正しい使用により、ダメージレスアイテムとなるフィッシュクリッパーについて
 
※ランディングではなく、上げてからの取り扱い時に身体をむやみに触ったり、頭を振って暴れてコントロールできなくなるとダメージを与えるという事で、最も魚にとって強い部分であり、回復も早いと言われているアゴ(引っ掛け(ギャング)釣りでは深刻なダメージを与えるので批判の対象になる事もありますが、口を使わせる釣りは、魚との駆け引きもさることながら、ダメージを与えづらいという側面もある事により、フックを突き刺す行為でありながらスポーツとして認められています)を掴む、フィッシュクリッパーを決まり事にしているアメリカの州もあるくらいです。

シーバスやブラックバスの釣りで普及し始めた2007~2008年ごろ、ナマズアングラーから「こういった道具を使うのは可愛そう」というお話を店頭で伺った事をきっかけに、上記の説明をしブログの記事にしたこともあります↓

http://denmaru.at.webry.info/200809/article_15.html

そういった説明や、普及、正しい知識の浸透により、今年発売された「でかナマズ最強攻略」という専門のムックでも、釣りすぎない事や、鱗が無く皮膚が弱いので、置く場所に対する徹底、骨が柔らかいという説があるので、慎重に取り扱うなど、過剰なまでのダメージに対する提唱をしている本ですが、その中では私を含め、フィッシュクリッパーを使っている写真が普通に出てきており、それを自然に受け入れているという状態となっております。

ナマズといえば、ビワコオオナマズは希少種であり、大型でダメージを与えやすいので、大切にしましょうと以前から謳っている有名ルアーアングラーの方々も、普通に使用しており、それについて批判が出ていないのが現状です。

ただし、これらは正しい使い方、身体の重たい鯉の場合は、使う場面が限定的となります。
間違った使い方はこちらで説明しております。

私自身や、フィッシュクリッパーを鯉に対してダメージレスをするために使っている姿勢や
方法について
 

大きな池や湖、川などでアウトドア用品を持ち込み、ゆったりと待つ釣りを楽しみ、魚が掛かれば水面と陸上が比較的近く、ネットインした後に用意していたカープマットに大型サイズを乗せる・・・
このシーンならば、まったくフィッシュクリッパーを使う必要はありませんし、実際に私も使いません。
そうではなく、海部郡のように護岸された街中の狭い水路で身近な魚として楽しむ釣りの場合、
ルアー釣り感覚で出来るだけ軽装で短時間で勝負を決めるというスタイルとなります。
ですから、地面も硬いところが多いため、水分と柔らかさのあるネット上か、草がある場合は草、ビニール袋、最近はコンパクトマットが登場したので必要に応じてそれで、上げた後に落ち着くのを待ち、記念撮影や動画などで持ちの画を撮る場合にのみ、頭をコントロールする事により落としてしまったり、余計な粘液をはがしたりしない安全ツールとして、正しい使い方で利用しています。

取り繕っているわけではなく、過去のテレビ番組や動画でも、必ずランディングはネットで、取り扱う時だけフィッシュクリッパーを
使っているのでチェックしていただければ幸いです。
(12のナマズは、完全に水のある陸地に等しい浅場で、フィッシュクリッパーを使っております)



上記の内容をブログに書いた後、ご意見をいただいたやり取りのコピベと、改めて書いた私のお答え


鯉師さんの書き込み
Q.フィッシュクリッパーは本来は歯の鋭い魚やトゲのある魚に使う道具であって本来鯉に使う道具ではないんじゃないでしょうか?

A.>フィッシュクリッパーは本来は歯の鋭い魚やトゲのある魚に使う道具であって

違います。インターネットなどには出てきませんので、書物などで発祥の国の歴史から紐解いて行き、生まれた経緯から、世界的な認識まで是非一度、調べてみて下さい。

通りすがりの鯉師さんの書き込み
Q.どうも通りすがりです。ナマズ釣りなどのダメージレスツールとして、またアメリカでは使用を義務付けてるなどの知識は初耳でした。
ですがそもそもフィッシュクリッパーは鯉に対して使う物なのでしょうか???あの重い体を唇だけを挟んで支えるのはダメージレスとは考えれません。片手で支えても唇に点で力が加わってるので唇は大丈夫なのでしょうか??
またダメージレスツールとして使われているなら何故、カープケアの先進国EUではフィッシュクリッパーはなぜ使われてないのでしょうか?

あと最後に僕はでんでんまるさんが本当に鯉を大切にしているのか少し疑問に思っています。
YouTubeに投稿されている「でんでんまる釣りシリーズPart1」において釣られた鯉をクリッパーで宙ぶらりんにしてますよね?
サイズは50センチぐらいですが鯉のこのサイズはそこそこ重さもあり、
でんでんまるさんの提唱している重い魚は片手で支えないといけないんじゃないでしょうか??
長文失礼しました。


A.>あの重い体を唇だけを挟んで支えるのはダメージレスとは考えれません。

とりあえず、テレビで鯉や草魚を釣り上げた時も、口で支えきれないサイズはフィッシュグリップを使っておりません。さらに、ランディングでも使っておりません。
取り扱ったり、写真や画像で示す場合にのみ使っております。もちろん、完全なダメージレスではありません。
ただ、広い湖や大きな川で、色々なツールを持ち込んで待っている釣りで、鯉を取り込んでカープマットに寝かせて。みたいな状況と、ルアーアングラーからの転向組の方たちなどが、身近な水路で街中の鯉をサッと釣り上げるという形の場合、頭をコントロールして取り扱わないと落としてしまったり、過剰に粘液を剥がしたりします。
ですから、待ちの釣りで大型サイズを釣り上げている環境の人から見たら、「うち等のフィールドで、真似するヤツが出たらどうする!」みたいなご指摘には、こちらの環境の中でベストな方法ですとお答えしますし、反対にフィッシュクリッパーを使うアングラーからは「こちらの環境で、頭をコントロールできずに持っているのを真似したら、落としてしまうし、抱きかかえるなんて熱を与えてしまうじゃないか!」という意見が出ることも考えられますので、私が目指すところはお互いが否定しあうのではなく、スタイルを理解して尊重しあって釣りを楽しんでいくと言う着地点です

>またダメージレスツールとして使われているなら何故、カープケアの先進国EUではフィッシュクリッパーはなぜ使われてないのでしょうか??

イギリスやフランスで行われている鯉釣りと、海部郡の水路で身近な魚として釣り上げている鯉釣りとは、環境などが違うからだと思います。
欧州では釣り自体を「コースフィッシング」として、分けたジャンルで考えられていることも、ご存知かと思います。そちらでは、鯉に近い種類の中型サイズにフィッシュクリッパーを使っている方もいます。
前のブログでご意見があったように「魚のダメージを抑える方法は臨機応変」であり、どの釣り方や環境でも、欧州の釣り方をコピーすれば絶対的に正しいと言うことではないと思います。

>釣られた鯉をクリッパーで宙ぶらりんにしてますよね?サイズは50センチぐらいですが鯉のこのサイズはそこそこ重さもあり、
>でんでんまるさんの提唱している重い魚は片手で支えないといけないんじゃないでしょうか??

これ以外でも、フィッシュクリッパーを使っている動画や画像はありますが、可動式のものを使い、現場で重さとサイズ、持ち上げた感覚で口を破損したり、ダメージを与えないと判断いたしました。
魚はダメージを天秤にかけた場合、無駄に触ったり落としたり、抱きかかえて粘液を剥がすより、引っ掛け釣りだと深刻なダメージを与えますが、口を使わせる釣りがそこまでの批判になっていないことからも分るように、口が最も強く、回復も早いのでそこを掴んでダメージレスにするという考えが、ダメージレスツールとしてのフィッシュクリッパーの世界的、他の釣りで認められている認識である事を説明しておりますので、読み返していただければ幸いです。

繰り返しますが、さらに大きくて重いサイズでは、宙ぶらりんの画像などは無いはずです。それと、最も分ってほしいのは「でんでんまるさんが本当に鯉を大切にしているのか少し疑問に思っています。」ここを解消する為に、バナーも設置し、こうやって議論を交わしている一番の理由です。使い方や認識の有無を関係なく「フィッシュクリッパー=悪」ではないと歩み寄れたら嬉しいです。

通りすがり鯉師さんとも、こうして接することが出来て良かったです!

バイカーさんの書き込み
Q.飛び入りコメントよろしいでしょうか。
鯉へのフィッシュクリッパー使用ですが、間違いなく実害があると思われます。
私の地元、筑後川水系の鯉釣りでもフィッシュクリッパーを使用している人が増えましたが、それと比例して口が変形する鯉と草魚が激増しました。例としては下唇が裂けて二股に分かれるほどの裂傷が出来ていたり、あごの骨が変形もしくは砕けたりして口が数cm程しか開けなくなっている、といった按配です。
リリース後も生きてはいますが、口が変形したため餌を満足に取れずゲッソリとやせ細り、それでもなお懸命に餌を吸い込もうとする姿は痛々しくて見ていられません。
筑後川は九州でも有数の広大な河川で、個体数も非常に多いのですが、割と頻繁に口が変形した鯉を見ることが出来ます。
大河でこれですから、小規模水域だとさらに顕著な影響が見られると思われます。
ギャフで刺したり、ギャングで引っ掛けたりといった明らかな殺傷よりはマシだとは思いますが、鯉へのフィッシュクリッパーの使用はなるべく控えたほうが良い、というのが私の意見です。
あと、個人的に雷魚や鯰が気持ち悪くて触れませんのでフィッシュクリッパーを使っていますが、鯉と違って口の変形は見られません。
自重が軽いからなのかわかりませんが、これらフィッシュイーターに関してはクリップは有用だと思います。


ご意見ありがとうございます。

とりあえず、使うことを提唱する環境と、誤った使い方の説明を見ていただければと思います。

それを読んでいただき、そのような限定的な使い方によって「下唇が裂けて二股に分かれるほどの裂傷が出来ていたり、あごの骨が変形もしくは砕けたりして口が数cm程しか開けなくなっている、といった按配です。」という事になる事は無いはずです。
実際に、私が提唱している方法によってフィッシュクリッパーを使っている方が多い海部郡ではそのような鯉や草魚を頻繁に見かけると言う状況にはなっておりません。
もし、バイカーさんがブログなどをやっておられるならば、間違った使い方のページから引用して「使うならちゃんと使ってください。それ以外なら辞めて下さい」といった広める活動に使っていただければ幸いです。一緒に正しい使い方を広めていきましょう!