芽吹き始めた木々の緑が日ましに濃くなってきました.先週末はグリニッチで,今週末は隣町のスタンフォードで大きな園芸の市が開かれます.しかし,まだ夜は冷えこむため,草花を植えるのは5/17まで待ちなさいというプロのアドバイスが出て,園芸の好きな私は足踏みをしています.今回は,最近経験したことについて書きます.
花粉症
とうとう花粉症が始まりました.杉花粉はこちらでは少量なので,この2年間は無事だったのですが.専門医でアレルギーテストを受けると,杉以外に「芝生,ウィード(雑草),木々,家ダニ」にも反応することがわかりました.クララトンというよく効く薬も処方してくれますが,花粉症では長年苦しんでいるので,この際,根本的に治療することにしました.最初の半年は毎週1回,次の半年は隔週,その後数年間は月に1度注射を打ちに行きます.ダニ防止ベッドカバー,シーツ等一式も医者指定の通販で買いました.医者はとても丁寧に説明してくれるし,通院も10分以内なので思ったほど大変じゃなさそうです.
ベイビー・シャワー
ローリー・ドゥーリトル先生の初孫のお祝いによばれました.といっても,まだ赤ちゃんはトウバ(お嫁さん)のお腹の中で妊娠6カ月です.ベイビー・シャワーは女の人のパーティーです.女ばかり親戚や友人が15人集まり,おいしい軽食とおしゃべりを楽しんだ後は,まず,皆がそれぞれ考えた赤ちゃんの名前を発表しました.皆に受けた名前は,オハイオ州からはるばるやってきた80歳になるローリーのお母さんが考えた「ダンキン・ドゥーリトル」(ダンキン・ドーナッツみたい)という名前でした.トウバは男の子なら「アンドリュー」がいいと言っていました.7月に生まれる子供の名前が楽しみです.
その次のお楽しみは山積みのプレゼントを開ける時です.まだ男か女かわからないので,衣類やヌイグルミの色はピンクとブルーの2色が使われます.「こういうのは初めて見るわ!」「アルバムは何冊あってもいいね」「なんてかわいい紙なんでしょ!」とか,皆は包装紙までも批評して楽しみます.中で好評だったのは,犬が赤ちゃんのお守りをするという話の絵本,アップリケになっている本,夏向きの涼しげな薄いふとんでした.
バーミツバ
神鋼で働いているカズエさんと弁護士のリチャードさん夫婦の長男ノアが岳志と同じ13歳になり,ユダヤ教の「バーミツバ」と呼ばれる厳粛な成人式を行ないました.お寺に親戚,友人一同が集い,ユダヤ教の男の人はヤマカという小さなおわんのような絹の帽子をかぶっています.「ラビ」と呼ばれる指導者に従い,この日の主人公のノアは皆の前でヘブライ語で書かれたユダヤ教の聖書を節をつけて読み上げていきます.延々1時間半,ノアが読み,参加者が読み,起立したり座ったり,最後に,大切そうにお寺の戸棚から「トーラ」という大きな巻物の聖典がとりだされ,ノアと2人の老人が交互に読み上げました.ノアはこの日のために毎土曜3時間このお寺の学校でユダヤの歴史とヘブライ語を勉強してきたそうです.儀式の後は盛大なパーティーが開かれました.皆の前で堂々とショーをやりとげたノアに乾杯.
ァ 岳志君の苦労シリーズ フランス語のマダム・シュートが岳志たち新入りの生徒を他の生徒と違う
扱いをするので抗議の手紙を書きました.早速すごいケンマクで家に電話がかかってきて話が平行線になったので,ガイダンス・カウンセラーのミセウ・コウムと相談して,やっと3つのうち2つは改善してもらえることになりました.
ャ 次回はヨシの大学院の修了式(5/18)についてお知らせします.