TOPICS CORNER 製作担当 河井 継之介

トピックス139号 05/09/08発行

Man社より、Man AP 2XL発売

Man社から久しぶりに魅力的な新ファンドが発売
名前は「Man AP 2XL(ダブルエクセル)」。
米ドル建てとユーロ建てがあり、ファンドの設定上ADP並みのリターンでその割りにADPよりもリスクは抑えられているという。
このファンドの運用方法は、まず運用資産額を2倍に膨らませ、それをADPんp運用手法である「先物分散トレンドフォロー型」 で40%、残りの60%をマン・グローバルストラテジーズ(様々な運用手法をミックスしたもの)で運用します。
但し、今回の「先物分散トレンドフォロー型」の運用は、通常のADPの運用とは異なり、農産物への分散を行ないません。
これは@農産物市場の規模の小ささからくる流動性の問題とA農産物の相場の乱高下の大きさという理由からです。
2倍に膨らませて運用を行っていることから、ファンドのターゲットリターンは高めに設定され、 米ドル建てで18〜20%、ユーロ建てで17〜19%となっています。
ただし、安定性をみると、様々な投資先に分散し、リスク管理をきちんと行っているため意外と安定感のある運用が期待できます。
このファンドにはAクラス、Bクラス、Cクラスと3種類あり、それぞれの最低投資額は30,000米ドル、30,000ユーロ30,000米ドル以上。
追加投資は10,000米ドル、10,000ユーロ以上とのことです。
AクラスとBクラスは投資する通貨が異なるだけで、販売手数料3%、解約手数料0%と手数料は共通しています。
Cクラスは、Aクラス・Bクラスと運用は同じであるものの、手数料の体系が異なっています。
Cクラスは販売手数料0%で、代わりに解約手数料が2年以内の解約は4%、4年以内の解約は3%、6年以内の解約は1%、 6年を超えて保有された場合の解約手数料は0%と年数に応じて取られます。
6年を超える長期保有をお考えでしたら、Cクラスが有利と言えます。
また、ファンドは長期保有が基本なのでADPなど他のファンドからわざわざ乗り換えるのはお勧めしないが、 すでにADPなどに投資していて追加投資をする余裕のある方、 あるいは初めて海外ファンドに投資される方には大変魅力的なファンドといえるようです。
一世を風靡したMan社のマリン(現在の名称はMAS1ですが)の運用会社のマリン・キャピタル。
このマリン・キャピタルについて、2005年6月17日付日経新聞に次のような記事が掲載されていた。
Man社の傘下で転換社債(以下CB)裁定に特化したヘッジファンド「マリン・キャピタル」がファンド運用をやめ、 7月に資金を顧客に返還することとなった。
その理由は「現在の市場に適切な投資機会がない(ブルームバーグ報道より)」こと。
昨年8月10日発行のロイヤル資産クラブ発行のクラブレポート(毎月ファンド関連のニュースが満載) で「Man社の通称マリンファンドはもうマリンではない。通称マリン、正式名称マン・アービトラージ・ ストラテジーズ・リミッテッド(以下MAS1)は運用資産が増えすぎたためCB裁定という単一の裁定(サヤ取り) 手法では運用が難しくなり、CB裁定運用の割合は全体の4分の1を切っている。 しかも、CB裁定を行う運用会社はマリン1社ではなく3社で行っているため、MAS1は今ではとてもマリンとは呼べない」というものでした。
日経報道の前日、「マリン解散」の情報を入手したロイヤル資産クラブでは、至急Man社本部からの正式コメントを取りました。
それによると、MAS1に占める「マリン」の配分割合は16%とのことで、 「MAS1」投資家の方への「マリン」解散の影響は限定的であると考えられる。
ちなみに、「マリン」解散は破綻ではありません。
収益機会がなくなったので資金を投資家(この場合はMAS1)に返還するというものです。
従って、通称マリンを購入されている方も過度に心配されることはないと考えます。
ロイヤル資産クラブの「MAS1」に対する見方は従来と変わってはおりません。
裁定運用ファンドは確実性・安定性が高いという性格は持っています。
だから、世界最大の上場ヘッジファンド会社であるMan社の中でも安定的なものを購入したいとお考えでしたら、 「MAS1」はそのまま保有されていて良いと思われます。
但し、かってのような10%超のリターンを期待するのは難しいと考えますので、 10%超のリターンが欲しいという方は乗り換えを検討されるのも一つの手段でしょう。

上記記事は(株)日本インベストメント・リサーチの運営するロイヤル資産クラブのクラブレポートから掲載しています。
マリンについては、要するにファンド会社の名称がMAS1に変わった時に投資会社がマリンキャピタルと後2社と合計3社あり、そのうちマリンキャピタルは投資会社から降りて(解散)あとの2社で運用していくということ。安定性はあるが運用利回りは低く妙味は薄いかなということだ解釈しています。確かに21ヵ月持っていて6.1%の運用利回りしかありません。
それにしても、このクラブレポートの記事は日本では入手出来ない情報が満喫されていますので、 世界の五星ファンドを購入したい方とか財産防衛したい方には魅力的な情報誌だと思います。
 


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