2001・11・10(土) P.M.06:30〜06:55 NHK教育
『カスミン』 (5)マサエ先生、家庭訪問する
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脚本:吉田玲子 絵コンテ:大宅光子 演出:佐々木皓一 作画監督:日高真由美
キャスト:春野カスミ=水橋かおり 桜女=佐久間レイ 蘭子=根谷美智子 仙太郎=櫻井孝宏 仙左右衛門=
飯塚昭三 ハニワ夫人=橘U子 ポトポット=中村大樹 あらいさん=梅津秀行 デジガメ=藤原敬治
シカオ=ならはしみき かえで=池田千草 ユリ=金田朋子
OPテーマ:由紀さおり・安田祥子「虹色の砂時計」
EDテーマ:由紀さおり・安田祥子「星が歌った物語〜ボロ兄ちゃんとタンちん君〜」
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ある日、“カスミ”の担任の“マサエ先生”が霞屋敷に家庭訪問に来る事になった。ポトッポット達は
人間が来ると知って戸棚の中に緊急避難してしまう。それを見て“カスミン”が、私だって人間じゃない、
とフクレルと、“あらいさん”が答える。「“カスミン”は人間離れしてるから。」
で、当日。“マサエ先生”の周りで例によって“ヘナモン”達があれこれしでかすのだが、“マサエ先
生”は少しも動じない。天然なのか鈍いのか。けれども、この“マサエ先生”のキャラクタ
ーは見事に『カスミン』の世界観の中に安住している。
若しかしたら、アニメ『カスミン』は非日常を描く事で、日常の真実を
描こうとしているのかも知れない。
次回も楽しみ。★★★★と半分。
2001・11・03(土) P.M.06:30〜06:55 NHK教育
『カスミン』 (4)カスミ、保母さんになる
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脚本:吉田玲子 絵コンテ:難波日登志 演出:小原正和 作画監督:松岡秀明
キャスト:春野カスミ=水橋かおり 龍之介=黒田弥生 桜女=佐久間レイ 蘭子=根谷美智子 仙太郎=
櫻井孝宏 仙左右衛門=飯塚昭三 ハニワ夫人=橘U子 ポトポット=中村大樹 あらいさん=梅津秀行
デジガメ=藤原敬治 マスター=石塚運昇 シカオ=ならはしみき オニコ=斎賀みつき コーン=池田千草
OPテーマ:由紀さおり・安田祥子「虹色の砂時計」
EDテーマ:由紀さおり・安田祥子「星が歌った物語〜ボロ兄ちゃんとタンちん君〜」
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小学校が休みの土曜日、のんびり出来ると思った“カスミ”だった・・・・・・が。“龍之介”が通うヘナモン
保育園の保母さんが二人とも風邪でお休み。先ずは園長の“仙左右衛門”がトライするが、結果は初めから
判っていた。次は“蘭子”と“仙太郎”が出でいって、玉砕。で、やはり“カスミン”にお鉢が回って来る。
何となく“カスミン”の巻き込まれ型ドタバタに早くも新鮮味を感じられなくなったのは、僕だけ
か?
今回は外へ飛び出すよりも、保育園でひと悶着あった後で、“カスミ”が作っていた可愛いオニギリを
題材にお話を膨らませた方が良かったのではないか? あのオニギリの折角の映像が何も生かされていない。
少し残念。
★★★と半分。
2001・10・27(土) P.M.06:30〜06:55 NHK教育
『カスミン』 (3)カスミ、学校へ行く
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脚本:吉田玲子 絵コンテ・演出:小林智樹 作画監督:松本卓也
キャスト:春野カスミ=水橋かおり 龍之介=黒田弥生 桜女=佐久間レイ 蘭子=根谷美智子 ハニワ夫人=
橘U子 仙左右衛門=飯塚昭三 ポトポット=中村大樹 あらいさん=梅津秀行 デジガメ=藤原敬治
ぬれぞうきん=櫻井孝宏 シカオ=ならはしみき かえで=池田千草 ユリ=金田朋子
OPテーマ:由紀さおり・安田祥子「虹色の砂時計」
EDテーマ:由紀さおり・安田祥子「星が歌った物語〜ボロ兄ちゃんとタンちん君〜」
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第3回。いよいよ霞家から転校先の学校へ通う事になった“カスミン”。やっと“ヘナモン”から離れ
られると喜んだのも束の間、“桜女”が付いて来てひと騒動。さらに、“仙左右衛門”の言い付けで鞄に
忍び込んでいた“ぬれぞうきん”が、学校中をピカピカに磨き始めたからさあ大変。その上、やっと友達に
なれた子達からもまたまた“カスミン”と呼ばれるは、“霞家”の真相を暴こうと狙う少年(曰く「影に潜み
闇に咲く、ヘナモン見たもん変なもん。ヘナモン同志“土御門シカオ”、必ずやその正体暴いて見せる。」
――中々の決め台詞! だった)には追い掛けられるは・・・・・・で、やっぱり今日も戦い済んで日が暮れて!
最後はまたも、「こんなトコ、絶対出てってやる――っ!」のバンク(笑)で幕!
面白い! パワーが落ちない! ★★★★と半分。
余談だが、“カスミン”は小学4年生だった。
2001・10・20(土) P.M.06:30〜06:55 NHK教育
『カスミン』 (2)蘭子、帰る
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脚本:吉田玲子 絵コンテ・演出:井硲清高 作画監督:中田正彦
キャスト:春野カスミ=水橋かおり 龍之介=黒田弥生 仙左右衛門=飯塚昭三 桜女=佐久間レイ 蘭子=
根谷美智子 仙太郎=櫻井孝宏 ハニワ夫人=橘U子 マスター=石塚運昇 ポトポット=中村大樹 あらいさん
=梅津秀行 デジガメ=藤原敬治
OPテーマ:由紀さおり・安田祥子「虹色の砂時計」
EDテーマ:由紀さおり・安田祥子「星が歌った物語〜ボロ兄ちゃんとタンちん君〜」
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第2回。今回は“春野カスミ”が“カスミン”としてヘナモン屋敷に受け入れられる為の、通過儀礼の
物語。その為、少しセンチに走っているが、まあ良しとしよう。勿論、それだけでは無いし。
旦那と離婚して舞い戻って来た由緒正しきヘナモン屋敷の長女“蘭子”。そのワガママパワーに
振り回される“カスミン”とヘナモン屋敷の面々が引き起こすドタバタ。これが結構スピーディーで面白い。
そう言えば、前回の終わり頃の“仙左右衛門”と“カスミン”の「帰れVS帰るわよ」の怒鳴り合いも、
とても面白かった。こういう笑えて楽しいアニメが最近頓に少ないのだ。(メカばりばり、CGばりばり、
パンチラばりばり・・・・・・そういうアニメは、そろそろ控えめにして欲しい。)
さて今回も、戦い済んで日が暮れて・・・・・・最後は“カスミン”の「やっぱ明日こそ出てく――っ!」の
叫び声で幕。もしかして、これ、ほのぼのアニメのバンク?(笑)な訳無いか!
★★★★と半分。また来週が楽しみ!
2001・10・13(土) P.M.06:30〜06:55 NHK教育
『カスミン』 (1)カスミ、霞家に来る
シリーズ構成:吉田玲子
プロデューサー:松本寿子
アニメーションプロデューサー:奥野敏聡;神田修吉
キャラクター原案:伊藤友壱
ヘナモン指南:荒俣宏
キャラクターデザイン:馬越嘉彦
総作画監督:たかはしひでき
セットデザイン:湯浅政明
美術監督:高橋久嘉
音楽:周防義和
監督:本郷みつる
アニメーション制作:オー・エル・エム
共同制作:NHKエンタープライズ21
制作・著作:NHK
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脚本:吉田玲子 絵コンテ・演出:本郷みつる 作画監督:佐藤道雄
キャスト:春野カスミ=水橋かおり 龍之介=黒田弥生 桜女=佐久間レイ 仙太郎=櫻井孝宏 仙左右衛門=
飯塚昭三 ハニワ夫人=橘U子 ポトポット=中村大樹 あらいさん=梅津秀行 デジガメ=藤原敬治
カスミのママ=ならはしみき おばさん=根谷美智子
OPテーマ:由紀さおり・安田祥子「虹色の砂時計」
EDテーマ:由紀さおり・安田祥子「星が歌った物語〜ボロ兄ちゃんとタンちん君〜」
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面白い! ★★★★★。久し振りに、本当に面白いアニメを見た気がした。
この時間帯は、『飛べ!イサミ』や『YAT安心!宇宙旅行』等、オリジナルな傑作を生んで来た。
そこにもう一本、とても楽しみな作品が生まれた。オリジナルが原作物より上だとは言わないけれど、
先が読めない面白さは、原作物には無い楽しみだ。この人は誰? どういう人? これは何? ここは何処
? ・・・・・・というように、全てが新しい出会いなのだ。これは楽しい!
さて、物語。学者夫婦の両親がアフリカでの研究の為、主人公(小学校3、4年生位の女の子)をひとり
残して旅立ってしまう。で、父親の恩師の紹介でやってきた“霞家”。実はそこは、“ヘナモン”達の棲家
だった。“ヘナモン”とは何か。主の仙左右衛門曰く「ヘナモンとは、古くなった物や自然界に存在する
ものが、変化したものじゃ!」歩く電気ポット、喋る雑巾、桜を咲かせる夫人、雲を呼ぶ主人、綿飴を生み
出す兄、水を操る龍神の息子、調理人の埴輪・・・・・・等々。オープニングのテロップの中に「ヘナモン指南
荒俣宏」とあって、「?」と思ったら、こういう事だったのね。(ただ、顔がカメラで写真を撮る亀の
ネーミングが“デジガメ”っていうのは、今風で面白いのだけれど、少しこの世界にそぐわない気がした。
荒俣さん、ちょっと筆が滑ったかな?)
このヘンな世界のヘンな人々(?)の中で暮らす事になってしまった(第1回では、まだ帰ると言い張っ
ているが)主人公の“春野カスミ”こと“カスミン”(この世界観の中では“カスミン”こと“春野カスミ”
では無い)の明日は如何に? という処が第1回。
とにかく、キャラクター達が、皆、魅力的なのだ。声優も芸達者なベテラン揃いで楽しい。(“あらいさ
ん”=“タンバリンを鳴らして踊るタワシ”を梅津秀行がやってる! 余談だが、“おばさん”を根谷
美智子がやっていて、以前、三石琴乃が『こっちむいてみー子』(だったかなぁ、タイトル不確か。)で
母親役をやっていた時以上にショックを受けてしまった。そういえ
ば、日高のり子も『学園戦記ムリョウ』の中で母親役だなぁ。でも、この“おばさん”の役どころは、実は、
重要なのだが。)
ともあれ、毎週の楽しみが出来た!
処で、霞家の森の“白樺マリ子”(声は佐久間レイ)の前で拾った《鍵》は何だったのだろう?