マジックアイテムの天敵

ＧＭ：ではルーカスが剣を抜き、挨拶として突き出すよ。
ブレイド：では剣を合わせる。
「お互いに良い試合にしましょう。」
ルーカス：「当然だよ、ブレイド。」 とニヤリと笑う。
ＧＭ：では、その合わせた双方の剣から青白い火花が散る。
ブレイド：両方とも魔剣だからな。
ボーデル：相手の方が質が良さそうだ。だが、君の剣には特殊能力がある。
ブレイド：？？？
ボーデル：相手の防具の魔力を無効化できる。
ブレイド：そういやそんな能力あったんだ！！
アーティ：ああ、言われてみればそうだった。
ブレイド：さすがボーデル、他人の武器にも詳しい（笑）。
ＧＭ：思い出したから説明するけど、【スライサー】 を発動させての攻撃の場合、相手の防具の回避力修正・ダメージ減少を無効化できる。
アーティ：俄然当てやすくなるな。
ROUND - I
ブレイド：では小手調べに普通に攻撃するよ。こっちが先でしょ？
ＧＭ：はい。でも、こっちも早いよ。
ブレイド：【18】 位はありそうだな。まあやってみよう。（コロコロ）ああ低い。『14』だ。
ルーカス：（コロコロ）避けた。では返す刀で
「甘いな！　食らえ！」（コロコロ）１０、『19』だ。
アーティ：ええ～？
ブレイド：む。（コロコロ）６ゾロ。
ボーデル：ああ！　かわした！（笑）。
ルーカス：「な、なにぃ！！？」 思わず冷や汗が流れ出るね（笑）。
ボーデル：あんなに自信満々の攻撃だったのに（笑）。
ブレイド：スッ── 「 残　　像　　だ！！ 」（一同爆笑）。
ルーカス：「くっ、やるな！」
ＧＭ：最初の打ち合いで、観客席から割れんばかりの歓声が上がるね。
観客：「ウォォォォー！！」
ボーデル：そうだね。最初のフェイントかっていうショボイ斬撃をかわした後の、鋭い一撃をかわしたステップ（笑）。
ＧＭ：まあ、目の肥えた観客からは
観客：「ブレイド、遊んでんなー！！」 「やっちまえー！」
ＧＭ：という野次が飛ぶよ（一同笑う）。
ブレイド：いやいや、あれも本気だったんだが（笑）。
ROUND - II
アーティ：これは手加減してられないね。使ったら？
ブレイド：では本気で行こうじゃないか（笑）。まだ全力ではないけど（笑）。
ボーデル：盾を捨てて両手で ≪強打≫ してからが全力攻撃だからな（笑）。
ブレイド：【スライサー】 は発動させる。（コロコロ）９、『19』。
ルーカス：（コロコロ）１０
クロウ：うわ。
ＧＭ：なんですが、サンドロが 【スライサー】 を振り下ろすと、ルーカスのラージ・シールドとハード・レザーからバシッと音を立てて青白い光が弾け、一瞬だけその魔力が失われます。命中です。
ブレイド：やはりレザーもか。しかしこっちは相手の能力殺しだな（笑）。
ＧＭ：そうだね。【スライサー】 は相手の魔力を断ち切るからね。
ブレイド：･･････というのを、アーティが言ったと（一同爆笑）。
アーティ：まてまて、ここにいるのはアーピィだ（笑）。
「あ、あの魔剣は！」（笑）。
ルキアル：「知っているのかアーピィ！」
ブレイド：オラァァ！（コロコロ）８だ惜しいぃぃ！　『14』。
ルーカス：『14』か。終わる可能性もあるんだよね。
ボーデル：ええ！？　そんなに貧弱なの？（爆笑）。
ブレイド：貧相だろ（笑）。
ボーデル：ただのハードレザーになっちゃってるし、意外と生命力が低いのかもしれない。
ルーカス：「うっ！」 と呻く。かなり痛そうだ。
「貴様！　よくも！」 と斬りかかってくる。（コロコロ）８だからで『17』だ。
ブレイド：高い、８以上だ。（コロコロ）出た、『18』。
ＧＭ：１撃ごとに会場がどよめくね。女性客からは
女性客：「きゃ～！！　ルーカスさま～！！」 なんて悲鳴が（一同笑う）。
ＧＭ：そして野郎どもからは聞き取れないような声援が。
男性客：「うｋてゃ＄えいひあ！＠なおｊなあふぁ！！！！」
「うばじゃ＠あはｈぁえねふぁんがんがｊんじゃん！！」（一同笑う）。
ＧＭ：超大興奮だ。きっと寿命が縮まっている。
クロウ：やめてよ（笑）。
ブレイド：よし、良い感触だ。次も行くぞ。
ボーデル：これ、【スライサー】 の魔力が切れたらヤバイな。
ブレイド：それまでに削れるだけ削っておきたい。
アーティ：その前に倒しておきたいよな。
ROUND - III
ブレイド：では心地よい声援を浴びながら。声援と悲鳴を聞きながら（一同笑う）。
クロウ：がんばれ！
ブレイド：（コロコロ）む、６。『16』。
ルーカス：（コロコロ）はっはっは、『15』（笑）。
ボーデル：当たったな。
ＧＭ：盾と鎧が普段のように身を護らないので、パニックに陥っているよ。
ルーカス：「な、なぜだ！　なにがどうなっているんだ！？」
アーティ：じゃあ解説していよう（笑）。
ＧＭ：「奴め、もう限界だな。」 ってか（笑）。
ブレイド：「魔剣よ！　斬り裂け！」 （コロコロ）期待値。『14』。
ルーカス：（コロコロ）うわ！　低い！
ボーデル：やった（笑）。
アーティ：落ちたか？（笑）。
ＧＭ：･･････いや、大丈夫だ。でもこれは吐血したな。トリッテンも思わずガタッと腰を浮かせるよ。だがルーカスは
ルーカス：「俺は負けるわけにはいかない！　こんなところで！」
ブレイド：「俺は王者なんだ！」 と（笑）。
ルーカス：「負けてたまるか！」（コロコロ）だがどんどん出目が下がっていく。『16』だ。
ブレイド：７以上（コロコロ）ああ、当たった！
ルーカス：ダメージが（コロコロ）『14』点。
ブレイド：素通しは止めて！　（コロコロ）『5』点食らった。
アーティ：結構痛い。
ROUND - IV
ＧＭ：こっちはもうフラッフラだ。
ブレイド：では、最後はスモール・シールドを天高く放り投げるぞ。
シッカイ：「出たっ！　ブレイドのフィニッシュサイン！　勝負を付けに来たー！！」
ブレイド：で、両手で剣を構えて。
「行け！　魔剣よー！！」 （コロコロ） よし高い。『21』。
ルーカス：「俺は負けねぇー！」（コロコロ）当たりだ。
ブレイド：（コロコロ）『14』点。
ルーカス：『10』止めて『4』点で、生命点『－3』。ルーカス倒れる。
（コロコロ） [ 生死判定 ] で11振った。無駄！（一同爆笑）。
クロウ：パタ（笑）。
ＧＭ：では、その一撃を待って司会が
シッカイ：「けぇぇぇッッッッちゃああああああくッッッ！！」 と叫ぶよ。
サンドロ：「未来へ向かってレディーゴー！」（笑）。