Scenario23 戯言

セッション後のネタばらし雑談。

黄昏に血を吐く猫 (アーティ) : さ~て! 今週の経験値は?(笑)。(←サザエさん風に)

碌 (GM) : 基本が1500点です。細かいのが・・・・・・相当倒してるな。

YAN (ボーデル) : 今回は凄かったな。

: 実は、ルーカスは5レベルでした。(データを渡す)

 

~ “華麗なる” ルーカスの能力値 ~

器用度16
敏捷度18
知力11
筋力15
生命力13
精神力11
冒険者LV5
技能LV
ファイター5
セージ2
武器名称必筋攻撃点打撃点DBクリ
バスタードソード+215915910
防具名称必筋回避点防御点減少クリ
ラージシールド+21312 (14)
皮鎧ハードレザー+213+2137

 

my (サンドロ) : 意外と高かった!

YAN : おお、すげぇ(笑)。どれも【+2】とかイカレてる(笑)。

黄昏に血を吐く猫 : やっぱり生命点は低いな。

my : あとこいつ、馬鹿だったんだな(笑)。

: ちなみに、ジョージィは7レベルですよ。

 

~ “彼方を貫く” ジョージィの能力値 ~

器用度17
敏捷度10
知力15
筋力17
生命力14
精神力18
冒険者LV7
技能LV
ファイター7
レンジャー5
武器名称必筋攻撃点打撃点DBクリ
ロングスピア+11710221010
防具名称必筋回避点防御点減少クリ
皮鎧ハードレザー138137

 

慧 (クロウ) : えっ!?

my : ジョージィは俺より強かったのか!(笑)。

黄昏に血を吐く猫 : 始めに倒した奴だよな?

: こっちの出目が悪かったのと、お前がクリティカルしまくったせいでワンサイドゲームになった。

黄昏に血を吐く猫 : この能力値。でも敏捷度は低いんだな。

: 敏捷くらい低くしないと、目も当てられなくなるんだ。

my : これはアレだな。ルーカスは単純にマジックアイテムのブースト分で勝ってたんだな(苦笑)。素の力はジョージィの方がずっと強いわ。

: そうです。だから玄人好みされるのはジョージィだった。

my : 向こう(ルーカス)は派手なだけだったと。

黄昏に血を吐く猫 : でもこういう相手だと【スライサー】が強いね。

YAN : あれがなければやばかったな。

: (集計中)ジョージィを倒して・・・・・・ビックスを倒して・・・・・・ティナは出てなくて・・・・・・合計93だね。1人『1730』だ。

 

■ 質問など

 

: トリッテンの子飼いの暗殺者はあれはなんだったの?

: あれはちゃんとトリッテンと組んだスペクターですよ。見知らぬ一般人に ≪憑依≫ して、証拠を残さず殺害する。失敗しても相手にとり憑くなり本人の魔法で攻撃するなり何でもできる。

 

: ラーハルトの任務ってのは、実際のところ本当にトリッテンの都合で送り出されていたんですか?

: それはトリッテンの差し金です。ラーハルト相手ではとても勝てないので。(セッションではラーハルトが5レベルであることを調査している)

YAN : まあそうだねえ。あの坊ちゃん(ガーウィン)は結局何レベルだったの?

: 3レベル。

YAN : なんでそんなに動きが鈍かったの? 鎧が合ってなかった?

: 上3つの能力値が全部1桁だからだよ。

my : なるほど。

 

: ランロットはあれでよかったの?

: はい。

黄昏に血を吐く猫 : これやっぱり育て方によって変わったの?

: 筋力が足りてなかったら馬上試合でバランス取れなくて打ち落とされて、そのまま起き上がれなくなってた。

my : そんなに筋力重視だったのか(笑)。

: ああ。リアリティ重視でした。だってさ、持て余す重さの物を持って、馬の上で身体を支えられると思う?

my : ・・・・・・ファンタジーだから(一同笑う)。

: そう言うなら、【ストレングス・リング】 の1つも持たせてやって欲しかったね。

my : まったくだね(笑)。

黄昏に血を吐く猫 : そんなの持ってねえけどな。あ、だからこその “闇市” か。

my : なるほどな・・・・・・。そんな金ないけどね(笑)。

: ラーハインツに身体の未発達を説明すれば、予算ぐらい出たよ。

YAN : 意外と育て方の方針は間違っていなかったのか。

: 合ってた。

: 良かった。

: 実は筋力【12】でファイター3レベルの方でも、際どくなるけど勝ててた。

my : ファイターのみだと駄目だったのか。

: うん。必要筋力の数値に気づいてもらう事が目的だったからね。

黄昏に血を吐く猫 : 危ねー。

YAN : 筋トレが役に立ったな。

 

my : ちなみにガラーナって生きてるの?

: ? 生きてるよ。ああそうか、途中から出てこなくなったからね(一同笑う)。

my : 必要なくなったからね(笑)。

 

■ 感想など

 

黄昏に血を吐く猫トロール戦はびっくりしたぜ(笑)。トロールとタイマン張ることになるとは夢にも思わなかったよ。

my : あのストサバがなかったら死んでたな(笑)。

: あれは素晴らしい機転だった。正直言って、私の予想の斜め上を行く素晴らしい発想でした。

黄昏に血を吐く猫 : 逃げようと思えば <フライト> でも何でもありだったんだけど。

my : 逃げちゃいけないからな(笑)。

黄昏に血を吐く猫 : エンターテイメントって厳しいわ(笑)。

 

黄昏に血を吐く猫 : 普通にフレッシュ・ゴーレム倒したな(笑)。

YAN : 結局、精神点も『1』しか使わなかったからな(笑)。

: 『1』か・・・・・・スペクターの方が健闘したんだ(一同笑う)。

YAN : そういう意味ではね(笑)。そういえばダメージ的にもそうだったかも、素通ししたし(笑)。

my : 7レベルモンスターが街に現れてみろ、凄い被害がでるぞ。

黄昏に血を吐く猫 : これは騎士団が派遣されるレベルだよね(笑)。

my : 一介の騎士が2とか3レベルだろ。騎士団長で5レベル。それでも歯が立たないぞ(笑)。

黄昏に血を吐く猫 : 精鋭部隊が必要だね(笑)。

my : それを1人でやっちまうんだから(笑)。しかも本来の装備でもないハード・レザーで(笑)。

黄昏に血を吐く猫 : <キュアー・ウーンズ> も一回使っただけだろ(笑)。金属鎧着てたら雑魚じゃないですか(笑)。

: あたしの出目も悪かったしね(笑)。

YAN : いやー凄い助かったよ(笑)。

: GMとしては途中から振るの止めて欲しかっただろうけどね(笑)。

: (苦笑)。

黄昏に血を吐く猫 : 今日は全然奮わなかったね。

: うん。トーナメント出なくて良かったかも。

 

: トーナメント表はガチにしたくて振らせてみたんだけど、やっぱり止めておけば良かったな(一同笑う)。

my : 潰し合いにする気だったか(笑)。

: そりゃそうだよ。そもそも、サンドロ1人しか出場しない可能性の方が高いと思ってたから。

my : あーなるほど。

 

GMとしては、理想の組み合わせは以下のとおりでした。
PCがダイスを振った段階では、ジョージィとゴイスのみ確定した状態でした。

ジョージィ○┓
      ┣ジョ●┓
 ウェッジ●┛   ┃
          ┣ルーカス┓
 ルーカス○┓   ┃    ┃
      ┣ルー○┛    ┃
  ゴイス●┛        ┃
               ┣ 優勝!
 サンドロ○┓        ┃
      ┣サン?┓    ┃
 ビックス●┛   ┃    ┃
          ┣????┛
 ボーデル○┓   ┃
      ┣ボー?┛
ティーセン●┛ 

my : 結局、ルーカスよりジョージィの方が手ごわかったな。ラウンド自体はかかったけど、純粋な被ダメならジョージィの方が高かった。

YAN : そうだな。

my : それを考えたらビックスの方が強かった(一同爆笑)。

黄昏に血を吐く猫 : お前を苦しめたのは、この俺さ!(笑)。

: 待て待て。スケルトン・ウォリアーの方が強かったんじゃないか(一同爆笑)。

my : よ、予選が一番大変とか(爆笑)。

YAN : でも一番負けるかもしれないと思った試合だった(笑)。

 

YAN : 次回頑張れば、なかなか到達しないプリースト7レベルに届く(笑)。

my : 普通、5レベルで止まるからな(笑)。

: ちなみに想定では残りのシナリオは5本。5本目が最後。

 

: 今回のシナリオについていかがでしたか?

: 面白かったよ。

: 戦い過ぎかなとも思ってんだけど。

YAN : なかなか。でも本格的すぎた。

黄昏に血を吐く猫 : まあでも “ロマール” だし。

my : 賭け事が熱かったよ(笑)。

YAN : では次回は家宝のハンマーを取り戻してやらねば。

my : で、最終的にはボーデルが「おお、これが我が家宝のハンマーか!」とか言うんだろ。
  お前のじゃねぇよ(笑)。

: 次回はゴイスが駆け込んできたところからだね。

一同 : はいよ。

 

 


【シナリオ全体】

 “ロマール” といったら “闇市” “闘技場” “盗賊ギルド” ということで、まずは闘技場を題材に扱ってみました。

 ボーデルPLのYANも言っていましたが、TRPGで行うには本格的にやりすぎた感があります。おかげでセッション時間は過去最長の9時間45分(!)もかかってしまいました。

 しかし、久しぶりのセッションでは戦闘の楽しみも一塩の様で、サンドロPLのmyやアーティPLの血反吐猫などは実に生き生きとしてました(笑)。

 なお、今回のセッションタイトルは、SwordWorldノベル『ロマールの罠』よりいただきました。

 


【ルキアルの思い描いた青写真】

 セッションではPC達を利用して漁夫の利を得たルキアルですが、PC達も目的を果たした上にちょっとした収入を得ており、悪人以外誰一人として損はしない結果になりました。(ガラーナは?)

 ロマールがルキアルの招聘を検討した際に、強く推したのがラーハインツ公です。国の利益を考えるラーハインツ公に対して、己の利益を考えたが故にそれが脅かされると判断し、反対したのがトリッテン公でした。

 ルキアルはとりあえず視察という形でロマールを訪れました。ただし、ロマールという国の値踏みは勿論、自分の地位の確保と、障害となる邪魔者の排除を一緒に考えます。
 当然、ターゲットとなったのはトリッテン公です。ルキアルはトリッテン公の失脚の他、懐柔なども含め様々な検討を行います。その結果、トリッテン公が闘技場で不正を行っているという情報を得ました。
 が、トリッテン公を失脚させるだけの証拠となるとそろえるのが難しく、そこで “最大トーナメント” を利用し、不正の証拠を生み出す事にしました。
 ルキアルはトリッテン公のやり方に頭を悩ませていた左大臣に接触すると、自分の策謀が成功した時の効果を言葉巧みに説明して取り入り、事が上手く運んだ際の協力を取り付けます。

 そこに都合よく現れたのがPC達でした。当初、ルキアルはトーナメントにはロインとジャックを参加させるつもりでしたが、自身の警備が手薄になる事、そして動きづらくなることを嫌っていたので、これは濡れ手に粟でした。
 トリッテン公の子飼いにボーデルと縁のあるゴイスがいることも調べが付いており、ルキアルはPC達を誘い出して運命的な再会を演出し、PC達が自分から協力を申し出てくるよう誘導しました。この目論見は無事に成功します。

 PC達の活躍によりトリッテン公に焦りが生じます。子飼いのルーカスが敗れるような事があれば、移り気な民衆はすぐに手の平を返します。
 普段は慎重に行動し証拠を残さないトリッテン公でしたが、開催期間が短い事もあり、強行手段を用いる必要に迫られました。

 しかし、切り札であった最強の暗殺者が返り討ちに遭い、ついにトリッテン公は最後のカードを切ります。結果、ついに明確な不正の証拠が生まれました。

 そしてトリッテン公としても予想だにしなかったことに、契約が破られてしまいます。(これまでは契約を破る者などいるはずもなく、危険な契約書も無事に処分できていた。)

 その後の事は、セッションで語ったとおりです。その磐石の体制が揺らいだところで全員が手の平を返し、トリッテン公は失脚、ラーハインツ公が取り変わりました。

 


【情報屋フレッドが不自然だった理由】

 情報屋として登場したフレッドでしたが、PC達が全く利用しなかったため、良く分からない人物として終始してしまいました。
 やたらとボソボソ呟いたりしていたのは、PLの気を引いて接触してもらう為の苦肉の策でした。

 フレッドは ツイスター における情報のほぼ全てを把握しており、ルーカス・ジョージィ・その他参加者の強さや装備、トリッテン公の息子ガーウィンについての情報、子飼いの暗殺者の情報など、聞けば何でも答えてもらえる設定でした。

 ただ、最初の印象が悪かったのか、相手にされずに消えていきましたが。

 


~ ガーウィンの能力値 ~

器用度7
敏捷度9
知力9
筋力21
生命力17
精神力9
冒険者LV3
技能LV
ファイター3
セージ1
武器名称必筋攻撃点打撃点DBクリ
バスタードソード+117517710
突槍ランス 17332810
防具名称必筋回避点防御点減少クリ
ラージシールド+1138
金鎧プレートメイル+117224+1

 見ての通りの筋肉馬鹿です。サンドロの暴言も言い得て妙ですね。

 筋力はボーデルよりも高いのですが、家宝として伝わる武具を使用するため、殆ど意味がなくなっています。
 しかしこいつ、実際には筋肉が鎧を圧迫してパッツンパッツンだったろうな(笑)。

 


【“華麗なる”ルーカスについて】

 上記の能力値を見ての通りのドーピングッぷりでした。

 しかしそのブーストは凄まじく、正直、魔法の禁じられたボーデルでは歯が立たなかったかもしれません。( 回避点の『14』が最難関 )

 サンドロは予定調和の勝利を収めたかに見えますが、その実、最後の魔力発動で倒せていなかったら、その後はジリ貧になっていたでしょう。
 しかしその場合、ルーカスは役に立たないように感じた【ラージ・シールド+2】を放り捨て、【バスタード・ソード+2】をツーハンドに持ち替える予定でした。これでまだ良い勝負に持ち込める可能性が残ったはずです。

 


 

 とりあえず今回は以上。

 次回の公開をお待ちください。

 


【おまけの番外編】~ 選手入場

 見聞録の仕事はどーしたッ 差別の炎 未だ消えずッ! 脅す殺すも思いのまま!
 サンドロ・オーエンバッツだ!!!

 

 補助魔法なら誰にも敗けん!! 魔術師の鍵開け見せたる
 スーパーアンロッカー アーティ=フォルレイだ!!!

 

 特に理由はないッ ドワーフが強いのは当たりまえ! ラヴェルナ様にはないしょだ!
 グードン出身! ボーデルがきてくれたーーー!!!

 

 冥土の土産にパジェロとはよく言ったもの!! 魔王のクリティカルが今 実戦でバクハツする!!
 プロミジー所属 “魔王の申し子” クロウだー!!!

 

 見聞録だったらこの人を外せない!!
 “オーファンの魔女” ラヴェルナ・ルーシェンだ!!!

 

 若き王者が帰ってきたッ どこへ行っていたンだッ チャンピオンッ 俺達は君を待っていたッッッ
 “剣匠” ルーファスの登場だーーーーーーーーッ