貰ったガメルで遊びだす~46の夜
GM | : | それでは、SwordWorldセッション24回目を始めさせていただきます。 |
クロウ | : | よろしくお願いしまーす。 |
アーティ | : | お疲れ様でした(笑)。 |
GM | : | お疲れ様でした。ではシナリオ終了です。経験点は『2』点になります。 |
サンドロ | : | 『2』点も貰えるのか(笑)。 |
GM | : | では、前回の続きからです。 ゴイスが解放されつつ、しかし荷物が無くなっていた、という状況です。 |
サンドロ | : | ちょっと考えてたんだけどさ。 前回、ゴイスには死んでもらって、後で蘇生させた方が、費用は安く済んだんじゃないかな。 |
アーティ | : | ・・・・・・そうだね(笑)。 |
ボーデル | : | 嫌な話が出たな(笑)。 |
サンドロ | : | とりあえずゴイスさんさようなら~。で、「故郷の土に埋めてやりたいんです。」とか言って、死体だけ引き取らせてもらうんだ(笑)。 |
GM | : | (身柄が売られる可能性もあるけど、まず間違いなく処刑だろう)・・・・・・正解(笑)。 |
サンドロ | : | だろ!(笑)。 |
GM | : | でも、生き返ったのが分かったとしたら、追っ手が来るだろうけどね。だから一生日陰者として・・・・・・でも、君らは何も困らないな。 |
アーティ | : | 借金の取立てに? “グードン” まで逃げればそこまでは追ってこないんじゃない? |
GM | : | 見せしめにやるんじゃないかな。前例になっちゃうし。 |
アーティ | : | ああ、そうか。 |
GM | : | さて、いきなり脱線したけど続けるよ。 |
アーティ | : | ええと、こいつ殺すんだっけ?(一同爆笑)。 |
GM | : | (子供を諭すように)それは、しくじって、今に至ってるわけ(一同笑う)。落ち着いて、落ち着いて。 |
アーティ | : | 落ち着いて殺すか(一同笑う)。 |
サンドロ | : | 任せろ。亜人だったら何の感情も沸かず殺せる(笑)。 |
ボーデル | : | 待て待て。えーと、こいつの荷物が無くなったってのは、強制連行されたまま、荷物だけどこかに行ったという事かな? |
GM | : | もちろん、剣闘士奴隷になった時点で彼の荷物はオーナー預かりとなっているわけですが、最大トーナメントで負けた時点でゴイスの処分が確定したのです。しかし、君達との取引があるので処分は保留されていたのですが、早とちった人が荷物だけ処分してしまったというわけです。 |
ボーデル | : | じゃあどこに処分したか追っていかないとダメですね。 |
サンドロ | : | 「そうか、大事な物が無くなったのか。まあ、頑張って。」 |
アーティ | : | そうなんだよね(笑)。 |
ボーデル | : | まあ確かに別にだが(苦笑)。 |
アーティ | : | 動く理由がないんだよな(笑)。 |
サンドロ | : | とりあえずゴイスをフリーの剣闘士にして70,000ガメル返済させようぜ(笑)。 |
ボーデル | : | そんな無茶をさせんでくれ(苦笑)。 |
サンドロ | : | 私の70,000ガメルをどうしてくれるんだよ! |
GM | : | では、ゴイスは訴えを続けます。 |
ゴイス | : | 「ボーデル聞いてくれ! ワシの荷物が処分されておったんじゃ!」 |
ボーデル | : | 「何か大事なモンでもあったんか。」 |
ゴイス | : | 「我が一族に代々伝わる、魔法王国時代の鍛冶師が使っていたといわれる鍛冶のハンマーが、売られてしもうたんじゃ!」 |
ボーデル | : | 「うーん、それを聞くとどうにも──」 |
サンドロ | : | (遮って)「で?」(一同笑う)。 |
ボーデル | : | 「・・・・・・(気を取り直して)それは非常に貴重な物じゃ。家宝が無くなっては大変じゃろう。」 |
GM | : | もうボーデルしかすがれる相手がいないな(一同笑う)。 |
ゴイス | : | 「すまんボーデル! あのハンマーを! 取り戻してくれえ!!」 |
ボーデル | : | うむむむむ、う~む(笑)。 「できる限り力になろう。」としか言いようがない(苦笑)。 |
サンドロ | : | 何こいつ。命の恩人である私を無視して(一同爆笑)。 |
GM | : | いやいや、前回の終わりでお礼は言ってるよ(笑)。 |
ゴイス | : | 「当然、サンドロ殿は・・・サンドロ様はですね、私の命の恩人でございます。」 |
サンドロ | : | 「ははははは。靴を舐めろよ。」(笑)。 |
ゴイス | : | 「ベロベロベロベロベロ!」(一同笑う)。 |
サンドロ | : | やめろ(笑)。 |
アーティ | : | 汚ねえ(笑)。 |
サンドロ | : | 「ねえ。そのハンマー、見つけてやるから頂戴。」(一同爆笑)。 |
ボーデル | : | それ交渉次第だな(笑)。 |
GM | : | それに関しては涙ながらに承諾するよ。 |
ゴイス | : | 「このまま、誰の手とも分からぬ所に失うくらいなら、とりあえず面識のある貴方がたの手元にあった方が安心できます。」 |
サンドロ | : | よーしボーデル、欲しいならお前にやるから、見つけ出して貰っちまおうぜ(笑)。 |
ボーデル | : | とりあえずアイコンタクトしながら。それは見つけてからにしよう。 |
GM | : | ああ、ゴイスは君達に70,000ガメルの借金してるわけだから、強く言われたらどうしようもない。 |
クロウ | : | そうだね。 |
アーティ | : | これでチャラにしてやるか(笑)。 |
GM | : | どちらかといったら、 |
ゴイス | : | 『あのハンマー、70,000もの価値あったかな・・・』 |
GM | : | とかドキドキしててもおかしくない(一同笑う)。 |
サンドロ | : | 「よし、じゃあ70,000+依頼料5,000な。」(一同笑う)。 |
アーティ | : | 家宝って、どういう効果があるの? |
GM | : | いや、ゴイスにも分かっていません。 |
ボーデル | : | 何でそんなの家宝とか言って持ち歩いてるの(笑)。 |
ゴイス | : | 「いや、それは話せば長くなるんじゃあ。」 |
アーティ | : | 3行で(笑)。 |
GM | : | 3行? 『ハンマー見つけた』 『見せて欲しいと言われた』 『道中で捕まった』 これで説明終了。 |
アーティ | : | わからん(笑)。 |
GM | : | じゃあ説明するから。 まず、ゴイスの実家の “グードン” で── |
サンドロ | : | 穴倉な。 |
GM | : | そう穴倉で。「物が増えてそろそろ家も狭くなってきたし、埃と蜘蛛の巣まみれの納屋を片付けようじゃないか。」 と、一族で大掃除に取り掛かったわけです。 したら、ゴロゴロっと何やら物々しいハンマーが。 |
ボーデル | : | これ絶対、家宝とかじゃないね(笑)。 |
GM | : | それを調べてもらったところ、なんと古代王国時代の鍛冶師が使用していた由緒正しいハンマーであることが判明したわけです。 |
ボーデル | : | 誰が判定したのか気になるな。 |
GM | : | これは “オーファン” を通り越して “ラムリアース” で見てもらっています。 |
ボーデル | : | なら信憑性あるな。 |
GM | : | その場で、代々伝わる家宝になりました。 |
ボーデル | : | そういうことね(爆笑)。 |
GM | : | いやいや、代々伝わってはいるんだよ。家の倉庫から出てきたんだから。ただ途中の代の人がまったく認知していないだけで。 |
クロウ | : | そうだね。 |
サンドロ | : | じゃあ、代々伝わっていたっぽいハンマーね。 |
アーティ | : | だとしたら、実際にこれで打ってみたらどうなるかとかは分からないんだ。 |
GM | : | そうです。そしてその噂を聞きつけたのが “エレミア” の鍛冶ギルド。 |
サンドロ | : | はいはいはい。 |
鍛冶ギルド | : | 「それは凄い、是非とも拝見させていただきたい!」 |
GM | : | という話が来まして、ゴイスは |
ゴイス | : | (ニヤニヤしながら)「“エレミア”? まいったな~凄く遠いな~、こりゃかなり大変な旅になるな~。」 |
GM | : | と、困りながらも旅に出ることにしたわけです。 |
アーティ | : | 絶対に喜んでるよね(笑)。 |
ゴイス | : | (満面の笑みで)「まいったな~(笑)。」 |
ボーデル | : | で、“ロマール” で捕まったと。じゃあ怪しい依頼ではなかったわけか。 |
GM | : | はい。君達もよく知るあの鍛冶ギルドです。 ちなみに、君達は “ザイン” で半年間ほど幽閉されていたので、その間に起きた出来事ですね。 |
サンドロ | : | 半年・・・! 知らなかった(笑)。 |
ボーデル | : | 「おい、ゴキブリ!」 とか言われながら半年過ごしたのか。 |
サンドロ | : | やっぱり、あの国に戦争を仕掛けようぜ(笑)。 滅ぼそうよマジで(一同笑う)。 |
アーティ | : | そういえば軍師がいるなあ。ちょっと相談してみる?(笑)。 |
GM | : | 大丈夫、放っておいても隣国に来るから(笑)。 |
サンドロ | : | “オーファン” と手を組んで、手に入れた領土は半分コしよう(笑)。 |
GM | : | “オーファン” と “ロマール” が手を組むって、最悪の脅威だな(笑)。 |
ゴイス | : | 「というわけですだ。お願いします!」 |
ボーデル | : | “エレミア” の鍛冶ギルドからの依頼ってのもあるからな。やってやりたい。まずはラヴェルナ様に相談か。 「申し訳ないが、しばし調査させていただくお許しをいただけないか?」 |
ラヴェルナ | : | 「私の方は気になさらないで結構です。残念ながら、私が手をお貸しすることは難しいのですが。」 |
アーティ | : | 「いつも通りだから大丈・・・ゴフンゴフン。」(笑)。 |
ラヴェルナ | : | 「<ミュート>!」(一同笑う)。 |
アーティ | : | 使えないから(笑)。いつの間にシャーマン覚えた(笑)。 |
ラヴェルナ | : | 「今しばらくは “ロマール” 国内での調査になりますので、その間でよければ自由時間を与えましょう。」 |
ボーデル | : | 「うい。重ね重ね申し訳ない。」 |
ラヴェルナ | : | 「まあ、もう日も暮れようかという時刻。見たところ疲れているようですし、今日のところはお休みなさい。」 |
クロウ | : | そうしよう。 |
ボーデル | : | では、荷物を処分した人間に話を聞きたいが、聞けるのか? |
GM | : | ゴイスはトリッテン側の剣闘士でしたが、共同経営の闘技場なのでラーハインツも分かります。卸の商人を紹介してもらえます。 |
サンドロ | : | 間違いなく “闇市” に行くよな・・・・・・。 |
ボーデル | : | 普通はそうだろうけど、流れたという確証が欲しいんだよ(笑)。では聞きに行くよ。 |
GM | : | そこに、ルキアルがやってきます。 |
ルキアル | : | 「ボーデル君。」 |
ボーデル | : | 「なんですかな、軍師殿。」 |
ルキアル | : | 「今、“ツイスター” で募金を募っていてね。」 |
ボーデル | : | 「はて、何のための?」 |
ルキアル | : | 「“負傷した英霊ゴワスへの見舞金”だ。」(一同笑う)。 |
ボーデル | : | ちょっと待て、英霊になるようなことしたっけ?(笑)。 |
アーティ | : | お前はもう英霊だよ(笑)。 |
サンドロ | : | ゴワスの伝説。 『5対5の戦いで蟻を3匹潰した』 『トロールを2体葬った』 『予選会でスケルトン・ウォーリアを30秒で粉々にした』 『本戦でフレッシュ・ゴーレムをタイマンで倒した』(一同笑う)。 |
ボーデル | : | ああそうか、そうだった!(笑)。 |
アーティ | : | 表にはでてないけど、暗殺者も倒したしな。 これは吟遊詩人に売った方がいい。良いサーガができるぞ(笑)。 |
GM | : | 残念ながら、そこらのバードはもう商売にしてる。 |
アーティ | : | あれ~? 特許は(笑)。 |
ルキアル | : | 「というのを設置してみたところ、思った以上に収益が良くてな。」 |
クロウ | : | いくら? |
ルキアル | : | 「なんと、この1日で30,000ガメル集まった。」 |
ボーデル | : | えー。 |
アーティ | : | で、うち何割がボーデルに入るんだ? |
GM | : | 真面目な話。その中の10,000ガメルはルキアルが企画立案ということでチョイチョイと。 君達には、残りの20,000ガメルが渡されます。 |
サンドロ | : | 10,000って結構取るな(笑)。 |
GM | : | さてここでルキアルは |
ルキアル | : | 「どうだ君達。その20,000ガメル、私に預けてみないか? 倍にしてみせるよ?」 |
ボーデル | : | 何言ってんだこのオッサン(笑)。まああぶく銭だけどな。 |
GM | : | この金はそっちで自由に分配していいから、それぞれ乗るなら言ってくれ。 |
ボーデル | : | とりあえず、4分割して5,000ずつだ。 |
サンドロ | : | 投資額をスッた場合の保証が無ければ僕は嫌なんだが(笑)。 |
ルキアル | : | 「夢に賭けるんじゃないか。」(一同笑う)。 |
GM | : | お前ね、勝ったら倍にするってんだから、ノーリスクはありえんだろ。ハイリスク・ハイリターンなわけだ。 |
アーティ | : | この金、GMはどういった意図で出したんだろうなぁ。“闇市” で買い物して欲しいのか、遊んで欲しいのか。 |
サンドロ | : | よし。保障としてガラーナを闘技場で戦わせて金を稼がせよう(一同笑う)。 |
アーティ | : | それはいい(笑)。 |
ガラーナ | : | 「旦那、勘弁して下せえ。あっしはスケルトン・ウォーリアに遅れを取った男ですぜ。」 |
アーティ | : | あれは相手が悪かっただけだ。 |
サンドロ | : | 「だせえ。ゴイスですら倒したのに。やーいゴイス以下、ゴイス以下。」(笑)。 |
ガラーナ | : | 「ぐっはああああ!」 |
GM | : | それ、キツイな(苦笑)。ガラーナは泣きながら退場だよ。 |
ルキアル | : | 「で、どうする?」 |
ボーデル | : | ワシは出しても構わんよ。どうせあぶく銭だし、欲しい物も無いし。口利きもしてもらったことだし、遊ぶ金くらい提供しよう。 |
クロウ | : | あたしも構わないよ。 |
サンドロ | : | これだけ聞かせて。判定があるのかだけは聞かせて(笑)。 |
GM | : | 勿論、あるに決まっている! |
アーティ | : | 判定あるんだ。なら、俺も賭けてもいいかな。 |
サンドロ | : | GM、質問だが。“闇市”って、相場の何割り増しなの? |
GM | : | “闇市”では、基本的には相場さえ知っていれば安く買える。ただ、相場を知らないといくらでも高くふっかけられるわけだ。 |
アーティ | : | 俺らは、その相場はわかってるのか? |
GM | : | ただ、ここでいう相場は “闇市での相場” であって、需要の高い物や珍しい物は当然高くなる。 |
サンドロ | : | 「軍師殿にひとつお聞きしたいのだが。 貴方は自分の懐を痛めずに遊びたいと?」(一同笑う)。 |
アーティ | : | 最悪だよね(笑)。 |
ルキアル | : | 「サンドロ君、ここはあえて正直に答えよう。 その通りだ!!」(一同笑う)。 |
アーティ | : | 開き直りやがった(笑)。 |
サンドロ | : | 流石だ。嘘と本音の使い分けを心得ている!(一同笑う)。 |
ボーデル | : | ああ、さすがだ(笑)。 |
サンドロ | : | 「貴方はこれから、ちょっとした現地のために忙しくなると思いますが。」 |
ルキアル | : | 「相当な。」 |
サンドロ | : | 「その資金を提供する代わりに、目利きの利く人物を紹介してはくれませんか?」 |
ルキアル | : | 「よし、ジャック、協力しろ。」 |
ジャック | : | 「・・・・・・へーい。」 |
GM | : | ジャックがしぶしぶ付いてきます。 |
ボーデル | : | おお。 |
サンドロ | : | 「ありがとうございます。」それなら、いいか・・・・・・。 |
ルキアル | : | 「サンドロ君、一言だけ言わせて貰うと、私は確かに遊ぶが、 全力で遊ぶぞ。」(一同爆笑)。 「あれ? この場合、不安にさせるのかな?」 |
サンドロ | : | 「一つだけ心配なのが。 この間のカジノで、アンタが勝ってる姿、一度も見てないんだけど。」(一同爆笑)。 |
ルキアル | : | 「サンドロ君、あれはガラーナの金だから遊んだのだよ。」 |
サンドロ | : | 「ああなるほど。」 非道えな(笑)。 |
ルキアル | : | 「まあ、必要ならロインも貸し出してやろう。」 |
クロウ | : | 必要ある? |
アーティ | : | “闇市” じゃあまり関係ないかな。 |
ルキアル | : | 「育ちがいいから、人買いに売れば高く売れるぞ。」(一同笑う)。 |
サンドロ | : | (ポンと手を叩いて)「はいはい “闇市” の皆さん、珍しいハーフエルフだよー。」(笑)。 |
アーティ | : | 売るな!(笑)。 |
GM | : | では、ルキアルは20,000ガメルを持ってホクホクと去っていきました。 |
ルキアル | : | 「楽しみにしておきたまえ!」 |
ボーデル | : | チャリティで集めた金で博打か(一同大爆笑)。 |
サンドロ | : | 最悪だ(爆笑)。2○(ピー!)並みの悪党だぞ(笑)。 |
アーティ | : | ばれたら凄いだろうな(笑)。 |
GM | : | この場には、つまらなそうなジャックがポツンと残された。 |
ボーデル | : | 「ではジャック殿、スマンが付き合ってくれたまえ!」 |
ジャック | : | 「仕事だからしかたないね。付いてきな。」 |
GM | : | と、商人の下へと案内してくれます。 |