☆55 五体投地 そして 三拝

         チベット ヨガ 阿字観 禅


〇副題 止観 阿字観 他に ヨガ 瞑想 あり
               最近流行りの マインドフルネス
  そして達磨からの 曹洞宗の坐禅と 臨済宗の坐禅



坐禅を考察する場合 当然その源流そして傍流を 少しは調べる必要があります

古い時代のインドが出発点だとすると ヨガそして 瞑想も含めて考えてみましょう

そして 今回は坐禅に入る前に 止観阿字観では 通常なされる『 五体投地 』

について 考えてみましょう

禅宗では 三拝が頻繁になされますが 三拝は五体投地なんでしょうか

一応 公には 臨済宗そして曹洞宗とも 三拝は五体投地と言っていますがね

ただ 坐禅の前に三拝をする作法はないと思うのですが どうでしょうか



☆ 阿字観

阿字観と言えば 高野山などの 真言宗の座禅です

言葉で説明するよりは 動画でどんなものか ご考察下さい





このYOUTubeの動画は 『 阿字観を知る 』という題で 「 真言宗智山派宗務庁 」

のものです

ただあんまり真剣にご覧になると 頭が混乱しますので ぼーーーっとご覧ください

細かいところは気にしないで ご覧になることをお勧めします

止観と同様に 『 五体投地 』が 坐禅前にあります

順番は次の順で 五体投地を行う


一 しゃがむ時には 右足左足 そして右肘左肘 そして頭を下につける

二 立ち上がる時には 反対に 左足右足の順番となる

三 そして五体投地は 三度行う



☆止観

次に止観と言えば天台宗の座禅です これも坐禅の前に 五体投地があります

言葉で説明するよりは 今回も動画でどんなものか ご考察下さい

開始して 最初の方だけの説明で十分です





上が 『 はじめての座禅指導 』 という YouTubeの作品です 天台宗ですが

比叡山ではなく 円満院系です

延暦寺でなく 気が進まないのですが 適当なのがなく 仕方なく 何かとあるらしいと

言われる円満院系です

比叡山延暦寺の関連で 探したのですが 『 止観 』に関する適当な動画が

なかったからです

いつの時代からか解りませんが 比叡山の止観も 警策を臨済宗の様に

前から叩くのです

もっとも 警策は 栄西や道元の時代にはありませんでしたから 為念

そして上の動画ですが 『五体投地』ですが 次の順で 五体投地を行います


一 しゃがむ時には 左足右足 そして左肘右肘 そして頭を下につける

二 立ち上がる時には 反対に 右足左足の順番となる

三 そして五体投地は 三度行う

そうです 真言宗と天台宗では 座禅の出発点の この『 五体投地 』の作法が

まったく 逆なんです

でも お茶の世界でも 代表的な 表千家と裏千家では違いますよね

例えば 部屋に入る時は 表千家は左足から 裏千家では右足から

立ち上がる時は 表千家は両足を揃えて一度に立ち上がる 裏千家では片足を

立ててから立ち上がる

また回す場合は 表千家は反時計回りに 裏千家では時計回りと逆になっています

まぁ素人の考えでは 批判を覚悟して言えば 天台と真言の違いは 表と裏の違いに

似ていると考えていますが どうでしょうか


そして天台宗真言宗の『 五体投地 』と チベット仏教等の五体投地とは 同じものと

言えるのでしょうか


で もう一度禅宗の三拝は どうでしたか 各自思い出して見ましょう



また この動画を見ていますと 次の塗香という説明があります

ここで禅宗ではない 塗香(ずこう)という作法を ちょっとだけ考えましょう

そんなことで ウィキペディアで調べてみると 次の通りとなる

『 塗香とは、仏像や修行者の身体に香を塗って、けがれを除くこと
また、その香。仏に捧げる六種の供物の一種。
数種の香木を混ぜて粉末にし、粉末のまま乾燥したものと、浄水と混ぜ練香としたものがある。
一般には粉末にした、抹香状の薄茶色の香をさすことが多い。
線香や焼香と違い、香を燻らせて供えるものとは違い、自分の口に含み、身体に塗る香である。
ーーーーーーーーー  中略 −−−−−−−−−−
密教系で多く用いられる。在家では写経の前に使用することがある。 』

                 『 』 内 以上は ウィキペディアより


しかしながら この塗香の作法ですが 上の天台系の動画では さらっと説明されて 解った様な

気にはなりますが 真言宗での作法をちょっと調べると 結構いろいろな方法がある様に思えます

まぁ そんなことで塗香に関しては 今回は禅宗中心に考察していますから これ以上は 深く

関わらないこととします



☆ チベット仏教の 「 五体投地 」

次に 五体投地と簡単に言ってますが チベット仏教の 『 五体投地 』は 下にある

動画でご覧になるのが 五体投地です




上は チベット仏教の 『 五体投地 』 YouTubeの 動画です

因みにこの動画では 敷物をひいて同じ所で五体投地をしていますが 前に進みながら

五体投地を 続けるという 荒行的なものも多い様です

また 無数に流派のある ヨガですが チベット仏教の 『 五体投地 』に 近いものを

取り入れて 『 五体投地ヨガ 』を指導する 団体も日本では 多いのも事実です

例えば次の動画は あるヨガ学校の ヨガレッスン 「五体投地ヨガ法」 です






さてもう一度 禅宗の三拝はどうだったでしょうか

で 三拝は 臨済宗と曹洞宗の違いはあるのでしょうか ?



ヨガに関して 述べだすと 際限がなくなるので 説明は省略しますから

興味のある方は ヨガで検索をすれば 膨大なヨガに関する 情報が得られますので 各自

ご自身でご研究を お願いします

因みに今では 禅宗のお寺でも このヨガを取り入れているところが多いです

と言うよりは 禅宗寺院以外のお寺でも ヨガがあるところが 結構増えましたね 笑

天台そして真言は坐禅がもともと ありますから 不思議ではないのですが

今では 浄土系 日蓮系のお寺でも見かけますね


付け加えるに 既にご存知の方もおられましょうが 先程の 真言宗智山派宗務庁では

次の様な 『 阿字観―清浄体操 』を 紹介しています

指導されているのは インド政府公認ヨーガ教師の方の 指導となっています

人に指摘されたのですが これを見ると 確かに この体操は既に ヨガそのものと言える

かも知れません 私は何ともコメント出来ません






さてもう一度 はたして 禅宗の三拝は 五体投地の一種なんでしょうか ?

例えばウィキペディアで 「 五体投地 」を調べると

『 五体投地を行う宗旨として 天台宗 高野山真言宗 信貴山真言宗そして 黄檗宗

の四つ 』 となっています  曹洞宗臨済宗の禅宗は表示されません

ですが 私個人の意見ですが 天台真言の五体投地も 中国で完成されたもので

インドで完成されたものとは やはり違うと思えますが どうなんでしょう

やはり これは歴史と共に そしてその地域共に 発展変貌したと思うのですが

どうでしょうかね

ウィキペディアを参照したい方は 右をクリックすれば 別窓で開きます    ウィキペディア


自らもウィキの編集を しようかと思いつつ 無用な論争は嫌なので今回はスルーしました 笑


もう一度 禅宗の三拝は 五体投地なのかどうかですが・・・ どうなんでしょう

臨黄ネットでは 三拝は五体投地として 考えているようです

次の 臨黄ネットのページを因みに参照ください 下の答えとなります

                            →  臨黄ネット 五体投地

『 五体投地 ごたいとうち

五体、すなわち両手両足および頭を地につけて仏を礼拝すること。』

明らかに 三拝のことだと言えます

因みに曹洞宗も 明らかに三拝は五体投地と考えているようです

さて 実際のところは どうなんでしょうかね

ただ 上座部仏教の方々は 禅宗の三拝と 五体投地とは 必ずしも同じものとは

考えていない様に思われることを 付言しておきます

ですが 同じ千利休が開祖の 表千家と裏千家でも違うのですから 同じと言えば同じ

なんでしょうね 笑


忘れていましたが 奈良の東大寺で 長く続いている伝統行事の一つに お水取りが

あります

東大寺の修二会 お水取りは 1250年以上一度も絶えることなく引き継がれてきた

もので二月堂の本尊「十一面観世音菩薩」の宝前で練行衆が 内陣を駆け巡り礼堂で

五体投地を行い懺悔の心を身体で表現するため 右足を曲げ 板に激しく右膝を

打ちつける 「五体投地」 の大変な荒行は 正に身体を地に打ちつけ 懴悔を表す

と言えるでしょう  ここでの五体投地は また異質のものと言えます

これは先程の チベットの歩く五体投地と違って 別の意味で凄いと思わざるをえない



☆ 中国の三拝

最後に参考のため 中国の三拝のYouTubeを 下に紹介します ゆっくりとご覧ください

さてこれは 日本の禅宗と同じでしょうか



結論的には 日本の天台宗や真言宗の五体投地と 臨済宗曹洞宗の三拝の違いは それ程

大きくは無いと 言えましょう



今回は 坐禅に入る前の 所作を中心に見てきたので 五体投地の動作が中心となり

ヨガなどの 動的なものの考察が 長くなりました

次回は 静的な面からの考察 坐る坐禅に関して マインドフルネスも 含めて

もう少しだけ 考察しようと思っています








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