sea life 01-03
Meeresfauna T/Merculiano 1898
243×159mm
from Meyers lexikon, 1902 ( lithograph)

マイヤース百科事典の一葉。
この脚に紫やオレンジのきれいなプツプツのついたクラゲはなんだろう?
「失われた時をもとめて」の「何も深く
知らなかったあいだは、バルベックの海岸で見かけるくらげが、ただ気味悪いだけであった。しかし、ミシュレのように、博物学や美学の見地からくらげを眺めることを知るようになると、それがまるで青空にくだけちる噴水のように、なんともいえない美しさに見えた。透明なビロードの花びらをそなえて、くらげは、まるでモーヴ色の海の蘭ではないか。」って、そのまんま博物画によってクラゲやイソギンチャクが美の対称になっちゃう視覚の転換の報告だよな。(オペラ劇場の観客席で扇をゆらす女たちをイソギンチャクに喩える箇所があったけ?なかったけ?)

ほかにカツオノカンムリ、カツオノエボシ、
アオイガイ(カイダコ)など描かれてます。カツオノカンムリっておもしろいよね。



next/home
2000-2003 (C) Blue Calico