ドッグウッド(はなみずき)フェスティバルが開かれる良い季節になりました.夕方9時近くまで明るくなり,毎週末どこかで園芸市,移動遊園地,クラフト・フェアが催されています.
腰痛が直ったエドさんは庭のピクニックテーブルを修理し,99歳のジョンさんも芝を刈り始めました.我が家も裏庭に白いテーブルとイスを買い,赤いゼラニウムの鉢を置きました.ブルージェイ(青い鳥)とカーディナル(赤い鳥)もやってきます.今回は,清美の大学院について書きます.
講義は夕方から
マンハッタンビル・カレッジ(私立)は家から車25分のNY州にあります.元女子大の小さな大学で,本部の建物はハムレットの舞台のお城のような形をしています.フルタイムの教授陣はチョンマゲ頭の
Dr.Krute以外は皆女性です.現職の教員が修士号をとりに来るので,講義は夕方4:00-6:30,7:00-9:30にあります.実際,グリニッチの公立校の教員は全員修士以上の学位を持っており,NY州でも就職して10年以内に修士号をとらないと失職するそうです.今期,私のとった講義の学生のほとんどが幼稚園や小学校低学年の先生でした.
20あるプログラムは,スペシャル・エデュケーション(養護教育),リーディング,第2言語,ESL,初等教育,中等教育,音楽,芸術に大別されます.私は最初,リーディング・プログラム志望で入ったのですが,Dr.シルビア・ブレイクに必修科目の1つのライターズ・ワークショップはノンネイティブには無理だとはっきり言われて,専攻をESLに変えました.ただし,ESL提供の講義は既に千葉大修士課程でほぼ受講済みなので,リーディング専攻の講義を履修して,その単位をESLに振り替えてもらうことになりました.偶然,岳志のチューターのMr.プラックラー(ニューロシェル高校の先生)もESLの修士号(仏語に続き2つ目)をとりに来ていて,いろいろ情報を提供してくれるので助かっています.
シルビアは人気教授
春期は,雪の夜道の運転が心配だったので1コース(言語発達とリーディング)だけ受講しました.シルビア先生は人気があり,24人も学生が集まりました.14回の講義で,リーディングの課題が毎回,宿題提出4回,エッセイの試験1回,最後の2回は全員の授業実演があり,私は2回目の講義から「あと何回」と数え始めました.なんと,講義の最終日にはシルビア先生が学生のためにブラウニィ(チョコレート菓子)を焼いて持ってきました.
毎回,2時間の講義の後,残り30分は学生どうしのグループ討論にあてられました.教授の講義は聞き取れても,学生(といっても現職教員)どうしの英語は聞き取りにくく,また,即座に自分の意見を言うのも苦手なので,つらいものがありました.
そんな中で,ジャーナル(お手紙)交換のパートナーには恵まれました.スペシャル・エデュ専攻のアーリーンは,さかんに意見を発表する優秀な学生で,スペシャル・エデュ専攻の人に共通の貫禄ある体型です.プラックラー氏によると,身体が大きくないと現場に採用されないそうです.
結局,毎回成績はAかA-だったので,アーリーンが励ましてくれたように,もう少し自分に自信を持ってよいと思いました.夏期には2コース取るので,がんばりたいと思います.
我 が 家 の カ レ ン ダ ー
4/10 雪の最終日
4/11 清美 タウンの英語クラス終了
4/22-24 岳志 春休み
4/25 USA神鋼社長交替パーティー
4/29 清美 マンビル大学院春期終了
5/20-6/27 清美 タウンの英語夏期クラス
6/9-14 ユーコン インターナショナル・ツアー(オランダ)
芳治大学院(ユーコン) 春期終了
ァ 岳志君の苦労シリーズ チャプター・ブック(易しいペーパーバックス)と三毛猫ホームズに凝っています.
ァ 芳治の苦労シリーズ ヨシの大学院の春期は6月まで続き,ファイナル(期末テスト)の真っ最中.
もう禁煙パッチ(ニコチン入りのバンドエイド)なしでもOK!と本人は申しております.
ャ 6月のインターナショナル・ツアーには岳志と私も同行しますので,次回をお楽しみに.