はなみずき     第10号  6/21/96
 





  6/17にアトランタ・オリンピックの聖火がグリニッチを通り,いよいよ夏本番!のはずが,梅雨のような天気続きで芝生にキノコが生えてきました.岳志の学校も学年末には,授業が毎日パーティになったそうです.6/20の最終日に,先生とバスの運転手さんにお礼のカードと旅行のおみやげを渡し,待望の夏休みが始まりました.今回は,6/8-15のオランダ旅行編です.
 
 

小さい車と自転車の多さにびっくり

  ヨシの大学院のツアーに同行して,オランダ最南端のマーストリヒトに1週間滞在しました.NYとの時差は6時間,飛行時間は7時間,アムステルダムからマーストリヒトまでプロペラ機で40分です.
  最初,マーストリヒトで,車が小型車ばかりで狭い石畳の道を相当なスピードで走るのに驚きました.目がアメリカの大型車と広い道に慣れてしまっている自分に気がつきました.また,日本よりも自転車が多く,「スーツを来た女性が自転車に乗っている!」とツァーで一緒のトミ-が驚き,「自転車に乗るからオランダ人はスリムなのかしら」とイネスが感心しました.彼女達には自転車はスポーツで,競輪選手のようなヘルメットと服装をして乗るものなのでしょう.
 
 

300年前の家に招待されました

  1日目は,グループに分かれて個人のお宅に招かれました.私達はユーコン(コネチカット大)の教授グループと,今回のツアーの世話人のマークさん(Center for European Studies の最高責任者)を訪ねました.オランダの家は土地が狭いせいか,2〜3階建ての隣どうしの家の壁がくっついている長屋方式で,屋根は瓦屋根,天井が非常に高いのが特徴です.マークさんのお父さんは画家だったので,300年前に建てられたという家は絵と骨董品であふれ,博物館みたいでした.岳志は本物のドクロが気に入りました.展覧会を開いていたフィリピン人の女性画家ジェラルディーンも加わってギリシャ料理をいただきました.

バケーションの過ごし方が違います

  ヨシ達,ユーコンの皆(40人)が会社見学(バイヤー他)やマーストリヒト大学で勉強している間,奥さん達(10人)はのんびりバケーションを楽しみました.2日目に全員で出かけたブリュッセルを除き,皆,別行動でした.アーチストのビバリーは自転車で毎日マース川周辺のスケッチに出かけ,トミーはホテルで読書,パリのエッフェル塔でレニーと婚約したてのカレンはランニング.せっかく外国に来ているのに.  一方,岳志と私は連日,観光に出かけました.3日目はマース川を船でさかのぼってベルギーのリエージュへ,4日目はバスツアーでドイツのワイン産地モーゼル渓谷のコーヘム城を訪ねました.急斜面にどこまでもどこまでもぶどう畑が続いていました.5日目もバスでドイツのモンショウという美しい山村を訪ねました.ドイツでは今でも,のどかな牧場に戦車が乗り越えられないように,巨大なテトラポッドの形をした石垣が点在していました.
  6日目,レンタル自転車で城壁都市マーストリヒトを走りました.サドルを一番低くしてもらいましたが,つま先がやっと地面に届くだけで,こけて,ひじを擦りむきました.マース川沿いのサイクリングは最高でした.
  最終日はヨシも一緒に列車でドイツのアーヘンに行きました.荘厳な大聖堂で結婚式が行なわれ,濃緑の帽子と制服を着たホルン隊が新郎新婦を出迎えていました.ステンドグラスの美しさに感動.アーヘンで,日本を離れてから初めておいしいケーキを食べました.
 
 

ァ 岳志君の苦労シリーズ 年間を通じて成績オールA,努力オール1で表彰され,クラスの友人達に賞賛される.
                               7/1-28,マサチューセッツ州・メーン州でサマーキャンプ(ロッククライミング・サイクリング・ハイキング・カヌー,毎日テントで移動).日本人は岳志だけ.
ァ 芳治   〃       仕事と勉強の超多忙の1年が終わり,9月までやれやれです.
ァ 清美   〃       7/8-8/8,大学院の夏期集中講義.
 

ャ 次回は骨休み中のヨシがこのツアーで学んだこと,大学院のことについて書く予定です.
 
 

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