トピックス116号 04/07/30発行

生き残りの鉄則は巨大トレンドの転換点を読むこと

いよいよ巨大トレンドの大転換点が再びやってきた。
2004年春、日経平均株価がついに12000円を超えた。
2003年4月に7600円というバブル崩壊後の最安値を記録してから58%もの上昇である。
これは、いよいよ「デフレ」が終了し、「インフレ」という全く別のトレンドに移行しつつあることを意味している。
日本は14年もの間、デフレに痛みつけられ、今では多くの人が「もう物価など上がらない。時間が経てば物価は下がるものだ」 という感覚を持つに至った。
それが再び覆されるほどの大きなトレンドの大転換が始まっている、と言ってよい。
今回の大きなトレンドの逆回転は、かってバブル崩壊のきっかけとなった 1990年2月中旬に始まる株価暴落と同じくらいのインパクトを持つであろう。
これまでの14年もの間、日本においてはデフレが強力だった分、逆に潜在的なインフレ圧力が高まっているといってよいかもしれない。
日銀も量的緩和と称して、膨大な量の紙幣をばらまいている。
一般庶民の感覚では「どこにそんなお金があるのだろう」という思いだろうが、マネーの流通市場である銀行市場などには大量のお金を投入してきたのだ。
つまり、すでに市場にはお金がだぶついているのだ。
たとえて言えば、部屋にはガソリンが充満していてあとは誰がマッチを擦るか、という状況である。
おそらくいまはマッチの棒を振り上げた瞬間くらいだろう。
いったん火が点けば制御できないほどのインフレになる可能性すらある。
別な例えで言えば、振り子である。
振り子は反対方向に極度に振れると必ず戻ってくる。
いまは振り子が最大限に振れて戻り始めた瞬間、といえばイメージしていただけるだろうか。
いよいよデフレからインフレへの巨大な転換点が近づいているわけだが、 もちろん100%必ずそうなるというわけではない。
何事においても「100%こうなる」という思い込みもまた危険なのだ。
おそらく80%くらいの確率だろう。
ただ、これから5年ほどたって振り返った時、今が「あぁ、あの時がインフレの始まりだったんだな」 と思えるような巨大なターニングポイントに差し掛かっている、と予感している。
このようなトレンドの転換点そのものを事前に予測するのは非常に難しいことである。
ただ、重要なのはトレンドの変化に対してどう手を打つのか、ということだ。
おそらく、10年以上も続くデフレに対してきちんと対策を打っていない人が半数近くいるのではなかろうか。
そのような人は、たまたま運がよくて生き残ってきたに過ぎない。
一方、バブル崩壊から厳しいデフレへと続く時代の流れにいち早く気づき手を打った人にとっては、 逆に大きなチャンスであった。
今回もまた同じである。
トレンドが逆回転を起こそうとしているのであれば、なるべく早くそれを察知し、「はたして次に何が起きるのか?」 という本質を見抜いた人にとってはやはり大チャンスになるに違いない。
大きなトレンドを読むということが、生き残りにとって最も基本的かつ重要なポイントなのだ。
上記は浅井 隆氏からのメッセージを掲載したものです。


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