『24』(Twenty-four)、ファーストシーズン。見た。
心理学を利用し尽くしたその商業主義については、今回は触れない。
いろんな登場人物が、いたるところで行動の選択を迫られる。見ていて何度も「そんなことをしてはいけない」と心の中で叫ぶ。登場人物の描かれていない経験や知識に基づいて判断し、行動しているのだろう。しかし、間違えていると思われる行動が積み重なって、「自業自得だ」と流行の言葉を出してみたくなる。突っぱねておかないと、心配しすぎて体に悪い。
現実の私の行動も、他人が客観的に見れば、「それは間違っている」と思うことが多々あるに違いない。結局は本人が納得して、生きたいように生きるしかない。100人中100人とも反対するような生き方でも。
やりたい行動をやって、それが正しい。仕合わせにつながる。そんな「やりたい」判断ができるような、いい経験・教養を身に着けたい。
※24
合衆国の連続テレビ・ドラマ。24話が1シリーズとなっていて、放映時間とドラマの時間経過が一致している。つまり、1日分24時間のドラマを描いたもの。ある政府機関の役人が、過去に関わった仕事のおかげで、ある陰謀に家族もろとも巻き込まれる。その顛末を描いたもの。ドラマ『ER』のように、場面を高速で切り替えて、緊迫感を加えている。巧みに構成がなされていて、早く次回が見たくなる海老煎餅のような作品。