以下が本文です。

レイヤーマスクの使い方

Last update: 2005.12.4

対象: Photoshop 標準版(4以上?)、(限定的に) Photoshop Elements

概要

レイヤーマスクは、R, G, B に次ぐ 4 番目のチャンネルとして、レイヤーに対し不透明度情報を持たせる機能です。 簡単に言うと、レイヤーを部分的に見せたり隠したりできるものです。 (Elements では調整レイヤー・塗りつぶしレイヤーのみ。ただし通常のレイヤーも擬似的に利用可能。)

「レイヤーマスク」は「レイヤー」を「マスク」する、というわかりやすい言葉ですが、「アルファチャンネル」という言い方もします。こちらの方がより一般的かも知れません

とっつきにくいと感じる方もいるかも知れませんが、この機能を使わないのは Photoshop を使ってる意味がない、くらいなものなので是非使ってください。 応用範囲はとても広いのですが、基本は簡単です。

方法

基本

初期状態

図1 初期状態(画像を開いた直後)

説明のため、レイヤーは統合状態で背景のみがある状態とします。(図1)

レイヤーマスクを追加

レイヤーマスクを追加するのは簡単です。

  1. 背景レイヤーにはレイヤーマスクを設定できないため、通常レイヤーにします (メニューから「レイヤー / 新規 / 背景からレイヤーへ」)。 背景以外のレイヤーにはこの手順は不要です。
  2. レイヤーマスクを設定します (メニューから「レイヤー / レイヤーマスクを追加 / すべてのレイヤーを表示」)。
レイヤーマスク追加直後

図2 レイヤーマスク追加直後

これでレイヤーマスクの作成は完了です(図2)。

レイヤーに矢印で示した白いサムネイルが追加される以外に、まだ見た目には変化はありません。

レイヤーマスクの編集開始

編集するときにはまずレイヤーマスクのサムネイルをクリックし、枠を移動させておきます。図2 の白いサムネイルのような状態です。

これを怠って、レイヤーマスクを編集しているつもりが、元画像をぐちゃぐちゃにする失敗は非常によくあることです。

部分を隠す

レイヤーマスクは マスクが白なら元画像が見える、黒なら見えない という機能です。これを見ていきましょう。

マスクを消すとその部分が隠れる

図3 レイヤーマスクで花びらを隠す

  1. 2. で「すべてのレイヤーを表示」で作ったので、図2 で見たようにレイヤーマスクは真っ白です。
  2. レイヤーマスクで、隠したい部分を消しゴムツールで消します (あるいは黒いブラシで塗ります)。

例として花びらの部分を隠してみました(図3)。(なお、左の市松模様は透明部分をあらわしています。)

マスクを一時的に無効にする

隠れた部分は見えなくなっただけで、実際には元の画像が保持されています。一時的に元に戻してみましょう。

レイヤーマスクを無効に

図4 レイヤーマスクを一時的に無効に

  1. Shift を押しながらレイヤーマスクのアイコンをクリックすると×が付き、レイヤーマスクの効果が無効になります(図4 消えた花びらが元に戻っている)。

    もう一度 Shift +クリックすると再びレイヤーマスクが有効になります。

隠した部分を戻す

ですので、一旦消えたように見える部分も元に戻せます。ここが単にレイヤーを消しゴムで消すのとは違うところです。

白で描くと隠れた部分が復活

図5 レイヤーマスクを白で塗る

  1. 復活させたい部分を白のブラシで描きます(図5)。図で部分的に元に戻っている事がわかるでしょうか。

応用

上では普通のレイヤーで行いましたが、実際に使うときはいろいろな効果をもったレイヤーと組み合わせます。 それらは実際に使うタイミングで説明します (下記「関連」を参照) が、例えば下記のような物が考えられます。

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