☆26 南禅寺南禅院 臨済録提唱 4


                       平成27年11月23日

八月は盆でもともとなく 九月十月はお休みしたので

久し振りの 南禅寺での 香南軒老師の提唱と思って 到着した

そして受付で 百円を払おうとすると

「本日は 香南軒老師の提唱がないのです」 と受付で言われた

「ええっ」

「中国からの帰国の飛行機が遅れてしまって すいません それで

今日は 宗務総長が替って お話をなされます」

いつもと同じように 住所名前を書いて 百円を払おうとして 渡すと

「本日は要りません」

「そうなんですか」

どうやら老師不在のため教本代は要らないとのこと

先へ進んで そして本尊の前で一礼して

遠い側の座に坐る事に 前の僧侶が正坐なんで 私も正座で

暫くして 蓮沼宗務総長が入場  全員座ったまま

そして 大悲呪

続く 大燈国師遺誡では 脚を正座から坐を組んで 教本を

開いて前に置く

そして 宗務総長の提唱 いやぁ法話

基本的には 提唱と言えば やはり老師でないとできないのである

そして 宗務総長のお話が始まった

『 実は 老師と私達と先日から 中国へ行っていたのです ところが

帰る段になって 北京空港で 雪のため六時間以上も待たされて

しまって 関空に着陸したのが真夜中 そこから 南禅寺まで車で

帰って来ると午前二時が過ぎ 老師も ほとんど 寝られていませんので

結局は 私が本日の提唱に 代わって 登場することとなりました

まぁ私も ほとんど寝ていない訳ですが

何分 老師はお歳ですので お前に任すと言う事で さて何を言えば

いいのかと思いつつ 登場したわけです



老師は 来年の 臨済禅師1150年の東福寺での記念行事で

導師を務められます そのためにも 一度臨済禅師の生誕の地に

行きたいということで 今回の中国旅行となった訳です

車に乗って 数時間して 生誕の地に行くと 車から降りると 役人の

方々が出迎えられていて お話をされました

そして 老師は この生誕の地に 石碑を建てたいという旨の

ご要望をされました 』

なるほど そんなことで老師の提唱がないのかと思いつつ

総長のお話を聞いていた

今回は 僧侶の出頭された人数が 老師不在のためか少なく

同様に 居士の参加の方も 少なかった

そして終わり方も 老師不在のため 四弘誓願なしで終了

そして僧侶の方々が退出

帰り際に 宗務総長に挨拶をし その足で

南禅寺の宗務庁に出向いた

そして 中に入っていくと 係の女性の方がおられ

朝の受付で頼んでいたからか すでに臨済録提唱の

過去の講義教本を並べられていた

一から六まで 今日は七回目で 私は三五六と参加していない

ので三冊が欲しかった しめて三百円

そして それを一つづつ確認して お金を支払った

そして 人の多い南禅寺を後にした

本当は 香南軒老師の書かれた 「臨済録」を持っているので

読むためには必要なかったけれど 臨済録提唱に参加した記念として

是非とも 一から全部揃えたかったのだ



本日の提唱の内容は 『  家舎と途中 』 であった


臨済録の 『  家舎と途中 』 を読みたい方は ここをクリック下さい





そして 第八回 12月13日(日) 『 四科揀 』 は 私は欠席した


臨済録の 『 四科揀 』 を読みたい方は ここをクリック下さい



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臨済録を勉強したい方へ お勧めの本は 3


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いままでに 幾つか紹介してきましたが 臨済録に関しては まだまだ

たくさんの書物が 出版されています

そんななかで 幾つかの書物を紹介して お勧め本の最後のまとめとしたい


☆ 朝比奈宗源(1891年生)

   円覚寺派管長 平等軒老師も 山田無文老師と 同じく 老師としては

  数多くの 書物を書かれている

  最初に紹介した 入矢先生の 岩波文庫版の「臨済録」は 平等軒老師が 戦前

  岩波文庫版として 発行された 「臨済録」の 新装新訳本というべき 位置づけで

  あろうか  ただ私には 難しいことは 解りませんから・・・  聞かないで下さい


○臨済録   岩波文庫

○著者    朝比奈宗源

○発行    岩波書店

○定価    絶版 1935年発行

下の 写真が 平等軒老師が書かれた 岩波文庫の『 臨済録 』です

          

  この写真web上のオークションサイトのものを転用しています



実を言いますと 平等軒老師の書物で 私が持っているのは 次の書物です

この書物は 昭和四十一年十月に 岩波文庫版の第16刷改版として

岩波書店から刊行されたものを 岩波書店の了解を得て たちばな出版から

復刊されたものです   ですから 内容は同じものなのです

それには 前の円覚寺派管長 栽松軒 足立大進老師が尽力されたようです


○臨済録   タチバナ教養文庫

○著者    朝比奈宗源

○発行    たちばな出版

○定価    1,080円税込


           



他にも 円覚寺の現 青松軒 横田南嶺老師と 東京で 臨済録の勉強会を立ち上げ

られた駒澤大学の 小川隆先生の 『 臨済録 (書物誕生) 禅の語録のことばと思想 』

発行は岩波書店 2,268円(税込)があります

相国寺派管長 大龍窟 有馬頼底老師の 『 臨済録 』を読む (講談社現代新書)

発行は講談社 864円(税込)もある これは2015年の新刊  新しい書物です

その他にも 大森曹玄老師著 『 臨済録講話 』 発行春秋社 や

足利紫山老師著 『 臨済録提唱 』 発行大法輪閣などなど 数えきれない程ある



○ そして 私の場合は 幾つかの本を読んだあとですが・・・

    臨済録なるもの 原文を見ても △□×○◇ ・・・・・・  そう チンプンカンプン

    読み下し文を ゆっくり読んでみても やっぱり △□×○◇ ・・・・・

    更に 口語訳文を 読んでみても 同じく △□×○◇ ・・・・・・

    そして 老師の 臨済録提唱を拝聴する時は ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    そうです △□×○◇ ・・・ ではなくて

    いつも突然に  『   
  』 で 熟睡から目が覚めるばかりです

    因みに皆様方は 私の様なことはないでしょうけど



いつだったか 大分前に 梅原猛先生のお話を聞いた時でしたか こんな風に

仰っていました

『 私は哲学者と 呼ばれているが 正確には 哲学史の学者であります

私はこれから 梅原哲学を つくろうと考えています

日本人で 明治以降 自分の哲学を作り出したのは 西田幾多郎ただ一人です 』





では 最後に 貝葉書院の 『 臨済録 全 』 の写真をこの下に載せて 

これにて 簡単ですが 『 臨済録 』 関係の書物案内を終了とします


           

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