トピックス77号 03/04/10発行

国家破産時代を生き残るために

浅井 隆氏からの講演に先立っての強烈メッセージより掲載。
いま、動乱の時代の幕があがろうとしている。
敗戦の焼け跡と混乱の中から始まった日本の奇跡の発展に、壮大なターニングポイントが訪れようとしている。
日本の成長も、日本型システムもすべて、「ご破算で願いましては」の過程に入り始めている。
消費が前代未聞の落ち込みを示しているのは、その現われである。
大衆のカンは馬鹿にできない。
時代の先行きに不安を抱いた大衆が、本能的に消費を控えているのだ。
人生にも経済にも四季がある。
春夏秋冬がある。
日本は敗戦という冬の時代から徐々に回復し、春夏を経て収穫期ともいうべき実りの秋にバブルという馬鹿騒ぎを演じてしまった。
そして、その後のバブル崩壊のツケを全国へとまわして、いまや国家破産しようとしている。
2006年までの残された時間はひと時の小春日和。
そうまさに「嵐の前の静けさ」なのである。その後に猛烈な吹雪が襲ってくる。本当の冬がこれからやってくるのだ。
それに備えないものは凍死するか、凍傷で両手両足を切断されるほどの目に遭うであろう。
こうした時代に小手先のテクニックは通用しない。
なにしろ経済の基盤自体に大変動が訪れているのだ。
そんな非常時に従来のやり方をちょっと変更しただけの生ぬるい手法が通用すると考えること自体が馬鹿げている。
歴史上の全ての帝国も巨大組織も、そうした過ち(時代の流れを読めず、小手先のテクニックで問題を解決しよう)を繰り返して滅び去っていった。
戦前の大日本帝国がそのよい例である。
日本はいま目先のデフレに目を奪われて、構造改革を先送りして、予算のバラマキと日銀によるゼロ金利復活及び国債の実質的引き受けという麻薬を自らの身体に打ち始めている。
この行為は自分で自分の入るべき墓穴を掘ることに等しい。
このままでは日本は自滅せざるをえない。
この世のありとあらゆるものには代償がともなう。
ツケは必ず支払わねばならないのだ。
これは物理学にも経済学にも通用する普遍の法則だ。
日本も膨大な国の借金の巨大なツケを支払わねばならない時期が必ずやってくる。
来るべき大変動=国家破産とそれに伴う悪性インフレでは、個人も国家も血を流す覚悟が必要となろう。
国家破産に向けてのサバイバル戦略。
戦略@全財産の2分の1をドルなどの外貨に換えること。
戦略A分散を必ずやること。
戦略B海外のファンドや銀行を研究すること。
戦略C優秀かつ誠実な専門家をアドバイザーにつけろ。
戦略D銀行はAA(ダブルA)以上のものを選べ。
戦略E不動産投資には気をつけろ。
戦略Fとにかく、資産の乗り換えを急ぐこと(不動産から動産へ)。
戦略G資産の総額が5000万円を超える人は、資産の一部を国外 (ニュージランドの不動産は日本の8分の1.2006年ごろにはかなりの移住が予測されている)に持っておいた方がよい。
戦略H全財産の5%をゴールドで持つのは良い考え。
戦略Iインフレといっても、モノによって上昇率が全く違うことを理解せよ。(これが勝ち組となるための必要条件)
戦略J国家破産という危機を逆手にとってチャンスに変えるための最高の方法こそ「海外ファンド」の活用である。
悪性インフレ時の有利度は、海外ファンド>ゴールド>不動産>円。
企業生き残りのための鉄則
「不況のせいにするな」「国のせいにするな」「自らの未来は自らの力で必ず掴み取れ」の三つの基本的スタンスはいつの世も同じだ。
@ツケを先送りするな。
A本当のリストラをきっちりやり、再投資する余力を持て。
B21世紀型ビジネスの芽を社内に作れ(新事業・経営のやり方)
C正しい危機意識をしっかり持て。
D情報を本気で集めろ・・・コストと手間を惜しむな。(まだ情報はただと思っている浅ましい輩がいるようだ)
E世の中にはこうしたご時世でも、儲かっているところが結構ある。そうしたところは、トレンドに乗るための情報と特殊なノウハウをちゃんと持っている。それと、基本をしっかり守っている。
F情報収集と共に大切なのが、カン(直感)。
G歴史を勉強しなおせ。
Hビジョンをきちっと示せ。
I地道な努力とシュミレーションの積み重ね。
Jアメリカに学び、ベトナムへ行け。
K人間やってできないことはない(あきらめるな)。