トピックス92号 03/09/10発行

インペリアル・コンソリデイティッド・グループの元本保証の盲点

7月から8月にかけて、新聞各紙や一部の週刊誌に、英国のロンドンに拠点のある 「インペリアル・コンソリデイティッド・グループ(以下Iグループ)」という投資グループが「高金利、元本保証」を うたって販売した金融商品、百数十億円が償還不能になっているという報道がなされた。
この記事を読まれて、あの英国系マン・グループの「元本確保型ファンド」を思い出して不安を覚えた方も おられるであろうが、全く無関係であるし、全く次元が違う話である。
実は、もう3年以上前から、このIグループのファンドについては、「間違いなく大変問題のある商品で、 いつか必ずトラブルが表面化する」とみていた。
それにはいくつかの根拠があるが、一つのポイントは元本保証の仕組みである。
1999年11月発行のロイヤル資産クラブレポート第二号で、「ファンドの信頼性チェック10のポイント」を 挙げているが、その中に「元本確保型の場合、誰が何を保証するか?」という項目がある。
マン・グループの元本確保型ファンドの場合、保証するのは格付けAA以上の金融機関である。
それに対して、Iグループのファンドはどうであったか。
ここに、Iグループのファンドの契約書があるが、そこにはこう記されている。
「運用者は投資家の投資資金に対して100%の保証を与える」。
これでは、詐欺師が「私が保証します」と言っているのと何ら変わりはない。
株安・超低金利が続く中、1400兆円の個人金融資産を狙った怪しげな金融商品は後を絶たない。
それらには上述した元本保証の仕組みだけでなく共通した特徴があり、そこをきちんとチェックすれば 「これは詐欺的である可能性が高い」なとわかるものが大半である。
うまい話が耳に入ってきたら、信頼できるアドバイザーに意見を求め、ちゃんと確認してから、投資の 可否を決めるべきである。
上記は浅井情報ネットワークレポートNEWS FLASHより掲載。
上記の「正しいファンドの選び方」を特集しているレポート第二号はロイヤル資産クラブの会員しか購入できないが、 今回に限り、ご希望の方は1部1,000円で購入できるそうです。
ご希望の方はロイヤル資産クラブ(電話:03-3291-7291、Fax:03-3291-7292)までお問い合わせください。