神聖魔法の使いどころ
レイドの街東の傭兵ギルド
GM
じゃあ翌日。
ボーデル
トゥーントゥトゥトゥトゥーン♪
GM
じゃあパーティは2つに分かれます。どちらから進めますか?
サンドロ
じゃあ私から行こう。
GM
(ワールドガイドを片手に)傭兵ギルドはですね、東西に1個ずつあるそうです。で、サンドロが聞いてる噂だと、あまり仲が良くないらしい。
なんで知ってんのか知らないけど、6ゾロだからね。
サンドロ
(ラヴェルナに)「・・・だ、そうです。そんな話を小耳に挟みました。」
GM
どちらから行きますか?
サンドロ
近い方から。
GM
じゃあ・・・東だろうね。
サンドロ
あ、東からきて宿を取ったんだもんね。
「ラヴェルナ様、東から行きましょう。」
ラヴェルナ
「ではサンドロ、参りましょう。」
ボーデル
ズッズッズッズッズッ。
GM
では、東の盗賊ギルド。
アーティ
盗賊?
ボーデル
西の盗賊ギルドと戦ってるんだ。ここはマフィアの縄張りだ(一同爆笑)。
サンドロ
マフィアの抗争か(爆笑)。
アーティ
やめてくれ(爆笑)。
GM
傭兵ギルドの誤りです(苦笑)。じゃあ東の傭兵ギルドです。受付がいますね。
ギルド受付
「何用ですか?」
アーティ
傭兵を雇う(笑)。
サンドロ
「私達はこれこれこういう者でして、よければ傭兵ギルドがどんな場所なのかを教えて頂ければと思いまして。」
ギルド受付
「アポは御座いますか?」(一同苦笑)。
サンドロ
「・・・・・・・・・・・・はい、あります。」(一同大爆笑)。
ギルド受付
「お名前は?」 (笑)。
サンドロ
「サ、サンドロっていいます。」
アーティ
あ、本命を名乗った(笑)。
ギルド受付
「スケジュールにはその様なお約束は記載されておりませんが。」
アーティ
そちらのミスじゃないか?(笑)。
サンドロ
「そちらの不手際だ!! 責任者をだせ!!」 ドーン(一同笑う)。
ボーデル
そんな事は言わないで(笑)。
GM
叱られたいのか?(一同笑う)。
ボーデル
そうそう、ラヴェルナ様が止めるから(笑)。
サンドロ
「はい、冗談です。アポないです。」(一同笑う)。
「アポはどうやったら取れますか?」
ボーデル
まぁそっからだね。
ギルド受付
「そうですね、えーと・・・・・・いろいろ予定がありますので3日後に。」
サンドロ
「はい。3日後に来ます。」
ギルド受付
「お名前とご身分など、この受付用紙にご記入下さい。」 と言われました。
ボーデル
ずいぶんとまあしっかりした感じだね。
サンドロ
さらさらっと書くよ。
GM
ちゃんと真面目に? まぁラヴェルナが真面目に書かせるけどね。
ボーデル
まあそりゃそうだよね、身分偽るようなやましい事ないから(笑)。
サンドロ
じゃあそれをちょっと横目でチラッと見ながらちょっと舌打ちして真面目に書く。
アーティ
舌打ちしてる(笑)。
サンドロ
聞こえないように舌打ちしたから大丈夫だ。
レイドの街西の傭兵ギルド
サンドロ
「では西に行きましょう。」
GM
はい、立て続けて行きます。西と東との距離は1キロぐらい、もっとかな、2キロぐらい離れている。
サンドロ
「しゅざーい!!」
アーティ
なんだよその『突撃! 隣の晩御飯』みたいの(笑)。
GM
同じようにアポについて聞かれます。
ギルド受付
「お約束はありますか?」
サンドロ
「あります!」(一同爆笑)。
クロウ
また? ねぇ(笑)。
ラヴェルナ
「サンドロ!!」 パァーン!!
サンドロ
「ごめんなさい、ありません、アポ、申請、します、取材、します。」
GM
やっぱり3日後ぐらいにって言われますけど。
ボーデル
3日は駄目だから4日か2日だね。
サンドロ
「じゃあ4日後でお願いします。」
ギルド受付
「はい。」
サンドロ
じゃあちゃんと名前をまた書いて、サラサラサラサラ。
ラヴェルナ
「ちょっと時間が掛かりますね。」
サンドロ
「その間に私達はこの街の人々の為に働きたいものがありますので、そちらに掛かろうと思います。」キリッ。
ラヴェルナ
「わかりました。ではそれまでの間、自由行動という事で。羽目を外さないように。」
サンドロ
「そんな、私がいつ羽目を外した事がありましょうか。」(笑)。
ラヴェルナ
冷たい眼でジッと見る(一同爆笑)。
ボーデル
いやー博打してたからね、ずいぶんと(笑)。
アーティ
もうラヴェルナの信用もないよね(笑)。
ラヴェルナ
「・・・なんにしても、約束しましたよ、サンドロ。」
サンドロ
「はい・・・約束・・・しました・・・はい・・・・・・。」
ボーデル
旅の終わりになんかまたきつい事言われてしまった(笑)。もう終盤に差し掛かってるというのに。
サンドロ
『前略、お父さんお母さん、最近立場がありません。』(一同笑う)。
ボーデル
いやお前両親いねーから(笑)。
サンドロ
あ、そうだ。死んでるんだった。俺が設定で亡くしたんだった。思い出した(笑)。
レイドの街マーファ神殿
GM
じゃあ続いて他の方々。
ボーデル
「申し訳ないが都合により1人来れなくなってしまったが、マーファ神殿まで連れて行ってはいただけないかな?」
GM
ラーハルトの案内でマーファ神殿に到着しました。
ボーデル
じゃあそれらしい人を探してみようかな。
GM
マーファ神殿だと入り口でどのような用件か聞かれますけども、こちらは普通に入ることが出来ますね。ラーハルトがいるので。
アーティ
真面目そうな騎士がいるから大丈夫だろう。
GM
真面目そうな騎士っつうか、身分が認識されてる人がいるので中に入る事ができます。
サンドロ
俺なんてロマールで超知名度あるもん。
GM
お前は無いよ(笑)。
アーティ
お前は無いな(笑)。
GM
あるのは剣聖のだよ(笑)。
クロウ
ブレイドさんだよブレイドさん(笑)。
ボーデル
決して表に出すことができない名前(笑)。
アーティ
サンドロの名はみんな知らないよ(笑)。
サンドロ
権力者だけちょっと知ってるもん(一同笑う)。
ボーデル
まぁとりあえず後をついて行くよ。ズッズッズッズッズッズッ。
GM
木こりの・・・・・・なにさんだっけかな?
ボーデル
マッコリさん。違うか。
GM
うわー、名前つけてなかったかもしれん。そしたらマッコリさんでもいいよ。
サンドロ
木こりのキコリさんだな(一同笑う)。
GM
それそのまんま過ぎねぇ?(笑)。
アーティ
キッコリさん(笑)。
クロウ
じゃあキリコで(笑)。
ボーデル
げえぇぇいい名前(笑)。
GM
むせる(笑)。
サンドロ
ウッドマン。
GM
じゃあウッドマンでいいや。
クロウ
あれぇー(笑)。
GM
じゃあ君たちは案内される。誰か1人、2D6振って下さい。
アーティ
じゃ振るぜ。(コロコロ)9。
GM
君達の進行方向とは別方向の奥の方から
???
「ヒャーーーー!! ネェーーーー!!」
GM
とかっていう叫び声が聞こえてきます。
アーティ
ヒャッハー!! とか。
GM
そんな楽しそうなテンションではない(一同笑う)。
ボーデル
「おおっと、あれはなんだ?」
アーティ
クスリでもやってんじゃない?
GM
案内のマーファ神官が答えてくれますね。
マーファ神官
「患者さんでですね、ちょっとあの、精神をちょっと・・・・・・調子を崩された方がおられまして。余程怖い経験をしたようで、四六時中ああやって正気をなくしています。」
サンドロ
精神病棟かよここは(笑)。こえぇ(笑)。
アーティ
格子とか付いてるんじゃない?(笑)。
GM
ああ~、その一帯は付いてるかも。
クロウ
ホラーチックやね。
マーファ神官
「サニティも効かないんですよ。」
サンドロ
これ下手したら呪いの類じゃね。
GM
どうだろうねぇ。
ボーデル
アーティ、センス・マジックしてみるんだ。
マーファ神官
「ウッドマンさんはこちらですので。」 って言って流されるけど。
ボーデル
ああそうか。
「その人はいつ頃からそんな感じなんですかな?」 って、ちょっと興味本位で聞いてみる。
「そんな叫び声を上げるほど病んでしまうなんて哀れだ。」 と言って。
マーファ神官
「結構前ですね。」 と言っても、何年とかじゃないですけど。
ボーデル
「ほう。その人がこうなる前の身分とかは分かっとるんですかな? それともただ保護された?」
マーファ神官
「そうです、保護しました。」
ボーデル
「その人が元々どういう人だったかは分からない?」
マーファ神官
「その方は街中でフラフラしていたところを回収されてここに運ばれました。先ほどのように奇声を上げながら歩いていたそうです。」
ボーデル
グレイみたいに?
GM
(両脇を抱えられるポーズで)そう(一同笑う)。
クロウ
(爆笑)。
ボーデル
ほぉーと言って。じゃあその人がどういう人かを知っている人は誰もいない訳だ。
GM
そうですね。
マーファ神官
「もし身元に心当たりがあるようでしたら、会ってご確認頂いても構いませんが。」
ボーデル
「一目見る程度なら。もしかしたら顔見知りかもしれないですな。」 と言って。
それは後にしよう。今はウッドマンさんに会いに行く。
アーティ
うむ。
GM
じゃこちらですーと案内される。診察室っていうか、司祭様とお話しするメンタルケアルーム的な部屋でお話をしていたようで、しばらくすると出てきます。
ボーデル
ほーい。
ウッドマン
「おお、あなた方はなんです? 私に御用ですかな?」
ボーデル
ちょっと事情を説明して。
「申し訳ない、あなたをこんな目に合わせた事件についてお聞きしたいのです。思い出すのはつらいでしょうが、できれば何か覚えている事があればお話ししてはいただけないでしょうか。」
サンドロ
(天の声)「あなたのつらい部分は私がすべて焼却してあげましょう。」
ウッドマン
(サンドロPLを見ながら)「どこからか声が聞こえますが。ああまた私は頭が、頭が!?」
サンドロ
(キョトンとした表情で)???
GM
ここにいねーんだよおめーはよ(笑)。
サンドロ
──そうか! どっかから声が聞こえるって、俺の声の事だったのか!(一同爆笑)。
クロウ
そうだよ!!(笑)。
GM
何だと思ってたんだよ(笑)。
サンドロ
また気が狂ったからサニティだとか言おうと思ってた(爆笑)。
アーティ
お前の声だよ(爆笑)。
サンドロ
なるほどそうか、俺だったのか(笑)。
GM
お前が好き勝手したのにウッドマンがおかしいみたいに言いやがって、失礼な奴だ(一同爆笑)。
ボーデル
では、「気を強く持ってくだされー。」と言って。
GM
じゃあウッドマンはですね、つらそうに目を伏せながら──。
ウッドマン
「あの日、気が付くと見知らぬ場所におりました。木でできた部屋に転がされておりました。」
アーティ
木でできた部屋? ロッジ?
GM
バンガローとか、そんな立派なものじゃないけど、丸太小屋みたいな。
ウッドマン
「私の他に妻と子も一緒に転がされておりました。
たびたび、気持ち悪い怪物がやってきて、何度も血を抜かれました。」
アーティ
血を抜かれた?
ボーデル
知名度判定したいぐらいだけど、まだこのぐらいの情報じゃわかんないかな。
アーティ
「気持ち悪いっていうけど、なんか特徴的な形状はないの?」
GM
よくわかってないみたいだね。気も動転してたようですし。
ボーデル
まぁそうだろうな。
ウッドマン
「そうですね・・・人型でした。二足歩行はしてました。
そして、やがて私達は弱っていき、妻と子はし、しし死んだぁ!!」
GM
と叫んでですね、気が動転し始めます。
サンドロ
あなたはなんで助かったん──ああ! また天から声が!(一同爆笑)。
アーティ
じゃあ 「あなたは何故助かったのですか?」 と(笑)。
サンドロ
ありがとう(笑)。
GM
それには答えず、顔を伏せて嗚咽してるよ。
ウッドマン
「ああ~うっうぅ~。」
アーティ
おいサニティ、サニティ(笑)。
ボーデル
「つらかったでしょう、つらかったでしょう。」 と言ってポンポンポンっと背中を叩いて落ち着かせる。
GM
じゃあ少し落ち着く。しばらく泣いてるけども。
ボーデル
こういうのは根気強く待たないとね。
ウッドマン
「なんで私がこんな目に・・・・・・私達がこんな目に・・・・・・!」 って泣いてる。
ボーデル
「同じ様な被害者を増やさない為にも、その怪物を退治せねばなりません。貴方の教えていただける情報で被害者が1人でも減るかもしれません。できればなにか話をしてはいただけないでしょうか。」
GM
意地でもサニティは使わないんだな(一同爆笑)。
サンドロ
凄い(笑)。魔法には頼らずに言葉で解決する(笑)。
GM
じゃあ時間は掛かったけど、しばらくして落ちついてくるよ。
ウッドマン
「そうだな・・・。」 と言って話し始めるよ。
クロウ
がんばるね、ボーデル(笑)。
ウッドマン
「俺もその時は殺されるかと思ったんだが、しばらくすると死んだはずの妻と子が現れて、それに連れ出されたと思ったら、気が付いたら街道で旅人に介抱されていたんですよ。」
ボーデル
うーん・・・・・・血ぃ抜かれたって事は、バンパイア?
サンドロ
まだわかんない。まぁ予想だとバンパイアかな? レッサーになっちゃったけど、なんか頑張って助けちゃったよみたいなね。
ウッドマン
「思うにあれは、妻と子の霊だったんじゃないかと、私は思っている。」
アーティ
うーん。
クロウ
街道のどこで保護されたんだ?
GM
レイド-ベルダイン間で、レイドのすぐ近く。ただその辺の記憶は曖昧らしいよ。血も相当抜かれて朦朧としてたしね。
ただね、とにかく気が動転していたし、血も抜かれて意識も朦朧としていたから、その小屋にいた事とかその辺の記憶くらいで、しかもおぼろげにしか覚えてない。
サンドロ
どーやって血ぃ抜かれたかわかんねえかな。──駄目だ、俺が言っちゃだめだ(爆笑)。
ウッドマン
「うわーまた声がー!!」(一同笑う)。
ボーデル
ちなみにこの人、どこか外傷あった?
GM
そうだね、両腕に傷がついている。
ボーデル
両腕にどういう傷跡が?
GM
何箇所も傷がついてるね。
アーティ
まだ残ってるの?
GM
まあ、神官の治療で塞がってはいるけども。そうだね、マーファ神官が教えてくれたよ。「もう癒しましたけど。」って。
アーティ
どのような傷跡ですか? 斬ったような後とか、穿ったような後とか。
GM
抉ったような。何度も傷つけてそのまま放置していたせいで、雑菌とかも入ってかなり状態を悪くしていたので、具体的な傷跡はよくわからないけども、とにかく切りつけたような奇麗な傷じゃなく抉ったって感じらしい。
アーティ
噛み付いたのかなぁ。
GM
かもしれない。けど状態が悪くなってたからわかない。
ボーデル
本人の時間の感覚は曖昧だが、結構長い間、監禁されてたのかもしれない。
GM
本人が言うには一気にやられたんじゃなくて、じわじわと抜かれ続けてそのうち、妻と子は死んだって事を話すうち。
ウッドマン
「オォー、オォーイヨイヨイ、オォー。」
ボーデル
いいかげん掛けてやるか(一同笑う)。かわいそうだし。
サンドロ
しかし、掛けてやるかと言いつつ説得であった(一同笑う)。
マーファ神官も思うだろうな、「何でこの人、神官名乗ってるのにサニティ使わないんだろう?」 って(笑)。
GM
最近はやりの魔法の使えない神官かしら(笑)。
サンドロ
口だけ神官。
アーティ
サンドロ2号だか3号だかいたなあ(笑)。
ボーデル
あまり魔法の力で精神を矯正するのは良くないと思うので(笑)。
GM
なんか神官の鑑みたいな事言ってんな。
サンドロ
立派な事言ったよ(一同笑う)。
いいパーティじゃないか。神官の鑑、騎士の鑑。ねっ!?
GM
・・・・・・・・・そうだね(一同笑う)。残り2人は?
ボーデル
盗賊の鑑(笑)。
GM
それいいのか? タチ悪そうだぞ(笑)。
サンドロ
で、最後なんか魔術師が1人いて(一同笑う)。
アーティ
おい普通だな!(笑)。魔術に頼らない魔術師とかいろいろあるだろうが(笑)。
クロウ
普通だ(笑)。
サンドロ
魔術師の鑑は1番上に1人いるからな。
ボーデル
まぁな。
アーティ
おい俺だけどうするよ(笑)。
サンドロ
なんかこう、耳の長い鑑みたいな(一同爆笑)。
アーティ
耳か!(笑)。
GM
ハーフだから言うほど長くもねえぞ(一同笑う)。
サンドロ
Mr.中途半端とでも呼ぼうか(笑)。
アーティ
そこはしょうがない(笑)。
ボーデル
じゃあとても丁寧に 「あなたのおかげで犯人像を1つ掴む事ができました。どうもありがとうございます。」 と言って、サニティぐらい掛けといてやるか。まだ取り乱してるようなら掛けるけど。
GM
ああいいよ。なんか自力で泣き止みました。
ボーデル
あ、そうですか(笑)。
アーティ
掛けてやんないから~(笑)。
ボーデル
では娘さんと──。
クロウ
娘なの?
GM
息子がいいかな。
ボーデル
「息子さんと奥さんの冥福を祈っておりますぞ。」って言って祈りを捧げて。
ウッドマン
「司祭さま、ありがとうございます。」
クロウ
ちがうけどな、ブラキだけどな。
ボーデル
まあ、ブラキの祈りの仕方とか違うのかわからないけどね。
サンドロ
ブラキの祈り(笑)。
アーティ
カーン(笑)。
サンドロ
(ハンマーを掲げるしぐさ)妻と子に、安らかな眠りを。
アーティ
カーンカーン(一同笑う)。
ボーデル
ちょっと違うと思う(笑)。
GM
寝た子も起きるぞ(一同爆笑)。
レイドの街マーファ神殿
アーティ
じゃあ次は途中にいた奴だ。
ボーデル
とりあえずそうだね、なんか病んでる人のところに行こう。
GM
行くぶんには会わせていただけます。
ボーデル
じゃあ一応ツラを見てみる。知らないと思うけど(笑)。
GM
もうね、ごっそりやつれ果てちゃってるんですが、知らない人ですね。やつれてるから何とも言えないけど、40歳は越してそうな感じで、頭髪とかは真っ白になっちゃってて、ヒゲも生やしてますけど全部真っ白ですね。
そんな風貌のおっさんが拘束具みたいな服で腕を胸の下の所で縛りつけられてて、ビチビチギッタンバッタン暴れてる。
サンドロ
はいはいはい。
アーティ
近寄りたくねーなー。
GM
叫び声も上げてる。
サンドロ
上から水たらしてやろうぜ(笑)。
ボーデル
近くの人に 「この人は何か身分が分かりそうな物を持ってましたかな?」 と言って。
マーファ神官
「それがですね、よくわからないんですよ。とりあえず、保護した際に身に着けていたものはこれです。」
GM
と言って、泥と血に塗れたローブを。
ボーデル
「ローブですか。」
マーファ神官
「これ以外は身一つです。」
GM
あとは靴とかもあるけど、普通の靴な。
アーティ
ローブってさぁ、一般人ってそう着る?
GM
一般人は着ないでしょうね。
アーティ
着ないよね。
ボーデル
だからまぁ、この人は魔術師か?
とりあえず服の方になんか特徴がないか調べてみたりとかしてみるけど、特に何も変哲もないか?
GM
特徴ねぇ・・・・・・例えば賢者の学院の印があるとかそういうのはないです、ただのローブ。
ただそうだね、判定もいらない。斬られた跡がある。
ボーデル
斬られたあとがある、なるほど。
GM
ローブの切れ目と、付着した血痕が大体同じ位置だから、多分この血はこいつの血なんじゃないかなーっていう風には思った。
ボーデル
ちなみにどの辺が斬られてるの? 背中から斬られてるとか。
GM
ま、いろんな所だな。逆にいうと深く斬られたような痕はない。
ボーデル
じゃ衣はかなりボロボロな訳ね。
GM
そうです。
アーティ
じゃここに収容された時にはその傷はあったの?
GM
あったって事だね。
クロウ
全身から切り傷か。
病んだおっさん
「ヒャーネーネネネネーネー! ネーネーネーネーイヤーネー!!」
サンドロ
(往復ビンタ)ビシャビシャビシャビシャ(一同笑う)。
病んだおっさん
「ネーネーガボォ!!」(笑)。
アーティ
「じゃあマーファの神官さんよ、魔法を使いたいんだがいいかいの?」
マーファ神官
「魔法によります。」
サンドロ
魔法によります?(笑)。そりゃそうだよな(笑)。
アーティ
センス・マジックとセンス・オーラ。
マーファ神官
「駄目だ!! フォース!!」(笑)。
クロウ
フォースなの?(笑)。
アーティ
フォ、フォース!? なんでそんなの食らったの俺(一同笑う)。ルーン・ロープ!!(笑)。
マーファ神官
ルーン・ロープされても口は動く!! フォース!!(笑)。
アーティ
しまったぁ(笑)。
GM
まあ構わないよ(笑)。
アーティ
じゃセンス・マジックからね。あ、カッツェから。ほいっ(コロコロ)うん、成功。反応は?
GM
えっと左手の中指の指輪が反応した。
クロウ
ま、魔術師?
サンドロ
(抜き取る仕草)。
マーファ神官
「ど、泥棒!!」パァーン!!(笑)。
ボーデル
っていう事はこの人はもともとソーサラーだった可能性が高い。
アーティ
いちおう見るよ、これは。
GM
普通の発動体の指輪です。
アーティ
そこまでわかるのかな? まぁいいや。じゃ次はセンス・オーラね。(コロコロ)うん成功。両方ともカッツェからね(笑)。
カッツェ
「センス・オー・・・ガボォ!!」(一同笑う)。
クロウ
カッツェさん!(笑)。
カッツェ
「ご、ご主人、これ以上は、これ以上は・・・」(笑)。
アーティ
まだ2点残ってる(笑)。
GM
え?
アーティ
まだ2点残ってる、3点しか使ってないから(一同笑う)。気絶するけどな(笑)。
GM
えっとね、精神の精霊力がメチャメチャになってるね。
アーティ
それ以外はない? 精神のみ?
GM
特に精神の精霊力もどれかが突出してるとかじゃなくて、なんか精霊力がパニックをおこしてる感じ。
ボーデル
ちなみにサニティは試してみたのかな?
GM
サニティは試しました。けど効かなかったそうです。
アーティ
達成値。
クロウ
が高いのかもしれないね。
アーティ
これ呪いのたぐいってわかんねぇのかな?
GM
あ、センス・マジックで分かるかな。呪いではないと思った。
アーティ
うーん。サニティの達成値かもよ。
ボーデル
達成値かも知れないっていうんなら、サニティ掛けてみようか。
マーファ神官
「ちょっと、困りますね!」
GM
っとマーファ神官が眼鏡をクイッと。
マーファ神官
「私達の力をお伺いですか?」(一同笑う)。
ボーデル
いやいやいや(笑)。
アーティ
じゃディスペル・マジック(笑)。
サンドロ
ひっこんでろ、コノヤロー(笑)。
クロウ
掛けるだけ掛けてみるか。
ボーデル
まぁ掛けてみる価値はあるからね。じゃあ<サニティ>を掛ける許可をいただきたい(笑)。
GM
かなり不機嫌だけどね。
マーファ神官
「あなたがどれだけの高名な司祭の方か存じ上げませんが、リザレクションくらいできるんでしょうね?」
ボーデル
それは無理だな(笑)。
マーファ神官
「私もできませんけど。」(一同笑う)。
アーティ
どうする拡大する?
ボーデル
拡大するよ。フル拡大するけど・・・・・・4倍掛けまで? じゃあ4消費して(コロコロ)6ゾロ!?
GM
6ゾロじゃん・・・しかし! なんともならない。
病んだおっさん
「ネーネネ、ネーネーネー!!」
サンドロ
(平手打ち)バン!! バン!! バン!!
病んだおっさん
「ネ゛ッ!! ネ゛ッ!! ネ゛ッ!!」(笑)。
GM
えーとですね、特別な魔力は感じなかった。ただ精神がピヨピヨしてる。
ボーデル
ピヨピヨしてる(笑)。どうやって治すか治し方がわからない。
サンドロ
もう脳みそそのものがイッちゃってるんだからしょうがないよ。
ボーデル
意味が無い達成値拡大だった!!(笑)。
アーティ
いやでもはっきりしたじゃん。
クロウ
そうだよ、6ゾロでも治らないんだよ。
アーティ
なんだろう、いや普通にイッちゃってるだけか?
ボーデル
普通にイッちゃってる人ってサニティで治るの?(笑)。
GM
治んないんじゃない? もともとおかしいわけだから。
サンドロ
じゃ逆にもうちょっと狂わせてみようぜ。毒が裏返った!! みたいな(笑)。
GM
それだったら名も無き狂気の神じゃないと(笑)。
ボーデル
この人はSUN値が0になっちゃったって事で。
GM
ああ、そんな感じの雰囲気だね。ちょっとゲームが違うけど。
サンドロ
じゃー・・・おてあげ。
アーティ
うん、ここはちょっと無理かね。
ボーデル
とりあえず、元魔術師ですから、どっかの賢者の学院の所属だった可能性はある。
アーティ
クロウ、似顔絵描いて。魔術師ギルド行って、この人所属してないか調べよう。
クロウ
シーフ+器用度だっけ?(コロコロ)9だから18。
ボーデル
凄ぇ良く描けたと思う。
GM
なかなかリアルに描けたよ。かなり衝撃的な1シーンを切り取ってるからね(笑)。
サンドロ
芸術みたいなってる(笑)。
ボーデル
じゃあ「似顔絵を写すこと事ができたので、ちょっとこの人の身元をあたってみます。」
探偵みたいになってきたな俺等(笑)。
GM
それはマーファ神殿の方もお願いしまーすとなるよ。この人、身柄引き取ってくれる人もいなくて、どうにもなってなかったんで。
アーティ
俺等も引き取りたくねぇもんな(笑)。
ボーデル
じゃとりあえずラーハルトさんに、「んん、貴重な話が聞けました。後は帰ってきた商売人のなんたらさんのとこへ行きましょう。」
GM
名前はレールド。
クロウ
レールド、書いとこう。
ボーデル
レールドさんでしたなと言って。なんかやな予感が頭の中によぎるボーデル(笑)。
レイドの街レールドの商店
ラーハルト
「レールドさんの宅はこちらですね。」
GM
と言って案内してくれますよ。
ボーデル
ズッズッズッズッズッズッ、行ってみた。
GM
じゃあ行くと、店の窓とかいろんな所に『差し押さえ』って札が貼られた武器屋がある(一同笑う)。
ボーデル
うわぁー(笑)。
サンドロ
赤い札が貼られてんのか(笑)。
GM
なんとマジック・アイテム取り扱い店ですね。
一同
えぇ? おお! すげえ!
ボーデル
じゃあドンドンって叩いてみる。
アーティ
「はよー払わんかーい!!」 ゴンゴン!!(笑)。
ボーデル
「ひー借金取りー!?」 とか言われない?(笑)。
GM
中から、「スイマセンスイマセン!」って言う声が(笑)。
ボーデル
いやいやいやいやサニティ(一同爆笑)。
アーティ
ここでは普通に使うんだ(笑)。
GM
じゃあ掛かった(笑)。
レールドの妻
「はぁ~・・・・・・何でしょうか?」
ボーデル
「落ち着いて下さい。我々は借金取りではありません。」
レールドの妻
「えぇ? 驚かさないで下さいよ。」
ボーデル
ちなみに奥さんっぽい?
GM
そうだね、奥さんにしとこうか。
ボーデル
じゃあ奥さんに、「あなたの旦那さんが失踪した事についてちょっとお話を聞きたいんですが。」と言って、失踪事件について尋ねる。
GM
そうすると本人がでてきますが・・・。
ボーデル
あれー、やっぱり知ってる?
GM
はい。あの人です。
レールド
「おぉ!! あなたは私の恩人!!」
ボーデル
じゃあ、とりあえずおぉーと言って、「やはりあなたでしたか、名前を聞いた時、もしかしてと思ったんですが。」
レールド
「いやー、その節はどうもありがとうございました。」
GM
と、深々と頭を下げる。
サンドロ
言ってやれよ、「立派なお店ですね、ハハ!」って。
アーティ
言えねー(苦笑)。
ボーデル
痛々しすぎて言えない。
アーティ
もうなんも品物無いのか?
GM
いや、一応いくつか品はあるけど、売れそうな品はないですね。それ全部、差し押さえ状態になってる。
レールド
「お恥ずかしい話ですが、この様な有り様でして、お借りしていたあのお金も返せそうにはございません。」
ボーデル
「いや、それはよい。そういえばお前さんがファントムにとり憑かれた時の話を聞いておらんかったな。」と言って(笑)。
「最近お前さんが失踪してからこの町では失踪人が相次いでるらしい。その辺の話を聞かせてはくれないかい。」
レールド
「それなんですが、私の記憶は、1年半くらい前にロマールに仕入れに出かけて、それっきりです。」
ボーデル
じゃあこの人、関係なさそうだね(笑)。
サンドロ
なんも関係なさそうだね、こいつだけ。
ボーデル
ちなみに、そうだね、借金って凄い額なのか? 魔法の店が差し押さえになるくらいだから(笑)。
GM
失踪した1年半の間ですね、残された家族によって店はやりくりされてたんですけど、当然商売のノウハウがないのと、パートナーとの繋がりも無くなってる状態なので、その状態で店を切り盛りした結果、多額の借金を抱えて潰れかけていると。
サンドロ
もう潰れてんだろ。
GM
・・・まあ、差し押さえされてるから潰れてるのか。借金の額がいくらってのは決めてないけど、相当な額です。
アーティ
まぁ、取り扱いがマジック・アイテムだもんなあ。
レールド
「以前の取引相手も私のこの現状では、ギルドの許可が下りずに取引はできないと言っておられまして、もうお手上げ状態です。」
GM
このまま店を畳んで丁稚奉公にでもでるしかないかなぁといった雰囲気ですね。一家離散して。
レールド妻
「あなた、せっかく帰ってきてくれたのに。」
サンドロ
ねぇねぇ、おまえ等マッコイに口利いてやれば? 「ちょっとこいつを雇え」って。
クロウ
うん。トムに口利いてあげるか。
ボーデル
一応トムへの紹介状を書いてやるか、あいつの宿泊先は知ってるでしょ?
GM
知ってますね。
ボーデル
じゃーそうだね、トムの方には
『見所がなければどうでもいいが、少しでも使えそうだったら使ってやってくれ。』
的な紹介状を書いて、
「これを持ってここに滞在している商売人トム・マッコイを訪ねるがいい。お前さんに見所があればきっと力になってくれるだろう。」と言って。
サンドロ
見所があればな。
ボーデル
わかんないよ。この人マジック・アイテムの商売人なんてやってたんだから、意外とマーチャント6~7あったりして(笑)。
アーティ
高額な商品だからねぇ。
ボーデル
結構でかい取引をやってた商売人だから、今でこそこんな状態だけど、意外と凄いのかもしれない。
GM
じゃあそうするとまた君に平に平に頭を下げる。
レールド
「何から何まで。ボーデルさん、ありがとうございます!」
ボーデル
わしゃ、きっかけを作っとるだけじゃ。
アーティ
黄門様だと思うんだけど(一同笑う)。
レールド
「街でいろいろ起こってるらしいですけど、それに関しては特に何も。」
ボーデル
まぁ情報がないからなぁ。
レールド
「ロマールは酷い街です。」(一同笑う)。
サンドロ
もう行きたくありません(笑)。
クロウ
そうだね、ボコボコにされるしね(笑)。
ボーデル
まぁ運が悪かったとしか言い様がないね(笑)。
GM
ラーハルトはちょっと混乱しているけどね。
ラーハルト
「あなた方はこの方をご存知で? いったいどのようなご関係で?」
ボーデル
ちょっと事情を説明する。まぁたぶん人はさっきの事件とは関係ないじゃろうと言って。という事でロマールでの話をする。
ラーハルト
「そうですね、この方だけ失踪した時期も他とは違うようですし。」
GM
ではレールドは急ぎ、白熊亭の方に行きますわ。
サンドロ
やった、やった、やっと俺が出てくる。
GM
ああ、そろそろ合流してもいいよ。じゃあ向こうから、パカラッパカラッパカラッと。
ボーデル
よくこの場所がわかったなと思いながら、奴の嗅覚が恐ろしい。
サンドロ
マーファ神殿に行ってみて、そしたらもうこっちに移動してる話を聞いたと。
「ハハッ、行ってみたけどアポがねぇって断られた。」(一同爆笑)。
クロウ
切ない(笑)。
アーティ
つかえねぇ(笑)。
GM
そうするとラーハルトが。
ラーハルト
「傭兵ギルドのトップとの面会ですか? でしたら、私が言えば話を通してもらえますが。」
アーティ
早く言えよぉ(笑)。
GM
聞かれてねぇし(笑)。
ボーデル
よっぽど有能なんだろうね、彼。
サンドロ
「はい、じゃあ明日お願いします・・・。」
ボーデル
明日か。
ラーハルト
「多分、明日でも大丈夫だと思いますよ。その2、3日後というのはあなた方の身辺を調べる為の時間だと思います。」
サンドロ
「なるほど、わかりました。じゃあ今から戻ってラヴェルナ様に報告します、明日になりましたと。じゃ皆、また!」 パカラッ、パカラッ、パカラッ(一同笑う)。
アーティ
街中で馬を乗り回すな(笑)。
ボーデル
ほんとだね。