TOPICS CORNER 製作担当 河井 継之介

トピックス13号 01/10/07発行

『これから6ヵ月にかけて何が起こるであろうか』

世界経済はグローバル化されています。 グローバル化とはご存知のように、モノやサービス、人の移動が国境を越えて自由に行われるという大前提の上に成り立つ話であり、今回のテロでその大前提が崩れたようである。特に製造業では世界最調達という言葉どおり世界中で一番安いところで仕入れて、世界中で一番効率的に作れるところで作って、世界中で一番高く売れるところで売るというやり方がもてはやされたり、トヨタのカンバン方式のように、極端に在庫を減らして効率的な物流でコストを下げるというやり方が全世界に採用されてきた。 これらの経営手法が世界戦争と交通の安全に対する疑問符から大きな試練を迎えています。 さて、我が国ですが9月末の日経平均株価は1万円を割り込み、3月末と比較してみると25%の下落。その上この中間決算から時価会計が導入されるのに伴い、東京三菱銀行以下銀行は軒並み赤字決算になるようである。 さらに生保も相当大きな損失が生じ、1997年に次いで再び激しい金融パニックに襲われそうな気配。政府には抜本策はなく、まだ銀行経営は安全と言ったりでどうするかの具体策もない。 今や日本だけではなく金融パニック直前の状況はアメリカ、ヨーロッパ、アジア等全世界に及んでいる。テロの影響はあっちこっちに及び具体的に企業の経営を吹き飛ばしながら全世界に拡大している。現在の激しい変化からみてもこれからの半年はかなりの暴風圏に入りそうである。 危機管理、自己財産の防衛が益々必要であろう。この半年という超短期でみてみると、まずキャッシュ・ポジションを高め、大きな投資は先が見えるまでしない。サバイバルと状況判断を最優先とする。 これも言い古されたことではあるが定期預金を持っている輩は普通預金に換え、金融のシステムダウンに備えて、当座必要な現金は金庫に確保すべきである。 株や社債は色々な説があるが健全策としては当面全部売ってしまうのが常套手段であろう。 買うのはゴールドなどの貴金属だけ。この半年間に大きな破壊がくればその後には世界中が今度はハイパーインフレになる危険性がある。 その時の備えをある程度しておいた方がよさそうである。これには種々の説があるが一応最低限度の準備だけはしておいても損はないであろう。 食糧や安全の確保はとりわけ非常事態においては重要である。 それと忘れてならないのはこのような暗中模索の時代は定期的に自分を反省する時間を持つこと。自分はこれで良いのかのチェックに怠りのないように、社員・同僚・友人とのチームワークを確認しあうこと。そのためには週一回でもメールマガジンを書いては送りそれらを読みながら確認しあうことも意義があろう。 インフレになったら友達・仲間が全てである。インフレになったら良い商品から先に市場から消えるいくらカネがあっても購入ルートがないと手には入らない。 そのためにも「自分が存在し生き延びれるためにはまず人のために何が施されるか」、我が我がでは必ず見捨てられる。「誰かの役に立って始めて自分の存在が許される」このことを忘れた行動は無にしか繋がらない。いよいよ、一人一人の覚悟と中身が試される時期に入ってきた模様である。「人があって我がある」、「我があって人がある」のではない。「他者肯定、自者肯定」の精神を行動にメールマガジンに表し結束を固める時であろう。 生き残りのための心得集(浅井隆語録から)