<ワンコのアンニュイな日> アンニュイ。。。フランス語で始まる「ワンコの気持ち」って??? ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ボクはこのお家へ来て、もう八年になります。ちっちゃい頃は、リビングにいましたけど、いまは玄関で暮らしています。 八歳になったボクは、いつのまにか坊やはもちろん、パパやママの歳さえ追い越して、最近は老いを感じることが多くなりました。あれほど簡単に登れた神社の階段も、「あれ!?」と思うぐらい疲れを感じてしまう。「盛りを過ぎたんだろうな〜」とため息ばかり。解決の方法の無い不安な気分。ボクの犬生って、これでよかったんだろうか?野山を翔け、クリークを辿り、獲物を追い、棲家へ凱旋する夢を若いころよく見たけど。。。最近はとんとご無沙汰だったよな。坊やが小さい頃にパパと河原で、追いかけた円盤も面白かったけど。。。あれじゃないんだよな〜ほんとに欲しかったのは! 公園にママと散歩に行った時、まだ大人になってなかったボクは皆と仲良くなるために「素敵な匂い」がするものを見つけて、ごろごろして身体に苦労して付けたのに、目から火が出るくらいママに叱られたっけ。。。 意味わかんないよな〜今でも。 とにかく死ぬほどシャンプーされて、口のなかまで泡が入っちゃったもの。辛かったよな〜 あれいらいお風呂大嫌いだし。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ アンニュイ・けだるい。。。気分。 使役犬で作出された犬が、コンパニオンドックとして一般家庭で過ごす。そのことに矛盾を感じるのは私だけでしょうか? 犬自身も何かを感じているのでしょうか?本犬でないと、ほんとのことはわからないのですが、立派な大型使役犬を街角で見かけるたびに、そんなことを考えてしまいます。各種の使役を行うことができる優秀な犬たち、私の愛犬であるラブラドールも大きく分けて二つの理想体型があります。ショーにエントリーするために、胸厚く、全体の構成が品良く優雅なラインをもっているタイプ、もうひとつはフィールドタイプとよばれている、やや足付や角度が前者とは異なり、身軽そうな印象を受けるサイドビューをもった犬たちです。とうぜん中間タイプも存在して、どちらのタイプにしろ優秀な犬の判定は、経験豊富なご専門の方にあおがねばなりませんが、私たちのまわりで見かけるのは大多数を占める「中間タイプ」でしょう。そんなショータイプでもない、フィールドタイプでもない、しいて言うなれば「ペットタイプ」の犬たちも、リビングでおりこうさんしているより、「猟&漁」のお手伝いや、野山を翔け回れた方が幸せなんだろうな〜と、考えてしまうのです。実際問題として、そんなことは不可能なのですから、使役犬には「俺っちは、ご主人さまの仕事を助けてるぜ。毎日褒められまくりだ!」という気分だけでも、あげたいなと思ってしまいます。べろーんと舌をだし、ハァハァとヨダレを流し、「俺っちは、あんたを信じてますぜ」というような顔をしている愛犬を見ていると、アンニュイな気分になってしまう時もあります。愛犬のしたいことや、ほんとうに要求していることを考えだしたら、なんとなく気分が滅入りますよね〜 深く考えない方がお互いのためかも。。。デス。 いままで私は洋犬ばかりでしたが、最近は日本犬に興味が出てきました。それも、今は亡き「伝説の名犬たち」にです。 日本の名犬といえば、「忠犬ハチ」を想像される方が多いと思いますが、そんなビックネームではなくて、私が惹かれたのは山村の生活に溶け込んだ隠れた名犬たちです。鹿を追い、猪や熊を追い詰め、主人の生活を共に支えた家族そのものの生活ぶりを知り、そのあまりにもひたむきな生きざまに感動しました。街の景色も変わったように、野山もさま変わりした昨今では、祖先たちのような働きをする機会もあまりないでしょうが、一部の日本犬ではいまだに「野生の血統」を色濃く残した風貌をしています。そのなかに夢に出るくらい欲しい犬がいますが、この項の前ふりのごとく、私の生活リズムがその犬を満足させないのがわかっているだけに決断できずにいます。山奥に引越しして、仕事を変わり、彼らの走りにおいていかれない体力をつけて、からでないと無理でしょうね。体力か〜トホホ。 次回の項は、「日本犬の魅力」についての独り言を書かせてください。飼えないストレスから益々、意味の無い乱文になるはずですので、予め御詫び致します。お許しくださいませね! と、いうことで次回は「日本犬の気持ち」でお会いいたしましょう。。。では。 |