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ニュース
●オセアニア事情
●ニュージーランドのゲノム編集規制緩和案に科学者が反対声明培養肉はハイブリッド肉が主流に
ニュージーランドはゲノム編集技術応用食品の容認へ、遺伝子操作の規制緩和の動きを見せているため、それに反対する科学者の声明が出された。中心となった執筆者は、カンタベリー大学バイオセーフティ総合研究センターのジャック・ハイネマン教授。声明では、政府の規制緩和案では、SDN-1、SDN-2(ゲノム編集技術の編集内容を3分類したタイプのうちの2つ)について、従来の育種と区別ができないとしてリスク評価や食品表示、トレーサビリティは必要ないというが、オーストラリアや日本などではSDN-2はSDN-3とともに規制の対象としており、この緩和案は世界で最も規制が緩やかだ、と批判している。〔GE Free NewZealand 2025/2/17〕
●培養肉
●北京に微生物タンパク生産基地建設
中国でも本格的な細胞培養肉や微生物タンパクの生産が始まりそうである。このたび北京市に新タンパク質食品技術イノベーション基地が建設された。同センターは現在、培養肉用に200リットル、微生物タンパク質用に2000リットルの生産ラインを備え、将来増設を図るという。〔Foovo 2025/1/27〕
●英国で細胞培養ペットフードの販売開始
英国で細胞培養のペットフードを製造しているミートリー社が、2月7日から販売を開始した。当面はロンドンのブレントフォードの店舗での限定販売。細胞培養肉のペットフード開発に取り組んでいる会社に、韓国のエブリシング・バット社、米国のバイオクラフト社、チェコのベネミート社、シンガポールのウナミ・バイオワークス社などがある。〔Foovo 2025/2/7〕
●オランダの企業が細胞培養の牛脂をEUに申請
オランダの細胞培養企業のモサミート社が1月22日、EUに細胞培養牛脂の新規食品申請を行った、と発表した。EUへの細胞培養の申請は、仏グルメ社の細胞培養フォアグラに次いで2例目。すでにモサミート社は、昨年7月にこの牛脂の試食会を開催している。細胞培養牛脂は、大豆タンパクなどの植物成分と組み合わせてハンバーガー、ミートボールなどの製品に使用する予定だという。ハイブリット製品を先行させ、承認を図るのが狙いのようである。〔Foovo 2025/1/23〕
●日本でも細胞培養食品承認の動き活発に
2025年2月14日厚労省の食品衛生基準審議会・新開発食品調査部会が開かれた。3月から培養肉市場化に向けた具体的な作業が予定されており、大詰めを迎えている。これから同部会で培養肉のガイダンスをまとめ、その作業終了後に承認作業が始まる。日本で最初に承認されそうな培養肉が、インテグリカルチャー社のフォアグラだと思われる。
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