明けましておめでとうございます.本年もどうぞよろしくお願いします.
クリスマスがお正月気分で過ぎ,1/2から学校,会社も始まりました.すぐ1/3が雪で休校,続いて大吹雪,と雪に明け暮れ,ここ1週間は中休みのおだやかな天気で久しぶりに
リラックスしています.今回は,大雪,隣人のジョンさん,ワシントン見物について書きます.
ブリザード'96
1/7〜8にかけて「50年に1回」のブリザードに見舞われ,夜中は除雪車と風の音でよく眠れませんでした.一夜明けると2フィート(60p)の大雪で,ドライブウェイの入口に置いていたカローラが除雪された雪で埋もれ,掘り出すのに半日かかりました.
雪は昼のうちに片づけないと夜凍ってしまいます.また,18時間以内に家の前の舗道を除雪すべしという条例があるので,雪がやむと,ショベルやスノウ・ブロウワ(雪とばし機)でいっせいに雪かきが始まります.隣のエドさんには息子のポールさんが,ジョンさんには義理の息子のビルさんが雪かきに来ます.今回は元々の雪の上にさらにドカ雪が降ったので,いよいよ雪を背よりも高く投げないといけなくなり,もうその週はぐったりでした.こういう時に,クロスカントリースキーや4WDで見物して回っている人を見ると,雪かき不要のコンドミニアムやタウンハウスを選んだ方が正解だったのでは?と思ったりします.
隣のジョンさんは99歳
「55歳以上の人にインタビューして年表を作る」という学校のプロジェクトで,岳志は隣のジョン・デプラさんにインタビューしました.元れんが職人のジョンさんはメアリさんと二人暮らしで,家も自分で建てました.ふだんはパティさんという黒人の女の人が世話をしにきて,日曜には隣町の長女夫婦が来ます.天気の良い日には外で芝刈りや舗道のレンガ修理をしたり,Voyagen
XL CCDという拡大装置を使って雑誌を読むことが楽しみです.今までで一番重要な出来事は,ドイツと日本が降伏したことだそうです.
ジョンさんは耳が遠いのでインタビューは長女のキティさんに助けてもらいました.何年に何があったか,すらすらとアメリカ人が年号を言えるのにはいつも感心します.また,担任のアニタ・バレンティ先生のおじいさんはイタリアの同じ地方の出身でジョンさんの友人だったとのこと,れんが職人は「れんがをひねってちぎるほど力が強い人」だということを後で知りました.
ジ ョ ン さ ん の 年 表
1896年 イタリアで生まれる
14歳 父亡くなる
15歳 母亡くなる
17歳 れんが職人に弟子入り
19-23 第1次大戦(イタリア軍)
24歳 米国のミシガンに定住
26歳 ウィスコンシンに移住 冬は鉄鉱山で働く
30歳 イタリアに戻りメアリと結婚 グリニッチに定住,1男2女
52歳 リバーサイドに家を建てる
82歳 初めての病気(盲腸)
91-92 白内障の手術2回
92歳 車の運転を止める
99歳 現在,孫12人,ひ孫8人
ワシントンでは入場料はすべて無料!
ワシントンはニューヨークから飛行機で1時間弱です.飛行機も宿泊代も週末の方が安く,観光名所は入場無料,しかも地下鉄で回れる範囲にかたまっているという観光客にはとても有難い街です.
私たちが行った感謝祭の休み(11/23-25)には,アメリカの首都はアメリカ人の「おのぼりさん」であふれていました.私たちも,ホワイトハウス,リンカーン記念堂,ワシントン記念塔,国会議事堂,
造幣局,スミソニアン博物館,国会図書館,アーリントン墓地を訪ねました.意外に国会図書館があっと驚く美しさで,「最初に電燈のついた公共建物」だそうです.ホワイトハウスでは寒い外で2時間も待ちましたが,家に帰ってきてからニュースでホワイトハウスが写るととても身近に感じられるようになりました.ここで買った紹介ビデオはヒラリーさんの挨拶で始まり,クリントンさんの結びで終わるもので,芳治は「こっちは何でもトップの人がやるんだよな」としきりに感心していました.
ワシントンはどの建物もスケールが大きく「土地とお金のある国なんだなあ」と思い知らされました.ただ,アメリカ史を知らないとあまり楽しめないので,次回はぜひ勉強してから訪ねたいと思います.岳志は今回はホテルのプールを大いに楽しみましたが,8年生の修学旅行(ワシントン)の時には歴史を学んでほしいと思います.
ァ 岳志君の苦労シリーズ 最近「学校行きたくな〜い」と言わなくなった
〃 進歩? 900語レベルのリーダーが楽に読める,算数の文章題が一人でできる
ャ 6号は清美の英語のお勉強についてお伝えします.