落葉とリスとハロウィーンの季節
玄関にハロウィーン(10/31)のオレンジ色のカボチャを飾り,リスが冬支度に励む季節になりました.今秋は夏の雨不足がたたり,紅葉の前に葉を落とす木が多く,紅葉は期待できないようです.幸い,落葉かきは庭師が毎週,芝刈りの時に動力のブロワーで吹き飛ばしてくれるので助かっています.今回は,岳志の学校について書きます.
ニューヨーク日本人学校(小4-中3)
4月に日本人学校の6年に転入しました.広い敷地,格調高い校舎,1クラス24人の環境です.音楽の授業参観ではいきなりル星条旗よ永遠なれル,ルアメリカ・ザ・ビューティフルルを聞かされ「ここはアメリカ!」を実感しました.その後のルおぼろ月夜ルがアンバランスでしたが.英語はレベル別のDクラスで,かなり英語力がないとミス・フラワティの説明は理解できません.それで岳志は夏休みはがんばって,朝はサマースクール,午後は家で日本の教科書を中3の半ばまで終わらせました.短期間に英語の基本をおさえるには中学の教科書はよくできているなとあらためて思いました.
我 が 家 の カ レ ン ダー
8/27-9/1 芳治 大学院宿泊研修
9/14 岳志 CMS オープンハウス
9/26〜 清美 タウンの英語,園芸、料理等のクラス開始
10/7 芳治 大学院オープンハウス
10/10-13 岳志 自然教室(3泊)
セントラル・ミドル・スクール(CMS)
ここでは英語ができないとTVも見れず,生活が楽しめません.英語を身につけるにはアメリカ人と一緒に勉強するのが早道なので,この9月に現地校に転校しました.グリニッチには高校(9-12年)1校,中学(6-8年)3校,小学校(1-5年)10校と私立学校(日本人学校など)があります.教育費は固定資産税でまかなわれるので,裕福なこの町は教育熱心で治安も良く安心して公立学校に通学できます.CMSは生徒数455人(日本人23人),1クラス20人で,町のスクールバスが家の前に朝7:37,午後3:15に止まります.時間割は各人で異なり,5分休憩に教室を移動します.教科書は学校から借り,大きく重く,ノートはすべて3穴で,厚さ10pのバインダーに筆入れまでとじこむので,家で一番大きいデイパックをかついでいきます.制服はなく,大きめの上着をゾロッと着るのがクール!「担任」の役割はミス・バレンティ(担任)+ミセス・マッカラ(カウンセラー)+ミセス・アレシー(ESL)の3人の先生がしています.ランチはカフェテリアで$2のピザかハンバーガー+野菜+クッキーを食べています.
ESL:英語力の不足している外国人の生徒が約2年で通常の授業についていける英語力を養う特別クラス(7人)で,岳志は1日のうち3時間はこのクラスで英会話,フォニックス,社会科をやり,残りのリーディング,体育(1日おきにアート),算数はアメリカ人と同じクラスです.算数は文章題を除いては楽勝です.
オープン・ハウス(授業参観)には夕方7:15から夫婦で参加し,子供の時間割に沿って,1時間を10分ずつに短縮して担当の先生の教室を回り,方針を伺いました.
岳志君の苦労
アメリカ人の子供でも中学に上がると学校が大きくなるのでなかなか慣れないとアメリカ人のお母さんに聞きました.岳志などは英語力が全然足りず人1倍苦労しています.毎朝「学校行くのいやだ〜」と言ってから出かけます.先日,白いかわいいハムスターを2匹飼い始め,だいぶん気持ちがなぐさめられるようです.現地校に入学して1ヵ月がすぎ,英語はめきめき伸びていますが,アメリカ人と対等にやりたい本人にはその程度は進歩とは感じないようです.ブック・プロジェクト(本の場面をジオラマにし口頭発表)では,子供っぽい本はかっこ悪いのでいやだが,年齢相応のものは難しくて読めないというジレンマに苦しみましたが,チューター(家庭教師のプラックラー先生)の助けも得て切り抜けました.私は岳志があせらないように,24級から始まる進度カードを作ってやり,毎月,1級ずつ進級シールをあげるようにしました.まだ,やっと23級になったばかりです.
ャ 次号は芳治の大学院での奮闘ぶりをお伝えします.