はなみずき     第17号  1/26/97





 暖冬とはいえ,零下の日が続きます.3日ほど−10℃前後まで下がると,川や湖は天然リンクになり,先週末はホッケー・スケート・釣りの人達でにぎわっていました.岳志は社会と理科のプロジェクトに追われていたので,ESLのミセス・ドゥーリトゥルの家の湖で少し遊ばせてもらっただけでした.残念ながら,氷は今週末にはもう融けてしまいました.
 今回は,ESL(第2言語としての英語)の内容について書きます.ESLは,英語がほとんど使えない状態から,2〜3年以内にレギュラーの授業をこなせるまでの英語力をつける橋渡しの科目です.ESLを修了するには,LAB(4技能)とDRP(リーディング)という2つの標準テストで同学年のアメリカ人生徒の成績の真ん中レベル以上のスコアをとることと,一定基準以上の作文が書けることが必要です.
 
 

ESLの科目

 岳志は現在ESL2年目で中級レベルにいます.このクラスは上級との合同クラスなので1クラス20人とESLにしては人数が多い方です.1日の授業7時限のうち,初級は3時間,中級は2時間,上級は1時間がESLです.
 ESLラングイジ・アーツ。は聞く・話す・読む・書く。の4技能を伸ばす科目で,初級は1日に2時間,中・上級は1時間になります.今年は,憲法や独立宣言の一部の暗唱,ワシントン・フランクリン・ジェファーソンの伝記を読んだり,冠詞・複数形などの文法や,スキルシャープナーズという文法や文化全般に関するテキストをやっているようです.毎日宿題が出て,週末や長期休暇にはジャーナル(日記)が課されるので,初級の時より大変だと岳志はぼやいています.
 レギュラーの社会科はESL生徒には用語が難しいので,初・中級はESL社会科。をとります.中級ではアメリカ50州の地理と建国100余年の歴史を学習します.歴史はジェームズタウンの入植から始まって,独立戦争,今は南北戦争の起こった原因について学んでいます.
 
 

ESL社会科のプロジェクト

 ESL社会科の地理では,最初,北東部11州を全般的に学習した後,プロジェクトとして一人1州選び,その州の歴史・地理・経済・文化について要点をレポートにまとめ,ポスターを作成しました.岳志はニューハンプシャー州を選び,この時は夏休み末の旅行の写真やパンフレットが使えました.次の南西部12州ではヴァージニア州を選び,コンピュータに入っているワールドブック。やエンカータ(百科事典)。の資料を利用しました.残り27州はこれからですが,すでに一人2州を選び,各州の観光局への資料請求の手紙を授業でチェックしているそうです.
 このESL社会科のプロジェクトや理科のプロジェクトを通じて,締め切り日までの時間の使い方,資料の集め方,要点のまとめ方,タイピング,レイアウト,カラーコピーの利用,紙の切り方・貼り方,など多くのことを学んだようです.
 
 

ESL説明会

 ミセス・ドゥーリトゥルはグリニッチの小・中・高14校のESL責任者を兼任しています.ESL生徒の半数は日本人なので,昨年から今年にかけて5回,日本人の父兄対象にESL説明会を開きました.そこで,ESLの修了基準や小→中→高のESL連携,日本語を維持する重要性を話されました.私はESL代表委員を引き受けた縁で,説明会の準備とお話を日本語で説明するお手伝いをしています.とても勉強になります.
 
 

ァ 岳志君の楽しみ   ヒューマン・ディベロップメント(家庭科のこと)の時間にミシンでぬいぐるみを 作成したのが気にいって,ソウイング(裁縫)クラブに入ったそうです.
ァ 芳治の苦労シリーズ  1月から始まった戦略的経営。(EMBA)の白熱した討論についていけないとこぼしております.
 
 

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