砂漠に向かって万歳突撃
GM | : | それでは、SwordWorld の第21回セッションを開始します。 |
一同 | : | あーい。 |
GM | : | 現在の位置は “エレミア” 。前回の冒険で一名死亡と。 |
ボーデル | : | アーティ死亡! |
アーティ | : | これで本当の意味で皆の仲間になった気がするよ!(一同笑う)。 |
サンドロ | : | いや俺らの反応違うから。 「えー今更? おっせーよちょっとー。時代遅れてるんだよー。」(一同笑う)。 |
アーティ | : | きゅ、旧型ですか(笑)。 |
GM | : | で、アーティの休養の為に前回の冒険から7日ほど経過しました。 ようやくアーティも自力でベッドから降りて、自分の足でトイレに行けるようになりました。 |
ボーデル | : | ガリガリエルフになってしまった。 |
アーティ | : | ちょっと待て、どんなやられ方したんだ(笑)。 |
GM | : | 脳天を射抜かれたからな。 |
ボーデル | : | あのマイナス度じゃ、仕方ないね(笑)。 |
GM | : | ああ。一発目はともかく、二発目は確実に眉間だったね。 で、ようやくアーティも回復したので、ラヴェルナ的には “エレミア” で最大の大仕事である “カーン砂漠” の調査に向かいます。 |
サンドロ | : | さ、砂漠だと・・・・・・! |
アーティ | : | 病み上がりで砂漠は辛いな(笑)。 |
GM | : | 君達には色々言いたい事はあると思いますが。 |
ボーデル | : | 何も言えません。 |
GM | : | ですが、ラヴェルナ達はこちらの『ワールド・ガイド』でも、何の疑問も持たずに砂漠に突入してるんで(一同笑う)。 |
アーティ | : | そもそもアレだ、砂漠の民(シナリオ18参照)のことラヴェルナに言ってないんだよな(笑)。 |
ボーデル | : | 言ってないよ。 そうする事である意味で史実らしく、何も疑問に持たずに突っ込むのだろう(笑)。 |
GM | : | 『ワールド・ガイド』のラヴェルナの一行ね、シーフがいないんだよね。 だから余計な情報を仕入れる余地が無かったんじゃないかな。 |
サンドロ | : | なるほど(笑)。 |
ボーデル | : | そういう解釈も出来るわけか(笑)。 |
GM | : | 唯一、“吟遊詩人” のリンドって奴がいたけど、かなり前に絶命してるし。 |
クロウ | : | なるほどね。 |
GM | : | 残念ながら、我々のパーティには余計な情報を仕入れる奴がいる訳ですが。 |
クロウ | : | あたしかい。 |
GM | : | そこはね、ラヴェルナ様の意を汲んでいただいて(一同爆笑)。 黙って行ってもらうしかない。 |
ボーデル | : | 我々は上官に従うのみ。死んで来いと言われれば死ぬしかない! |
ラヴェルナ | : | 「行け! ボーデル! 転がるのだ!」 |
ボーデル | : | ゴロゴロゴロッ!! |
サンドロ | : | 「仕方ない。皆のもの、次は砂漠だ。金属鎧の者は皮鎧に着替えるように。」 |
ボーデル | : | ウィー。 |
GM | : | それなのですが、前回出てきた “皮細工ギルド” の方が前回のお礼と言う事で、無料で皮鎧を提供してくれます。 |
サンドロ | : | やったね。レーティングの『13』を見せてくれ。 |
ボーデル | : | よし、無駄に高品質で必要筋力『8』の奴にするか(笑)。 |
アーティ | : | 意味がねぇ(笑)。 |
サンドロ | : | よし、これで武器も問題ないとして・・・・・・あと必要なものは? |
クロウ | : | 水袋。 |
GM | : | ああ、今回のセッションではしっかり管理してもらうぞ。誰が水袋をいくつ持っていくとか。 |
サンドロ | : | 面倒だが、仕方ないか。 |
GM | : | ラヴェルナは砂漠の民の調査をしたいというところですが、広大な砂漠を一度のトライで砂漠の民と会えるとも思っておらず、とりあえず出会えるまで何度でも往復するつもりでいます。 |
クロウ | : | なんども? |
GM | : | 何度でも。もしくは、見込みがはっきりと無くなるまで。 |
アーティ | : | 砂漠の民がいる場所の見当はついてる? |
GM | : | わからんね。 |
ボーデル | : | 謎の民だからな。 |
GM | : | 砂漠の民は基本的に交流が無いので、詳しい情報はなかなか無いのだった。 |
サンドロ | : | 1~2週間分の保存食と水を用意して、会えなかったら引き返してを繰り返すしかないんだな。 |
GM | : | そうだね。ちょっと粘ってみたいってのがラヴェルナの考えだ。 そして、今回の調査を終え次第、“ザイン” に向けて出発するので、事前に馬車を購入して、仕立てておいて貰いましょうということになった。 |
サンドロ | : | なるほど。 |
GM | : | 金はラヴェルナが工面するのでご心配なく。では君達は皮細工やら鍛冶やらを回った。 |
アーティ | : | あと石工ギルドか(笑)。 |
サンドロ | : | それ何に使うんだよ。 |
アーティ | : | 御者が座る台とか(笑)。 |
GM | : | 痛くて座ってられん(笑)。 |
サンドロ | : | あれか、わざわざ石工ギルドに行って 「あの、馬車を仕立てたいんですが・・・あ、来る必要無かったですよね! 俺としたことが!」(一同笑う)。 |
GM | : | スッゲェ冷やかし!(笑)。 |
アーティ | : | ちょっと前回を引っ張って見たかった(笑)。 |
PC達は砂漠ということでラクダをレンタルし、個人で持つ水袋の他に瓶を二つ用意してラクダに取り付ける事にした。 | ||
アーティ | : | 他に何か用意しておく事はある? |
ボーデル | : | 方位を失うと怖いから、アーティは何か置いて行きなさい。 |
アーティ | : | <ロケーション> 用だな。 |
ボーデル | : | 砂嵐に遭ってどっちがどっちか分からなくなったら最悪だよ。 |
サンドロ | : | 洒落になりませんな。 |
ボーデル | : | まぁ、ラヴェルナさんがいれば、<テレポート> で帰れるけどな(笑)。 |
GM | : | だが、<テレポート> は最後の手段だ。何せ、砂漠じゃ場所の特定が出来ないから、戻って来れない。 |
アーティ | : | 発動体のショートソードで大丈夫かな? じゃあ、これを城の寝室に置いておく。 |
召使 | : | 「何だコリャ、小汚い剣だな。捨てちまえ。」 ポイッ。 |
アーティ | : | そいつクビにしろ(笑)。 |
ボーデル | : | まぁいい、これで心配は無い。 |
サンドロ | : | レンタラクダは何処でやってるのだ? |
GM | : | それは、砂漠の手前の街でやっている事にしよう。どっちにしても借りるなら直前がいいだろ。 |
アーティ | : | 本当にラクダのレンタルなんてあるのか(笑)。 |
GM | : | まぁ、ここは “砂漠の国” でもあるんだし。国営でだってあるんじゃね? |
クロウ | : | ラクダ貸し出し所って?(笑)。 |
アーティ | : | 馬ならいるだろうけど、ラクダはねぇんじゃねぇの(笑)。 |
クロウ | : | じゃあ騎士もラクダに乗ってんの? |
サンドロ | : | うむ。分からんぞ。騎士というよりラクダ騎兵なんだ。獲物もシャムシールみたいな曲剣持ってんの。 |
アーティ | : | 本当か?(笑)。 |
GM | : | 部隊名はアスカーリだな(一同笑う)。 |
サンドロ | : | だが奴らは馬だ(笑)。 |
アーティ | : | GM、樫の木の枝を補充しておくぞ。これタダでいいの? |
GM | : | いいよ。いくらでも拾ってこい。 |
ボーデル | : | あまり拾いすぎるなよ。邪魔になるからな。二宮金次郎になっちゃうぜ(一同笑う)。 |
アーティ | : | どんだけ拾ってんだよ(笑)。 |
サンドロ | : | よし、では行くぞ。 |
GM | : | では君達は “自由人たちの街道” から逸れ、“カーン砂漠” の手前、まだ緑に囲まれているが、目と鼻の先には砂漠が広がっている位置にある宿場町に到達します。 |
サンドロ | : | よし。では一泊して疲れを取って、砂漠に向かうとしよう。 |
ボーデル | : | ラクダのレンタルもじゃなぁ。 |
サンドロ | : | よし、皆。ちゃんと、それぞれ覚悟は決めたか? |
アーティ | : | なんのだ? |
サンドロ | : | 家族への手紙は残したか? |
アーティ | : | ねぇ、死亡フラグ止めようよ(笑)。 |
サンドロ | : | 皆の命、私に預けてくれ(一同笑う)。 |
GM | : | プライスレス(笑)。 |
ボーデル | : | それもいいんだが、砂漠に行った事のある人から話を聞きたいね。 |
GM | : | まぁ、この町ならそれなりに知識はあるだろうね。何が聞きたい? |
ボーデル | : | とりあえずそうだね、砂漠だと水をどれくらい消費するとか。 |
住民 | : | 「水はもって3日だね。」 つまり、3日で腐る。 |
ボーデル | : | くっ、全部の水袋に <プリザーベイション> をかけるのは難しい(笑)。 |
GM | : | 確かに、<プリザーベイション> をかければ腐らせずに保てるよ。 |
ボーデル | : | じゃあ瓶にかけとくか(笑)。 |
アーティ | : | 容量は決まってるの? |
ボーデル | : | 対象:物体一つ(笑)。 |
サンドロ | : | それで行くか。おお、俺らかなりの長期滞在が出来るぞ!(一同笑う)。 |
GM | : | 水に関しては、なるべく多く用意しておくに越した事は無いと。あと、砂漠には所々にオアシスもあるので、それを発見できれば水は補充できるとの事だ。 |
サンドロ | : | だね。 |
ボーデル | : | 「正確な場所は分かりませんかな?」 |
住民 | : | 「いや、無理だね。岩場ならともかく、砂丘はすぐに変形してしまって目印にならないから、これといった目印は無い。」 |
アーティ | : | 「砂漠に詳しいガイドはいませんか?」 |
住民 | : | 「砂漠の民じゃね?」 |
アーティ | : | 無理だ。 |
ボーデル | : | では、「砂漠の民について何か知ってはいませんかな?」 |
住民 | : | 「砂漠の民にはなるべく関わらない方がいいんじゃないかな。」 |
ボーデル | : | あとは、砂嵐とかについて聞いてみよう。 |
住民 | : | 「時々吹くね。夜間は多分大丈夫だけど、日中は気をつけた方がいいね。砂嵐に出会ったら移動しない方がいいね。出来ないだろうけど。」 |
ボーデル | : | 「砂漠での移動の基本は?」 |
住民 | : | 「日差しの中の移動は自殺行為だろうね。」 |
ボーデル | : | 「ほほぉ。やはり夜に移動するほうが良いのか。」 |
住民 | : | 「進むなら夜にした方がいいね。」 |
サンドロ | : | 「では日中は岩場を見つけて休憩とした方が良いのか。」 |
住民 | : | 「そうだね。岩場が見つかればそこで休憩できるからいいんだけど、岩場が無いと休憩するのもかなり辛いだろうね。」 |
サンドロ | : | それはあれだ。日差し避けのローブとか被っててもダメなレベル? |
GM | : | ローブとか被っててようやく地獄。被ってなかったら死ねるレベル。 |
サンドロ | : | なるほど。 |
住民 | : | 「金属鎧を着ていくのは自殺行為だよ。」 |
アーティ | : | <ダークネス> で直射日光は防げない? |
GM | : | そりゃ、防げるだろうが、熱せられた大気は変わらないぞ。それに、真っ暗闇に何時間もいたら精神病むぞ(笑)。 |
ボーデル | : | あっ、解決だ。 <ヒート・プロテクティブ・サークル> 使えば良いんだ(一同爆笑)。 |
アーティ | : | おおっ!(笑)。 |
サンドロ | : | 万能すぎる(笑)。 |
GM | : | だが待て、それ効果時間は何時間だ?(笑)。 |
ボーデル | : | (ルールブックを開いて)あっ、18ラウンドだ。惜しい。 |
クロウ | : | 残念だ。 |
ボーデル | : | っていうか、お前は 【常温の指輪】 があるから問題無いし! |
【常温の指輪】 ・・・ 気候に関係なく、所持者の体温を常に一定に保つ事のできる指輪。“オラン” での報酬として入手。 | ||
GM | : | はい。【常温の指輪】をしていれば、熱によるダメージを回避できます。 |
クロウ | : | ありがとう! |
アーティ | : | ズ、ズリィ!(笑)。 |
サンドロ | : | なんて野郎だ!(笑)。 |
GM | : | 一応クロウが持ってるだけで、パーティの資産だけどね。 |
クロウ | : | そうだよ、心外だよ(笑)。 |
サンドロ | : | いいや、全員に <プリザーベイション> かけようぜ(一同笑う)。 |
ボーデル | : | 腐らなくなるだけで関係ないから(笑)。 |
住民 | : | 「あと、砂漠の民は独自の文化を営んでいるから、我々とは考え方が根本的に違っている感じだね。 中には他の地域にはない神を信仰している連中もいるって噂もある。」 |
ボーデル | : | ちょっと分かる気がするが(笑)。 |
サンドロ | : | こんなところか。 |
ボーデル | : | そうだな。 |
サンドロ | : | じゃあ、ラクダかゾウを借りようぜ(一同笑う)。 |
ボーデル | : | ゾウはだめだ、食費が掛かりすぎる(笑)。 |
GM | : | 待て、ゾウって砂漠には強い訳じゃないだろ(笑)。 |
サンドロ | : | ああ、サバンナとかその辺だったか?(笑)。 |
GM | : | まぁ、必要なものは揃えてくれ。 |
一行は1日20ガメル(無事に返らなかった場合、3000ガメルの違約金)でラクダをレンタルした。
PC達が用意したものは以下の通り。
| ||
サンドロ | : | ボーデル、エールは自分で買えよ。 |
ボーデル | : | エールなんぞ買わんよ。 |
サンドロ | : | なんだと!? ボーデルが酒を飲まない!? そうか。水袋にワインを詰めてあるのか。 |
ボーデル | : | ワインなんか持ち歩いたら酢になるよ! あっという間にアルコールが飛ぶわい(笑)。 |
GM | : | しかし、砂漠の灼熱で30℃を越したエールって不味そうだよね。 |
サンドロ | : | 死んでも飲みたくねぇ(笑)。そうだ、エールは冷えていてこそ美味いんだ。 |
アーティ | : | 何か冷やすような魔法無いか(笑)。 |
ボーデル | : | 冷やす魔法は無い。腐らせない魔法しかない(笑)。 |
アーティ | : | <ブリザード> すればいいっすね(笑)。 |
ボーデル | : | 破壊されるわ(笑)。 |
GM | : | ソーサラーマジックで作られた氷は汚染されてるから、食ったら腹壊すぞ。 |
アーティ | : | 汚染ってなんだよ(笑)。 |
GM | : | マナ中りする(一同笑う)。 |
アーティ | : | 枯渇した人には良さそうだな(笑)。 |