ようやく出会えた良識派
GM | : | クロウは今、城の一室に監禁状態となっている。そこに、君を連れ出した騎士がやってくる。蝋封された手紙を持っている。 |
クロウ | : | 受け取るよ。 |
ピカチュウ | : | 「これを持ってケッセラルドの屋敷に忍び込み、ケッセラルドの部屋の机にでも置いてきてください。」 |
サンドロ | : | で、翌日、何かいきなり押しかけて、「何だこれは!」という手筈なのですね。 |
クロウ | : | 「今日、ケッセラルドは? 侵入して鉢合わせたら最悪なので。」 |
ピカチュウ | : | 「大丈夫です。ケッセラルドは本日は留守です。」 |
アーティ | : | なあ、これ持ってっていいのか? |
クロウ | : | ・・・・・・不安だ。 |
GM | : | じゃあ『シーフLV+知力B』で振ってみて。 |
クロウ | : | (コロコロ)『12』(笑)。 |
判定失敗。 | ||
GM | : | ・・・・・・そういうわけです。 |
ピカチュウ | : | 「それを置いてきてくれれば、後のことは我々がやりますので。」 |
クロウ | : | (溜息) |
GM | : | ケッセラルドの屋敷への地図と、屋敷の見取り図がもらえる。楽勝ッスよ。 |
クロウ | : | そこまでしてもらえれば楽勝だね。 |
GM | : | 忍び込みルートも教えて貰える。後は臨機応変に。 |
クロウ | : | 臨機応変か・・・・・・一番苦手だ。 |
GM | : | あとは武器ですが、一応1つは返して貰えます。何か希望はあります? |
クロウ | : | 【蒼い暗殺者】。 |
サンドロ | : | それしかないだろうが!(一同笑う)。 |
GM | : | 魔剣なので渋られますが、返して貰えます。後は手紙を入れるバックパックを渡される。 |
アーティ | : | 忍び込んで、手紙を持ってくるの忘れました(笑)。 |
GM | : | そういう事が無い様に、よろしくお願いします。 |
GM | : | では “現王派” の密偵にケッセラルドの屋敷まで案内される。 |
ボーデル | : | どの辺ぐらいまで? |
GM | : | 屋敷のすぐ近くまでだね。 |
クロウ | : | じゃあ行くよー! (自分に言い聞かせるように)仕方ない仕方ない! |
GM | : | 屋敷の前まで丁重にご案内致しますよ。 |
密偵 | : | 「では後はどうぞ。」 |
密偵 | : | 「どうぞどうぞ。」 |
密偵 | : | 「どうぞどうぞ。」 |
密偵 | : | (手を上げて)「じゃあ私が。」 |
密偵 | : | (負けじと)「いいや私が。」 |
密偵 | : | 「どうぞどうぞ。」 何でダチョウ倶楽部なんだよ(笑)。 |
クロウ | : | (無視) とりあえず侵入しよう。見張りは? |
GM | : | とりあえず、警備はさほど厳重ではないですね。“中立派” の余裕が伺えます。 |
サンドロ | : | 忍び込んで。手紙を置いて。久しぶりにふかふかのベッドで寝てくるんだ(一同笑う)。 |
クロウ | : | それ、普通にあたし捕まるよね。「お前、何してるんだ。」って(笑)。 |
アーティ | : | おはようございますー(笑)。 |
クロウ | : | 何かさー。何気にあたしさー。・・・・・・何でもない。 |
ボーデル | : | 何だよ。 |
アーティ | : | 気になるなあ。 |
クロウ | : | ううん、どうでもいい。 |
GM | : | 何だ、お腹が痛いとかそういうことか?(一同笑う)。 |
アーティ | : | 俺のカレーのせいか(一同笑う)。 |
クロウ | : | じゃあ行くか。 |
ボーデル | : | このまま逃げるという手もある。 |
クロウ | : | さいならーって? |
ボーデル | : | まあ、ワシらがボコボコになる可能性が高いけどな。それは別の話だ。 最悪なのは、屋敷に入った途端に「賊が入ったぞー!」とか騒がれて、「賊が手紙を持ってたぞー」とかなること。 |
クロウ | : | その可能性が怖いんだよ。 |
現王派騎士 | : | 「こいつは実は “モラーナ派” の人間だー! きっと “オーファン” と密約していたに違いな~い!」 |
クロウ | : | ね(笑)。案内してくれた人にそんなことやられたら涙目だから。 |
クロウ | : | とりあえず入ろう。まずは中の気配を察知。 |
GM | : | 気配はしません。 |
ボーデル | : | そういや、送ってくれた人達はどうしてる? |
GM | : | では『シーフLV+知力B』。 |
クロウ | : | 頼む! (コロコロ)9だから『18』。 |
GM | : | バレてしまった。数が増えてる。 |
クロウ | : | 何か危険な香りがするよ(笑)。 |
GM | : | あっちにもこっちにもそれっぽい人がチョロチョロチョロと。 |
クロウ | : | どう考えても・・・・・・か。増えてるし(笑)。 |
ボーデル | : | 罠の可能性が高くなったな。 |
現王派騎士 | : | 「貴様! “モラーナ派” の人間だな!」 |
現王派騎士 | : | 「この手紙をケッセラルドに届けようとしたな!」 |
クロウ | : | っていうことだね。 |
ボーデル | : | ここは逃げの一手かもしれないな。 |
クロウ | : | そしたら皆ボッコボコだけど、いい? |
ボーデル | : | ていうか君、ここで捕まったら首チョンパだから(笑)。 |
クロウ | : | ・・・・・・もしかしたら、屋敷の中にケッセラルドがいるかも知れない。だって、失脚させるなら本人がいた方がいいじゃない。 まあ、いなかったらどうするって話だけど。 |
ボーデル アーティ | : | 逃げる。 |
ここでクロウはだいぶ足踏みをするが、逃げ出しても状況は好転しないと考え、ケッセラルド在宅の可能性に賭けて突入する事にしたのだった。 | ||
クロウ | : | よし、入ろう。入ってみようじゃないか。 |
GM | : | では、地図のルートに沿って入ると特に問題なく入れます。内部には人の気配はありますが、今のところ問題ありません。 |
クロウ | : | [ 聞き耳 ] をします。(コロコロ)うわっ、『16』。 |
GM | : | 待ち伏せの気配はありません。 |
クロウ | : | ないか。じゃあ、[ 忍び足 ] をしながらケッセラルドの部屋へ向かいます。 |
GM | : | その前に 『シーフLV+知力B』で振ってみて。 |
クロウ | : | (コロコロ)『15』。 |
GM | : | 外の様子ですけど── |
クロウ | : | どうなってる!? |
GM | : | ゾロゾロと人数が増えてるね。結構な数の騎士が。 |
クロウ | : | どうしよう。騎士相手じゃ不利だよ。 |
アーティ | : | 手薄な場所を探してみたら? |
クロウ | : | そうだね。どこかあるかな? |
GM | : | 見える範囲では難しそうだね。今はまだ大丈夫だけど、すぐに包囲されるだろう。 |
クロウ | : | ・・・・・・こうなってくると、ケッセラルドがいるかどうかだよね。 |
ボーデル | : | とりあえず部屋まで行ってみたらどうだ? |
クロウ | : | 行ってみる。 |
GM | : | では、部屋の前まで行けました。誰にも遭いません。 |
サンドロ | : | [ 聞き耳 ] 立てとけ。 |
クロウ | : | (コロコロ)『13』か。 |
GM | : | 特に気配を消していないので、中から人の気配がしますね。 |
クロウ | : | この達成値で分かるの? |
GM | : | そりゃ、自室でくつろいでるんだから(一同笑う)。 |
クロウ | : | 普通、消さないよね(笑)。 |
GM | : | 消さないとは言わないが・・・それ、普段から身の危険がある人だよね(笑)。 |
サンドロ | : | 「ハァ・・・ハァ・・・あの扉から誰かやってくるんだよ!」(一同笑う)。 どこの精神異常者だ(笑)。 |
ボーデル | : | では開けて。 |
サンドロ | : | もう、中にいるのはケッセラルドだと信じるしかないんだ。行け! |
クロウ | : | なんでこんな神頼みみたいな事に・・・(泣笑)。じゃあとりあえずノックします。 |
ケッセラルド | : | 「誰だ?」 渋い良い声だね。 |
サンドロ | : | 「どぅあれぇだぁ?」(一同笑う)。 |
GM | : | それ、人殺してる声だよ(一同笑う)。 |
クロウ | : | 荷物から手紙を出しておくよ。 |
ボーデル | : | 最悪、いつでも処分できる用意をしておけ。 |
アーティ | : | 食べちゃえばいいんだよ(笑)。 |
GM | : | クロウヤギさんか。 |
クロウ | : | 「夜分遅く失礼します、クロウという者です。」 |
ケッセラルド | : | 「むっ、屋敷の者ではないな。」 警戒されました。 |
クロウ | : | 「屋敷の者ではありませんが、ケッセラルド殿に用がありまして参りました。」 |
ケッセラルド | : | 「何用だ?」 |
クロウ | : | 「俄かには信じがたい話だと思うのですが、貴方を失脚させようという者達がいます。」 |
ケッセラルド | : | 「それで?」 |
クロウ | : | 「失脚させるために、私は手紙を運ばされました。」 と、計画を話すよ。 |
ケッセラルド | : | 「待て、中に入れ。」 |
GM | : | と、中に通されるよ。ケッセラルドは流石に剣を抜いているが、話を聞く気はあるようだ。 |
ケッセラルド | : | 「簡潔に話したまえ。」 |
クロウ | : | じゃあこれまでの経緯を話していくよ。 ええと、“オーファン” から来た目的と、“ザイン” に入るなり捕まった事と、何ヶ月も軟禁された後に収容所に連れて行かれました、と。 |
サンドロ | : | そしてスプーンの選別をやらされ(一同爆笑)。 |
クロウ | : | 「窓の外を見ていただければ分かると思いますが、少々時間がありません。この手紙を見ていただければ分かると思いますので、ご確認ください。」 と、手紙を渡す。 あと、依頼してきた騎士の特徴を伝える。 |
GM | : | ではケッセラルドは手紙を受け取って、中身を確認する。 |
ケッセラルド | : | 「確かに、これはまずいな。この手紙には、私が “モラーナ派” であると記されている。この手紙を押収されたら、私は処刑されるかもしれん。」 |
サンドロ | : | 失脚のレベルじゃないぞ(一同笑う)。 |
GM | : | スパイ容疑がかかるからね。 |
ボーデル | : | 手は無いのか? |
ケッセラルド | : | 「付いて来い。」 |
クロウ | : | 素直に付いて行くか。 |
GM | : | ではケッセラルドは地下室に進み、床に巧妙に隠されていた、下水道に通じる蓋を開けます。 |
サンドロ | : | やはり下水道がきたか!!(一同笑う)。 |
ボーデル | : | この屋敷、手薄だな。下水道から侵入できるのか。 |
GM | : | 当然、内側からしっかりと栓はしてるよ。 |
ケッセラルド | : | 「とりあえずお前はここから去れ。」 |
クロウ | : | 「でも、仲間が・・・・・・」 と言っちゃうよ。 |
ケッセラルド | : | 「では、ほとぼりが冷めたらここから戻って来い。地上は歩くなよ。」 |
クロウ | : | ああ・・・。「分かりました。」 |
サンドロ | : | 隅の方で体育座りしておけ(笑)。 |
クロウ | : | 去れって言われてんだろ(笑)。 |
ケッセラルド | : | 「その手紙は処分しろ。証拠が残らないようにな。」 |
クロウ | : | 燃やすしかないかな? でも火打石とか全て取られちゃってる。 |
アーティ | : | だから、食べちゃえって(笑)。 |
クロウ | : | マジか。飲み込みにくそうだな(笑)。 じゃあとりあえず、捕らえられている仲間のことをどうすればいいか──。 |
GM | : | では、君の目の前で下水道の蓋がゴゴンと閉められます。重量も相まって、開く気がしません。 |
クロウ | : | ああ~(笑)。 |
クロウ | : | 信じるしかない。ごめんよ~みんな~。 |
アーティ | : | 手紙は細かく刻んで、少しずつ捨てれば? 下水道中に撒けば集めるのスゲェ大変だぞ(笑)。 |
サンドロ | : | 下水道の中で迷わないようにな(笑)。 |
アーティ | : | それはちょっと違うぞ(笑)。 |
クロウはほとぼりが冷めるまで下水道に潜伏する事に。 そして数時間後、夜が明け始めた。 | ||
クロウ | : | 屋敷に戻る。 |
GM | : | では、先ほど閉められた下水道の蓋が開いている。 |
クロウ | : | えっ(笑)。入っていいって事? |
サンドロ | : | いや、警戒するんだ。とりあえず ≪気配感知≫ と ≪聞き耳≫ だ。 |
ボーデル | : | もしかすると、地下道にまで捜索の手が伸びているのかも知れない。 |
GM | : | 下水道内に人の気配は無いね。しかし、部屋の中からは気配がする。 |
クロウ | : | 何? 罠なの? わからないよ(笑)。 |
ボーデル | : | 最悪、手紙さえなければ脱獄犯で済む(笑)。 |
サンドロ | : | 「すみません、浮浪者です。」って言え(一同爆笑)。 |
クロウ | : | とっとと進もう(笑)。上がります! |
GM | : | 部屋には老人と騎士が2人います。 |
クロウ | : | まいったな。「こんちわ~。」(笑)。 |
中立派騎士 | : | 「お前、クロウか? ケッセラルド様がお待ちだ。呼んでくるので待っているがいい。」 |
クロウ | : | わかりました。 |
GM | : | では、奥からケッセラルドが降りてきます。 |
ケッセラルド | : | 「では、詳しい話を聞こうか。」 |
クロウ | : | 前回話せなかったことも含めて話します。 |
ボーデル | : | 我々に対する待遇を改善しないと、“オーファン” との関係が悪化しますよ。 |
サンドロ | : | “オーファン” は恐ろしい国です。全員がマイリーの信者で、有事の際には「戦争じゃー! 戦争じゃー!!」と、目を血走らせて襲ってくる恐ろしい国なんです!(一同笑う)。 |
ボーデル | : | そりゃマイリーは国教になっとるが、そんなことはない(笑)。 |
クロウ | : | まあ切々と訴えるよ(笑)。 |
ケッセラルド | : | 「お前に話を持ちかけてきた男は、おそらくソルダンの部下の騎士だな。」 |
ボーデル | : | 顔の特徴だけで分かるとは、それなりの地位にいる騎士のようだな。 |
サンドロ | : | 腹心のようなものか。 |
クロウ | : | 懐刀? |
サンドロ | : | 右腕。 |
GM | : | 右腕という程じゃないな。 |
サンドロ | : | 足の小指。 |
GM | : | うん、そのくらい(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | そのくらいなのか!(笑)。 |
アーティ | : | こいつ、やっつければ結構痛いんじゃない?(一同笑う)。 |
サンドロ | : | 小指ぶつけると痛いよな。きっと涙を流すほど効くぞ(笑)。 |
ケッセラルド | : | 「そうか・・・・・・」 |
クロウ | : | ・・・・・・(続く台詞を待つ) |
ケッセラルド | : | 「ワシでは・・・・・・なにも手出しできぬ。」(一同爆笑)。 |
ボーデル | : | 主流派ではないとはいえ、仮にも大臣職についている男がそれでは情けないぞ(笑)。この国はやはり腐っておる!(笑)。 |
GM | : | そんなわけはない(笑)。 |
ケッセラルド | : | 「わかった。不当な拘束を解くよう、ゼウヌス王に提言しよう。」 と約束します。 |
クロウ | : | あたしの身の安全も保障してください。このまま捕まったら殺されてしまいそうだよ。 |
ボーデル | : | 強制収容所の人達が可哀想過ぎます。 |
サンドロ | : | 意味も無く瓶を押させされ、哀れです。せめてもう少し生産的な事をやらせてあげてください(笑)。 |
ボーデル | : | 強制労働自体止めさせろ(笑)。 我々は “モラーナ派” とは全く関係ないので、さっさと国外脱出させて欲しいですね。 |
GM | : | では、まだ時間は早いのですが、ケッセラルドはゼウヌス王に提言するため、王城に上がります。 |
クロウ | : | ありがとうございます。あたしはどこにいようかな? |
アーティ | : | 下水道(笑)。 |
クロウ | : | もう嫌だよ!(笑)。 |
サンドロ | : | 屋敷で匿ってもらえよ。 |
ボーデル | : | でも屋敷でこいつが見つかると厄介な事になるだろうから、ケッセラルドとしては屋敷にはいない方が安心だよね。 |
サンドロ | : | じゃあヴァルハラにでも行ってろ(笑)。 |
クロウ | : | どこだよ、死ねってか!?(一同笑う)。 |