TOPICS CORNER 製作担当 河井 継之介

トピックス133号 05/05/19発行

海外ファンドは目的意識を持って購入を検討すべき

海外ファンド(Man社、Quadriga社、AIMF等。以下海外ファンドという)の購入に際しては、「何のために」という目的意識を持って購入して欲しい。
「国家破産から身を守るために」購入を検討するのだが、破産の恐怖から慌てて購入するのでなく、 自分をとりまく人生設計を構築した上で、適切な行動を取るべきでしょう。
海外ファンドの購入は最低でも3年、できれば10年は放っておくことのできる資産を使って行う長期の運用である。
これからの3年〜10年、そしてその後の人生について計画を立ててから投資をすることをお勧めします。
自分と家族全員の年齢を軸に、予定や希望、目標年収、そのための能力向上策を書き込む。
こうすることで、何年後にいくらのお金が必要になるかが整理され、 その期間に合わせた投資と共に能力向上への向上心も芽を吹くというものだ。
ライフプランの中で1年後に子供のための進学用の教育費が必要ならば、「スーパーファンドC」 等の海外ファンドではなく、円預金などが適切。
子供の成長、進学なども考慮した住宅購入計画などは、長いスパンでとらえておく必要がある。
もう一つ注意したいのが、ロイヤル資産クラブが紹介している海外ファンドは、 基本的に一度購入したら細かな値動きに一喜一憂せず、長期間放っておいたら資産が増えていることが期待できる商品。
反面、細かな現金の引き出しには向いていない。
急な解約に対しても思いのほか時間がかかってしまうことが往々にしてある。
生活資金のために数ヶ月ごとに現金を引き出す(部分解約)必要がある方や、 突然の流動化(現金化しやすさ)を求める方には不適当である。
そのためにも、投資をされる前に保有している全ての資産 (半年以内に現金化できない不動産は資産に入れぬこと)を整理しよう。
その中から「投資可能金額」を抜き出す。
そのために、今後の収入に応じて手持ち資金を次のように分類すると良いでしょう。
@生活に必要な資金
Aここ数ヶ月〜2年程の間で必要となる資金
B当面使う予定はなく、今後のために殖やしたい資金。
Bに相当する額が海外ファンドへの投資に適切な資金となる。
次に投資可能金額が決まれば、どのように投資をすれば良いかになる。
投資可能金額を4区分に分けて展開してみよう。
T、運用資産1000万円の積極リターン追求型
まず「AIMF-W」で、設立してまだ2年強のオルタナティブ・インベスターズ社が2005年3月1日に設定した新しいファンド
このファンドの魅力は、システム運用での7年半(商品化される前の試験段階)の実績によると年平均利回りは「スーパファンドケイマン」 と同レベルでありながらも、リスクは約3分の2に抑えられているところ。
最低投資金額も3万米ドルからだから「スーパファンドC」よりも投資しやすい。
反対に覚悟しなければならないのは、ファンドとして商品化されてからの運用実績がないこと。
またこのファンドを開発したオルタナティブ・インベスターズ社の副社長の矢野氏に万が一のことがあった場合、ファンドも解散に追い込まれる可能性が極めて高いこと。
「AIMF-W」と合わせて投資対象に押すのがクワドリガ社の「スーパーファンドB」(1万米ドル・ユーロから)。
これは2005年3月末にクローズ(今後の投資購入は不可。運用は継続して行われている)した「GCT」に替わるファンドで、 「GCT」と同じ運用戦略をとっている。
但し、運用会社がとる成功報酬が「GCT」よりも高いので、その分若干リターンは下がると考えられる。
最後に「ADP」(3万米ドルから購入)。
世界最大の上場ヘッジファンド会社で信頼性も高いマン社のファンドで、マン社の中でも最も期待リターンが高い「ADP」を組み込む。
このモデルに分散投資すると、5年後の想定される資産は確率統計学上起こりうるほぼ最低のケースでも3倍を超えるとシュミレーションされる。
U、運用資産1000万円のバランス安定重視型
マン社の「ADP」とオルタナティブ・インベスターズ社「AIMF-S」で高い収益を狙い、マン社の「MMS-EUR」に安定性を求めるバランス型。
「AIMF-S」は「AIMF-W」の2分の1のリターンとリスクを想定しているファンドであり、「ADP」よりも想定リターンは高く、リスクは低いのが魅力。
このモデルに分散投資すると、5年後に想定される資産は確率統計学上起こりうるほぼ最低のケースでも1.6倍を超えるとシュミレーションされる。
V、運用資産3000万円の積極リターン追求型
「スーパーファンドC」と、「スーパーファンドC」よりもブレの少ないオルタナティブ・インベスターズ社の「AIMF-W」と マン社の「ADP」に分散するパターン。
このモデルに分散投資すると、5年後に想定される資産は確率統計学上起こりうるほぼ最低のケースでも3倍を超えるとシュミレーションされる。
W、運用資産3000万円のバランス安定重視型
このパターンは6つのファンドに分散投資する。
リターン期待の側面は投資金額の55%を「ADP」、「AIMF-S」、そして「スーパーファンドB」に。
安定期待の側面は「MAS(Man Arbitrage Strategiesの略)-1(マリン)」と「MMS-EUR(CH)」に求める。
通貨分散の観点からも米ドル、ユーロ、NZドルに6:3:1にする方が良いだろう。
安定性を重視するために、「MAS-1(マリン)」は確実にサヤを狙う裁定運用戦略で、 基本的に安定性には優れている。
「NZドル建て元本確保型」(申込開始)は通貨分散を求めるには適していると思われる。
このモデルに分散投資すると、5年後に想定される資産は確率統計学上起こりうるほぼ最低のケースでも1.6倍を超えるとシュミレーションされる。
最後に、シュミレーションの元になる数字は実績をベースとし、実績が取れないものは、いくつかの情報をベースとしているが、 大きな運用形態の変化もあります故、これらの分散例はあくまで一つの案です。
運用に対する考え方やライフプランと合致したパターンを参考にして、投資の最終的な判断は自己責任でお願い致します。
上記記事はロイヤル資産クラブのレポートより抜粋して掲載しています。
  


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