☆14 単の上がり方(曹洞宗との違い)


今回は 自分の坐る単の前まで来ましたから 単に上って
坐を組み 禅定するまでです
もしかすると この曹洞宗との違いはこれで終了とするかも知れません

☆ まず 曹洞宗の場合
自分の単の前で 合掌一礼
この時隣の人が合掌一礼したら 同時に合掌一礼(隣位問訊)
次に180度向きを右回り(時計回り)に変え 対面の人と合掌一礼(対座門訊)
坐蒲の向きを180度変えて 履物を脱ぎ
単縁・牀縁を決して踏まないように 単に坐す
履物を自分の目の前に揃えて手前にしまう
そして坐を組み 左手で坐蒲を支え 右手で時計周りに
反対側を向き 壁と対面する (面壁することとなる)

曹洞宗の場合 単の前に来てからの動作が多いです
まずは隣位問訊が 必ず必要です
臨済でもする場合があるのですが 曹洞宗では必ず履物を手で揃えます
実際には 私の様な未熟者は 結構忘れることが多いですが
そして坐しながらの 面壁が必要です これは必ず時計回りです

その他 坐禅の仕方に関しては 次のHPをご参照ください
曹洞宗の公式サイトですから 一番でしょう

1 公式サイト・曹洞禅ネット
2 曹洞宗近畿管区教化センター

又 曹洞宗の坐禅手引きとして次のサイトのものは 大変有用です
ご覧になりたい方は 次の福井県の 曹洞宗の名刹
宝慶寺の公式サイトで 大道会発行の「宇宙いっぱいの坐禅」をご覧下さい
大変参考になります

坐禅(正身端坐)の作法  注意 リンク切れ



☆ 次に 臨済宗の場合
単の前では 合掌したまま一礼して
履物を脱ぎ 静かに単に坐す
くれぐれも 何十センチかの木の単縁(たんぶち)に 足そして尻を
かけることのない様にして 単に上がること
もう一度書きますが 単に上がるときは 単縁・牀縁(じょうえん)に
決して 腰を掛けたり 足をのせてはいけません 絶対に注意ください

臨済宗は 自分の単を背に 合掌一礼後 単に上るので
動作は簡単である
そして上がり方は 上記の様に 基本は曹洞宗と同じく 両手で支えて
尻腰足を決して単縁に付けない様にして 一気に単に上がります

臨済宗では もう一つ上がり方がありまして (片足ずつ上げて坐す)
自分の単を背に 合掌低頭後 片足を単縁に触れない様に注意して
単の上の布団におく
次に単の布団に 尻をおとして 反対の足を今度も単縁に触れない様に上げて
単布団に 半跏趺坐又は胡坐となり そこから結跏趺坐を組む
但し この方法は単の高さが高い場合 若しくは その者の脚が短い場合は
物理的に不可能な場合があるので注意を要する
更に僧堂によって 直日単 単頭単どちらかによって 左右どちらの足から
上げるか決まってる場合があるので注意
右利きの人が左足からする場合は若干練習を要する場合も

その他 臨済宗の坐禅の仕方に関しては 次のHPをご参照ください

1 禅のあれこれ一 「坐禅の仕方」を見る
2 臨済禅黄檗禅公式サイト


単への上がり方の動画は
そして 基本的な単への上がり方に関してであるが
何故なのか WEB上の動画を見つけられません
坐禅の説明は 大変沢山あるのですが・・・
どなたか ご存知でしたら お教えください お願いします
簡単な動作なんですが どうも言葉だけでは 理解し難いと思いますので
取りあえずは 禁断の 「道元」の映画で 一度ご覧になって下さい
中村勘太郎演じる道元禅師が 単に上がるシーンが 凡そ開始19分程度で
ご覧になれます 見れば簡単そのものです
勿論 専門僧でなく 役者さんですが 結構 単への上がり方は様になっています

禅のあれこれ十二 禅の動画とユーチューブで 道元の映画で確認する

そして

曹洞宗の場合
曹洞宗では 参禅者が入堂しおわったころ 堂頭等の指導する人が入堂して
検単 すなわち 堂内を一巡した後 堂内の少鐘を三声鳴らして 止静となる

臨済宗の場合
臨済宗では 参禅者が入堂しおわったころ 直日等の指導する人が入堂して
拓一声 引磬一声 検単で堂内を一巡後 引磬を三声鳴らして 止静となる

そして

曹洞宗は面壁で坐り 臨済宗は対座で坐り

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