トピックス60号 02/11/09発行

日本丸は機能不全に陥っている?No.1

新聞紙面を賑やかした竹中ショック。
様々な見解があるであろうが、竹中大臣の掲げた「銀行対策」は理論的には正しいし、日本経済再生の ためには避けて通れないものだ。
しかし、ひとつだけ重大な配慮が欠けていた。
なにしろ、バブル崩壊から12年もたつというのに、その間にまともなデフレ対策を全くせず、麻薬のみを打ち続けて きたために、日本経済は大恐慌には陥らなかった反面、もはやいまのままでは大規模な外科手術には耐えられないほど 体力が低下してしまったのだ。
まさに、日本経済はこんな状態である。
竹中大臣は麻酔なしの大外科手術をしようとしたために患者が拒絶反応を過度に起こしたといってよい。
本当は麻酔を打つつもりなのだが、手術のことばかりに話がいってしまい患者に、麻酔を打たないという印象を与えてしまった。
いずれにせよ、今回の政府のドタバタ劇と株価の急落は二つの恐るべき機能不全を示している。
一つは政府そのものがキチンと機能していない。
二つ目が、日本経済全体が金融システムを中心に機能不全に陥っている。
この二つを放置すれば、やがて日本経済は緩慢なる死に突入する。
いよいよ、事態はくる所まで来てしまったようだ。
上記、記事は浅井情報ネットワーク発行のレポートによる。
なお、詳細はOMS経済レポート 58号参照。