トピックス100号 03/11/17発行

2005年度の国債市中消化額は140兆円!

浅井情報ネットワーク掲載のNEWS FLASHより
一つ目、世界フォーラムが公表した2003年世界競争力報告によると、日本の順位は昨年の17位から11位に上昇した。
技術力分野が5位(特に民間企業の技術、研究開発の評価が高い)と上昇に寄与した一方、公的部門が30位と足を引っ張っている。
ちなみに銀行の健全性は最下位の102位。
民間のアドバンテージを公的部門と金融が打ち消している構図が浮き彫りになっている。
アジアの中での位置付けをみても、過去3年間、シンガポールと台湾は常に10位以内に入っており、日本が「アジアの盟主」という時代は終っていることがみてとれる。
また、同じく過去3年間、フィンランド、ノルウェー、スウェーデンの北欧の3国も常に10位以内に入っているのも注目すべき点である。
二つ目、国債発行額というと、小泉内閣で30兆円枠を守るとか破ったとかという話を思い出す方が多いだろうが、実は毎年発行されている国債は30兆円だの40兆円だのというレベルではない。
30兆円だの40兆円だのというのは、新規財源債といって毎年の予算の中で税収で賄えない分について新しく借金する額のことを意味しており、実はそれ以外に借換債というのがある。
借換債というのは、一度償還を迎えた国債をまた借り直す国債である。
なぜそんなことをするかというと、国債は60年かけて償還するルールになっており、例えば10年国債でも10年で全て返してしまうわけではなく、借り換えを繰り返して行って60年かけて償還される仕組みになっているからである。
そして、この借換債が2004年度約85兆円、2005年度約101兆円と、天文学的な額に膨らむ見通しとなっている。
国債は債券という金融商品であり、その大半は市場でさばかれなければならない。
その額を市中消化額と呼んでいるが、新規財源債に加え上記の借換債も勿論その対象となる。
そのため、2005年度には市中消化額は約140兆円前後のも達すると予想されている。
増大しつづける市中消化額をうまくこなしていけるのか。

財務省は更に難しい舵取りを迫られてきている。


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