20万Hit記念SS
Youth of fabrication青春 の 捏造

※このSSは先にBIOHAZARDfragment SWORD meet SWORD を読んでからだとよりいっそう楽しめます。


(アキラ)「皆さん初めまして! この度はこの超駄文録20万Hitを記念して、この私、陰陽寮 御神渡一門総務補佐、氷室 晶(あきら)がレンと宗千華の甘酸っぱい過去を暴露しちゃいます! あれはお互いに13歳の時、剣道大会の決勝戦で相対した二人は一目で…」
(レン)「………何をしてるんです、晶さん」
(アキラ)「はっ! レン君20万Hit作品に出てる所じゃ!」
(レン)「もう終わりましたよ。本編にも出てないのに一人で何をしてるんです?」
(アキラ)「そんな! 今ここで有る事無い事暴露してチカとの過去を既成事実にしようとしてたのに!」
(宗千華)「それはいいな。他の連中が来ない内に………」
(レン)「宗千華、お前まで……!?」

いきなりの抜刀、鍔迫合へと移行

(レン)「いきなり何をする? まあお前にとってはいつもの事だが」
(宗千華)「ああ、これならお前も手出しできまい」
(アキラ)「そうね♪ そうあれは13歳の時、この二人は出会ったその日にあまりにも熱く激しい関係へと落ちていった………」
(レン)「意味が違うでしょうが………」
(アキラ)「そのあまりに激しい関係に、周りの人間達はただ陶酔の目で見つめるだけだったわ………」
(宗千華)「そうだな、相手してくれたのはお前だけだった」
(レン)「高校の時には、お前の対戦相手になった奴は全員棄権か逃亡してただろうが」
(宗千華)「昂ぶる剣気を抑えられなかっただけだ。こちらが構えると同時に失禁した奴もいたな」
(アキラ)「二人の関係は歳を追う事に更に更に激しくなっていったのよ………」
(宗千華)「あれは嬉しかったぞ。年毎に互いに強くなっていくのが実感できた」
(レン)「オレ達が出ると聞いたら剣道教会の関係者が顔青くしてたがな。高三の頃には出場者が激減してた物だ」
(アキラ)「そして出会ってから五年目にして、とうとう二人は行き着く所まで行き着いた………」
(レン)「互いの全力で武道館破壊して剣道界から永久追放食らった時だな」
(宗千華)「たかだか試合場が粉砕した位で器量が小さい話だった物だ。別に何の未練も無かったが」
(アキラ)「けれど、人生は無常にも二人を引き離してしまったわ………」
(レン)「アメリカ留学は前から話してたじゃないですか………」
(宗千華)「父が水沢を引きとめようと必死になってたな。私は熟成してから刈った方がいいと言っておいたのだが」
(レン)「人をワインのように言うな………」
(アキラ)「そして彼が再び日本へと帰ってきた時、変わり果てた彼女と再会してしまったわ……」
(レン)「この馬鹿が柳生の頭首になる時、女としての甘えを捨てるとか言って自分の目をえぐったと聞いた時はさすがに正気を疑った」
(宗千華)「叱ってくれたのは氷室と水沢だけだった………」
(アキラ)「そして、とうとう二人は!」
(レン)「いい加減にしてくれませんか?」
(宗千華)「別に嘘は言ってないだろう」
(アキラ)「少し解釈が違うだけでしょ」
(レン)「拡大解釈にも程がありますよ。いくら姉弟子相手であっても怒りますよ」
(アキラ)「やだなー、同門でも師範代と免許皆伝じゃもう立場逆転じゃないの」
(宗千華)「実力差があっても年齢差をわきまえているのが水沢の良い所であり悪い所だな」
(レン)「必要なら護衛対象でも斬りかねないお前と一緒にするな」
(宗千華)「背広と髪の毛なら何度か斬ってやったぞ」
(アキラ)「チーカー、貴方の護衛対象って皆してお偉いさんでしょうが」
(宗千華)「日本を背負っている気合が足らんから気合をいれてやったに過ぎん」
(アキラ)「なんか最近たまに病気理由で辞職する人が増えたような」
(宗千華)「情けない物だ」
(レン)「本当に気合が足らないようだな………」
(アキラ)「さぁレン君、意見も合った所でこの際一気に!!」
(レン)「他人の事より自分の心配したらどうですか。後○年で30代突入ですよ」
(宗千華)「水沢、それは女性への禁句だぞ」
(アキラ)「大丈夫、まだ大丈夫。今の計算ならギリギリで間に合う筈」
(レン)「………何の計算ですか?」
(宗千華)「青少年保護法だ」
(アキラ)「チカ!それはまだ言っちゃ駄目ー!!」
(レン)「まさか、この間見かけた新弟子の」
(アキラ)「ふふふギャルゲーじゃ学生と教師なんてネタはザラよ」
(レン)「これ以上の追求は遠慮させていただきます」
(宗千華)「別に一回りぐらいの年齢差なら問題なかろう」
(レン)「いいのか本当に?!」

(トモエ)「ふーん、そうなんだ多少の年齢差ならいいんだ」
(リンルゥ)「あのトモエちゃん、あくまであの人の場合だからだと思うよ」
(アニー)「あそこの家系は女系みたいだからねー。母性本能強いせいじゃないの?」
(トモエ)「問題はレンの保有属性ね。ありとあらゆる手を使ってみたけど、いまだはっきりしないし」
(アニー)「私も知らない」
(リンルゥ)「まさか、妙な性癖持ってるなんて事は………」
(トモエ)「レンが出張に行ってる隙に自宅探して見たけど、そんな形跡もなかったよ」
(リンルゥ)「……彼の周囲ってこんな人しかいない?」
(アニー)「大丈夫、トモエはまだマトモな方だから」
(リンルゥ)「………まだ?」
(アニー)「とりあえず、向こうが白熱してる間に次回予告!FATE OF EDGEはいよいよ最終ステージへの前奏に入ります!ゲーム本編を完全無視した怒涛の展開!」
(リンルゥ)「解き明かされる全ての秘密!」
(トモエ)「お楽しみに!」


死遊


(宗千華)「どうだ、次章までに一度決着をつけないか?」
(レン)「オレもそうしたい所だが、これから忙しくなりそうでな」
(アキラ)「二人ともいい加減別のコミュニケーション覚えなさいよ………」




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