<我が子の性格判断・・・その一>

さて、今回は愛犬の性格を判断して、よりいっそうのコミニケーシヨンアップをしていただこう編です。

犬の性格(気質)は、犬種や両親からの遺伝的要因と、飼育環境等の後天的な影響によって影響を受けると言われています。たしかに犬種によっては、飼い主が驚くような行動をとる場合もあります。私の愛犬のレトリバーは、生後6ヶ月頃には何も教えなくても、自分でリードをくわえてお散歩をするようになりました。獲物をくわえて運ぶ使役をすることから付いた名前のとおり、彼はボールや棒をくわえ運ぶことに夢中でした。DNAに記憶された細胞の情報(ハード)とはべつに、気質(ソフト)までが遺伝していることに不思議な思いをしたことをおぼえています。

Mダックスには、原種に近いスムース、他犬種との交雑から生まれたロングとワイヤーがいますが、性格(気質)について毛種別に書籍などで基本的な気質は紹介されています。なるほど!と、理解できることが大半ですが、「はて?」と、?マークが出てしまう部分もあります。それはこんな一節です。「仔犬を選ぶときには、必ず親犬の性格を見て性格を判断してから決めましょう・・・」と、書かれていることがあります。このハウツー本のように実行し、仔犬を選べるチャンスが実際あるでしょうか? わが国は欧米とは違って、購入先ナンバーワンのペットショップさんにはまだ生体がいる販売形態です。仔犬との出会いはア○フル状態がほとんどではないでしょうか。それにブリーダーさんも、さらなる犬質向上のためには外で交配するかもしれませんし、欲しい犬種・毛色が常にいるわけでもありません。これから犬を飼おうとする方が、その子の両親を確認して決めることは稀なことなのです。残念ですが今の日本のシステムでは買い手側が自分で判断しなければならないのが現実です。

どのような経緯であっても、我が家にやってきた仔犬は大切な家族です。その子と上手くコミニケーシヨンアップすることはお互いの関係に「潤い」をもたらします。<我が子の性格判断・・・その二>の30質問で、その子のすべてが判断できるわけではありませんが犬の心を知るカギにはなると思います。犬種・性別・年齢等で、基本気質も違ってきますから、ここでは「Mダックス・ロングヘヤード・オス・一才〜五才」の考察に限定してみます。バセロンくんは、バッチリあてはまってますからお楽しみに〜(笑) ただし、あくまでも基本気質ですから結果は「うらない」程度と思ってくださいね。

<次回、付録号の使用上のご注意と取り扱いの方法> 「ワンコの気持」生活向上委員会 代表カルーセル・ユウ

1.30問すべてにまじめに答えてね! 途中でやめたら吠えちゃうよ。
2.質問は男の子用です。女の子やどっちでもない子はやっちやダメだよ。
3.僕たちがトイレを失敗した後とか、お食事前の興奮状態の時は避けてね。(結果が狂う場合があるよ〜ん)
4.貴方が、僕たちワンコ族をメチャ・メチャ愛してることが条件だよ。
5.ワンコにマジックで「まゆ毛」を書くような悪い人はしないでね。(いじわるな人は嫌いだよ)
6.じーっと、貴方の僕たちを見つめながら「よしよし」と言ってからしてね。
7.ヒート中や、いけてる女の子が近くにいる場合には無理でちゅ。
8.貴方のお家で、僕たちがリーダーと信頼してる人が回答してください。

「バウリンガル」が、日本の優れた発明品として世界で絶賛されたようです。的中率はどうであっても一台は試しに買ってみたい気分になってきました(好奇心がうずくよん)。おもちゃの世界はともかく、いずれあまり遠くない未来には、完璧な犬とのコミニケーシヨングッズが開発されるかもしれませんね。今は「ワンワン」「キャンキャン」「クンクン」ですが、「お散歩連れてって!」とか、「おしっこー出ちゃう」「ゲージから出してよ」なんて、話すようになったら嬉しいような、恐いような気がしますね。個人的には現在の「不確か」の方が良いような・・・
犬とお散歩途中の道路について改善計画の討論したり、おやつの種類について口喧嘩なんかしたくないし、わからない方か平和かもしれません。

と、言いつつ次回に続く。

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