disease
〜補足説明〜
BBSなど短い文章表現ではかなり難しいものがありますよね。
誤解があるといけないのでこちらに書きました。
別にミニシュナだからと脅かしていたり、騒ぎにして喜んでいるのではなく、
何事も早めの対策が大切だという事を言いたかったのです。
この2年弱での経験をここにすべて書く事は不可能ですが、少しでもわかっていただけたらと思います。
この文章でも誤解を招かない様に願いたいです。
中間発表でもわかるように、
血液検査をしていないシュナちゃんの多さにビックリしました。
ティキが赤ちゃんの事の獣医さんは、1歳未満の時点で何故か血液検査をして下さってたので
それが普通だと思っていました。
だから今回ご協力頂いいた内容も、血液検査されていても
2項目だけ検査した事がないというメールが多いと思っていました。
伝えたかった事は・・・
★種類の少ない一般の血液検査では殆どの病院では
中性脂肪とコレステロールは検査項目に入っていないので注意し、
入っていない場合で調べたい時は、こちらから進んで調べてもらわないといけない!!
特別な場合を除き、必ず12時間の絶食後に検査してもらってください!!
★元気な場合でも、4歳(この病気は4歳以上らしいので、もちろんもっと前なら、なお安心)になったら、
フィラリアの時などのついでに1年に1回くらいは血液検査を受けるて健康状態を把握しておきましょう!!
★もし「乳び」が出てきていたら(血液ドロドロの前触れで段階がある)気にかけておき、
どんどんひどくなる様だったら必ず対策を!!
★もしてんかん様発作や、目が白くなったり見えていない様な場合、
糖尿病、甲状腺機能低下症などの病気があれば、
必ず中性脂肪とコレステロールも調べてもらう。
★こういう病気があるという事を頭の片隅に留めてもらい、いざという時に思い出してもらえたら、
もしかして大事なミニシュナがそれほど苦しむ事もなく、
もしかして死に直面する事もなく、
もしかしてものすごくまわり道しながら検査をする事もないかもしれないと思いました。
無症状で一生過ごすシュナちゃんもいるそうです。
もしこの病気になっていたとしても、
無症状の場合や、命の危険にさらされない症状の場合、
犬生をまっとうできるといいですよね。
でも症状により命にかかわる事になると・・・
間違った治療をされると・・・
こんなに恐ろしい事はありません。
前にも書きましたが、5軒目の病院で「当たり前」と言われたのをきっかけに、
私自身、ティキの数値しか知らないので、
他のミニシュナちゃんがどのくらいの値をしていているのか、
また同じ様な症状や病気のミニシュナちゃんはいるのかどうか、
同じ事で現在悩んでいるシュナちゃんがいるかどうかを知りたかったのです。
ご協力よろしくお願いします。
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発作が始まって2002年9月まで、この「脂質代謝異常はミニシュナだから当たり前」
という言葉を聞いたのは初めてでした。
こんな獣医さんに初めから出会ってたら、何の問題もなく、これほど苦しまなかったと思います。
「ミニシュナ」+「発作」=「中性脂肪値血液検査」が必要
この事をひらめいてくれる獣医さんはどの位おられるのでしょうか?
引越し前の2歳までの獣医さんから、この言葉をおっしゃった獣医さんまで入れると5軒の病院にお世話になりました。
2001年末、相談のみでかかった病院2軒、電話で問い合わせた病院8軒・・・
この合計15軒の中で、ご存知だった獣医さんは、たったの2軒だけでした。
この2項目は12時間の絶食が必要です。
中性脂肪の場合、検査方法によって基準値が違うかもしれないですが、
500以上が治療の対象になるらしいです。
前の病院では、私から『12時間ですよね』と確認しているのに、
『絶食だから、24時間です』・・・と。
その後は『4時間くらいでもいい』と言われ、言われるがままでした。
乳びが(+2)出ていてもとすぐには検査してもらえず、
発作で入院して「安楽死」といわれてた頃には(+3)になっていました・・・
(−)、(+)、(+2)、(+3)、中性脂肪値が下がっているティキは今(−)です。
その病院では高脂血症を診た事がなく、
中性脂肪を殆ど測った事がないとおっしゃっていました。
2〜3時間待ちのちまたで評判の病院がそういう対応だったので、
他にもそういう病院がたくさんあるのではと驚きました。
その結果、理由がない限りそれ以降4時間前後の検査となってしまいましたが、
今はその数値でティキ体の中がどんな感じかがわかるようになり、
前兆の様子を見ながら、発作が出ない様に食事量を加減したりしています。
中にはミニシュナはてんかん(てんかん様発作)が案外多いという病院。
他にも、よく似たてんかん症状のミニシュナがいたが、検査料金が高価な為、いつの間にか来なくなった。
多分ティキの様に、いろいろな検査を受けたり、ティキは麻酔が怖かったので結局受けるのを止めましたが、
原因が脳の可能性という事でCT(もしかしてMRIも?)を受けたりお話があったのではと思います。
ティキの場合、獣医書に書かれてる食事法ではもう効き目がないところまで来ていました。
なので、「安楽死」というお話を聞くことになったと思います。
試行錯誤の食事と散歩量を増やす事によって中性脂肪値がどんどん減り、
現在は見違えるようです。
(ティキの食事と状態は「disease4」を覗いてください)
ティキはたまたま発作でわかりましたが、それは症状の1つ
(例えば風邪の時に、咳が出る、くしゃみが出る、熱が出るなどと同じ)で、
この病気の場合、他に急性膵炎、失明などがあります。
急性膵炎では死にも至るらしいです。
発作が続きひどくなれば、ティキの様に「安楽死」のお話があります・・・
2〜3回の発作のうちに食い止めないと脳に傷が付き
この病気が原因の発作ではなく、脳からの発作になる事もあるようです。
今春、HP検索してもらった方からメールを頂きました。
同じ様に発作が止まらず入院したシュナちゃんの「安楽死」についての相談でした。
今は食事制限をし元気で、かけがえのない命が助かって本当によかったです!
今回頂いたメールの中にも、絶食時測定にもかかわらず、
食後4時間測定のティキより高い数値や、激しい症状のミニシュナちゃんが含まれています。
また2項目検査をした事がないけれど、症状からもしかしてというミニシュナちゃんもおられます。
やはり年齢は高めです。
きっとティキと同じく、高脂血症状態が長く続いていた気がしてなりません。
その他、とても信じられない様な内容の濃いメールも頂いています。
みなさんどうもありがとうございます。
諦める事なくお互い頑張りましょうね!!
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いろいろ調べてわかった事を書きますが、なんせ私は素人だから、
表現方法もまずいかもしれません・・・もし間違ってたらすいません。
胃に入った食べ物がまず肝臓に運ばれて、脂質などに分解され
栄養として血液で体のすみずみまで運ばれます。
問題の脂質は、分解され5種類くらいに順番にリポ蛋白というもの姿を変えます(?)が、
その時に問題が起こるみたいです。
ミニシュナは1つ目のカイロミクロン(キロミクロン)と2つ目の超低密度リポ蛋白というあたりが
遺伝的に欠陥があってうまく代謝されないとか・・・
その為にほおっておいたら、どんどん中性脂肪が上がり、高脂血症になって
症状が出る場合があるみたいです。
その為、太っているとか、瘠せているとかに関係なく、
ダイエット食を2〜3歳から食べていたティキでさえ、高脂血症になりました。
またミニシュナに多い、甲状腺機能低下症になると
コレステロールが上がってきます。
知らずにほおっておくと、元気がなくなり、毛も抜け始め、いつの間にか死んでしまう。
飼い主は何の疑問もなく死を認めてしまうケースが多いらしく、
後になってわかると獣医さんから聞きました。
安価なお薬だけで健康に過ごせるのに・・・
尚、甲状腺の検査は別にあります。
トータルT4という獣医さんが真っ先にする検査(日本国内検査で結果は5日後前後)、
フリーT4という検査(日本の検査機関からオーストラリアに送られるもので結果は2週間後前後、
トータルT4が基準値内でも、このフリーT4値が狂っていたら症状がある。ところがあまり実施されていない)、
ティキの場合、両方とも基準値内でしたが、
怪しい症状がいくつかあった為、お薬で様子見し現在服用中です。
完璧に調べようとしたら5種類くらいだそうですが、すべてオーストラリア送りの為
金額もすごく(1種10000円くらい)、日数もかかるので
副作用の殆どないお薬で様子見する事が多く、めったにしないそうです。
高脂血症を治すには、お薬は犬には安全確立がされてないので、
大型犬並の運動と、低カロリー&低脂肪の食事にする事。
日本では殆ど知られてなく、アメリカで少しずつ研究されいますが、
それでもまだ何故そうなるかはわかってないらしいです。
そして実験では、この病気を持つミ二シュナは、
糖尿病と併発しているミニシュナが多い様な事が書かれていました。
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言葉を喋られない為、目や表情、症状でしか訴えられないミニシュナ達・・・
犬生は人の考え方一つで変わってしまうと実感しました。
心の叫びを聞いて、元気で楽しい犬生を送らせてあげたいです。
私の次の課題は、
中性脂肪の域値が下がり今の食事でも発作が出た場合、
また以前の度重なる発作で脳からの発作も心配です。
音に敏感なのでこれから先も注意をする事と、
他の症状、例えば糖尿病や急性膵炎が出た場合・・・
少しずつ勉強です。
2002.09.17更新
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