TOPICS CORNER 製作担当 河井 継之介

トピックス141号 05/11/22発行

2006年為替は円安か円高か

非常に興味があるところである。円安で喜ぶ人、円高で喜ぶ人世の中色々であるが、 いずれにしろ短期的な予測は両極端が多いものである。短期的には為替は情報に敏感に反応するものである。 確実に言える事は日本の財政は益々どん底へと奈落の底へと突き進んでいると言うことである。
大河ドラマの義経と同じ運命である。
さてさて現状の為替をみると円の独り安、今にも120円を突破してと思うが・・・・
11月1日米連邦準備理事会(FRB)は追加利上げを決め、それによってアメリカの短期金利の指標である FF(フェデラルファンド)金利は4%となった。
これで昨年6月末から12回連続の利上げが行われたわけだが、市場ではさらに4.5%〜5%までの利上げを予想する声が大勢だ。
運用面からは、金利が高くなるとその通貨は注目される。
これが現在の円安ドル高の大きな要因だ。
ここしばらくは、この円安ドル高のトレンドが続いても不思議ではない。
さて、その後はどうか。
11月1日付の日経金融新聞に「円、来年90円に急騰も」と驚くような見出しが掲載された。
この見解はドイツ銀行の為替戦略責任者であるビバル・ハフィーズ氏のものだ。
記事には「FRBが利上げを続ける間は米金利高が材料視されるが、利上げが止まれば、関心は米国の経常赤字、米財政赤字、米経済の持続可能性などに戻る。
円に関する固有の動きでは長期金利の上昇が見込め(これが上昇すると国債が暴落しかねないが)、金利面から円資産の魅力が若干回復する。
<中略>円は来年末に90円程度まで上昇するとみている」と氏の大胆な予測が掲載されている。
アメリカで活躍している為替のスペシャリスト若林栄四氏の「2006年〜2007年に147円超え」という声もある。
氏は世界的に円が強いのであれば、今年初頭の100円付近にまで上げた段階で一気に抜けて、60円台にいくところだが、いかなかった。
この点を良く認識しておいてもらいたいと言っておられた。
いずれにしても両極端な見方があるわけだが、1年といった短い期間で「必ずこうなる」という見方をとるのはリスクが大きいと考えられる。
しかし、財政赤字を見るとアメリカよりも日本の方が段違いに深刻な事態であることは間違いなく、中長期的には円安の可能性が極めて高いと言えるだろう。
2006年という短期に限って言えばどうなるのか?
結果は2006年のお楽しみである。
いずれにしろ、何のために海外通貨を持つのかによって対応が変わってくる。
今の儲けを追及するのか?
それとも5年後10年後のまさかに備えるためなのかによって対応は自ずと違ってくる。
後者の場合であれば短期的な動きには余り右往左往しないぞと心に決めておくことであろう。
これが出来ないのであれば円を持っておく他はあるまい。
次は中国と台湾の話。
中国と台湾といえば、台湾海峡をはさんでお互いを認め合わない犬猿の仲というイメージの方も多いだろう。
しかし、ここのところ、中国は急速に台湾に接近している。
今年5月には台湾にパンダの贈呈を決定、9月には、胡錦涛国家主席が、抗日戦争の「主体」は中国共産党軍ではなく国民党軍であったことを認めたり、 四川省の歴史博物館における蒋介石の銅像建立も報じられている。
少し前までは全く考えられなかった歴史の見直しだ。
そして今度は、日本の台湾統治終了60年を記念する「台湾光復(復帰)60周年」行事の開催である。
勘違いしそうだが、この記念行事を開催したのは中国政府なのだ。
また、11月6日まで北京の国家博物館で「台湾同胞抗日闘争展覧会」を開催したという。
さらに10月25日からは、台湾居住者の中国本土への往来手続きを簡素化した。
こういった一連の動きには、台湾独立志向の強い陳水扁政権を揺さぶる狙いもあろうが、同時に東アジア戦略も透けてみえる。
9月に行われた6ヵ国協議でもはっきりしたように、今や東アジアは中国、北朝鮮、すっかり北朝鮮寄りになった韓国、そしてロシアが共同歩調をとり、 米国寄りの姿勢をとる日本一国が孤立しつつある。
そこで、親日的と言われる台湾を中国寄りにして日本から切り離せば、東アジアにおける日本の孤立は完璧なものとなり、 米国にもプレッシャーをかけられる。
残念だが、時代の流れは力の国家、中国にある。
台湾の親中・反日は進むであろう。
上記は浅井情報ネットワークのNEWS FLASHより抜粋して掲載しています。

 


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