191919Hit記念SS
I am the bone of EDGE


(宗千華)「体は刃で出来ている」
(宗千華)「血潮は鋼鉄で心は玉鋼」
(トモエ)「……ちょっと」
(宗千華)「幾たびの修羅場を越えて不敗」
(宗千華)「ただの一度も敗北はなく」
(宗千華)「ただの一度も仕留め損ねはない」
(リンルゥ)「もしもし?」
(宗千華)「狙いし者はただ一人」
(トモエ)「あの…」
(宗千華)「刃の森で敵を斬る」
(リンルゥ)「それって…」
(宗千華)「ならば我が生涯に迷いは不要」
(トモエ)「あのねぇ………」
(宗千華)「この体は絶対の刃で出来ていた」
(リンルゥ)「……終わった?」
(宗千華)「うむ、作者に自己紹介をと言われたのでな」
(トモエ)「↑これのどこが自己紹介よ………」
(宗千華)「だいたい合っている」
(リンルゥ)「すごい人生…………」
(トモエ)「……学生時代、レンと学生剣道大会決勝戦を無茶苦茶にしてくれるので有名だったらしいけど」
(宗千華)「あれは水沢以外に私の相手が出来る者が皆無だっただけだ」
(トモエ)「初めて対戦した時、剣一度合わせた直後、防具全部投げ捨てて真剣勝負申し込んだって本当?」
(宗千華)「懐かしい話だ。あれ以来、毎年手合わせするのが楽しみだった物だ」
(トモエ)「剣道ルール完全無視して死闘繰り広げた挙句、一度も決着つかなかったってレン言ってたわね」
(宗千華)「事実だ。未だに水沢とは一度も決着がついていない」
(リンルゥ)「ニホンにはまだサムライがいっぱいいるんだ…………」
(トモエ)「レンとこれが特別なだけだって…………」
(宗千華)「裏の世界なら刀使いは多いが、達人と呼べる者は数えるくらいだ。水沢程の使い手を放逐するとは、陰陽寮も馬鹿な事をした物だな」
(トモエ)「留学はレン自身が決めた事だって言ってたわよ」
(宗千華)「欲の無い奴だな。日本にいれば地位も権力も好きなだけ手に出来ただろうに」
(リンルゥ)「そういう人じゃないと思うよ……」
(宗千華)「その通りだ。男のくせにまるで野心が無い。それだけが欠点だな」
(トモエ)「ウチの課長みたいに下から上操るのが好きなのも問題だけど」
(宗千華)「高級なイスにふんぞり返っているだけの連中なぞ捨て置け。仕事の邪魔だ」
(リンルゥ)「現場主義ってこういう人達のことかな?」
(宗千華)「ともあれ、16章ではあまり活躍できなかったが、次からは存分に暴れていいと言われている」
(トモエ)「うう、なんでこんな時にぶっ倒れてるんだろ……」
(リンルゥ)「ボクも手出しできない状態だし」
(宗千華)「では、次の章で」
(トモエ&リンルゥ)「お楽しみに〜♪」


史勇


(宗千華)「ふむ、水沢の部屋はここだな」
(レン)「ここの見取り図なんて見て何をするつもりだ………」

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