☆02 警策の受け方

前回で座禅の仕方を学びました。 当然 警策の受け方も学びました
でも実際座禅会に参加して 警策の受け方は いろいろと迷うことがあります
何となく考えてしまうことが多いです。
そんなことで 「警策」と打ち込んでネットで調べると ウィキペディアでは
次の様に記載されています。 一部をそのまま転載しています
因みに 全文読みたい方は次をクリック

     ウィクペディアへ


警 策 (ウィキペディアより)

警策を与える者を直日(じきじつ)または直堂(じきどう)と言う。
直日・直堂は坐禅中の禅堂内を巡回し、修行者の坐禅を点検する。
このとき、曹洞宗では警策を体の中央に立てて、臨済宗では
右肩に
担いで巡回する。

曹洞宗においては坐禅の姿勢が前かがみになっていないか、
臨済宗においては法界定印の親指同士が離れていないかが、
警策を与える1つの基準となっている。姿勢が前かがみになったり、
法界定印の親指同士が離れたりするのは、
坐禅に集中できていない証拠だからである。


ウィキペディアは大変便利な辞書であって 今や日常生活から
離すことが出来ません
爺も以前よりウィキペディアの愛用者であり 書き手でもあって
結構出鱈目な情報が 氾濫するウェブの世界で
それなりに信用性も高く 色々と重宝しています。
しかし、上の冒頭の説明を読んで 爺が思ったこと
誰が書いてられるのか 解らないですが 臨済宗の部分は
少なくとも実際の状況を 知らない方が 書いてられるようです。

臨済宗では 基本的に法界定印で坐禅をしない
これは 一の座禅入門で 小池老師が説明されている通りです

但し 曹洞宗では法界定印しないと ぼろ糞に叱られます
   本当に叱られますから ご注意ください 念の為

また確かに 臨済宗では右肩に担いで巡回しますが、
警策を身体の中央に立てても 巡回します。但し 警策の持ち方
は微妙に違うんですがね

そんなこともあって、ウィキペディアを修正しようかと 一時
迷ったのですが 辞めておきました  何故かと言うと
ウィキペディアの世界も 結構狭くて 直ぐクレイムがつきますから
あまり 元情報が 自身のものでない限り弄らないこととしています
叱られるのは やっぱぁ 厭ですからね   笑


で、次に 手許にある 座禅入門書で 警策の受け方を調べる
こととした

参考までに三冊の本があるので 以下で検証する

坐禅入門書による検証   著者の敬称略

○ 坐禅のすすめ  山田無文・大森曹玄・平田精耕  禅文化研究所

次の様に書かれている

1.助警が廻ってきて、警策を受けたいときには、静かに合掌をします

2.互いに合掌します

3.絡子を着けている場合は絡子をはずします

4.左手を右のわきの下にあてがい、右手で単ぶちを支え、頭を下げて、

  肩に警策が入りやすいようにします

5.右側も同じ要領で受けます

6.警策を受けた後は、また互いに合掌し合います



○ 目で見る坐禅入門  宝積玄承  東方出版

1.警策を受けたい場合、直日が自分の単に近づいて来るのを待つ

2.静かに合掌します

3.互いに合掌低頭(礼)する

4.先ず左手を右肩におき、頭を低くして左肩に警策を受ける

5.次に右手を左肩におき、右肩に警策を受ける

6.終わると互いに合掌低頭する

ps頭を低く肩をまるめるようにし、空いている手で床をささえる

ps単で受ける場合、空いている手で単縁をささえる


○ 坐禅入門  文=臨済会編 平井玄恭  佼成出版社

  臨済禅における警策は・・中略・・・
  
警策の受け方は禅堂によって様々だが
  一方を示すとこうである

1.直日が警策を右肩に当てて予告したなら、互いに合掌して
  低頭し合う(自ら警策を受けたい時には、直日が単の前に
  近づいて来た時に、静かに合掌して、その意志を伝える)

2.左手を右の肩にあてがう(腋の下にあてがう法もある)

3.右手を単縁について、警策が入りやすいように頭をさげる

4.左肩に警策を受ける

5.同じように、右手を左肩にあてがい、左手をついて、右肩に受ける

6.終わったら、互いに合掌、低頭し合って、修行者は元通りに坐禅に入る


警策の受け方 わかりましたか

ここまで くると解ったと思いますが

基本的には 全生庵住職だった 故 平井玄恭住職が述べておられる

ように 「
警策の受け方は禅堂によって様々」 というのが

一番解り易いでしょう 笑

初めて参加する場合は 他の方の受け方を見てから 警策を

頂くのが 無難でしょう


それでも まだぼんやりと 疑問に思う事

その一

特に警策をいれる順序が なぜか違う

A 左 そして 右 と叩く     多数派

B 右 そして 左 と叩く     少数派

C 直日が 来た方から 叩く   少数派

D どちらからでもよい       少数派

上記の様に 全ての可能性があります

Aの 多数派が一番多いですが 印象としては それでも

半分程度では ないんでしょうか


その二

もうひとつは 叩かれる肩の手を何処にもっていくか

A 反対側の 肩

B 反対側の 脇の下 

C 反対側の手の2の腕をかかえ

D 反対側の膝の上

E 単・畳・床

基本的には 僧堂の様な単の上なのか 平面の畳床の上
なのかでも 違ってくるように 思うのですが・・・

一応 Aから Dまでの場合は 当然両方叩く訳ですから
必然的に 途中で左右の切替の動作が必要となります
さて 皆様は どうお考えでしょうか


ご参考意見がございましたなら 是非メールで貴重なご意見をお知らせください

お願いします

結論として

結局は初めて参加する坐禅会は 他の方を観察すること

そして警策は 承陽大師や 千光国師の時代には

なかったのですから ここらで 終わるとしましょう




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