はなみずき     第19号  3/17/97





 そろそろお店にイースター(復活祭)のうさぎが並び始め,ブーツも耳あてつきの帽子も不要だった暖かい冬が終わろうとしています.それでも今朝は不意の雪景色となり岳志君待望の「グリニッチ・2アワズ・ディレイ」(2時間遅れ始まり)の表示がローカルテレビに出ました.学校が遅く始まって喜ぶのは子供だけでなく,友人の専業主婦のウェンディは毎月曜朝,雪が降ってほしいなどと申しております.外で働く主婦にとっては「悪夢」だそうですが.意外だったのは,今年始めに雪のない西海岸から越してきたきたばかりの作文の先生が「11年ぶりに雪を見たわ!」と喜んでいたことでした.
 先月,日本から戻ってきてから10日ほど時差ぼけに悩みました.とうとう最後にメラトニンというホルモンの入った睡眠薬のお世話になりました.メラトニンはこちらでは市販薬ですが日本では販売されていないそうで,一時日本人の間でおみやげ用にブームになっていたようです.今回は宿題に追われまくっている我が家の3人の近況を報告します.
 
 

岳志君ESL修了!

 現地校に入ってから1年半,毎日夜中までがんばったかいあって,先週,ESL修了のテストにパスしました.読む力が非常に伸びていて,信じられませんが,新聞のNYタイムズを読める程度の読書力がついているという結果でした.予想よりも早く修了したので,岳志は豆ダルマに目を入れて喜んでいます.来週からは1日7時間のうち2時間のESLの授業がなくなり,その分がレギュラーの社会科と外国語(フランス語の予定)になります.ESLを修了しても本当に授業についていけるまでは5〜7年かかると言われています.これからもがんばってもらいたいです.
 
 

清美:エッセイの宿題に追われっぱなし!

 アメリカでないと学べないものを勉強したいと思ったので,春学期(1月〜5月)はマンハッタンビル大学院で,ネイティブアメリカン(インディアン)文化のコースをとっています.講師のバーバラ・ベルトリはメリル・ストリープのそっくりさんです.1/7-18の「ネイティブアメリカン文化を教えるコース」という集中講義では,すぐ授業に使える実践的な内容と,先生自身のネイティブアメリカンに対する思いいれに学ぶことが多かったです.もっともっと実際のネイティブアメリカンの生活や文化を知りたかったので,3/21-29にアリゾナ州でのネイティブアメリカン文化体験コース(3単位)をとります.来月号でお知らせします.
 この1年間大学院のコースをとってきて,いろんな面で勉強になっていますが,はっきり言って英語力そのものはあまり伸びていない気がするので,今期は週2回ノーウォーク・コミュニティ・カレッジに通って,英語力をつける方に集中しています.「ESLコミュニケーション」と「作文」の両コースとも大学レベルなので軽く見ていたら大間違いで,毎週エッセイの宿題が出て大変しんどく,ヨシにつきあって私も徹夜続きになっています.
 
 

芳治:いよいよゴール間近!

 5月に行なわれる卒業式用のガウンとキャップ($30)がコネチカット大学の生協から届きました.大学院も残すところあと3回週末に行けば修了です.しかし,その3回が大変で,今月は去年から準備していたマネージメント・プロジェクトの発表や期末レポートが続き,帰宅してから仮眠して朝方まで準備に追われています.さすがに出っ張り始めたお腹もへこみ始めました.
 

ャ 3/13-16 にフロリダのオーランドで開かれたTESOLの学会で,千葉大学の高橋秀夫先生(アラバマ大学研修中)に2年ぶりにお会いしました.オーランドは暖かく,Tシャツ・半ズボンでちょうどよかったです.
 
 

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