はなみずき     第16号  12/24/96





  今年はサンクスギビングの休暇が11月末にきたため,フィラデルフィアから戻った翌日12/1にはご近所いっせいにクリスマスの家のライテイングが始まりました.わが家は3人とも宿題に追われていた上に,戸外の電気の差込み口が燃えて停電したり,ずっと雨が続いたりでやっと2日前に点灯しました.今のところ,こちらは雪は降らずとても楽な冬です.
  12/21-1/1まで岳志の学校がクリスマス休暇に入り,親子で一息ついています.というのはESLやPTAのボランティアやらで学期中は私も頻繁に学校に足を運ぶからです.それとサンクスギビングの1週間前あたりからクリスマスが終わるまでの1カ月半は,回りの人達もごちそうの準備,旅行,パーティ,プレゼントの買物であわただしく落ち着きません.
  今回は,岳志の習っているレギュラーの3科目について,次回はESLについて書きます.
 
 

成績

  7年生になると,第1回目の授業で各科目ごとに成績基準の紙を渡され,親子で同意のサインをしました.基準は明快で,たとえば理科の成績は「25%宿題,30%テスト,35%ノート,10%態度」で決まり,そのうち宿題の成績は各回5点満点で「ペンで書く,全部やる,きちんと書く,完全な文を使う,正しい」が各1点ずつという具合です.4学期の各中間には,それぞれの基準を今のところ何%満たしているか,宿題提出状況などが印刷されたプログレス・リポート(中間報告)が郵送されてきます.学期末には通知表にあたるリポート・カードが送られてきて,岳志はA。1つにつき$1おこづかいをもらえます.
 
 

理科

  ミセス・キーズラーはサイエンスを面白く教えるのが上手です.オープン・スクールで父兄に授業方針を説明する時にも,一例をあげると,恐竜時代がどれくらい大昔かを教室の前から後ろまである長〜い年表で実感させたりして,父兄の人気を博しました.
  1学期は地球の歴史,火山,地震などの地学,今学期は細胞を勉強しています.7年生で一番大きなプロジェクトのサイエンス・フェア。は,11〜1月に個人でトピックを選び,仮説を立てて実験をします.岳志は表面張力を選び,この休暇中はいろいろ条件を変えて実験しています.最後に大きなボードに手順,結果をまとめて発表します.その書き方については手書きしない,使う色は3色以下にする。等16項目に渡って細かく指定があります.
 
 

イングリッシュ

  今月で2冊目のペーパーバックス,スタインベックの「真珠」を終えました.各章ごとにリーダーレスポンス(感想)を書いたり,ミセス・ヤーロウが小説中で選んだ引用文を説明したりします.昨年はこの科目は聴講扱いでしたが今年はがんばってAをもらっています.
  ESLの生徒にはこの科目は不利なので,ESLのミセス・ドゥーリトルと相談してイングリッシュで使う本の日本語訳を購入し始めました.残念ながら半数は翻訳が出ていないようです.
 
 

数学

  数学は3レベルのクラスに分れています.昨年はレギュラーで日本の学校より2学年くらい進度が遅れていて易しすぎました.今年はプリ・アルジブラのクラス(真ん中)にあがりました.宿題は10日分ずつ前もって一覧表で指定されます.最初は大きな顔のミセス・メイスンの前の席でちょっと怖かったのと,英語にてこずりました.今は1次方程式に入り楽になりました.
 
 

ァ ヨシの苦労シリーズ   来学期(4/26)で大学院は修了.最後は宿題を計画的に早めに終わらせたい,少々太目になったので修了したら運動したいとのこと.
ァ 清美の苦労シリーズ  週1回夜,大学院に行くのがしんどくなったので,来学期はフィールドトリップ(アリゾナ州で9日間インディアン文化体験)で単位をとります.
 
 


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