アーティ | : | “ザイン” だ(笑)。 |
GM | : | 9人もいれば、何人かはリアクションを隠し切れない人がいるよね(一同笑う)。 |
ボーデル | : | 「目的は? 何のために武具なんぞ盗んだんじゃ。」 |
クロウ | : | 戦争でしょ。 |
盗賊 | : | 「・・・・・・だから、亡命はさせてくれるんだろうか。見逃してくれるだけでもいい。」 |
ボーデル | : | 「では、質問に答えた奴だけ。」(笑)。 |
盗賊A | : | 「はい!」 |
盗賊B | : | 「はい!」 |
盗賊C | : | 「はい!」 |
他の盗賊達 | : | 「「「 はい! 」」」 |
サンドロ | : | オーケー! ボーデルが約束しておけ。私は何も言わない。 |
GM | : | お前、最悪だ(笑)。 |
サンドロ | : | いいや最高の展開だ(笑)。 |
盗賊D | : | 「答えます! 答えます!」 |
盗賊E | : | 「いいや私が!」 |
盗賊リーダー | : | 「やめろ貴様ら! 祖国を売るな! 売るんじゃない!! それでも騎士か!!」 |
クロウ | : | えっ!? |
アーティ | : | 騎士だった、のか(笑)。 |
ボーデル | : | 「もうお前さんは黙っておれ。」 ピシッ。 |
盗賊リーダー 改めザイン騎士 | : | 「ぎゃー!!」 |
サンドロ | : | 私は黙って状況を見守ろう。 |
ボーデル | : | 「じゃあそうじゃなあ・・・・・・お前さん。」 と一番手近な奴を。 |
GM | : | では指名された奴が嬉しそうに |
駄目ザイン騎士A | : | 「ありがとうございます!」 |
駄目ザイン騎士B | : | 「待て! 俺も話す意思があるぞ! 見逃してくれ!」 |
ボーデル | : | 「そうじゃなぁ。最初から口を開いてくれれば、ちょっとは考えてやったんじゃがなぁ。」(一同笑う)。 |
アーティ | : | 順番に聞くか。 |
ボーデル | : | 話が聞けなくなったらその場でサクッじゃなぁ。 黒いぞ、ボーデル(一同笑う)。 |
GM | : | あれ? 彼らの証言内容を書いた部分が無いぞ? |
サンドロ | : | シナリオ無くすな馬鹿(笑)。 |
GM | : | ヤバイ、このままじゃ彼らが証言できない(笑)。 こいつら、何を口をつぐんでいるんだ!(一同笑う)。 |
ボーデル | : | これかな? |
GM | : | あったあった(笑)。 |
駄目ザイン騎士 | : | 「実は我々は、“ザイン” のデラルサという貴族に仕える騎士でございます。」 |
アーティ | : | “ザイン” の騎士? |
駄目ザイン騎士 | : | 「現在、“ザイン” は内乱で荒れておりまして。この武具は、我が政敵が注文した武具なのです。」 |
ボーデル | : | ああ、なるほどなぁ。 |
駄目ザイン騎士 | : | 「その情報を得られたので、むしろ奪って一石二鳥にしようと、そういう命令を受けて遣わされて参りました。」 |
GM | : | その間、後ろの方では |
ザイン騎士 | : | 「やめろ! この売国奴共が~!!」 |
GM | : | と叫んでる騎士がいるが。馬に乗ってた奴らね。 |
サンドロ | : | ああ、あの2人か。 |
駄目ザイン騎士 | : | 「それで、しかと作戦を遂行して見せたわけですよ。」 |
サンドロ | : | マッコイの武具はどうなったか聞いてくれ。 |
ボーデル | : | 「トムから奪った武具はどうなった?」 |
駄目ザイン騎士 | : | 「もう、デラルサの下へ送りました。」 |
GM | : | ちなみに、注文したのはペドロって貴族だ。これは鍛冶ギルドでも裏を取ろうと思えば取れる。 |
ボーデル | : | なるほど。こんなもんでいいかね? |
サンドロ | : | かな。この騎士を使って貴族を脅したいところもあるけど、難しいだろうからな。 |
駄目ザイン騎士 | : | 「ということは、ボクたち、見逃してもらえるんですね!!」 キラキラキラッ。 |
アーティ | : | GM、そんなこと思ってないくせに(一同笑う)。 |
サンドロ | : | 「クリントンさん。」 |
クリントンJr. | : | 「はい、なんでしょう?」 |
サンドロ | : | 「こちらの尋問は終了しましたので、身柄をお渡しいたします。ですが、証言した連中に関しましては、ボーデルとの間で東方に逃がしてやるという確約を取り付けました。」 |
クリントンJr. | : | 「なんですって?」 |
ボーデル | : | 「証言した奴は見逃してやって欲しいんだが。」 |
サンドロ | : | 「しかし、その確約はボーデルとの間で取り決められたこと。 我々は関係ありません。」(一同笑う)。 |
クリントンJr. | : | 「さ、流石にそれは・・・・・・それはさておき、勝手な事を決めてくれたものだな。こいつらは商隊を襲い、荷を奪った悪党だぞ。」 |
サンドロ | : | 「トム・マッコイも命の危機となり、こちらの鍛冶ギルドも多大なる損失を出しています。」 |
クリントンJr. | : | 「うむ。皆まで言わずとも、こやつ等は邪悪である。君達が勝手な約束を結んだのは予定外だが、我がファリスとしてはそれで見逃せる話ではない。」 |
サンドロ | : | あくまでボーデルとの個人的確約以外の何物でもないと(笑)。 |
ボーデル | : | 本当は、<ギアス> でもかけてポイッとするのがいいんだけど。 |
サンドロ | : | ボーデル、君にとっては非常に収まりの悪い状態であるだろうが。 |
クリントンJr. | : | 「ここはファリス神にお答え願おう。ファリス様、この悪人どもに対する始末、どうつければよろしいでしょうか?」 |
ファリス神 | : | 『処刑』 『処刑』 『処刑』(一同笑う)。 |
クロウ | : | えー! |
アーティ | : | これ、街中でやってんでしょ?(一同笑う)。 |
クリントンJr. | : | 「彼らが罪を犯したのは事実。それを見逃してよい理由など無い。罪には罰をもって償わせよと、ファリス神はお考えだ。」 |
サンドロ | : | 「ボーデル、結果的に君がついた事となる嘘の責任は、私が全て請け負おう。」(一同苦笑)。 |
ボーデル | : | 「仕方ない。せめて、人前に晒すような惨い殺し方はせんでやってくれ。」 |
クリントンJr. | : | 「任せなさい。しっかりと法廷に立たせて、罪を下します。」 |
サンドロ | : | ファリスの法廷で『この者は人を殺し積荷を盗みました』って言ったら、「死刑」で終わりじゃないか(笑)。 |
アーティ | : | “光の斬首刑” だろ(笑)。 |
GM | : | いや、ここでは “光の絞首刑” だ(一同笑う)。 |
駄目ザイン騎士 | : | 「そんな馬鹿な! 助けてくれー!」 |
ボーデル | : | うう~む。ブラキよ、申し訳ない。 |
ブラキ神 | : | 『鍛錬せよ。』(一同笑う)。 |
サンドロ | : | いつも返事が変わらねぇ(笑)。 |
ボーデル | : | できそうにない約束はするものじゃないな。 |
サンドロ | : | いーや。悪かったのは私だ。 |
GM | : | まぁそれは文字通りなので(一同笑う)。 |
こうして “ザイン” の騎士であった彼らは、ファリスの法廷へと立たされることとなった。 法廷に呼ばれるのは、彼らによって殺害された者達の家族など。その結果は押して知るべし。 ちなみに裁判の前、もし法廷の場で自身の身柄について語った場合、その大本に送還するという「脅し」がされたため、騎士達は身分を明かす事ができず、単なる盗賊として処分されたのだった。 | ||
GM | : | では、彼らには正式に処分が下った。まぁ、それは君達の知るべき事ではない。 |
サンドロ | : | まあ、妥当だったんじゃない。 |
GM | : | 問題は、彼らに命令を下した黒幕にまで手が及ばないところだが、それはちょっと国際問題に発展しかねないので、“エレミア” 側としてはどうにもならない。 |
ボーデル | : | そうだねぇ。 |
サンドロ | : | ファリス神殿にそこまでの権威がないと? |
GM | : | いや、万一戦争に発展でもしたら勝てないから。 |
ボーデル | : | そうそう。 |
アーティ | : | それもそうだ。こっちは商業大国だからな。 |
ボーデル | : | まあいい。他の国の心配などしておられん。 |
GM | : | では君達は “エレミア” に戻りました。取り返した武具についてですが、色々思うことがあるかも知れませんが、納期遅れにはなりますが納品されます。 |
ボーデル | : | それが商売というものじゃ。 |
サンドロ | : | ! 皮細工ギルドに連絡するの忘れてた!(笑)。 |
GM | : | まあ、それはたいした問題じゃないよ。 |
サンドロ | : | すぐに伝えよう。 |
クロウ | : | そうだね。 |
サンドロ | : | ラヴェルナ様への借金が、1人6,000ガメルだ。 |
アーティ | : | すまんのう。 |
GM | : | まあ、アーティ1人で被るようなものじゃないよね。完全にこっちの出目のせいだし。 ではこれで、“エレミア” の街での作業は終わりました。あとは馬車を仕立てます。 |
アーティ | : | もしかしてそれ、さっきまで使ってた馬車じゃないだろうな(笑)。 |
GM | : | “アイリーン・ルー” 号か(笑)。 |
クロウ | : | やだなぁ。 |
アーティ | : | 血糊がべったりついたままで(笑)。 |
GM | : | 名前も好きに付けていいよ。アレクラストはどうか知らないけど、女性の名前を付けるのも多いみたいだよね。 |
アーティ | : | 台風に人の名前を付けるようなものか。 |
サンドロ | : | では “ゴージャス★アイリーン”号とでもするか(一同笑う)。 |
GM | : | では、馬車は皮細工ギルドや鍛冶ギルドを回り、確りした馬車を仕立ててもらいました。 |
クロウ | : | はい。 |
GM | : | では、馬車が仕立てあがるまでの間に、“エレミア” の北にある “カーン砂漠” への調査を行うことになります。 |
アーティ | : | 俺、動けるの? |
GM | : | それは少し休んでからにするよ。 |
ボーデル | : | ああ~、本当になってしまった・・・・・・。 |
クロウ | : | 砂漠の民に遭わないといいね。 |
ボーデル | : | そりゃ遭うよ。“カーン砂漠” だもの(笑)。 |
GM | : | っていうかそれが目的だ。ではクリントンJr.ともしっかりお別れし、今回のセッションは終了となります。 |
クロウ | : | おつかれー。 |
GM | : | というわけで、ボーデルのクラフトマン技能が想像通り7レベルになります。 |
一同 | : | おー。 |
アーティ | : | 凄いな(笑)。 |
ボーデル | : | 今まで役に立った事の無い技能だが、こういうのはキャラクターの味付けになっていいな。 |
GM | : | その頃、“カーン砂漠” では、大変な事態が起こっていた──。 |
クロウ | : | 部族同士で対立してたんだよな。 |
砂漠の民? | : | 「ミルリーフ。」 |
砂漠の民? | : | 「バンザーイ!」 |
砂漠の民? | : | 「ミルリーフ。」 |
砂漠の民? | : | 「バンザーイ!」 |
アーティ | : | それ、カロか?(笑)。 |
GM | : | ・・・・・・じゃあ、若干伏線を張ったところで、今回のセッション終了と。 |
その際、トムが犠牲になったが、トムの荷物があまりに魅力的だったため、仲間のうち4人を動員して、祖国に持ち帰らせていた。
ただ、流石に命まで奪うのは忍びないという事で、重傷を負ったトムを街道に捨てるに止めたという。